先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

阿寒湖コタンの歴史紹介 ウポポイ 10日まで「伝統ト革新展」

2024-11-02 | アイヌ民族関連

武内敦貴 有料記事

北海道新聞2024年11月1日 21:45(11月1日 22:16更新)

阿寒湖アイヌコタンの発展に関わったエカシやフチを紹介するパネルなどが並ぶ「伝統ト革新展」

 【白老】阿寒湖アイヌコタン(釧路市)の歴史を伝える「伝統ト革新展」が町内の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で10日まで開かれている。2日に体験交流ホールで、サケを捕るためクマの姿になり人間界を訪れた「クマ神さま」が主人公の人形劇を上演する。

 アイヌ民族文化財団と阿寒アイヌコンサルンの主催で3回目。体験学習館別館3の展示では、1959年にできた阿寒湖アイヌコタンの発展に寄与し、儀礼や古式舞踊などの文化伝承に取り組んだエカシ(長老)とフチ(おばあさん)の4人を紹介する大型パネルが並ぶ。

 ・・・・・・

午前11時から。いずれも無料だが、高校生以上はウポポイの入場料が必要。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1083270/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ民族と和人、葬式に学ぶ死生観 墓標装飾ひも、輿など500点展示 札幌・北海道博物館

2024-11-02 | アイヌ民族関連

美馬蒔葉 有料記事

北海道新聞2024年11月1日 21:21(11月1日 21:39更新)

アイヌ民族が墓標を装飾するために使ったひもなどを展示した企画展

 アイヌ民族と和人の葬送儀礼の考え方、手順などを紹介する企画展「北海道のお葬式」が、札幌市厚別区の北海道博物館で開かれている。

 同館には、アイヌ民族、和人それぞれの葬送儀礼を研究する学芸員がおり、初めて企画した。アイヌ民族の墓標を装飾するひもや耳飾り、遺体に履かせるためのひもで編んだ靴などのほか、和人の葬列で使われた輿(こし)、参列者が着用する衣類など約500点を展示している。

 また、アイヌ民族は死への恐れから墓地などに行くことをタブー視していたと・・・・・・

 入場無料。企画展の関連イベントとして、3日、17日、12月8日にそれぞれ葬送儀礼や死生観について詳しく紹介する講演会が開かれる。申し込みと問い合わせは同館、電話011・898・0500へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1083245/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二風谷イタ、地域団体商標に登録 アイヌ文様の盆 北海道内の工芸品初

2024-11-02 | アイヌ民族関連

石井純太 会員限定記事

北海道新聞2024年11月1日 18:50

地域団体商標に登録された「二風谷イタ」を持つ貝沢守代表理事(左)と、「二風谷アットゥシ」を手にする工芸家の貝沢雪子さん

 【平取】北海道経済産業局は1日、地域名と商品名を組み合わせた「地域団体商標」に、日高管内平取町の一般社団法人びらとりウレシパが申請していたアイヌ文様の木彫りが施された盆「二風谷イタ」が特許庁によって登録されたと発表した。登録は道内41番目で、道内の工芸品では初。

 登録制度は地域ブランド保護などが目的。二風谷イタは9月5日付で登録された。経産局によると、二風谷イタと同じく2023年に同法人が申請していた樹皮を裂いて糸にして織った布「二風谷アットゥシ」も近く登録される見込みだ。

 この二つの工芸品は町二風谷地区で技術が途切れることなく製作が続けられてきた・・・・・・

 ※「ウレシパ」と「アットゥシ」の「シ」は小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1083133/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文様の世界、映画で巡ろう 二風谷も登場「フィシスの波文」 平取で10日上映会

2024-11-02 | アイヌ民族関連

石井純太

北海道新聞2024年11月1日 18:42(11月1日 18:59更新)

 【平取】今年4月に公開された、アイヌ民族や世界各国に伝わる「文様」に焦点を当てた映画「フィシスの波文」の上映会と、同作品のプロデューサー河合早苗さんの講演が10日、沙流川歴史館(町二風谷)で開かれる。

 上映会は午後1時半に開始・・・・・・

 参加無料で、途中入退席可。先着210人で専用サイトか電話で申し込む。問い合わせ、申し込みは町立二風谷アイヌ文化博物館、電話01457・2・2892へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1083121/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ウポポイ】北海道白老町|秋冬ならではのアイヌ文化を体感。11月1日からウポポイホワイトシーズン

2024-11-02 | アイヌ民族関連

公益財団法人アイヌ民族文化財団 2024年11月1日 12時06分

ウポポイイルミネーション

公益財団法人アイヌ民族文化財団(本社:札幌市中央区、理事長:常本照樹)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)では、2024(令和6)年11月1日から2025(令和7)年3月30日まで秋冬のアイヌ文化を体感できるホワイトシーズンとして営業時間やプログラムを一部更新します。期間限定の屋外展示など、寒さ厳しい冬を過ごす知恵や工夫をさまざまなプログラムを通して体感できます。

https://www.youtube.com/watch?v=KKe4Xz2cJCE

▼ホワイトシーズンの営業

期間:2024年11月1日(金)~2025年3月30日(日)

営業時間:9:00~17:00

※最終入園は16:00

閉園日:月曜、年末年始(12月29日(日)~1月3日(金))冬季閉園期間(3月1日(土)~10日(月))

※祝日または休日の場合は翌日以降の平日に閉園 

※但し2月10日は開園

▼2024年ホワイトシーズンのトピックス

ウポポイイルミネーション【毎年恒例】

アイヌ文化にゆかりのある動物達をブロック型のイルミネーションが鮮やかに彩ります。

期間:11月23日(土・祝)~2025年1月13日(月・祝)

点灯時間:15:30~17:00

11月22日(金)日中に白老町内の園児による点灯式を開催(後日リリース予定)。

サッチェㇷ゚(干し魚)づくり【毎年恒例】

サッチェㇷ゚とは魚を乾燥させた保存食。屋外に吊るし干される魚は伝統的コタンの冬の風物詩。

12月中旬~2月上旬公開予定。

※サッチェㇷ゚のㇷ゚は下付き小文字

クチャ(狩小屋)【毎年恒例】

狩りなどで山野に入った際に風雪を避け、煮炊きや仮眠をするために建てる簡易的な小屋。

1~2月公開予定。

国立アイヌ民族博物館第7回テーマ展示「収蔵資料展」

当館の収蔵資料に焦点をあて、当館で実施する収集、保管、活用の裏側についてご紹介します。

会期:12月14日(土)~2025年2月16日(日)

内覧会:12月13日(金)13:30~15:30(後日案内予定)

弓矢体験「アㇰシノッ」

本格的な弓矢を用いた有料プログラム(1回500円)がスタート。

対象:中学生以上(13歳~)

※当面の間、毎週金曜・土曜の10:00~12:00、14:00~16:00で試行的に実施。

※アㇰシノッのㇰとッは下付き小文字

楽器演奏体験「はじめてのムックリ」・「はじめてのトンコリ」

楽器の演奏方法を学べます。

場所:イカㇻ ウシ(工房)

※「はじめてのムックリ」はムックリ持参で体験料金(1,000円)が無料になります。

※イカㇻ ウシのㇻは下付き小文字

ムックリ(口琴)

トンコリ(弦楽器)

オハウ試食体験

伝統料理であるオハウ(汁物)を試食することができます。

金曜・土曜限定で開催。

体験料金:1,000円

※体験希望の3日前までにメールで予約が必要です。

その他のプログラムはウポポイウェブサイトをご覧ください。

https://ainu-upopoy.jp/timetable/

ウポポイ(民族共生象徴空間)について

アイヌ文化の復興・創造等の拠点として2020年に北海道白老町にオープン。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、アイヌ文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、アイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」からなり、豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、触れる、体験する等さまざまな角度からアイヌ文化や歴史を体感いただけます。

公式ウェブサイト:https://ainu-upopoy.jp/

公式Instagram:https://www.instagram.com/ainumuseumpark/

公式Facebook:https://www.facebook.com/upopoy/

公式YouTube:https://www.youtube.com/@upopoy

所在地:〒059‐0902 北海道白老郡白老町若草町2丁目3

電話:0144-82-3914(代表)

アクセス:JR白老駅から徒歩約10分。新千歳空港から高速道路または列車利用で約40分。

入場料(税込):一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料

 ※20名以上に適用の団体料金あり※有料の体験プログラムや博物館の特別展示の料金は含みません

開園時間:9:00~17:00

 ※時期により変動あり

閉園日:月曜日および12/29~1/3、3/1~10、月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日

 ※特別な開園日あり

開業日:2020年7月12日

指定法人:公益財団法人アイヌ民族文化財団

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000122187.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多彩な作品ずらり、ミニのアイヌ衣装も 「登別地区展」2日まで

2024-11-02 | アイヌ民族関連

室蘭民報2024/11/01 20:00

 登別市民文化祭登別地区展(同実行委員会主催)が、登別港...

ここから先の閲覧は有料です。

https://www.muromin.jp/news.php?id=116401


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ゴールデンカムイ』アイヌの少女・アシㇼパがPOP UP PARADEシリーズからフィギュア化!弓や特徴的な装いを再現!

2024-11-02 | アイヌ民族関連

電ホビ 2024年11月1日 12:00

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

TVアニメ『ゴールデンカムイ』より、アイヌの少女・アシㇼパが思わず手にとってしまうお手頃価格、スピーディなお届けが魅力の「POP UP PARADE」シリーズから登場! グッドスマイルカンパニーから2025年5月発売予定です。

北の大地で主人公・杉元が出会ったアイヌの少女・アシㇼパ。メインの立ちイラストを再現し、弓矢を構えて正面を見つめる凛々しい姿が表現されています。

DATA

POP UP PARADE アシㇼパ

  • プラスチック製塗装済み完成品
  • ノンスケール
  • 全高:約145mm
  • 付属品:専用台座
  • 原型:Dogu
  • 制作協力:GSC制作部
  • 彩色:吉野展弘
  • 発売元:グッドスマイルカンパニー
  • 価格:5,500円(税込)
  • 2025年5月発売予定

(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

https://hobby.dengeki.com/news/2388742/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実写ドラマ「ゴールデンカムイ」大みそかネタバレ上等トーク番組&コメンタリー版放送・配信決定!

2024-11-02 | アイヌ民族関連

シネマトゥデイ2024年11月1日 8時00分

「連続ドラマW ゴールデンカムイ」新ビジュアル - (C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW

 野田サトルの人気漫画を山崎賢人(崎はたつさき)主演で実写化した「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」のメインキャラクターが集合した最新ビジュアルが1日に公開。キャスト陣が出演する大みそかトーク番組の放送・配信と、本編オーディオコメンタリー版(副音声)の制作も決定した。

【画像】谷垣狩りだぜ…「ゴールデンカムイ」第3話フォトギャラリー(18枚)

 「ゴールデンカムイ」は、明治時代末期の北海道を舞台に、日露戦争帰りの元兵士・杉元佐一(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(※リは小文字・山田杏奈)が、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、第七師団の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)、新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らと攻防を繰り広げる冒険活劇。全9話の連続ドラマ版では、金塊の在りかを示す「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を背負った囚人たちをめぐる争奪戦が激化する。

 最新ビジュアルには、「奪って、進め」のキャッチコピーと共に、杉元、アシリパをはじめ、鯉登音之進(中川大志)や犬童四郎助(北村一輝)らを加えたメインキャラクター達が集結。その背景には、各エピソードの印象的なモチーフがあしらわれている。

 そして、12月31日(午後5時~午後6時)には、WOWOWにて「実写版『ゴールデンカムイ』ネタバレ上等ッ!!アフタートーク」と題したトーク番組の放送・配信が決定。出演者に山崎賢人、山田杏奈、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしを迎え、ドラマ版最終回の放送後だからこそ話せる、“ネタバレありのぶっちゃけトーク”を座談会形式で繰り広げる。キャスト・スタッフが選んだ名シーンを振り返りつつ、約8か月にわたった撮影の秘話や未公開エピソードも披露。同日には、映画『ゴールデンカムイ』と連続ドラマ版の全話一挙放送も予定されており、ネタバレトークを楽しんだ後で、本編を再視聴するのもよさそうだ。

 さらにWOWOWでは、来年1月より、牛山辰馬役の勝矢がMCを務める「連続ドラマW ゴールデンカムイ」オーディオコメンタリー版の放送・配信も決定。全9話ごとに様々な出演キャストを迎え、本編を観ながら撮影裏話やこぼれ話などを繰り広げる特別な副音声企画となっており、特番とはまた違った秘蔵エピソードが楽しめそうだ。12月1日には、劇伴を収録したオリジナル・サウンドトラックも発売される。

 また、第5話(午後10時~)が放送・配信される3日には、映画とドラマ版第1話~第4話までを午後4時から一挙放送する。(編集部・入倉功一)

https://www.cinematoday.jp/news/N0145756


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OKI DUB AINU BANDによるアイヌ音楽の金字塔的アルバム『サハリン・ロック』。未発表曲「King Futoshi」を収録した待望のアナログ盤がついに登場

2024-11-02 | アイヌ民族関連

ルーフトップ 2024.11.01

OKI DUB AINU BANDが2010年7月にチカル・スタジオからリリースした名作『サハリン・ロック』が、アナログ盤として2024年12月25日(水)に発売される。

『SAKHALIN ROCK(サハリン・ロック)』はカラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」奏者のOKIがトンコリ発祥の地、樺太サハリンを旅した直後に発表された。

パンデイロの魔術師マルコス・スザーノとのブラジル録音を含む比類なき本作を、今回のアナログ盤ではOKI自身がリマスターを施し、曲順を変更。

さらに昨年この世を去ったメンバー、居壁太が生前に残したプライベート録音未発表曲「King Futoshi」が収録された。

OKIの尽きることないアイヌ音楽への愛と情熱が全編に込められた、ファン必携の名盤となることは間違いない。

内田直之によるタフでヘヴィなDUB MIX、OKIのトンコリの鋭い響きが、アナログ盤ならではの温かみと深みを伴って蘇る。

時が経っても色褪せることのない強烈な “AINU BEAT” を、この一枚でぜひ体感していただきたい。

本作の予約受付はこちら

SAKHALIN ROCK

https://www.youtube.com/watch?v=_X9QxFaHJwA

【OKI DUB AINU BAND プロフィール】

樺太アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」を現代に復活させたOKIが率いるAINU ROOTS バンド。

電化したトンコリをベースとドラムで強靭に補強したヘヴィなライブサウンドに、アイヌに歌い継がれるウポポ(歌)やリムセ(踊り)にアフログルーヴ、レゲエ、ロック等が混在した越境DUBサウンドで人気を博す。

主に海外フェスでのライブ実績を重ね、アルバム『OKI DUB AINU BAND』(06年)のリリースを機に日本上陸。 

これまで世界最大規模のワールドミュージック・フェスティバルとして知られる“WOMAD” の出演をはじめ、アジア、欧米、アフリカなど10ヵ 国以上で公演を果たし、いずれも高い評価を得ている。

国内でもFUJI ROCK FESTIVAL、橋の下世界音楽祭などジャンルを超えた様々なフェスティバルやイベントに出演する。

唯一無二な存在としてワールドワイドに活躍中。

商品情報

SAKHALIN ROCK(サハリン・ロック)

Label:Chikar Studio / Tuff Beats
Format:LP
CatNo.:TBV-0071
Barcode:4580187181335
定価:4,364円+税
発売日:2024年12月25日(水)

【Side A】
1. Sakhalin Rock
2. Osoro Omap
3. Tawki
4. Karapto Atuy Riri
【Side B】
1. Toya
2. Flower and Bone
3. Kon Kon
4. Tonkori Monimahpo
5. King Futoshi(Unreleased)

https://rooftop1976.com/news/2024/11/01110030.php


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台湾の先住民族「マカタオ族」 政府認定を申請 原住民委が審議へ

2024-11-02 | 先住民族関連

中央社フォーカス台湾2024/11/01 12:23

政府認定を求めるマカタオ族の人たち=2024年10月30日、屏東県

(屏東中央社)南部・屏東県の山沿いに暮らす原住民(先住民)族「マカタオ族」の団体は10月30日、原住民族委員会の関係者に対し、政府認定を求める申請書を手渡した。同委による関連の審議や立法院(国会)などによる法整備が順調なら来年6月にも「台湾原住民族」として認められる見込みだ。

同県の山沿いに暮らすマカタオ族は2000人余りいるとされる。かつては独自の言語や文化を持っていたとされるが、現在は政府の認定を受けていない「平埔族」に分類される。台湾では2022年、特定のエスニックグループが独自の文化や客観的記録、アイデンティティーなどを持っている場合、当事者の意向に基づき、政府に対し台湾原住民族の承認申請ができるとする判決が憲法裁判で下され、今回の申請につながった。

申請を支援した青年団体の責任者、潘韋縉さんは、政府の認定取得に向けて取り組むことの意義について、自分自身を定義するためだと語る。台湾原住民族のパイワン族や漢民族との交流により、マカタオ族の人々はマカタオ語やその他の原住民語、台湾語が混ざった言語を話すようになり、多くの集落で独自の伝統衣装が失われてしまったが、わずかに残る貴重な文化をとどめたいと話した。

原住民委の関係者は報道陣の取材に、マカタオ族は台湾原住民族としての認定を求める7番目の平埔族だとした上で、今後専門家による言語や文化、アイデンティティー、伝統祭儀などの調査が行われると説明。原住民委内のチームによる審議を経て、行政院(内閣)に報告されると、正式に台湾原住民族として認められると述べた。

22年の憲法裁判での判決では、来年10月28日までに関連の法整備を終えるよう求めており、来年の立法院で関連法案の審議が行われる予定。原住民委によるマカタオ族関連の審議も同時に行われ、来年6月にも政府認定が可能になる見通し。

(黄郁菁/編集:齊藤啓介)

https://japan.focustaiwan.tw/society/202411010001


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【解説】 先住民議員の英国王への抗議で明らかになったオーストラリアの分断

2024-11-02 | 先住民族関連

BBC 2024/11/01

ハンナ・リッチー(BBCニュース、シドニー)

オーストラリアの先住民の上院議員が、チャールズ国王が同国議会で演説した直後に野次を飛ばし、世界中で話題となった。

リディア・ソープ上院議員の「私の国王ではない」という叫び声と「これはあなたの土地ではない」という言葉は、オーストラリアが現在も植民地支配の過去と向き合っていることをはっきりと示した。

しかし、この抗議の「妥当性」に関するその後の議論では、さらに別の事態が明らかになった。オーストラリアの先住民であるアボリジナルおよびトレス海峡諸島民のコミュニティーの中でも、分断が存在しているのだ。

昨年10月、先住民をオーストラリアの「ファースト・ネイション(最初の人々)」として承認し、政府に政策提言するための機関を設置する案が国民投票で否決され、多くの人々が失望した。そして今、先住民らは、長い間求め続けてきた自己決定をどのように実現するかという課題を抱えている。

オーストラリアの先住民は、地球上で最も古い文化をもつ人々として分類されており、少なくとも6万5千年間、この大陸に暮らしている。

しかし1770年にジェイムズ・クック船長が到着し、その後イギリス人が入植して以来、200年以上にわたり、植民地支配の暴力に耐えてきた。そこには土地や生活手段、さらには子供たちまで奪われてきた歴史がある。

その結果、今日に至っても、非先住民のオーストラリア人と比較すると、彼らは健康や富、教育、平均寿命などで深刻な不利益を被っている。

しかし専門家らは、アボリジナルおよびトレス海峡諸島民はオーストラリアの人口の4%にも満たないため、その苦悩が全国的な投票で争点にとなることはほとんどないと指摘する。

そうしてなかで、昨年実施された「The Voice(声)」の国民投票は、例外的なケースだった。

結果は反対が圧倒的多数を占めた。ある主要なデータ分析では、多くの有権者がこのときの提案を、国を分断する効果のないものだと判断したことが示唆された。

また、データではアボリジナルおよびトレス海峡諸島民の大多数が「賛成」に投票したことが分かっているが、その支持は一枚岩ではなかった。

チャールズ国王に抗議したソープ議員は「反対」派の急先鋒であり、提案された措置は形ばかりで、「進歩を偽る安易な方法」だと批判していた。

しかし、先住民ウィジャブル・ウィア=バルの活動家、ラリッサ・ボールドウィン=ロバーツ氏は、「ノー」という結果は、ほとんどの先住民に「屈辱感と拒絶感」を残したと語る。

また、多くの誤情報や偽情報が見られた議論自体が、先住民コミュニティーが今もなお立ち直ろうとしている「人種差別的暴言」の波を巻き起こしたと付け加えた。

ボールドウィン=ロバーツ氏は、昨年の国民投票がもたらした大きな影響として、伝統的な和解への取り組みが「行き詰まっている」という感覚の高まりがあると指摘している。それらの取り組みは長年にわたり、丁寧な対話と教育を通じて、先住民と非先住民の間の溝を埋めようとしてきた。

このような背景のなかで、ソープ議員は議会で抗議を行った。

「私たちを正当に評価しない国とは和解できない」と、ボールドウィン=ロバーツ氏はBBCに語った。「私たちが正義を受けるに値するとは考えていない国とは、和解できない」。

現状を打破するには「新しい戦略」が必要だと、ボールドウィン=ロバーツ氏は言う。同氏は、ソープ議員の行動を「非常に勇敢」であり、多くの先住民が抱えている問題を反映していると捉えている。

「国中の先住民コミュニティーが、私たちの盗まれた子供たち、盗まれた歴史について語っている。しかし、ソープ議員はあの部屋に入ることができた。オーストラリアの上院議員として、自分がメディアの注目を集めるとわかっていた。この問題を人々の話題にすることが重要だ」

画像提供,EPA

画像説明,

オーストラリアの建国記念日は、イギリス艦隊がシドニー・コーブに初めて到着した日に開催されるが、毎年抗議の的となっている

アボリジナルおよびトレス海峡諸島民の血を引くダニエル・ウィリアムズ氏も同意見だ。

「昨年実施された国民投票の後、先住民には何が残ったのか?  君主と面会して変化をもたらすにはどうすればよいのか?」と、彼は国営放送ABCの政治討論番組で問いかけた。

「私たちは、200年間にわたる苦痛について語っている。その苦痛はいまだに答えもなく、解決もされていない」

しかし、異なる見方をしている人々もいる。オーストラリアでは、先住民の指導者たちが英王室に自分たちの苦闘を認めるよう嘆願してきた長い歴史があるが、ソープ上院議員の行為は行き過ぎだという人もいる。

同国議会初の先住民女性議員となったノヴァ・ペリス元上院議員は、この行為を「恥ずべき」ものであり、「オーストラリアの先住民全体の礼儀や和解へのアプローチを反映していない」と評した。

議会では上下両院とも、ソープ議員のふるまいを失礼で目立ちたがりの失敗した試みだと片付けた。

その場に居合わせた先住民クンガラカンとイワイジャのトム・カルマ教授は、ソープ議員の抗議は、「植民地化の永続的な影響を認識していない、あるいは理解していない」可能性がある「他の96%」の国民を疎外する危険性があると述べた。

「私は、ソープ上院議員のやり方が、人々をこちら側に引きつけるとは思わない。和解の精神において、我々には仲間が必要だ」

カルマ氏はまた、ソープ議員がチャールズ国王に対して「先住民に条約を与える」よう要求したことは、その交渉は王室ではなくオーストラリア政府が担当することであるため、筋違いであると感じたと話した。

現時点でオーストラリアは、イギリス連邦加盟国の中で唯一、最初の定住民と何らかの条約を締結したことも、建国文書で先住民を承認したこともない国だ。

オーストラリアでは、来年中頃までに総選挙が実施される見通しとなっている。こうしたなか、豪政界は国民投票の議論から急速に離れようとしており、今後の政策については依然として多くの不確実性が残っている。

ボールドウィン=ロバーツ氏にとって、正装した王室支持者の群衆と、その近くで抗議活動を行なう人々の対比は、現在の「オーストラリアの先住民と非先住民の間に存在する大きな隔たりと社会的な現実」を反映していた。

そして、その溝を埋めるためには、「ある程度の清算が必要だ」と同氏は考えている。

「私たちは異なる空間で暮らしている。今でも、この国は大きく分断されている。では、私たちはこれからどこに向かうのか?」

(英語記事 ‘Not my King’ protest row highlights Australian divisions

https://www.bbc.com/japanese/articles/cn0d1jppn0zo


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【季節の難読漢字】「柳葉魚」は何と読む?

2024-11-02 | アイヌ民族関連

リビング大阪Web 2024/11/01

日本人にはなじみ深い漢字。しかし、学校で習わなかったり、普段目にする機会がなかったり、まだまだ読み方を知らない漢字はたくさんあるはず。そんな読み方の難しい漢字を、季節に合わせてクイズ形式でご紹介!ぜひチャレンジして、またひとつ読める漢字を増やしましょう!

秋に旬を迎える「柳葉魚」は何と読む?

秋に旬を迎える、日本固有の魚の「柳葉魚」は何と読むでしょう?

さて、正解は?

正解は...

「ししゃも」でした!

ひとこと解説

シシャモは北海道東部太平洋側だけでとれる、生息域の狭い魚。柳の葉を表すアイヌ語の「susam(スサム)」が由来となっており、漢字は、アイヌの神様が川下の人々を飢餓から救うため、柳の葉を魚に変えたという伝説など(諸説あり)から来ているんだとか。

https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/life/季節の難読漢字-柳葉魚-は何と読む/ar-AA1tjZbL?ocid=BingNewsVerp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【芸術の秋に行きたい展覧会】メキシコと日本を往来し画家・美術教育者として活躍した北川民次の画業を辿る

2024-11-02 | 先住民族関連

ニューヨークタイムス 11/1(金) 20:03

なんという愛らしいロバ! これは、1921年にメキシコに渡った画家、北川民次の作品。メキシコと日本で民衆にわけ入って描き、社会運動としての芸術を実践し、教育者としても活躍した彼の生誕130年を記念した展覧会が世田谷美術館で開催中だ

北川民次の描いたメキシコの情景

北川民次《ロバ》1928年 愛媛県美術館

 北川民次は、1894年に静岡の製茶業の両親のもとに生まれた。文学や美術、演劇に興味をもち、早稲田大学予科を中退。1914年、20歳で兄を頼ってアメリカに渡った。この頃のアメリカでは緑茶の市場開拓が進み、北川の兄もオレゴン州ポートランドで茶葉を商っていたという。ニューヨークに移り、劇場の舞台背景制作の仕事をしながら美術学校に通った。

 1920年、「もっと充実したライフと暖かさを求めて」南へ向かい、アメリカ南部を経てキューバに到着。そこで現金とアメリカ時代のドローイングをすべて盗まれてしまい、描きかけのキャンバスと絵の具箱だけを持って翌年にメキシコに辿り着いたという。約15年間のメキシコでの活動を経て帰国し、日本では東京と、疎開先の瀬戸を拠点に制作。1955年にメキシコを再訪している。

 北川の最大の特徴は、民衆を描き続けたことだ。メキシコでは、先住民族の村に分け入って、その暮らしを描くこともあった。

「本展でメインビジュアルとした作品《ロバ》は、北川の代表作とまでいえる大作ではありませんが、彼がメキシコの美術界に認められるきっかけとなったという意味で重要な作品です」と、担当学芸員の塚田美紀氏。メキシコ先住民たちにとって大切な家畜であるロバを描いた温かなまなざしが受け入れられたのだという。

 その姿勢は帰国後も変わらなかった。

 第2の特徴が、1910年~1917年にかけて民主主義革命を成し遂げたばかりのメキシコで盛んだった芸術運動を、日本でも展開したこと。美術教育と壁画だ。帰国後、絵画制作とともにこれらにも取り組んだ。

「野外美術学校」は、子どもたちの自発性を尊重する自由な制作を目指して芸術家らによって設立され、政府の支援のもとメキシコ各地に広がった。先住民の子どもを中心にさまざまな年代の人々に対し、美術を通じて新たな社会への理解を深める啓蒙の場となったという。北川もこの活動に参加し、メキシコシティから170km離れたタスコで校長も務めた。この頃、北川のもとを藤田嗣治やイサム・ノグチが訪れている。この学校が閉鎖された1936年、北川は日本に帰国した。

 帰国から13年後、北川は念願の日本版「野外美術学校」ともいえる「名古屋動物園児童美術学校」を開校。新聞広告などを見て集まった生徒が毎週日曜日に名古屋の東山動物園に通い、自由に動物の絵を描いた。この作品は雑誌に掲載され、大きな反響を呼んだという。本展では、実物と映像で当時の子どもたちの、のびのびとしたユニークな表現を観ることができる。

 北川は美術教育の一環として絵本制作にも注力し、当時の日本の絵本では画一的に表現されていた人物や動物を躍動的に描いて、それらが子どもたちの創造力と独創性を育むと唱えた。本展では絵本の原画が多数展示されている。

 壁画は、文字が読めない人々にも新しい社会の理想を伝えるために公共建築に多数描かれ、北川がメキシコに滞在した時代は、フリーダ・カーロの夫ディエゴ・リベラらが活躍していた。北川は壁画制作には携わらなかったが、「いつかは画家である自分もあのような仕事がしてみたくなる。あれこそ生きがいのある仕事だ」と考えていた。

 北川はディエゴ・リベラとは最初の滞在時から交流があり、フリーダ・カーロと暮らした有名なアトリエ兼住宅を描いた《赤い家とサボテン》という作品も残している。1955年にメキシコを再訪した際も、ここでリベラにインタビューを行った。

 帰国後の北川に壁画制作にかかわるチャンスが訪れたのは、1959年。名古屋のCBC会館を皮切りに、瀬戸市民会館、旧カゴメビル、瀬戸市立図書館と、愛知県内に次々と北川が原画を描いたモザイク壁画が完成した。

 また、北川の絵画の鑑賞には、作品そのものを目で楽しむことに加えて、もうひとつの喜びが潜んでいる。「北川は、さまざまな画家の影響を受け、多くの表現方法に取り組みました」と塚田氏。後半の作品では、フェルナン・レジェの強い影響が見て取れるが、そのほかにも、セザンヌやゴーギャンなど、絵画の奥に、北川の心を震わせた多くの芸術家の名前が浮かぶ。そんな考えを頭の中で転がしながら絵の前に立つのも楽しい。

 そして最後の楽しみはミュージアムショップ! カラフルなメキシコの民芸品が並び、とてもではないが素通りすることなどできないだろう。世田谷美術館のある砧公園の散策も加えて、充実した秋の一日が過ごせそうだ。

「生誕130年記念 北川民次展-メキシコから日本へ-」

会期:11月17日(日)まで

会場:世田谷美術館1階展示室

住所:東京都世田谷区砧公園1-2

BY NAOKO ANDO

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a1dfe545d079910aa1835fc3a6302749d0d5a8


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする