先住民族関連ニュース

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-吹田市-世界の文化が大集合「多文化まつり」開催 

2024-11-15 | アイヌ民族関連

民族衣装のファッションショーや体験型ワークショップのほか消防車・救急車の見学も実施 先行イベント「アイヌ文様刺繍作品展」も

シティーライフニュース2024.11.14

世界中の文化が一堂に会するSIFA「多文化まつり」が11月23日と24日に千里ニュータウンプラザ内で開催される。
「文化のサラダボウル~みんなで味わう多文化スパイス~」をテーマに、さまざまな文化的背景を持った方々と交流しながら、異文化の魅力に触れることができる。

民族衣装のファッションショーや世界のおもちゃの展示のほか体験型のワークショップなどが実施される。
多彩なプログラムやワークショップを通じて、年齢や国籍を超え、皆で楽しみ、知り合う場となる一日だ。

吹田市総合防災センター(DRC吹田)による消防車と救急車の見学会も行われる。

また、先行イベントとして「アイヌ文様刺繡作品展示」も開催。

いずれも入場は無料なので、気軽に足を運んでみては。

詳しくは公式サイトを。

 <「多文化まつり」概要>

■日程:11月23日(土・祝)~11月24日(日)
■場所:千里ニュータウンプラザ内(SIFA、ラコルタ、千里市民センター)等
■主催:公益財団法人吹田市国際交流協会
■後援:吹田市・吹田市教育委員会

■内容:

★11月23日(土曜日・祝日)・11月24日(日曜日)両日開催

・親子で吹田市総合防災センター消防車・救急車見学
吹田市に新しく設置された総合防災センターを見学しにいきませんか。
目の前で見る消防車や救急車は圧巻!多言語による防災マップを確認する絶好のチャンス!!
※中学生以上の方は、お一人でも大歓迎!!!
時間:13:45~14:30
定員:30名
申込期間:10月21日(月曜日)~11月15日(金曜日)
申込み:https://forms.gle/XH7puTZbexgHVaBw8

・私のふるさと紹介
世界中のふるさとを旅する気分を味わえる「私のふるさと紹介」に参加しませんか?さまざまな地域や国の出身者が、自分のふるさとの文化、風景、伝統を紹介します。
美しい自然や心温まるエピソード、そして各地に息づくユニークな文化に触れながら、異文化を身近に感じることができます。
ぜひ、お友達やご家族と一緒に、世界各地のふるさとの魅力を発見しに来てください!
場所:千里ニュータウンプラザ6F SIFA 教室1
時間:10:00~16:00

・世界のあそび
子どもから大人まで、世界各国の伝統的な遊びやゲーム国境を越えた遊びに触れ、新しい発見と笑顔が広がること間違いなし!
家族や友人と一緒に、世界を旅するような気分で参加しませんか?
場所:千里ニュータウンプラザ6F SIFA 601会議室
時間:10:00~16:00

・生け花体験【和(なごみ)との共催】
日本の伝統文化である生け花の美しさと静けさを体験してみませんか?
四季折々の花々を使い、自然の美しさを表現する日本独自の芸術に触れることができます。
初心者の方でも、講師の指導のもと、花と向き合いながら、心を落ち着ける時間を過ごせます。
ぜひ、家族や友人と一緒にご参加ください!
場所:千里ニュータウンプラザ6F ラコルタ(吹田市立市民公益活動センター)
時間:10:00~16:00 ※24日(日曜日)10:00~15:00
体験費:大人300円 ※中学生以下 100円

・千里ニュータウンプラザ2F 展示スペース
☆「多文化ワンストップ相談センター」紹介ブース
☆市内大学サークルによるフェアトレード物販
☆多言語防災・減災ツール・グッズ紹介スペース
時間:10:00~16:00

★11月23日(土曜日・祝日)

・在住外国人による講座・座談会
在住外国人が日本に暮らして、困ったことやびっくりした体験を聞いてみませんか?
場所:千里ニュータウンプラザ6F SIFA 教室2
時間:13:30~15:00

・世界の絵本
多様な文化や物語が詰まった絵本を通じて、子どもたちや大人たちが共に学び、楽しむことができる特別なひとときを提供します。
各国の絵本を読み聞かせたり、魅力的なアクティビティを楽しんだりしながら、異文化を感じる素晴らしい機会です。
ぜひ、お友達やご家族と一緒にご参加ください!
場所:千里ニュータウンプラザ6F SIFA 602会議室
時間:10:00~16:00

★11月24日(日曜日)

・ワークショップ【風呂敷の使い方、折り紙】
日本の伝統に触れながら、私たちと一緒にクリエイティブなひとときを過ごしませんか?
シンプルな布や紙が、折り方や包み方次第で多彩な形に変わる楽しさを体験しながら、文化の奥深さを感じてみましょう。
参加者同士で協力しながら、ただ学ぶだけでなく、一緒に作品を創り上げる楽しさを体験しましょう。
場所:千里ニュータウンプラザ6F SIFA 教室2
時間:12:30~16:00

・世界の衣装展示
異なる文化のデザインに触れ、各国の歴史や風習に思いを馳せてみませんか?
美しい民族衣装のディテールを通じて、まるで世界を旅しているかのような体験をお楽しみいただけます。
場所:千里ニュータウンプラザ6F SIFA 602会議室
時間:12:30~16:00

・お茶体験【和ごころとの共催】
お茶を通じて、心を落ち着ける時間を過ごしませんか?
このお茶体験では、茶道の基本を学び、香り豊かなお茶を楽しむことができます。
お茶の淹れ方やマナーを体験しながら、心のゆとりを感じる贅沢なひとときをお楽しみください。
ぜひ、友人や家族と一緒にご参加ください!
場所:千里ニュータウンプラザ7F 南千里公民館 和室1・2
時間:12:30~16:00

・民族衣装deファッションショー
色とりどりの民族衣装をまとい、世界の踊りや歌、楽器の音色を楽しむ特別なファッションショーを鑑賞しませんか?
ステージでは、各国の伝統的な衣装に身を包んだパフォーマーたちが、観客を異文化の旅へと誘います。
歌い、踊り、演奏しながら、まるで世界を旅しているかのような体験ができるこのイベントで、多様な文化の美しさを感じてください!
場所:千里ニュータウンプラザ7F 南千里公民館 視聴覚室・会議室705
時間:10:00~11:30

【先行イベント】アイヌ文様刺繡作品展示
繊細かつ力強いアイヌの刺繡は、自然との深い結びつきや先祖から受け継がれた知恵を表現したものです。
本展示では、伝統の技法を現代に伝える美しい作品の数々をご覧いただき、アイヌ文化に込められた想いと共に芸術的な魅力を存分にお楽しみください。
場所:千里ニュータウンプラザ2F 展示スペース
時間:11月19日(火曜日)~11月22日(金曜日)
SIFA後援:先住民族アイヌの声実現!実行委員会

https://citylife-new.com/newspost/36418/


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国立アイヌ民族博物館】第7回テーマ展示「収蔵資料展」12月14日より開催

2024-11-15 | アイヌ民族関連

2024/11/14 15:46PR TIMES

アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル 国立アイヌ民族博物館(館長:佐々木史郎、所在地:北海道白老郡白老町)は、2024年12月14日(土)から2025年2月16日(日)まで、第7回テーマ展示 「収蔵資料展」を開催いたします。

1.基本情報

■ 展覧会名称

日本語名称:収蔵資料展

英語名称:The NAM Collection

■会場

国立アイヌ民族博物館ウポポイ内) 2階 特別展示室

■会期・開園時期

2024年12月14日(土)~2025年2月16日(日) 9:00~17:00

ウポポイ民族共生象徴空間)への入園は閉園1時間前まで。博物館入館は閉館30分前まで。

休館日

月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)

※ 年末年始の6日間(12月29日(日)~1月3日(金))は休館。

1月13日(月)、2月10日(月)、2月11日(火)は開館。

1月14日(火)は休館。

■主催・後援

主催:国立アイヌ民族博物館

後援:公益社団法人北海道アイヌ協会

■観覧料

ウポポイ民族共生象徴空間)入場料(税込)に含まれます。
   ・大人 1,200円(960円)/ 年間パスポート 2,000円
   ・高校生 600円(480円)/ 年間パスポート 1,000円
   ・中学生以下無料

  ※( )は20名以上の団体料金。※障害者とその介護者各1名は無料です。

■テーマ別展示ウェブサイトのURL

https://nam.go.jp/exhibition/floor2/special/shuzoshiryo2024/

■イベント情報

学芸員なりきり体験 展示室でお話をきいてみよう

第1回

12月14日(土)14:00~14:30

第2回

12月21日(土)14:00~14:30

第3回

2月1日(土)14:00~14:30

学芸員なりきり体験 資料調書をかいてみよう

資料調書をかいてみよう

1月11日(土)14:00~15:00

※事前申込制

学芸員なりきり体験  博物館の裏側をみてみよう

第1回

1月18日(土)14:00~15:20

※事前申込制

第2回

2月15日(土)14:00~15:20

※事前申込制

2.展覧会の趣旨

■展示概要

 国立アイヌ民族博物館は、「先住民族であるアイヌの尊厳を尊重し、国内外のアイヌの歴史・文化に関する正しい認識と理解を促進するとともに、新たなアイヌ文化の創造及び発展に寄与する」という理念のもと、アイヌ文化関連の資料を調査しています。

 当館は約1万点のアイヌ文化に関する資料を収蔵しています。アイヌ民族文化財団資料(寄贈資料含む)、保管委託資料(文化庁購入資料)、寄託資料で構成され、資料を収集すると共に、これらを後世へ伝えるための保管に関する活動も行なっています。

 本展覧会では、当館収蔵資料や複製を手にとる展示を通じて、収集や保管など博物館の「裏側」のしごとを紹介する企画としました。関連イベントと合わせ、アイヌ文化に関する資料を次世代につなぐ取り組みをご覧ください。

■展示テーマと基本構成

1. 収集

さがす様々なアイヌ民族関連の資料を収集し、公開できるよう整理します。

あずかる:文化財として、後世へ伝えるために資料の保管と展示等への活用を行います。

みせる:見どころとなる資料を公開します。

2. 保管

まもる:安全な資料の保管のため、劣化要因を制御し安定した空間を作ります。

みる:科学分析で資料の状態を診断し、目には見えない損傷の予防や備えをします。

つたえる:調査研究や展示などで活用できるよう、資料の状態改善に努めます。

3. 活用

さわる:複製を手にとる展示を通じて資料形状の雰囲気を体感します。

3.チラシ

本展チラシは「プレスリリース添付資料」よりダウンロードしていただけます。

配信元企業:公益財団法人アイヌ民族文化財団

https://news.nicovideo.jp/watch/nw16775296?news_ref=watch_20_nw16700874


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可愛い!北海道犬の子犬が4匹産まれた~ 貴重な国の天然記念物の北海道犬を守り続ける想いとは・・・

2024-11-15 | アイヌ民族関連

HTB2024/11/14

https://www.youtube.com/watch?v=Qamd8mGRjvA

「北海道犬」という犬種をご存知でしょうか。

その「北海道犬」の血統を守り続ける男性のもとにまた今年も新たな命が誕生しました。

井元小雪記者「いた!かわいい!小さい!」

梅本博さん「(Q今回何頭生まれた?)4頭です。全部オスです」

カメラにも容赦なしの子犬たち。

国の天然記念物に指定されている「北海道犬」です。

井元小雪記者「手がこうなってる・・・」

梅本博さん「最近抱かれるの嫌いで抵抗するQきょうは?きょうおとなしい」

井元小雪記者「おとなしいですね。」

梅本博さん「どうしたんだべか。猫かぶってる」

井元小雪記者「犬だけどね笑」

北海道犬を育て続けて半世紀。

札幌に住む、梅本博さん79歳。

梅本家で暮らす7頭の成犬をここでご紹介!

「阿久媛(あくひめ)」「阿希雄(あきゆう)」「純有牙姫(じゅんゆうがひめ)」「蝦夷雄(えぞゆう)」「北勇女(ほくゆうめ)」「純優女(じゅんゆうめ)」「北海純女(ほっかいじゅんめ)」。

子犬のお父さんは「阿希雄(あきゆう)」。

お母さんは2度目の出産、「純有牙姫(じゅんゆうがひめ)」です。

みんなちょっと難しい名前ですが、その秘密は後ほど!この北海道犬、もともとは・・・

梅本博さん「本当は狩猟犬です。クマ猟犬です」

古くからアイヌの人々の狩猟の手助けをしてきた、北海道犬。

「アイヌ犬」とも呼ばれていました。

現代でも、ヒグマと対峙して威嚇する能力などを競う競技会があるほど。

梅本博さん「Qそれは?子犬の先祖までわかる血統図です。昭和2年生まれの、阿久がここ」

現存する北海道犬・千歳系のルーツになったといわれている「阿久(あく)」。

梅本博さん「この胸の広さとかが特徴的。野山駆け巡ってクマ猟犬だからこういう体型じゃないと耐えられなかったのかなと」

この阿久(あく)から続く血統の犬の中に、梅本さんの人生を変えた犬がいました。

梅本博さん「北海猟王(ほっかいりょうおう)を見てから犬の見方が変わって。絵になる犬という風に犬を見るようになった。これがその要素をたくさん持っていて、動作が機敏で狭い犬舎のなかでも回るのが早くて」

「北海猟王(ほっかいりょうおう)」。

阿久(あく)から数えて15代目。

今回生まれたこの子は・・・

梅本博さん「これが猟王(りょうおう)Q猟王の由来は?15代目の北海猟王(ほっかいりょうおう)の下の方だけ名前をもらった」

梅本博さん「大先生がいるその先生が動物だって植物だって原種がある。やめたらすぐ混合になってしまって、原種がなくなるのは目に見えているから息のあるあいだはやらなきゃだめかなと」

この血統を守り続けていくことを決めました。

北海道犬の血統登録などをおこなう北海道犬協会。

ちょうど来年のカレンダーの製作中ですが・・・

北海道犬協会・柿崎大道事務局長「だいぶ難航してますよ」

北海道犬協会・高山正一副会長「カレンダーに掲載してくれる犬の申し込みが少ないんですよ」

2008年度には全国で967頭の登録があった北海道犬ですが、昨年度は267頭とおよそ3分の1の数に。

北海道犬協会・柿崎大道事務局長「時代の流れっていうか、それはしょうがないにしても、少なくとも絶やしてはならないと思うんですよね、道産子としては」

HTBの映像ライブラリーに42年前の映像が残っていました。

戌年の1982年。初詣の主役は、「北海道犬」でした。

北海道犬協会(当時)「今年は戌年ですから、猫に負けないように犬を宣伝していきたいと思っております」

お昼ごはんの時間。

妻・サダ子さん「(Q何混ぜてる?)お母さんのエサに赤ちゃん用のドッグフードをふやかして、混ぜてる」

ではここで、食欲旺盛な4匹の食べっぷりをご覧ください!食べた口でレンズを舐めちゃだめですよ~

梅本博さん「(純有牙姫(じゅんゆうがひめ)の)最初の子どもがここにいます」

井元小雪記者「これはもしかして・・・」

去年12月にも生まれていた4匹の子犬。

梅本博さん「爪の肉球、これも真っ黒。ここに手を入れて、こう持つと絵になりますよ」

井元小雪記者「心臓の音が速い!」

あんなに小さかったこの子も11カ月の時を経てこの体格に。

梅本博さん「(Qこの子の名前は?)蝦夷雄(えぞゆう)。将来、北海道犬の種イヌに残そうと思って」

北海道の蝦夷に、お父さんの阿希雄(あきゆう)から1文字もらって「蝦夷雄(えぞゆう)」。

血のつながりを表すために、このような名前を代々つけているそうです。

今回生まれた4匹は、それぞれ別の家に無料で譲ることにしました。

池田豪さん「保存ということに興味があって。トマムで梅本さんの思いとか、撮られてきたすてきな写真の施設、観光客に触れあってもらって、それが僕ができること」

トマムで飲食業を営む男性。

そして、かつて北海道犬を飼っていたという女性も手をあげました。

梅本博さん「出す方は安心してだせます。うんと悪いことして怒られてかわいがってもらえ~」

そんな将来のことを話していると・・・

池田豪さん「(Q寝てる?)寝てますね」

どんな夢を、見ているのかな。

梅本博さん「(北海道犬は)いて当たり前、いなくなったら違う人生というのが本音。(Q北海道犬の魅力は?)なんていうか、見てて言葉いらないというか、僕にはなにをこの犬は求めているかとか姿見ながら、想像するのが好き」

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/可愛い-北海道犬の子犬が4匹産まれた-貴重な国の天然記念物の北海道犬を守り続ける想いとは/ar-AA1u45Q0


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伝統的な手の入れ墨残した先住民女性が死去 文化部が表彰へ/台湾

2024-11-15 | 先住民族関連

中央社フォーカス台湾11/14(木) 16:42

台湾原住民(先住民)族パイワン族に伝わる手の入れ墨を施していた李直英さん(文化部提供)

(台北中央社)南部・屏東県来義郷で、台湾原住民(先住民)族パイワン族に伝わる手の入れ墨を施していた李直英さんが12日に死去したことが分かった。享年91。文化部(文化省)が13日、明らかにした。李遠(りえん)文化部長(文化相)は哀悼の意を示し、原住民族の無形文化資産に重要な記録を残したとして李さんを表彰する方針を示した。

李さんは日本統治時代の1933(昭和8)年生まれ。2011年には屏東県政府が伝統的な手の入れ墨文化の保持者として認定していた。李部長は李さんについて、入れ墨を生涯にわたって保持して文化を伝承したとし、集落社会の階級倫理を維持して集落の文化を守ったとたたえた。

文化部によれば、入れ墨文化はパイワン族の伝統民俗文化で、集落の家族の起源や身分、地位、階級などを反映。図柄は本人と先祖との関係や自己同一性を表す。また河川や土地、ヘビ、太陽、人などの図柄はいずれも土地との関係性を示しており、パイワン族の伝統社会の階級倫理を解説しているという。

文化部では2023年に屏東県に対して経費を補助し、来義郷と泰武郷での手の入れ墨の保存維持プロジェクトを完成させた。今後は引き続き文化の伝承記録作業の支援を行い、貴重な原住民族の無形文化資産を永久的に受け継いで伝えるとしている。

(邱祖胤/編集:齊藤啓介)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9fcc4fedab8795dbcda29d9b27636c43fae91b55


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ATR:レウォトビ被災者居住地が先住民族によって承認されました

2024-11-15 | 先住民族関連

VOI 14 November 2024, 12:54 

多くの難民が、プルレラ村/DOK ANTARAの丘陵地帯にある自助難民キャンプ場で、男性のレウォトビ山の火口から白熱溶岩と煙の柱が出るのを見ました。

ジャカルタ - 農業問題・空間計画大臣/国土庁(ATR/BPN)長官のヌスロン・ワヒドは、東ヌサ・トゥンガラ州イーストフローレス(NTT)のレウォトビ・ラキ・ラキ山噴火災害の犠牲者のための住宅地が慣習的な土地であり、先住民族によって承認されていることを明らかにした。

「それは慣習的な土地であり、習慣があり、先住民族は同意しています」と11月14日木曜日、アンタラのジャカルタでヌスロンは言いました。

ATR / BPN省の任務は、土地を準備し、レウォトビ山噴火災害の犠牲者のための土地が清潔で明確な状態であることを確認することです。

「私たちの仕事は、土地を準備し、土地が清潔で明確であることを確認することだけです、なぜなら、それは影響を受けた住民の家を置き換えるために和解のために建てられたいからです」と彼は言いました。

ヌスロン氏によると、レウォトビ山の噴火災害の影響を受けた住民のための集落は、住宅居住地域省によって建設されます。

「私たちは土地を準備し、土地はきれいで明確でなければなりません」と彼は言いました。

参考までに、農業・空間計画大臣/国土庁(ATR/BPN)長官のヌスロン・ワヒドは、東ヌサ・トゥンガラ(NTT)のレウォトビ・ラキ山噴火災害の犠牲者の移転のために50ヘクタールの土地を準備しました。

ATR / BPN省の権限は、被災者の移転のための土地の利用可能性を確保することです。

レウォトビ・ラキ山の噴火に対する災害管理プロセスをスピードアップするため、ヌスロンは近い将来、移転に使用される予定の土地を再検証する予定です。

一方、マルアラール・シライト住宅・入植大臣は、50ヘクタールの土地に、政府はレウォトビ・ラキ山の噴火の犠牲者を移転するために1,100戸もの家を建設すると述べた。

アラは、NTT東フローレス州レウォトビ・ラキン山の噴火の影響を受けたコミュニティのために、住民の作業現場に近い災害住宅の建設を確実にしました。

住宅地は、国家防災庁(BNPB)と協力して、また地域長の勧告を通じて決定されます。

https://voi.id/ja/news/433615#google_vignette


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北海道美唄市長が花蓮県富里郷を訪問 交流深める/台湾

2024-11-15 | 先住民族関連

中央社フォーカス台湾 2024年11月14日(木)20:30

台湾原住民(先住民)族集落の女性らと共に記念撮影をする美唄市の桜井恒市長(中央の紺色の男性)=富郷郷公所提供 画像(1枚)

(花蓮中央社)北海道美唄市の桜井恒市長ら一行が13日、東部・花蓮県富里郷を訪問した。美唄市と富里郷は先月、友好交流協定を結んだ。

来年上半期には江東成富里郷長らが美唄市を訪問する予定で、相互訪問によって交流深化を図る。

両市郷は先月1日、リモート形式で友好交流協定を締結。粘信士(ねんしんし)台北駐日経済文化代表処札幌分処長(総領事)の働きかけによって実現した。今後、文化や経済、産業、芸術、農業、観光など幅広い分野で交流を推進していく。

一行は富里駅に到着すると、富里郷の関係者らから歓迎を受けた。駅では地元の台湾原住民(先住民)族集落の女性による歌や踊りが披露された。その後、郷公所(役場)を訪れ、記念品を相互に贈呈したり、地元の農産物の紹介を受けたりした他、東富禅寺や富里農会(農協)にも足を運んだ。

江郷長は、先月末の台風21号襲来後に美唄市から札幌分処を通じてお見舞いが表明されたことに触れ、桜井市長が自ら訪問団を率いて来訪したことに感謝した。

(李先鳳/編集:名切千絵)

https://www.excite.co.jp/news/article/Jpcna_CNA_20241114_202411140010/


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オーストラリアの都市におけるカントリー主導のデザインとは?その重要性とは?

2024-11-15 | 先住民族関連

SBS2024年11月14日

オーストラリアの各地には、数万年にわたるカントリー、文化、言語の歴史が息づいています。今、建築や都市設計の分野で、この豊かな知識を日常の空間に反映しようという動きが、広がっています。今週のAustralia Explainedでは、アボリジナルと西洋の知識を取り入れた、空間づくりについて探ります。

先住民の文化表現の権利は、国連の「先住民族の権利に関する宣言」によって守られています。

近年オーストラリアでは、アートプロジェクトにおいてファースト・ネーションズの人々と協力する際のプロトコル作りが進んでいます。

では、私たちが生活する都市の空間はどうでしょうか?

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先住民の知識や受け継がれて’来た伝統を目に見える形にするには、どうしたらいいのでしょうか?

Designing with Country, relationality, and cultural continuity in mind recognises that each place in Australia carries distinct history spanning tens of thousands of years. Here, wildflowers are seen in Karijini National Park in WA. Source: Getty / TED MEAD

ニューサウスウェールズ州出身のバンジャルング、ムルワリ、カミラロイのヘリテージ持つ、ブライアン・マーティン教授は、文化的に配慮された、商業デザインのベストプラクティスを定めた「国際先住民デザイン憲章」の共著者の一人です。

教授は、公共施設や広場、壁画など、どんな建築プロジェクトでも、その場所の先住民とデザインが結びつく必要があると説明します。

それらはすべて、その場所から生まれています

Professor Brian Martin, co-author International Indigenous Design Charter

「そのため、ベストプラクティスは、その地域やその場所の伝統的な所有者、その特定の場所やカントリーに関連する知識を考慮したデザインに重点を置くことです。」

オーストラリアの先住民文化は数多く存在するため、先住民主導のデザインは「カントリー主導のデザイン」と考えられるべきです。

「統一するという考えは、地域ごとの特性を無視することになります。例えば、ビクトリア州のブーンワラン・カントリーは、ニューサウスウェールズ州のカミラロイやクイーンズランド州のビジュラ、パースのヌンガーとは大きく異なります。」

建築家のジェファ・グリーンアウェイ氏も同様の意見を持っています。

グリーンアウェイ氏はビクトリア州で初期に認められた先住民建築家のひとりで、ニューサウスウェールズ州出身、ワイエルウォン、カミラロイ、ダラウォル

のヘリテージを持っています。

グリーンアウェイ氏は、建築における先住民文化の多様性を認めることは「声と主体性を支援する機会になる」と述べています。

「それはデザインの公平性を支援する考え方です… 先住民の人々は、必ずしも大規模な建築プロジェクトに関わる機会を与えられてきませんでした。」

コミュニティ特有のデザインとは、地理的な要素だけでなく、先住民のルーツを示すキンシップや、彼らにとって重要な知識や文化的価値、知恵を受け継ぐソングラインなども含まれます。

メルボルン大学のシティキャンパスにはこのカントリー主導のデザインの例を見ることができます。

学生エリアがスワンストン・ストリートと接する場所にあるこのプロジェクトは、グリーンアウェイ氏が共同で担当しました。

彼のチームは、先住民の関係者や伝統的な土地の所有者、長老などとコンタクトを取り、ファーストネーションズの声を反映させることを目指しました。

チームが手がけたアンフィシアターと広場は、このプロセスで明らかになったウナギのストーリー、6万年以上にわたりウナギが移動してきた小川のルートを再現するものでした。

これは、私たちがこの場所との6万7,000年にわたる繋がりという遺産の上に築いていることを再認識させてくれます。

Jefa Greenaway, Greenaway Architects

グリーンアウェイ氏は、このデザインが先住民文化の継続性を前面に押し出したと述べています。

また、先住民が主導するデザインプロセスにおいて、リレーショナリティ、つまり、「関係性」が重要な要素でもあると、マーティン教授は強調します。

これは、先住民と接したというただのチェックリストで済ませるものではなく、その場所やその地域の人々と深く関わることを意味すると説明します。

デジレー・ヘルナンデス・エビンナリーヤガさんは、マヤ族、アステカ族、そしてバスク人の血を引くメキシコ出身の女性で、モナシュ大学のデザイン学部でシニア講師を務めています。

エビンナリーヤガさんはPHDの研究で、オーストラリアとメキシコの先住民の若い女性や、非先住民の教師と協力し、先住民の知識や生物の多様性を重視するプロジェクトデザインの方法論を開発しました。

博士は先住民のティーンエイジャーとの研究を始める前、ビクトリア州の田舎にある寄宿学校で数ヶ月間生活し、学生たちと関係を築いたと言います。

このワークショップは、学生たちがカントリーとつながることで文化的アイデンティティを強化することを目的にデザインされました。

「女子、教師、学校スタッフに受け入れられるまで、関係を築くのに8ヶ月かかりました。」

彼女の研究は、カントリーとの繋がりを通じて学生の文化的アイデンティティを強化することをでした。

「カントリーとは、私たちが存在する場所を指します。私はこれを『トナンティ スィントラリ』と呼んでいます。これは私の祖先の言語であるナワトル語で「母なる大地」を意味します。」

「先住民の方法論において、中心に置くべきものは『カントリー』、つまり私たちが生きる土地、空、そして水です。」

オリビア・ハイド氏は、ニューサウスウェールズ州政府建築家事務所のデザインエクセレンスディレクターです。

彼女は、クイーンズランド州ゴールドコースト出身のユガンベ族のディロン・コンブメリ氏をはじめとするチームと共に、「カントリーとつながるフレームワーク」を共同開発しました。

このフレームワークを採用したプロジェクトの関係者は、カントリーとコミュニティの両方に対して積極的な結果をもたらす建築プロジェクトのデザインに取り組むことを約束します。

5年をかけて作り上げられたこのフレームワークは、カントリー主導のアプローチを取り入れており、パラマタスクエアなどの既存のプロジェクトからインスピレーションを得ています。

「プロジェクトは最初からダルグ文化の知識保持者と共にデザインされました。」

「つまり、スクエアの計画を開発する過程で、コミュニティとの深く根ざしたプロセスがあったということです。」

しかし、マーティン教授によると、先住民主導のアプローチとは対照的な表面的なアプローチをとるプロジェクトも珍しくないと言います。

プロジェクトの終盤に近い段階で、「先住民の人を含めないと」と接触してくる人がいます。

Professor Brian Martin, co-author International Indigenous Design Charter

「これらで欠けているのは、先住民主導でないという点です。」

「最終的には、カントリーの要素がプロジェクトのプロセスや完成物に反映されていないのです。」

パラマタスクエアの場合、デザイナーたちはその場所の歴史と継続される伝統を目に見える形にするために取り組んだと、ハイド氏は言います。

ここには先住民のアートワークやダルグ族の集会サークルをはじめ、何千年にもわたる先住民の集会の歴史を物語るデザインなどが埋め込まれています。

「すべてが一つにまとまるとき、私たちはこの場所が先住民にとって長い間大切にされてきた場所であること、文化的な重要性を持つ場所であることを伝えることができます。」

「しかしそれだけでなく、文化は生き続け、永遠に続くものであるということを認めることも大切です。そして、重要なのは、生活の中においてもこの文化が継続され、祝われ、そして誰でも触れることができるということです。すべての人がアクセスできるようにする一方で、必要に応じて、特定の人々に限定され、守られるべきこともあります。」

https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja/podcast-episode/country-led-design-in-australian-cities/kjn1ewbfk


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「北極牙街道」の謎...バイキング時代の交易と「北米先住民との出会い」 Vikings Beat Columbus

2024-11-15 | 先住民族関連

ニューズウィーク2024年11月14日(木)17時50分

アリストス・ジョージャウ(科学担当)

バイキングと北米北極圏の先住民はセイウチの牙を取引していた可能性が KEN CANNING/ISTOCK

<セイウチの牙取引のため北欧から6000キロを旅して北米北極圏まで渡っていたと示唆する新研究が>

北極圏でセイウチの牙を探していたバイキング時代の北欧人は、コロンブスがアメリカ大陸を「発見」する何百年も前に北米の先住民と出会っていた──。そんな可能性を示唆する研究が、新たに発表された。

セイウチの牙は中世ヨーロッパで珍重されていた。北欧人は牙を求めて北大西洋を横断し、その過程でアイスランドやグリーンランドに集落を築いた。

【動画】「北極牙街道」の謎...バイキング時代の交易と北米先住民との出会い

だが取引された牙がどこで調達されたのか、正確な場所は不明だった。9月末に学術誌サイエンス・アドバンシズに掲載された論文は、グリーンランドの北欧人入植地からヨーロッパに輸入されたセイウチの牙が、非常に離れた北極圏の高緯度の狩猟地で採集されたことを示している。

研究チームは高解像度の遺伝子解析技術を使い、牙が取引されたのは高緯度の北極圏にある狩猟地だと特定した。これらの地域は、バイキング時代の北欧人が居住し、牙採集を行っていたと考えられる場所よりもはるかに北だ。

バイキング時代とは8世紀末から11世紀にかけて、現在バイキングの名で知られる北欧人がヨーロッパ全域や世界のほかの場所で略奪や交易、植民地化を行った時期だ。論文の執筆者らによれば今回の研究は、北欧人が北米北極圏の先住民と交流しただけでなく、牙の取引を行っていた可能性も示すという。

Early interactions between Europeans and Indigenous North Americans revealed

https://www.youtube.com/watch?v=cBzQ0b-Os6c

「バイキングとセイウチの牙取引については10年ほど前から強い関心が寄せられていたが、その視点はヨーロッパ寄りの思考に凝り固まっていた。私たちは遠く離れた北極圏の狩猟地で何が起きていたのか、特にその牙が採集された場所で何が起きていたかを知りたかった」と、ルンド大学(スウェーデン)の考古学・古代史学科教授でこの論文の筆頭執筆者であるピーター・ジョーダンは言う。

北欧人が北極圏の辺ぴな地域に行ったとき、おそらくほかの文化に触れて交易を行ったのだろう。現在のカナダやグリーンランドに住むイヌイットの祖先であるトゥーレ人とも交易したと考えられる。

「北極牙街道」に注目

北欧人と北米先住民の遭遇の可能性は以前から指摘されていたが、考古学的な裏付けが曖昧だった。だが今回の研究では、牙は北欧人とトゥーレ人が活動していた辺境の地からもたらされていたため、両者は同じ時期に同じ場所にいた可能性がある。直接接触したという決定的な証拠ではないものの、セイウチの牙を探す過程で出会っていたことを示唆している。

バイキング時代のグローバル化に関する研究は、西アジアからヨーロッパに入る宝物に焦点を当てがちで、多くの場合はシルクロードを経由する物を取り上げている。だが今回の研究は、15世紀に植民地化の時代が始まるはるか前から、北米とヨーロッパの交易網を結ぶ「北極牙街道」があったことを示唆している。

「研究はバイキングがグリーンランド北西部までの約6000キロを定期的に移動していたことを示す」と、論文の共同執筆者でデンマークのコペンハーゲン大学グローブ研究所のモーテン・タンゲ・オルセン准教授(分子生態学)は言う。「この貴重な品を手に入れ、北欧やほかの地域に運ぶため旅をしたのだろう」

バイキングが駆け巡った世界は、私たちの想像以上に広かったのかもしれない。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2024/11/524324.php


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アイヌの着物の継承 二風谷アイヌ文化博物館 第30回特別展【平取】

2024-11-15 | アイヌ民族関連

2024.11.14日高報知新聞

作り手へのインタビュ ーと合わせて作品が展示されている特別展

【平取】町立二風谷アイヌ文化博物館で第30回特別展「沙流に伝わるアイヌの着物の継承―想いと技と―」が開かれている。12月8日まで。

 沙流川流域に伝えられてきたアイヌの衣服は、自らが材料を調達して制作した獣皮衣やアットゥシ(樹皮衣)、交易などで素材を手に入れた木綿衣などが挙げられる。伝統な暮らしにおいては、日常は文様などあまりない衣類を主に着用。その一方で儀式などの際は、文様や布、糸など巧みに施した着物を身につけた。

 アットゥシの着物は徐々に少なくなってきているが、二風谷はアットゥシづくりの担い手が絶えることなく受け継がれてきた地域。2013年(平成25年)には「二風谷アットゥシ」が伝統的工芸品に指定され、より積極的に後継者の育成が行われるようになってきている。

 特別展では、二風谷で衣服を作る9人によるアイヌ文様を施した着物やアットゥシ織を展示。博物館の学芸員が9人にインタビューした「仕事に対する気持ち」「今後の取り組み」などを紹介するパネルが並んでいる。QRコードを読み込むとインタビューの全文を閲覧できる。文様や布、糸などを巧みに活かす装飾には先人たちより受け継がれる技や想い、作り手の美意識を見ることができる。

 横浜から訪れた来館客は「作品だけが展示されている場合が多いが、インタビューに応え、説明があるので、とても興味深く、作品や文化を継承しながら大切に守っていることが理解できた。アイヌ文化を知る良い機会になった」と話した。

 大人400円、小中学生150円(町民無料)、12月8日まで。午前9時~午後4時半。月曜日休館。問い合わせは同館(☎01457・2・2892)へ。

https://hokkaido-nl.jp/article/36081


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「北海道で手仕事の精度と昭和の脱獄犯の言葉に唸る」ジェーン・スー

2024-11-15 | 先住民族関連

アエラ11/14(木) 19:31

作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニストとして活躍するジェーン・スーさんによるAERA連載「ジェーン・スーの先日、お目に掛かりまして」をお届けします。

【写真】この記事の写真をもっと見る

 プロレス観戦で網走と大阪に行ってきました。旅程は1泊2日。我ながら元気だな。

 まずは全日本プロレスの北海道ツアー美幌大会。朝7時台の飛行機で羽田から飛び、約1時間半でアッという間に女満別空港へ到着です。

 試合は夕方からなので、まずは北方民族博物館へ。ここが素晴らしかった! アイヌ民族だけでなく、世界各国の北方民族の暮らしを展示した博物館で、最も感激したのが民族衣装。動物の皮をメインに限られた素材を使い、防寒という生活に最も必要な機能を果たしながら、どれも色鮮やかで目を見張るようなデザインばかり。モデルさんが着て歩いてきたら、まるでパリコレのランウェイ! どこのメゾンがデザインしたの? と思わず尋ねたくなるほど。手仕事の精度とアイデアに限界はないと、人の知能と手が持つ力に圧倒されました。

 お次は網走監獄へ。こちらも博物館です。明治時代から使用されていた実際の刑務所と周辺の関連建物をそのまま保存・公開しています。

 国の重要文化財に指定された舎房及び中央見張所は圧巻で、中央見張所を中心に放射線状に延びた長い長い廊下の両側に、房がいくつも並んでいます。扇の要の部分に中央見張所があるイメージです。舎房の数は五つ。ベルギーのルーヴァン監獄をモデルに建てられたそうで、デザインとして美しいだけでなく、実際に中央見張所のなかに入ってみると、最小限の看守で何百人という囚人を監視できることがわかります。機能美! この構造から、誰にも見つからず逃亡するのは困難……と感心していたら! 居たんです。逃亡犯が!

 その名は白鳥由栄。昭和の脱獄王と呼ばれた男で、網走に来る前にも青森と秋田で脱獄した前科がありました。重警備刑務所である網走刑務所は、絶対にうちでは脱獄させてはならぬと白鳥に手錠と足錠をかけ監視の目の前の房に入れて細心の注意を払っていたにもかかわらず……脱獄! 朝夕の食事で出される味噌汁を鉄格子に口で噴きかけ、約半年かけてボルトを腐らせたうえ、自分で肩の関節を外して逃げたそうです。

 白鳥の言葉が印刷されたポスターが展示されていました。曰く、「人間が造ったものは必ず壊せるんですよ」。唸りました。期せずして、人の知能と手仕事の創造と破壊について思いを巡らせる旅となりました。

じぇーん・すー◆1973年、東京生まれ。日本人。作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニスト。著書多数。『揉まれて、ゆるんで、癒されて 今夜もカネで解決だ』(朝日文庫)が発売中。

※AERA 2024年11月18日号

https://news.yahoo.co.jp/articles/cffd5bcae5565c4dfeea9d47a216d9e33ba4efcc


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