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「アイヌの伝統文化知って…」 舞台「イオマンテ」金沢公演前にその魅力語る

2024-11-26 | アイヌ民族関連

テレ金 2024年11月25日 19:25

舞台「イオマンテ」の関係者がテレビ金沢を訪れ、その魅力を語りました。
イオマンテはアイヌの人々が育てた子グマの魂を神々の世界へ送り出す伝統儀礼で、すべての命へ感謝するアイヌの文化を伝えます。
阿寒アイヌ民族文化保存会・渡辺 かよ 会長:
「自然に感謝するアイヌの心を、石川県の方に知っていただければと思います」
舞台「イオマンテ」は12月2日に金沢歌劇座で上演され、入場は無料です。

https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category/culture/kt50002feffc824af0aff4b7f49184e758


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宇井眞紀子さんがアイヌ民族の姿を撮り続ける理由とは 縁をつむいで全国へ…見てほしい「百人百様の姿」

2024-11-26 | アイヌ民族関連

東京新聞 2024年11月25日 06時00分 会員限定記事

 撮る。そのことに真摯(しんし)に謙虚に徹底的に向き合い続けてきた写真家だ。宇井眞紀子さん(64)=東京都東村山市=のことだ。アイヌ民族を被写体にシャッターを切り続けてきた。アイヌ民族との縁をつなぎながら撮影を続けるプロジェクトは今年で15年。レンズ越しのその先にある世界とは。(木原育子)

◆「カメラを向けることは簡単ではない」

 「かつてはアイヌ民族が標本的に撮影されたことがあった。今も興味関心の的として撮られることに抵抗を持つアイヌ民族は多い」。宇井さんはそう語る。

アイヌ民族のそれぞれの表情を捉えた作品について説明する宇井さん=東京・丸の内の日本外国特派員協会で

 初めて会ったその日にレンズを向けることはせず、関係性の中でシャッターを切る宇井さんの写真は、まるでその場にいるような臨場感。「私はアイヌ民族の文化や言語を奪った側の和人。カメラを向けることは簡単ではない」と話す。

 宇井さんがアイヌ民族の撮影を始めたのは1992年。サケ捕獲のための舟下ろし儀式などアイヌ文化が伝承される重要な地、北海道平取町の二風谷地区にダムの建設計画が浮上していたことがきっかけだ。

◆「アイヌ民族の世界観と精神性」に惹きつけられ

 北海道に月に1度...

残り 999/1467 文字

https://www.tokyo-np.co.jp/article/369123


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「耳長お化け」「誰なのおじさん」も再現! 『ゴールデンカムイ』8話 アニメではカットの衝撃回が「怖いよおッ」

2024-11-26 | アイヌ民族関連

マグミクス11/25(月)7:10

かつてないほどにブチギレた杉元『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』より (C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW

尾形の可愛さも話題の「偽アイヌ」編

 2024年11月24日放送の『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』(原作:野田サトル)第8話「沈黙のコタン」では、アニメでは描かれなかった「偽アイヌの村」のエピソードが描かれ話題になりました。

 この「偽アイヌ」編は、アニメでは地上波カットされた上に、後からOADが作られることもなかったため、今回が初の映像化となります。主人公「杉元佐一(演:山崎賢人)」一行は道中でアイヌのコタン(集落)を訪れますが、そのコタンの男たちはアイヌに成りすました樺戸監獄の脱獄囚たちでした。さらに杉元たちが探していた贋作師「熊岸長庵(演:徳井優)」は、そこでニセ札を作らされていたのです。

 8話序盤では、アイヌのフリをした囚人たちを最初は無垢に信用している杉元、最初から疑ってかかる「尾形百之助(演:眞栄田郷敦)」、杉元に「キサラリ(アイヌが村の子供たちを驚かせるために用いる棒)」の使い方の無茶振りをされて戸惑う「牛山辰馬(演:勝矢)」、焦りながら誤魔化そうとする偽の村長で詐欺師の刺青囚人「鈴川聖弘(演:山路和弘)」など、原作のコミカルかつ緊張感ある場面が再現されました。

 そして、いち早くアイヌたちが偽者であることを見抜いたために捕まっていた「アシリパ(演:山田杏奈)」が、「刺繍に夢中になっている」という嘘を聞いたとたん、杉元はキサラリで偽アイヌを殴り、そこから怒涛の大殺りくが始まります。

 その後は、戦闘モードに入った杉元が「う゛ぇぇろろろろごうろろろあ゛あ゛ッッ!!」と、アイヌの子供たちを驚かす「耳長おばけ」の咆哮を上げる場面や、牛山が偽アイヌたちが村で持て余して成長しすぎてしまったヒグマを「背負い投げ」で撃退するシーンなど、原作の強烈な描写もしっかり再現されました。「不死身の杉元」を怒らせたらどうなるのか、という点が描かれたエピソードに「敬意→殺意の切り替え早過ぎて怖い」「山崎さんの目が完全に人殺しのそれでテンション上がっちゃった」と、称賛が集まっています。

 また、ファンの間では尾形に関する場面の数々も話題となりました。村長(鈴川)の家に入る前の待ち時間で蝶々とたわむれる尾形や、鈴川の足の指にキサラリを振り下ろす前の笑顔、「銃から目を離すな一等卒」「アイヌ語で命乞いはどういうんだ?」などの名ゼリフも描かれています。とくに杉元を狙う偽アイヌを撃った尾形が言った「俺も別に好きじゃねえぜ杉元…」のひと言は、7話でピンチを救ってくれた杉元の「お前が好きで助けたわけじゃねえよ コウモリ野郎」というセリフへのアンサーであり、尾形役の眞栄田さんの吐息交じりの言い方に「解釈一致な喋り方」「セリフ回しの色気がヤバい」と、こちらも絶賛されました。

 そのほか「偽アイヌ」編は、鈴川役の山路さん、熊岸役の徳井さんのビジュアルの再現度や演技、ちらっと映った「シスター宮沢の絵」の目くばせなども高く評価されています。しかし、そこから8話後半でさらに話題をかっさらったのが、「誰なのおじさん」です。原作94話の「二階堂浩平(演:柳俊太郎)」が特別な義足をもらう場面では、話とは何の関係もなく正体が全く分からない、謎の中年男性が登場します。

 実写版の「誰なのおじさん」は、見た目の再現度の高さはもちろん、有名キャストではなく本当に「誰なのか分からない」人が出てきたため、多くの人が二階堂のように「誰なの?怖いよおッ!!」と困惑したようです。「誰なのおじさん」を演じたのは誰なのか、ドラマ放送後のメイキング映像でその正体はすでに判明していますが、WOWOW加入者以外にその情報が明かされるのは、本日25日のどこかのタイミングとなります。

 ドラマ『ゴールデンカムイ』も残すところあと1話、次回はついに大人気キャラ「鯉登少尉(演:中川大志)」が登場します。楽しみに待ちましょう。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」
※柳俊太郎さんの実際の柳の字は「木」偏に「夘」
※アシリパの「リ」は小文字

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/magmix/entertainment/magmix-269043


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『ゴールデンカムイ』謎めいたアイヌの女性、インカㇻマッはどのように命名されたのか…監修者が語るキャラクター設定の裏話

2024-11-26 | アイヌ民族関連

集英社 2024.11.25

現在、実写ドラマが放送され注目を集めている『ゴールデンカムイ』。同作には多くの名場面がありますが、ちょっとしたアイヌ文化の知識があると、より深く楽しめるようになることは間違いありません。

今回はドラマ第4話で初めて登場する謎めいたアイヌの女性、インカㇻマッに注目します。実はこのキャラクターの名前を付けたのは、アイヌ語監修を務める中川裕氏だったとのこと。同氏による新書『ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化』より一部を抜粋してお届けします。

インカㇻマッの名前の由来

インカㇻマッは私の考えたオリジナルな名前ですので、実のところ一番愛着のある名前です。ただ、この名前を考えた時点では、「ゴールデンカムイ」がアニメ化・実写化されるなどとは思ってもいませんでした。

『ゴールデンカムイ』7巻60話より(🄫野田サトル/集英社)

日本語のせりふの中でこの名前が入ってくると、アシㇼパやキロランケと違って、最後が「ッ」、つまり日本語にはないtの音で終わっている名前ですので、「インカㇻマッが」とか「インカㇻマッを」のように言おうとすると、非常に言いにくいのです。
アニメで彼女の名前を呼ぶ機会が一番多かったのは、谷垣役の細谷佳正さんだったので、だいぶ苦労したようです。一方、白石は終始「インカㇻマッちゃん」と呼んでいて、これは日本語の「マッちゃん」と同じ発音になるので、白石役の伊藤健太郎さんは非常に言いやすくて助かったようです。  
なお、23巻231話でお産のシーンになった時、オソマのお母さんが「フチは歳の頃からお産を助けてる、百戦錬磨のイコインカㇻマッ(とりあげ女)なのよ」と言っています。このイコインカㇻマッとインカㇻマッが言葉として似ているのは偶然ではなく、ちゃんと関係があります。

インカㇻは「見る」という意味の自動詞。アイヌ語で自動詞と他動詞ははっきり区別されていて、同じ見るでも見る対象がはっきり決まっている場合は、他動詞のヌカㇻという形を使います。
それに対して、あらかじめ見る対象が決まっていない、つまり見てはじめてそこに何があるのかを知る場合は自動詞のインカㇻの方を使うのです。
インカㇻマッは未来に起こることや、行方不明になったもの、見ることによってはじめてそれがどういうものであるか、どこにあるかがわかるようなものを見通す力を持った女性ということで、そういう名前を考えました。
前著『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』で説明したように、昔のアイヌは子供がある程度大きくなって、個性がはっきりとわかるようになってから、はじめて名前をつけました。だから、彼女も小さな頃からそのような能力で人を驚かせていたので、それで親がそのように名づけたという設定です。

そしてイコインカㇻマッの方ですが、コは「〜に向かって」とか「〜に対して」という意味で、コインカㇻは何を見るかは確定していないが、どこを見るかは決まっているということを表します。そのため「〜を見守る」と訳されます。
イはイオマンテのイと同じで、本来は漠然と「モノ」一般を表しますが、言わなくてもわかっているものを指すこともあります。この場合は後者で、イコインカㇻは「例のものを見守る」ということから、「お産を見守る」=「産婆する」ということになるわけです。

巫者(トゥスクㇽ)とは何者か

トゥスクㇽというのは、トゥス「巫術(ふじゅつ)を行う」クㇽ「人」という意味で、『ゴールデンカムイ』の中では、インカㇻマッがこのトゥスクㇽとして描かれています。
これは仕事というわけではなく、自分でなろうとしてなるものでもありません。トゥレンカムイ「憑き神」によって、「なってしまう」ものです。その憑き神は多くの場合は蛇ですが、『アイヌの民俗』(上、133頁)には「蛇だけでなく、熊、小蝦夷鼬(こえぞいたち)、蜂、蝙蝠(こうもり)などであり」と書かれています。
コエゾイタチというのは、日本語ではイイズナともいうイタチ科の小動物で、同じイタチ科のオコジョ(こっちはエゾイタチともいう)とともに、アイヌ語で「サチリカムイ」などの名で呼ばれるものです。
子供の頃に雷に打たれて、それ以来トゥスを行うようになったという人の話も聞いたことがあります。この人の場合はカンナカムイ「雷」が憑き神になっているということですね。
トゥスクㇽがトゥスを行う時は、普段は人間の心の奥にいる憑き神が表面に出て来て、そのトゥスクㇽの心と体を支配し、その口を借りて託宣(たくせん)を行います。多くの場合は病人の病気の原因を探り、その治療法を告げたりします。
この託宣を行っている間はいわゆるトランス状態で、本人は何を言ったか覚えていないということが多いようなのですが、自分の意識を保ったままでも、いろいろなことができる人もいます。
たとえば、インカㇻマッが23巻227話などで披露している、相手の未来を見たり、遠くで起こっていることを見通したりする、いわゆる「千里眼」にあたるウエインカㇻや、10巻96話で超能力者である三船千鶴子の居場所を当てるのに使った、行方不明になった人や物の場所を体全体で感じて告げるイフミヌなどがそれで、インカㇻマッにこの能力があるということは、本物のトゥスクㇽということになります。

トゥスクㇽには女性だけがなるというわけではなく、『アイヌの民俗』(上、133頁)には「男でも巫術をする者があり、とくに東方系(メナㇱウンクㇽ)の中に見られ、阿寒では近年までやる人があった」とあります。メナㇱウンクㇽというのは「東の人」という意味で、日高東部から釧路・根室あたりまでの人を指します。
しかし同書ではその一方で、「樺太でも北海道でもアイヌの巫術は女性が主で」(132頁)と書いてありますし、『アイヌ民族誌』(483頁)でも「なおツ゚スグル【トゥスクㇽのこと】はたいてい女がすることになっている」としています。私自身も女性の話しか聞いたことがありません。
英雄叙事詩の中に登場するトゥスクㇽも基本的に女性ですが、お話の中の世界だけあって、さらにすさまじい能力を持っています。
たとえば、死んで骨だけになった人間に息を吹きかけて蘇生させたり、家の中に居ながらにして、はるか海の向こうから攻めて来る大船団を、大風を起こして吹き戻したりする人物がいたりします。
極めつけが、金成まつさんの語る「虎杖丸(いたどりまる)の曲」という物語に登場する虚病姫(ニサプタスム)で、主人公ポイヤウンペの一族が毒使いに皆殺しにされたのを、彼女は海の彼方にある自分の国から見通し、毒で死んだ者は生き返ることができないと言われているのに、あの世に行こうとしているその魂をかき集めて、全員生き返らせます。
しかもそれを自分の家で仮病(けびょう)を使って寝たふりをしながら(だから虚病姫というあだ名をつけられています)、魂だけ抜け出してやってのけるという、ちょっとチートすぎる能力の持ち主です。

インカㇻマッが使う「シラッキカムイ」とは何か?

インカㇻマッは7巻60話で初登場しますが、その時からよく占いの道具として使っているシラッキカムイというものがあります。これは動物や鳥の頭骨を、ヤナギなどの木から削り出したイナウキケという「削りかけ」でくるんだもので、持ち主の守り神となるものです。

一見、2巻12話でヌサ「祭壇」に祀られている熊の頭骨と同じようなものに見えますが、実は熊の方は、その魂をカムイの世界に送り返してしまっていますので、頭骨自体はその抜け殻にすぎません。

それに対して、シラッキカムイは魂を送り返さずにイナウキケで包んで、家の一角に大事にしまっておくものです。つまり魂がその頭骨の中に居続けているので、直接的な力を所持者に与えることができるというわけです。
インカㇻマッはキツネの下顎の骨を頭に載せ、それを下に落として、その時の骨の向きで占いをします。この占いのやり方自体は北海道全域にあるのですが、実はキツネの骨を使うのは北海道の西側のやり方で、東側ではイトウやイトヨといった魚の下顎の骨を使って同じことをします(『コタン生物記』299頁、『アイヌ民族誌』615頁)。

更科源蔵(さらしなげんぞう)氏は「特に下顎を使うのは、下顎がはずれると話せなくなるので、特別の力があると信じていたようである。なんど殺されても生き返る魔物も、下顎を失うと再生の力を失う物語がよくある」(『アイヌの民俗』上、135頁)と言っています。
またシラッキカムイと呼ばれるものはキツネに限りません。アホウドリの頭骨を同じようにイナウキケでくるんだものも、シラッキカムイと呼ばれます。キツネをキムンシラッキ「山のシラッキ」、アホウドリをレプンシラッキ「沖のシラッキ」と呼ぶこともあります。
ウミガメもまたこのような形でしまっておき(12巻114話)、日照りが続く時に、雨乞いに使われました。もっともそのやり方は、川の中に棚を作ってその上に上げておき、「ここまで水を呼ばないと、いつまでもそのままにしておくよ」という、つまり脅迫して雨を降らせるというものでした。

いささか乱暴ですが、アイヌはカムイを自分たちよりはるか上位にあるものと見ているわけではないので、このようなやり方でカムイと駆け引きすることはよく見られます。
こうしたものとはまた別に、チコシンニヌㇷ゚と呼ばれるお守りがあります。ウパㇱチロンヌㇷ゚「オコジョ」などの、めったに捕まえられない動物を捕まえた時に、それをやはりイナウキケにくるんで、誰にも言わずに箱の底の方などにしまっておきます。そうすると災いを避けたり、いいことが起こるといわれています。
この場合も魂をカムイの世界に送ったりなどしないで、自分のそばで見守ってもらうわけです。

中川裕

https://shueisha.online/articles/-/252225#goog_rewarded


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『ゴールデンカムイ』キャラクターの座る場所にも意味があった!? 監修者が明かす、とてつもなく細かなこだわり

2024-11-26 | アイヌ民族関連

集英社 2024.11.25

家の中で「誰がどこに座るか」は細かく決まっている

日本の古い家屋でもかつてはそうだったと思いますが、アイヌの家では誰がどこに座るかが決まっていました。『ゴールデンカムイ』6巻49話には、キロランケの家を杉元やアシㇼパたちが訪問した時の光景があり、画面の左の方が入口になります。

『ゴールデンカムイ』6巻49話より(©︎野田サトル/集英社)

入口から見て囲炉裏の左側の奥にキロランケが、手前に奥さんが座っています。どこの家でもこれが家の主人と主婦の定位置です。こちら側をシソ「右座」といいます。
アシㇼパがいる側がハㇻキソ「左座」です。ここは子供たちの座る席です。男の子が奥の方、女の子が入口側の方に座ります。そして、普通はお客さんもこの左座の方に座ります。
アシㇼパの右に立っている子は女の子に見えるかもしれませんが、男の子と女の子の髪型に違いはありませんので、どっちだかわかりません。男の子だとすれば、アシㇼパより奥にいるのも不思議はありませんし、アシㇼパはこの家ではお客さんということで、お客さんの定位置にいるのかもしれません。
杉元と白石が座っている囲炉裏の奥側の席は、ロルイソあるいはロルンソ「横座」といって、長老格の人が座る場所であり、夫婦と子供たちだけの場合はここには誰も座りませんし、普通の客もここには座りません。勧められもしないのに客がここに座ったら、へたをすると追い出されます。特別なお客さんの場合にだけ通される席なので、杉元と白石は特別待遇ということですね。
右座も左座も横座に近い方が上座です。そして男性は上座側に、女性は入口に近い下座側に座ることになっていました。

8巻73話ではアシㇼパがフチのお姉さんの家を訪れていますが、ここではフチのお姉さんが家の主人の席に座っていて、アシㇼパが奥さんの席にいます。親戚なのでホスト側の席に座っているということでしょう。そして杉元と白石が通常のお客さんの席に座っていて、キロランケが特別待遇ということですね。

こんなふうに、座る場所だけでその人がその状況でどのような立場にあるのかがわかります。

カムイが出入りする「神窓」と輸入品を置く「宝壇」

この横座の奥にはロルンプヤㇻ「神窓」と呼ばれる窓があり、普段は閉まっています。ここはカムイが出入りする場所と考えられており、熊や鹿を獲ったらその肉はこの窓から中に入れますし、カムイを祀るトゥキ「杯」やイナウ「木幣」なども、ここから外に出します。
熊を獲った時には、神窓の下に熊の頭を安置します。当然、熊の霊魂は入口の方を向くことになりますので、そこから見た右左が座席の名前になっています。だから入口から見た時に、右側が「左座」、左側が「右座」になっているわけです。
ちなみに、5巻44話で、尾形が「あの家は出入り口が一箇所、窓が三箇所」と言っていますが、同じ地域ではどの家も同じ作りなので、どの家であれ窓や出入り口の位置は同じです。

神窓は普段閉めていますので、入口も開いている窓も全部同じ方向に向いていることがわかりますね。そうやって風が家の中を吹き抜けることがないようにしているわけです。
右座と左座では右座の方が上座、同じ側では入口に近いところより横座に近い方が上座です。したがって、家の中で一番の上座は、神窓側の右座寄りということになります。
地域によって家の向きは違いますが、平取(びらとり)などの沙流(さる)地方や白老(しらおい)地方の家では東北隅がここにあたり、チセコㇿカムイ「家の守り神」という大型のイナウが据えられています。沙流地方では1体ですが、白老では3体がセットになっています。
6巻50話の扉絵で、谷垣の頭の右上あたりの家の隅に、何かもしゃもしゃっとした感じのものが3つ描かれていますが、これは北海道博物館に展示されている白老の家をモデルにしたもので、右からチセコㇿカムイ、イソプンキヨカムイ「漁猟の守り神」、イレスプンキヨカムイ「育児の守り神」の順に並べられています。

また、そのあたりの壁際には、シントコ「行器(ほかい)」やパッチ「鉢」などの、和人から手に入れた漆器類を並べ、壁にエムㇱ「太刀」やイコㇿ「宝刀」を下げます。
これらの品々が宝物であるのは、これらがすべて輸入品だからです。アイヌは自分たちの手で作れないものを宝物と考えていました。この宝物を積み上げたところをイヨイキㇼ「宝壇」やイモマ、イヌマなどと呼びます。6巻50話の谷垣の後ろや、5巻44話でフチの後ろに見えているのが、このイヨイキㇼです。裕福な家ではこれが二重にも三重にも積み上がって、大層立派な作りになっています。

宝物を奪う「戦い」の物語

物語や伝説の中では、このイヨイキㇼ(宝壇)の宝物を奪うためにトパットゥミというものが襲ってくる話がたくさんあります。
トパットゥミというのは、トパㇻとトゥミという言葉からできていて、トゥミは「戦い」なのですが、トパㇻという言葉は日常会話ではあまり使われません。しかし、知里真志保の『地名アイヌ語小辞典』には「topar(忍びの術)tumi(戦)」と書いてあり、これがどうも語源のようです。
「忍びの戦」という名前のとおり、トパットゥミは夜やって来ます。そして人々が眠っているところを襲って、赤ん坊にいたるまで皆殺しにして、シントコなどの宝物を奪って行くのです。そして、物語の中では必ず子供か赤ん坊が生き残っていて、成長してから復讐を遂げるという展開になります。
神窓からイヨイキㇼのあたりは、お祈りなどの用のない限り、普段歩き回るところではありません。特に、右座から左座、あるいは左座から右座に移動する時に、横座を通り抜けてはいけません。昔は研究者でもそれをやって怒られている人がいました。
反対側の席に行きたい時は、必ずウトゥㇽ「火尻座(ひじりざ)」、つまり入口の方を回って移動しなければならないことになっています。 
ちなみに、人が座っているところを通る時には、その人の後ろを通ってはいけません。近年ではそういう習慣もなくなっているようですが、本来は座っている人の前を通るのが作法です。
囲炉裏の近くに人が座っている場合には、その前は通りにくいわけですが、その時は座っている方が後ろに下がって、前を通してあげなければいけないことになっています。

家の中で、どこに物を置くか

漫画の連載中は、野田先生がいろいろ資料を調べてそれに沿って絵を描かれていましたので、どこに物が置いてあるかということはさほど問題にならなかったのですが、アニメや実写映画を作る時には、どこに何を置くのか漫画にはない部分まで決めておかなければならないので、その監修にあたってはいろいろ苦労しました。
昔の文献を眺めていても、日常のそんなに細かいところまで書かれているものはそうそう残っていないのです。
2巻11話の絵を見ていきましょう。杉元の背中の奥に見えているのが、入口のセㇺ「土間」で、そこに置かれているのはニス「臼」です。

セㇺ(あるいはモセㇺ)にはニスの他にイユタニ「杵」やシッタㇷ゚「鍬(くわ)」など外で使う道具を置きます。靴は表で脱いで、セㇺに置いて屋内に上がります。
この絵の中にはありませんが、上り口にルトムンキという足拭き用の茣蓙(ござ)が置いてあるところもあります。
フチの左奥にはイテセニ「茣蓙織機」が見えます。これはもちろん茣蓙を織る時にはもっと前の方(囲炉裏の方)に持ってきて使うものですが、使わない時には壁際に置いておきます。

炉の真ん中に炉鉤(ろかぎ)から下がった鍋が見えます。その炉鉤が下がっているのはトゥナ「火棚」と呼ばれるもので、ここに肉や魚や山菜などをぶら下げて、干して燻製(くんせい)にして保存食料にします。
フチのすぐ左にぶら下がっている丸いドーナッツのようなものは、オントゥレㇷ゚アカㇺあるいはトゥレㇷ゚アカㇺといい、トゥレㇷ゚「オオウバユリ」の根からでんぷんを取った後の、繊維質の部分を発酵させて固めたものです。

フチの右下にあるのはアペキライ「灰ならし」で、炉の中の灰を平らにするものですが、直訳すると「火の櫛(くし)」ということで、火のカムイの髪の毛を梳かすようなイメージなのかもしれません。
その右にあるのはラッチャコ「燈明台」で、ホタテ貝の殻に油と灯心を入れ、三又に分かれた枝の上に載せて、灯りにするものです。2巻14話にラッチャコ全体を示した絵があります。

ちなみに油は何でもいいのですが、タラの肝臓から油(要は肝油ですね)を取る映像を見たことがあります。鍋で乾煎りするだけで、そのうちに溶けて油になってしまいます。肝臓というのはほとんど油でできているのだというのが、よくわかります。 
炉の右側の一番上手には、イナウが2本立ててあります。これが火のカムイに捧げるイナウで、地方によって呼び名は違いますが、沙流地方ではチェホㇿカケㇷ゚と呼んでいるタイプのイナウを立てます。
この家は5年前にウイルク(アシㇼパの父親)がいなくなって以来、男手はありませんし、イナウは女性が削るものではありませんので、アシㇼパの叔父あたりが削って立ててくれたものと思われます。

中川裕

https://shueisha.online/articles/-/252226


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野球 プレミア12 私の名前は「ギリギラウ」 台湾先住民選手の「日本語読み」改める

2024-11-26 | 先住民族関連

毎日新聞 2024/11/25 東京夕刊 有料記事 1159文字

野球の国際大会「プレミア12」の対ベネズエラ戦で、試合前に紹介される台湾のギリギラウ・コンクアン選手=東京ドームで21日、ゲッティ共同

 24日に閉幕した野球の国際大会「プレミア12」で、台湾代表の先住民出身選手の氏名について、「日本メディアでの呼び方が民族本来のものとかけ離れている」と変更を求める声が上がり、その後に呼称が修正された。台湾の先住民らは地位向上を目指し、民族語に沿った氏名表記の権利を長年の活動の末に勝ち取ってきた経緯がある。

 当該の選手は吉力吉撈・鞏冠捕手だ。台湾政府が認定する16の先住民族のうち2番目に人口が多いパイワン族の出身で、2022、23の両年に台湾プロ野球の本塁打王に輝いた強打者として知られる。

 16日に台北であったプレミア12予選の日本戦に出場した際、中継した日本の民放テレビ局はこの選手を「キチリキキチロウ・キョウカン」と紹介した。漢字表記を日本語読みしたとみられ、その独特な響きが日本のインターネット上で話題になり、台湾メディアでも報じられた。

 台湾先住民の団体「台湾原住民族青年公共参与協会」などは20日、フェイスブックに日本メディア向けの声明を投稿。放送での呼び方がパイワン語の発音と大きく異なっていると指摘し、「ギリギラウ・コンクアン」との呼称を提案した。

 台湾代表は東京ドームで行われた2次リーグで日本など3カ国と対戦。22日にあった米国戦から、場内放送や日本のテレビ放送で「ギリギラウ」と紹介された。先住民団体の要望が反映された形だ。

 台湾では、人口の約98%を占める漢族風の氏名を使う先住民が多い。ギリギラウ選手も当初は漢族風に「朱立人」と名乗っていたが、米マイナーリーグに所属していた19年にパイワン語の発音に沿った現在の登録名に変更した。

 「鞏冠」は家族名で、「吉力吉撈」は家族の中の立場を指し、パイワン語の音に近い漢字を当てた。選手は当時、台湾メディアの取材に「家族の力を借りて頑張りたい。世界にパイワン族の姿を見せたい」と述べた。

 台湾の先住民は日本統治時代には日本名を、戦後の国民党独裁時代以降は漢族名を名乗ることを余儀なくされ、・・・・・・

・・・・・・・・・・・

【台北・林哲平】

https://mainichi.jp/articles/20241125/dde/007/050/019000c


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ファドリ・ゾン:国民文化は国家の宝物です

2024-11-26 | 先住民族関連

VOI 25 November 2024, 11:53

インドネシアで開催されたユネスコの2005年大会の12年間の反省トークショーで、中央PWIのヘンドリー・チ・バングン会長とファドリ・ゾン文化大臣/写真:IST

ジャカルタ–インドネシアの国文化の豊かさは、維持および開発されなければならない宝物です。ファドリ・ゾン文化大臣は、月曜日(25年11月2024日)にジャカルタで開催された「インドネシアにおけるユネスコの2005年大会の12周年記念トークショー」の冒頭でこれを強調しました。

「インドネシアの国民文化は、1945年憲法第32条で義務付けられているように、戦略的意義を有する。国家は、文化的価値を維持する上での公共の自由を保護しながら、世界文明の真っ只中で文化を促進する責任があります。これは、わが国の創設者がどれほど先見の明があるかを示しています」とファドリ・ゾンは言いました。

彼はまた、政府の現在のビジョンは、文化的性格を維持しながら、インドネシアを政治的、経済的に前進させることであると述べた。

ファドリ・ゾン氏とギリング・ガネーシャ文化副大臣は、世界最大の文化的多様性を持つ国の一つとしてのインドネシアの立場を強調した。

「インドネシアは巨大な多様性です。私たちには、世界の言語全体の10%を占める何百もの言語があります。これは過小評価してはならない富です」と彼は言いました。

過去12年間、インドネシアにおける2005年ユネスコ条約の実施は、文化省によって2016年、2020年、2024年の3回報告されてきました。LPEインドネシアの上級編集者であるアマン・ウィラカルタクスマ教授は、ビデオ録画を通じて、この条約の主な4つのポイントには文化的ガバナンスの発展と創造的経済が含まれると説明しました。

「文化省はまた、ダナ・インドネシアナ・プログラムを通じて持続可能な財政支援を提供し、文化的表現の保護と促進にアーティストや文化活動家を巻き込んでいます」とアマン教授は述べた。

さらに、文化省のプログラムは、文化と創造経済の参加において、女性、障害者、先住民族、若い世代などの脆弱なグループにも注意を払っています。このイニシアチブはまた、文化を持続可能な国家開発における戦略的要素として位置付けています。

中央PWIのヘンドリー・チ・バングン会長もこのイベントに出席し、文化を発展させるための政府の措置を全面的に支持した。

「PWIは、国家文化の成功裏の促進を確実にする上で、政府の戦略的パートナーとなるでしょう」とヘンドリーは述べた。また,インドネシア文化の振興における相乗効果を強化するため,PWIとの見に対する文化大臣の開放性に謝意を表明した。

https://voi.id/ja/news/436890


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BPHTBとPBG税の撤廃に関して、チトー内務大臣:PADに大きな影響を与える

2024-11-26 | 先住民族関連

VOI 25 November 2024, 17:05

ジャカルタ - ティト・カルナヴィアン内務大臣(メンダグリ)は、建築承認(PBG)と土地および建物権取得税(BPHTB)の賦課金を撤廃する決定は、地域先住民所得(PAD)の減少に影響を与える可能性があると述べた。

この政策はすべての地域に適用され、低所得者(MBR)に適用されることが知られています。その後、この規則は地域ヘッドレギュレーションの形で行われます。

「PAD源の1つの課税のために、低所得者に対するこの廃止がPADに大きな影響を与えることを認識しています」と、11月25日月曜日、ジャカルタの内務省ビル(ケメンダグリ)での記者会見でティトは述べました。

「各地域の低所得者の数が異なるため、どのような影響が及ぶかはまだわかりません」と彼は続けた。

一方、チトー氏は、このプログラムはプラボウォ・スビアント大統領のビジョンと使命に従って実施されなければならないと説明した。

この政策がPADにどれだけの影響を与えるかを見直す。

「後で、私たちは解決策が何であるかをもう一度見るでしょう。しかし、実際には、困難なコミュニティにすべての親民を望むなら、はい、これはすべての地域長を含め、行われなければなりません」とTitoは言いました。

地域の歳入を減らすだろうが、この政策により、MBRの住宅購入はより安くなるだろうとティトー氏は述べた。

その計算では、PBGとBPHTBを排除する政策により、人々は最大1,050万ルピアを節約することができます。

「このポリシーから、BPHTBが廃止される可能性は、タイプ36の住宅の価値がRp6,250,000であり、PBGの場合、Rp4,320,0000が免除されます。 したがって、タイプ36の住宅の場合、実際には約Rp10,570,000を節約できます。まあ、これはコミュニティが利益を得るものです」と彼は説明しました。

したがって、チトーは、PADに影響を与えるため、このポリシーが目標どおりになることを望んでいます。

地方自治体が開発者、中高所得者にこのインセンティブを与えないように求められるように。

「それは適切に研究されなければなりません。開発者との連鎖(ある)を許さないでください、それは中産階級や高所得者ではなく、低いコミュニティのための家です。それからそれは低所得であるかのようで、関税はゼロであり、その結果PADは減少します」と彼は言いました。

https://voi.id/ja/keizai/437031


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AMC ネットワークス、短編映画シリーズ「Indigenous Rising Stars」を開始してネイティブ アメリカン文化遺産月間を祝う

2024-11-26 | 先住民族関連

CREDO-ASIA11月 25, 2024  から Daichi Yamamoto - 

AMC ネットワークスは、ネイティブ アメリカン文化遺産月間を記念して、Indigenous Stories コレクションと短編映画シリーズを公開します。

このコレクションは、ザーン・マクラーノン製作のスリラー シリーズ「ダーク ウィンズ」やエミー賞を受賞したドキュメンタリー「ラコタ ネーション vs. 「米国」

その他の「先住民物語を祝う」タイトルには、「Black Snow」、「Good Grief」、「Far North」、「Total Control」、「The Red Road」、「Cleverman」などがあります。

AMC ネットワークスは、「先住民族の物語を祝う」アーカイブの一環として、「先住民族のライジングスター」というタイトルの短編映画のライブラリーもリリースしました。 「Indigenous Rising Stars」は、AMC の「映画の未来」イニシアチブの一環として上映されます。これらの短編はサンタフェ国際映画祭の先住民プログラムからのもので、ゲイリー・ファーマー(「リザベーション・ドッグス」)が監修しており、11月25日から12月24日までストリーミング配信される。

「Indigenous Rising Stars」に選ばれた短編映画の中には、「Lily Gladstone: Far Out There」、「Long Line of Ladies」、「I Am Home」、「Pî-kiwîk」、「The Original Shareholder Experience」などがあります。

「私たちはサンタフェ国際映画祭と提携して、過小評価されている人々の声による本物の物語を擁護できることを誇りに思います」とAMCネットワークスのリニアおよびストリーミング製品担当エグゼクティブバイスプレジデントのコートニー・トーママ氏は述べた。 「2025年3月に初公開される『ダーク・ウィンズ』の新シーズンを楽しみにしながら、AMC+のネイティブ・アメリカン・ヘリテージ・マンス期間中に、既存の先住民族の才能と新興の先住民族の才能による魅力的なストーリーを視聴者が発見できることを楽しみにしています。」

以前に発表されたように、「Dark Winds」の新しいエピソードは、3 月 9 日から AMC と AMC+ で独占的に視聴可能になります。

https://credo.asia/エンタメ/amc-ネットワークス、短編映画シリーズ「indigenous-rising-stars」を/1493/


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アバター3のタイトルが明らかに、ファイアー・トライブがジェームズ・キャメロン監督のSF次章に決定

2024-11-26 | 先住民族関連

THE NEXUS NOVEMBER 25, 2024 BY BRENNAN KLEIN 

アバター3 正式なタイトルと世界構築の詳細が追加されました。この映画は、脚本・監督を務めたジェームズ・キャメロンのSFシリーズの3作目となり、最初の2作は史上最も興行収入の高い映画3本の中に入る。オリジナルの映画では衛星パンドラとその先住民族であるナヴィ族が登場しましたが、その続編では 水の道 パンドラの海とそこに生息する水生部族を探検しました。噂はしばらくの間広まっていましたが、次は アバター3 パンドラの火山地帯に住む火の部族を紹介します。

画面音声 D23 2024: 究極のディズニーファンイベントに出席しました。 ジェームズ・キャメロン監督は、次回作の続編のタイトルが「 アバター: 火と灰 そしてナヴィの火の部族をフィーチャーする予定です。以下の公式確認とタイトルの扱いを参照してください。

Post X、公式経由 アバター アカウント、ニュースを確認し、「パンドラに戻る準備をしてください。「イベント中、キャメロン首相はまた、この映画では新たな悪役やバイオームが登場し、より高い感情的リスクをもたらすだろうとからかった」これまで以上に。」

『アバター 3』のタイトルはシリーズの将来への手がかりとなる可能性がある

「Fire And Ash」が重要なパターンを生み出す

さて、これ アバター3 ついに正式なタイトルが決まり、映画は次の作品の性質を示唆する脚本を提供する可能性がある アバター 映画。最初の 2 つの映画の成功を考えると、ジェームズ・キャメロン監督が次のようなからかいを実現する可能性が高いように思われます。 アバター4 そして アバター5 途中です。その場合は、 5 つの映画は、最初の 2 つのシーケンスの字幕によって定義される特定のパターンに従っている可能性があります。。

オリジナルの映画には字幕がありませんでしたが、 水の道 そして 火と灰 どちらもタイトルに 4 つの自然要素の 1 つを導入しています。。 4 番目と 5 番目の映画のタイトルに、残りの 2 つの自然要素が潜在的に含まれる可能性があるのは当然です。 空気 そして 地球。これは、対応する文書で取り上げられている水族と火族を考慮すると、パンドラのまだ知られていないいくつかのナヴィ族にも対応している可能性があります。 アバター 映画。 空気 パンドラの梢や山々を探索しながら、 地球 地下の洞窟システムを探索することができました。

ただし、最後の要素は、シリーズが実際に主人公ジェイク・サリーの故郷である地球に戻るという事実をからかっている可能性もあり、これは以前からからかわれている可能性のあるストーリー要素です。キャラクターの物語がどのように展開するのかはまだわかりません。 アバター3そしてそれがあなたの起こり得る未来をどのように形作るか。しかし、フランチャイズのタイトルに 2 つの要素が存在する今、それらが含まれているおかげで、フランチャイズの残りの部分の基本的な形式を垣間見ることができる可能性があります。

『アバター: ファイアー アンド アッシュ』は、架空の世界パンドラを舞台にしたジェームズ キャメロン監督の 5 本の映画シリーズの 3 番目の作品です。 2009年の『アバター』でのジェイク・サリーとネイティリの初対面、そして2022年の『ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』でのマイルズ・クオリッチ大佐の報復に続き、『アバター:ファイア・アンド・アッシュ』では、ナヴィの英雄たちがピープル・アッシュとして知られる激しいナヴィ族に遭遇する様子が描かれる。

発売日

2025 年 12 月 19 日

スタジオ

20世紀

販売代理店

20世紀

前編

アバター、アバター: 水の道

https://thenexus.one/ja/アバター3のタイトルが明らかに、ファイアー・ト/


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2024年度の本ししゃも製造を開始!北海道白糠町の伝統を受け継ぎ未来へとつなぐ

2024-11-26 | アイヌ民族関連

株式会社イミュー2024年11月25日 10時40分

流通量わずか1割未満の希少食材を守り抜き、伝統製法を継承!

 株式会社イミュー(所在地:東京都品川区、代表:黒田 康平、以下イミュー)は、北海道白糠町に設立した水産加工業子会社「株式会社シラリカ」にて、地元白糠町で水揚げされたししゃもを伝統製法で加工する「本ししゃも」の製造を2024年11月20日(水)より開始しました。白糠町で創業60年の歴史を持つ老舗「大森水産」から事業承継して2年目を迎える今年は、製造に携わる人員を増員し、本格的な生産体制に移行します。

▶本ししゃもふるさと納税サイト

●流通量はわずか1割未満、希少な国産「本ししゃも」

実は国内で流通している「ししゃも」の9割以上(※)は、「カペリン(カラフトシシャモ)」という輸入魚です。本物のししゃも(本ししゃも)は、世界で唯一北海道の太平洋沿岸にのみ生息する希少魚です。その流通量はわずか5%ほどで、一般市場にはほとんど出回らないのが実情です。

ししゃもは毎年11月頃、産卵のために、北海道西部から白糠町の茶路川(ちゃろがわ)と庶路川(しょろがわ)へ回遊します。ひとつの町でししゃもが遡上する川を2本持つのは白糠町だけです。ししゃもは、十勝沖から徐々に油が抜け、白糠沖に到達する頃、オスの身はしまり、メスの卵は成熟期を迎えます。この時期、白糠沖では非常に美味しいししゃもが獲れ、名産となっています。

ししゃも漁は10月下旬から11月下旬のわずか1か月間に行われますが、大森水産の伝統を引き継ぐ当社は、その漁期の中でも特に11月10日頃からの美味しさの頂点を極めたししゃもだけを厳選して仕入れを行います。

※参照元 財務省貿易統計 北海道水産統計

●60年守られてきた伝統を受け継ぐ!イミューと大森水産の出会い

北海道白糠町で60年にわたって本ししゃもの伝統製法を守り続けてきた「大森水産」が、高齢化や後継者不在を理由に廃業の決断を下したのは2023年8月のことです。町の人々に惜しまれながら一度は灯が消えた大森水産ですが、白糠町役場や町の方々の支援を受け、イミューが事業承継することとなりました。当社は2022年より白糠町役場や地域事業者と協力し、地元産品の開発や「極寒ぶり®」のブランド化などに取り組み、2023年6月には町内に自社の水産工場を着工。同年9月には「株式会社シラリカ」を白糠町に設立し、地元の雇用も進めています。

東京からやってきた「よそ者」でありながら、地域に根を張り本気で取り組む姿勢を町の皆様に評価いただいた結果、伝統ある大森水産の事業承継に至りました。

●本ししゃもの伝統製法を受け継ぎ、未来へとつなぐ

事業承継が決まった当初、当社の従業員はししゃもについては素人でした。大森水産が永年守ってきた味と品質を受け継ぐために、伝統製法「手振り塩」や、仕入れの際の「目利き」など、大森水産の魂ともいえる技術と知識を、社長の大森照子さんから直接伝授いただきました。製造にかかわる従業員は初年度は1~2名でしたが、2024年度は人員体制を2倍に増強し、3~4名体制で製造に取り組みます。未来へとつないでいきたい伝統製法を、より多くの人間が継承する体制を作りました。

2023年度の販売数量は約1トン(3000食)でしたが、2024年度は約2トンの販売を目指しています。

●アイヌの伝承:ししゃもは神様がくれた魚

ししゃもは、漢字で「柳葉魚」と書きます。アイヌの伝承によると、ししゃもはもともと柳の葉だったとされています。天上界にある柳の葉が地上界に落ち、カムイ(神)がその葉に生命を吹き込んだ結果、ししゃもという魚が生まれたと言われています。また、アイヌの人々が食糧不足に苦しんでいたときに神が現れ、柳の葉を魚に変えて人々に授けた、という物語も伝えられています。アイヌの文化では、自然と神々が深く結びついており、動植物にまつわる多くの伝承が存在します。このような背景から、ししゃもはアイヌの人々にとって非常に重要な魚とされています。

イミューは、北海道で古くから大切にされてきたししゃもの歴史と文化を尊重し、その伝統を未来へとつないでいきたいと考えています。

■株式会社イミュー概要

「地域に根を張り、日本を興す」というコンセプトのもと、地域資源のブランド化による産業創出を行っています。2022年9月に、ふるさと納税の自治体向けに継続寄付可視化システム「ふるさとリピートマップ」(特許出願済 / 特願2022-144015)の提供を開始。

また、北海道白糠町(しらぬかちょう)に拠点を構え、「極寒ぶり®」や本ししゃも等の産品開発・加工製造を行う傍ら、ふるさと納税やまちのPRといった自治体支援を行い、一次産業の生産と販路、地域PRを掛け合わせたブランド化を推進。日本が誇る食ものづくり産業を世界に発信していくため、地域の社会課題に向き合いながら活動しています。

会社名:株式会社イミュー

所在地:東京都品川区西五反田3-15-8 Biz-Field目黒 3F

代表者:黒田 康平

設 立:2021年4月

事 業:ふるさと納税支援事業、ブランド開発事業、商品開発事業

ホームページ:https://www.immue.co.jp/

公式note: https://note.com/immue_inc

株式会社シラリカ(株式会社イミュー100%出資子会社)

所在地:北海道白糠町庶路2丁目4-31

設 立:2023年9月

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000081865.html


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メタバースでツナガル北海道「EZONE(エゾーン)~WINTER EVENT」の開催について!

2024-11-26 | アイヌ民族関連

北海道 2024年11月25日 14時46分

道では、12月14日(土)に、メタバースを利用したバーチャル空間での交流イベント「EZONE~WINTER EVENT」(全2回中第2回)を開催します。
 ゲストには、札幌出身のタレントで元ファイターズガールの滝谷美夢さんをお迎えし、エスコンフィールドスタジアムDJエバンズ・マラカイさんのMCで「北海道×エンタメ!」をテーマに、ライブトークショーを行います。
 今回は、スキー滑走体験ができるZONEを新設。アイヌ文化や北方領土等を体感するZONEもグレードアップして登場します。熊本県からは3Dくまモンが友情出演。参加は無料ですが、事前登録が必要です。
 詳しくはEZONE特設サイト(https://connect.pref.hokkaido.lg.jp/) をご覧いただくか、下記担当までご連絡ください。
 また、本取組では、1月25日(土)に東京都で対面型交流イベント「EZONEオフ会」も開催します。詳細は追って公開します。

1 日 時 令和6年12月14日(土) 14:00~16:30
2 テーマ 「北海道×エンタメ!」
      ゲスト:元ファイターズガール・タレント 滝谷 美夢氏
      M C :エスコンフィールドスタジアムDJ
          エバンズ・マラカイ氏
3 参加料 無料(事前登録)
4 内 容 
  ○滝谷美夢さんとエバンズ・マラカイさんによるゲストトークショー
  ○北海道を体感できる6つのZONE 等
5 申込先 https://connect.pref.hokkaido.lg.jp/
6 今後の予定
   「EZONEオフ会」(対面での交流イベント)を開催予定
  ○日 時 令和7年1月25日(土)13:30~17:00
  ○場 所 EZOHUB TOKYO 
       東京都品川区東品川2-2-28

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000611.000088209.html


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ウポポイでアニメ上映会 ふるさと昔話楽しむ  白老

2024-11-26 | アイヌ民族関連

苫小牧民報2024/11/25配信

 白老ふるさと昔話制作事業実行委員会(高山長基実行委員長)は23日、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)体験交流ホールでふるさと昔話上映会を開いた。同町町制施行70周年を記念する今年最後の冠事業で、町、アイヌ民族文化財団が共催した。町内や近…

この続き:782文字

https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/155722/


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研修生ら招き映画鑑賞会 北海道ベトナム交流協会宗谷

2024-11-26 | アイヌ民族関連

稚内プレス 2024 年 11 月 25 日

 北海道ベトナム交流協会宗谷は24日、T・ジョイ稚内で市内で働くベトナム人研修生と社員を招いた映画鑑賞会を開いた。
 ベトナム語の字幕付き映画を楽しんでもらおうという鑑賞会には市内の水産加工、建設業など10社で就労する実習生や社員ら60人が参加した。
 映画鑑賞会を前に、東川町の佐藤文泰副町長が「アイヌ文化伝承者をモデルにした映画を楽しんでもらいたい」などと挨拶したあと東川町で撮影された「カムイのうた」を鑑賞した。
 鑑賞会を前に、稚内機船の第一工場で働くマイティレーホアさん(34)は「映画館は来るのが初めてで楽しみにしていました」と笑顔を見せていた。

https://wakkanaipress.com/2024/11/25/73845/


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伊与原新さん短編集「藍を継ぐ海」 各地の自然が織りなす文化・出会い

2024-11-26 | アイヌ民族関連

好書好日 2024.11.25

 科学の知見を巧みに織り込んだ人間模様に定評のある作家、伊与原新さんが短編小説集「藍を継ぐ海」(新潮社)を出した。日本各地の田舎町を舞台に、大切なものを守り続けている人々の姿を描いた5編が並ぶ。

 1編の分量は50ページほどなのに、物語のスケールは大きい。冒頭に置かれた「夢化けの島」の舞台は山口の火山島、見島(みしま)。地味な研究のせいで科研費を得られない地質学者の歩美は、元写真家を名乗る不審な男に出会う。萩焼の絶妙な色合いを出す伝説の土を探しているという彼の目的は……。

 地球惑星科学の研究者から、横溝正史ミステリ大賞を受けてデビューした伊与原さんらしく、謎めいた導入に始まる物語は、島の太古の成り立ちや、江戸期の名陶工の逸話を経て、いまを生きる読み手の胸に迫る結末へと至る。

 「短編は情報がぎゅっと詰まっていても、さらっと読めるような切れ味の良さを心がけてます。僕自身、いろんな知識を得られる小説を好むので、ついつい詰め込んでしまうんですね」

 北海道の遠軽(えんがる)が舞台の「星隕(ほしお)つ駅逓(えきてい)」もそう。郵便局員を引退した老父のため、隕石(いんせき)を拾った場所を偽ろうとする妊婦の物語の背景には、隕石にまつわる蘊蓄(うんちく)に加え、近代の郵便制度やアイヌ民族の歴史が広がる。

 空間的なスケールでいえば、「地磁気を使う生物が昔から好きで、いつか書きたいと思っていた」という表題作。徳島の海辺の田舎町で祖父と暮らす少女は、ウミガメの卵を孵化(ふか)させ、ひとりで育てようとしていた。違法行為と知りながら世話をやく彼女の思いはやがて、思わぬ出会いを生み出す。日本列島の隅っこの寂れた集落と、黒潮に乗って太平洋を回遊するウミガメとの対比が鮮やかな1編だ。

https://book.asahi.com/article/15507489


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