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<ウポポイ オルシペ>101 「互いに食べる者」ウエクル 話ごとに役割さまざま

2024-11-07 | アイヌ民族関連

有料記事

北海道新聞2024年11月6日 9:36

ウエクルとキムンアイヌ(右の2体)の展示パネル

 アイヌの想像の世界に「ウエクル」という存在がいます。ウエクルとは「互いに食べる者」、ウ(互いに)、エ(~を食べる)、クル(者)と解釈され、一つ目で山に住み人間をさらって食べる恐ろしい連中だといわれています。一方、登別市幌別で伝承される物語の中には、主人公を助けるためウエクルの大将が登場する話があります。

 主人公の兄が家族を助けるため、ウエクルの村に婿養子に行く話などもあり、ウエクルという存在でも話ごとにさまざまな役割、容姿を持って登場していると分かります。ただの悪役で終わらないのがアイヌの想像の世界の魅力であり、これはウエクルだけに限ったことではありません。

 国立アイヌ民族博物館第9回特別展示「驚異と怪異―想像界の生きものたち」では、物語ごとのウエクル6体をオリジナルのイラストにして並べました。

・・・・・・・・・・・

<文・写真・イラスト 山丸ケニ=民族共生象徴空間運営本部アイヌ語担当>

 ※「ウエクル」の「ル」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1084492/


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宇井 眞紀子 写真展「アイヌ:百人百様」開催のお知らせ

2024-11-07 | アイヌ民族関連

日本写真家協会2024年11月06日    宇井眞紀子

宇井 眞紀子 写真展「アイヌ:百人百様」

11月のFCCJ展示会は、ベテランのアイヌ写真家、宇井 眞紀子氏をお迎えし、アイヌに関する幅広い作品を御紹介します。1992年以来、宇井氏はアイヌ民族の「伴走者」でありたいと願い、日本各地でアイヌ民族の写真を撮り続けています。北海道のアイヌの聖地にダムが建設されるという記事を見てアイヌの人々を撮り始めた宇井氏の作品を通じて、2019年に初めて日本の先住民族と認められたアイヌの現在と、彼らが置かれた現状を探っていきます。

レクチャー & 展示会レセプション

日 時:11月14日(木)開場 18:30、スタート19:00
会 場:公益社団法人日本外国特派員協会(FCCJ) 東京都千代田区丸の内 3-2-3 丸の内二重橋ビル5階
入場料:会員 1,000円、ゲスト 2,000円 (1ドリンク付き)
URL:https://www.fccj.or.jp/exhibition/november-2024-exhibition-ainu-one-hundred-colors
 https://www.jps.gr.jp/kaiin_tell/ui-makiko_202411/


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HBC制作『アイヌとヘイト』日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞「ジャーナリズムのあるべき姿を示している」

2024-11-07 | アイヌ民族関連

HBC 11/6(水) 20:18

この1年間に全国で放送された優れた番組に贈られる日本民間放送連盟賞にHBCが制作した番組が選ばれました。

【写真を見る】HBC制作『アイヌとヘイト』日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞「ジャーナリズムのあるべき姿を示している」

優秀賞に輝いたのは5月に放送されたドキュメンタリー番組「アイヌとヘイト文化振興の陰で」です。

6日東京で行われた表彰式で、制作した中原達也記者に記念の盾が贈られました。

この番組は、自民党の前衆議院議員杉田水脈氏から人権侵犯を受けたアイヌの女性の思いを軸に、SNSなどで深刻化するアイヌへに対する差別問題をテーマにしたものです。

「ヘイトに対するメディアの事なかれ主義的な対応が目立つ中で、この問題を正面から取り上げ、ジャーナリズムのあるべき姿を示している」と評価されました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec1eb5a15850c0de588d10f236009654f1906149


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『アイヌプリ』福永壮志監督が語る、アイヌ民族への認識の向上 ― 東京国際映画祭で上映

2024-11-07 | アイヌ民族関連

The Hollywood Reporter Japan 2024年11月6日

今年のエミー賞で18部門受賞という快挙を成し遂げた『SHOGUN 将軍』や、米Max(旧HBO Max)製作の『TOKYO VICE』など、高い評価を受けたシリーズのエピソード監督を務めてきた福永壮志。大規模なプロダクションに携わってきた福永監督が新たに手がけるのは、北海道で暮らすアイヌの人々を追ったドキュメンタリー映画『アイヌプリ』だ。

『アイヌプリ』は、今年の東京国際映画祭で上映。福永監督は米『ハリウッド・リポーター』のインタビューに応じ、「僕は北海道で生まれ育ちましたが、アイヌについて学ぶ機会はほとんどなかったんです。クラスにアイヌの同級生がいたときも、どのように話すべきか分かりませんでした」と振り返った。

映画『アイヌプリ』より 写真: Tokyo International Film Festival

米国で映画製作を学んでいた福永監督は、現地の大半の人がネイティブアメリカンに何が起きたのかを理解している一方で、アイヌの人々が抱える苦悩に対する日本人の意識ははるかに低いことに気付いたという。そして、“羞恥心”を感じた福永監督は、考えうる最良の方法―映画―を通して、それに取り組む決意をした。

アイヌの物語は、失われた土地や言語、文化や権利など、世界中の先住民族の物語を痛切に彷彿させる。「世界の先住民の人々は、おそらく資本主義システムの最大の犠牲者でしょう」と福永監督は語る。

『アイヌプリ』はそういった現実から目を背けず、同時に人間らしさやユーモアに溢れている。その大部分は、本作で密着した天内重樹さんや彼の家族、地元コミュニティの魅力的な存在感によるものだ。天内さんは10年以上前に伝統的なマレㇷ゚漁を復活させ、アイヌの技法を次世代に受け継いでいる。

一方で、同作にはより深刻な場面もある。天内さんは、漁には当局からの特別な許可が必要であることに対し疑問を投げかける。さらに、第二次世界大戦から続く日本とロシアの北方領土問題にも言及し、元々の住民であるアイヌの人々は「議論にすら参加できない」と指摘している。

福永監督は、プロの俳優ではなく地元の人々を起用した自身の長編2作目『アイヌモシㇼ』(2020)でアイヌについて探求し始めた。

アイヌと多くの日本人の文化的な接点となっている人気漫画『ゴールデンカムイ』は今年、実写映画化。しかし、日本人俳優がアイヌの役を演じたことについて、福永監督は「国際的な基準では、許容できるものではない」と警鐘を鳴らした。

テーマを美化したり、やみくもに称えることはしないと決めていた福永監督だが、編集作業中には困難もあったようだ。

普段は特別な儀式で行われるエムシリムセ(剣の舞)を天内さん親子が披露している様子を撮影していた福永監督は、演出に見えてしまうことを懸念し、そのシーンをカット。しかし、編集版を観た天内さんから、お気に入りだった踊りのシーンはどうなったのかと問われたという。

「固定観念やオーセンティシティ(正統性)だけがすべてではない、ということを思い出した瞬間でした。時には、ただクールだからという理由が存在するのです」

天内さん親子は、アイヌの着物を身にまとい東京国際映画祭のレッドカーペットに登場。映画祭では初のことであり、福永監督は「本当に特別な瞬間でした」と誇らしげな笑顔をみせた。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

https://hollywoodreporter.jp/movies/74277/


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「原作改変」の懸念が吹き飛ぶ“再現力”! ドラマ「ゴールデンカムイ」は激推しできる実写化作品

2024-11-07 | アイヌ民族関連

デイリー新潮 2024年11月06日 吉田潮 TVふうーん録

 アイヌの人々が密かにためこんだ莫大な量の金塊を巡って、元軍人や軍人、脱獄囚、そして幕末の志士らが血で血を洗う争奪戦を繰り広げる。超大作「ゴールデンカムイ」はまず映画化、その続きをWOWOWでドラマ化。原作を夢中でむさぼり読んで思ったことは、映像化で原作のエッジが削られる懸念だった。

【写真をみる】鯉登少尉も二階堂も「再現度」すごい! ドラマ「金カム」キャストが豪華すぎる

 自然と共に生きるアイヌ民族の文化の描写、特に神聖な狩猟などの場面はロケ必須。ちゃんと再現してほしいし、野蛮で残虐な時代背景もお行儀よく忌避していたら世界観が伝わらないだろうし、と。杞憂だった。予算も時間もエッジも極力削らない方向でひと安心。頼んだよ、WOWOW。

 さらに「金カム」の魅力は強烈なキャラクターで、タガの外れた人間が豊富な点だ。日露戦争の死闘を生き延びた元軍人も、金塊の在処を示す暗号を刺青で彫られた脱獄囚たちも、大義と野望を抱く人々も、とにかく全員血の気が多く、その割に憎めない滑稽味もあるし、異様な生命力と躍動感がある。ゆえにキャスティングも懸念の一つだった。

 主人公・不死身の杉元を演じるのは、漫画原作実写版俳優の宿命を背負い続ける山崎賢人。杉元の相棒で、アイヌ民族の誇りと伝承と未来を託された少女・アシリパを演じるのは山田杏奈。脱獄囚の一人でコメディーリリーフの白石由竹を演じるのは矢本悠馬。一瞬「若過ぎる?」「え、大人?」「小兵?」と思ったものの、三人とも金カムの世界観にしっくりハマっていく。再現度は高く、懸念も吹き飛ぶ。

 また、鶴見中尉を玉木宏に、尾形百之助を眞栄田郷敦に託したあたりも、美しさと狂気に特化した納得のいくキャスティングだった。メインキャストに限らず、例えば二階堂役の柳俊太郎も小物感ならではの味わいが。あの素晴らしい世界観を全員でつくり上げようという役者陣の熱量を感じた。

 ドラマ版は「北海道刺青囚人争奪編」と銘打っただけあり、キャラ愛のあふれる展開に。脱獄囚の罪の背景、抱える嗜虐性や変態性もきっちり描いた。特に第2話、辺見和雄役の萩原聖人の茶目っ気がおかしくてね。ここまで丁寧に描くなら楽しみしかない。脱獄囚の他にも奇人変人がわんさか出てくるはずだ。今後、任侠映画オマージュの遊び心にも期待している。

 個人的には「金カム」のやや強めな男色味も見どころの一つと思っている。命を賭すだけの心酔や忠誠心を恋愛感情に近い形で表現した原作の味わいを、きっと再現してくれることだろう。頼んだよ、WOWOW。

 で、原作を読んでいない人にとってはどうか。日露戦争後の政府に対する不満や不信感を背景にした一種の歴史モノであり、北海道の産業の成り立ちや、アイヌの言葉・習慣・文化を詳しく学べる教養作品でもあり、コメディーとアクションを適宜味わえる冒険活劇でもある。割とフックは多め、万人ウケすると思うのよね。

 実写版でもぜひ樺太編&函館・五稜郭編までどうにかしてたどり着いてほしいので、ささやかにしたたかに激推ししておこう。

吉田 潮(よしだ・うしお)
テレビ評論家、ライター、イラストレーター。1972年生まれの千葉県人。編集プロダクション勤務を経て、2001年よりフリーランスに。2010年より「週刊新潮」にて「TV ふうーん録」の連載を開始(※連載中)。主要なテレビドラマはほぼすべて視聴している。

週刊新潮 2024年11月7日号掲載

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/11060555/?all=1


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中絶、緊急避妊薬、トランスジェンダー“不妊手術”への補償… 国連が日本政府へ「性と生殖に関する健康と権利」多数の勧告

2024-11-07 | アイヌ民族関連

2024年11月06日 17時27分弁護士JPニュース

10月17日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)が日本政府審査を開催。同月29日、CEDAWは日本における女性の人権状況について、改善のための日本政府に対する勧告を含む「最終見解」を公表した。そのなかには「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」に関する勧告も多数含まれている。

避妊と中絶に関する勧告が「重要度の高い項目」に指定される

11月1日、 ジュネーブでの現地審査に参加したNGOなど4団体(公益財団法人「ジョイセフ」、「Tネット」、「#なんでないの」プロジェクト、一般社団法人「あすには」)の代表者らが記者会見を開いた。

「ジョイセフ」は「SRHR for All(性と生殖に関する健康と権利をすべての人に)」をキーワードに活動してきた団体。今回の審査にあたって、堕胎罪の撤廃、安全な中絶や避妊法へのアクセス、同性間の婚姻の法制化、トランスジェンダーのリプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)や健康の問題、子どもを含むLGBTQの人びとを差別から守る法整備などについて、日本政府に対する勧告を発出するようCEDAWに求めたという。

ジョイセフは今回の勧告について、「緊急避妊薬を含む近代的避妊法へのアクセス改善」および「中絶における配偶者同意の撤廃」が重要度の高い「フォローアップ項目」に指定された点や、日本に対する勧告としては初めてトランスジェンダーのリプロダクティブ・ライツに言及する内容が含まれていた点を評価するコメントを発表した。

また、避妊法や緊急避妊薬へのアクセス改善などを求めて活動する「#なんでないの」プロジェクト代表の福田和子氏も、「緊急避妊薬の年齢制限の撤廃」(現状、購入者が 16~17 歳の場合は保護者の同意が必要とされる)や「中絶薬の全国的かつ安価な提供」が勧告された点について「現状に即した具体的な勧告」「思っていた以上の結果が出た」と評価した。

性同一性障害特例法による「不妊手術」への補償

会見にて、ジョイセフ代表の草野洋美氏は、CEDAW委員と日本政府の間で行われた「建設的対話」について紹介。前記した緊急避妊薬や中絶における配偶者同意などに関する質問のほか、教育現場における包括的性教育の現状や、自主的な不妊手術における配偶者同意などについても、委員は日本政府に質問を行った。

そして、2023年10月に違憲判決が出された、性同一性障害特例法における性別変更のための「手術要件」についてもCEDAW委員は日本政府に質問を行っている。

今年7月には、旧優生保護法を違憲とし、同法に基づいて実施された強制的な不妊手術などの被害者に賠償を命じる判決が出され、10月には補償を行うための法案が参議院で可決・成立した。

CEDAW委員は、戸籍上の性別を変更するために本人が望まぬ不妊手術を余儀なくされたトランスジェンダーの人びとに関しても「優生保護法の被害者と同様の補償を受ける権利があるか」と質問している。これに対し日本政府(法務省)は「性同一性障害特例法に基づく手術と、優生保護法下での手術は、まったく別の要件・制度に基づくものである」「無関係である」としながらも、「2023年の特例法の違憲判決を受けて、法務省としては適切に対応したい」と回答した。 そして、CEDAWの最終見解には「手術要件を遅滞なく改正すること」や「不妊化措置を受けなければならなかったすべての被害者が、賠償を含む効果的な被害回復を受けられるようにすること」との勧告が含まれている。

トランスジェンダーの当事者団体「Tネット」の外部アドバイザーであり、SRHRに関してCEDAWに提出したレポートの執筆にも加わった高井ゆと里氏(群馬大学准教授)は、国家による法的な承認を求めた当事者たちに不妊化手術を強いてきた優生保護法と性同一性障害特例法は「類比」できると指摘したうえで、勧告の意義を評価した。

「性同一性障害特例法によって、トランスの人びとは『二流市民』として扱われ、市民社会から切り離されてきた。勧告は、傷つけられたトランスと市民社会の関係の修復を求めるものと理解している」(高井氏)

マイノリティー女性に対する差別についても勧告

CEDAWはアイヌや同和地区、在日コリアン、移民、障害者、性的少数者など、マイノリティーのグループに属する女性への「交差的(複合的)な差別」を根絶するための努力を行うことも、日本政府に勧告している。

高井氏は「SRHRは奪われている人と守られている人がいる」「いまの社会では特定の人(マジョリティー)にとってだけ都合のよい性のあり方が守られている」と指摘し、マイノリティー女性は性や生殖に関しても被害を受けやすいと説明した。

「だれがだれより恵まれているか、という問題ではなく、人によっておかれている課題が異なるということ」(高井氏)

また、マスコミによる報道では皇室典範に対する勧告が中心に取り上げられている点について「『日本のことを何もわかっていない人たちが、日本の性差別に口出ししている』との印象を抱かせてしまう」と指摘し、他の問題に関する勧告も報道すべきだと苦言を呈した。

選択的夫婦別姓に関する勧告は4回目

選択的夫婦別姓やジェンダー平等などを求めて活動する「あすには」代表の井田奈穂氏は、CEDAWが現状の夫婦同姓制度について日本政府に改善勧告を行ったのは今回で4回目であることを指摘。2003年に最初の勧告が出されてからも日本政府が改善に向けた措置を取らなかったとしたうえで、「勧告は政府の無作為を明確に指摘している」と評価した。

また、ジュネーブ現地では日本政府の関係者や報道記者で旧姓を使用していた女性らが身元を証明できず、国連の建物に入れなくなるなどのトラブルが発生したという。これを受けて、井田氏は「外務省の関係者も限界を感じている」と述べた。

そして、「日本政府は女性差別撤廃条約について理解できていないのではないか」「(選択的夫婦別姓制度に多数が賛同しているという)民意は明らか」など、個別のCEDAW委員らのコメントも紹介。「条約に批准しているからには、日本政府はルールを守るべきだ」と語った。

https://news.nifty.com/article/item/neta/12382-3539131/


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ミャンマー/バングラデシュ:多大な苦難に直面するロヒンギャの人びと

2024-11-07 | 先住民族関連

アムネスティー 2024年11月 6日

ミャンマーでは、ロヒンギャの人びとが国軍と反政府武装組織アラカン軍の2勢力から迫害を受けている。両者の衝突で数十万人のロヒンギャが国内避難民になり、1万人以上がバングラデシュに避難し、あるいは避難しようとしている。

ロヒンギャは、国軍による弾圧が始まった2017年以来、激しい攻撃にさらされてきた。弾圧開始以降、家族を失ったという人たちが後を絶たず、現在もアラカン軍とロヒンギャ男性を徴兵する国軍の両者から迫害を受けている。その上、隣国バングラデシュに逃れたとしても、食糧、避難所、医療の深刻な不足に直面している。

2021年の軍事クーデター以来、民間人5,000人以上が殺害され、25,000人以上が拘束されたとされる。それ以来、アムネスティは、国軍による無差別な空爆、刑務所での拷問や虐待、集団処罰、恣意的な逮捕などを明らかにしてきた。

ラカイン州では2023年10月、アラカン軍を含む武装勢力の反攻で事態の悪化が始まった。この反撃に対し、国軍は無差別の空爆で対抗して数多くの民間人が犠牲になった。人口60万人を超えるロヒンギャの多くが暮らすラカイン州では、至る所が戦場と化し、多数が避難民となった。

ロヒンギャの人びとは、戦禍から逃れてバングラデシュに入国しようとすると追い返され、入国できたとしても、生活に必要な食糧や住居などが極度に不足する事態に直面している。

今年9月、アムネスティはバングラデシュに避難したロヒンギャ22人に聞き取りをした。バングラデシュでは、100万人を超えるロヒンギャが避難生活を送っている。

バングラデシュが入国を拒否 深刻化するロヒンギャの苦難

アムネスティが聞き取りをしたのはバングラデシュとの国境に近いラカイン州マウンドー郡区から最近、攻撃から逃れてきたばかりのロヒンギャの人びとだ。マウンドーはアラカン軍が国軍から奪取しようとした地域だ。聞き取りに応じた人たちは、避難所、安全、食糧、医療、金銭などを必要としていたが、ミャンマーへの送還は何よりも恐れた。しかし、バングラデシュは難民の送還や移送を禁じるノンルフールマンの原則に違反して、ロヒンギャの人びとを強制送還していることがわかっている。

ロヒンギャの男性(39)は、8月に家族でマウンドーからバングラデシュに向かったが、到着寸前に乗っていた船が転覆し、6人の子どもが全員溺死したという。バングラデシュ国境警備隊が救助を妨害したとの情報もあった。その後、国境警備隊に拘束されミャンマーに送り返されたが、また戻ってきたという。

信頼できる情報筋によると、今年に入ってからの強制送還は5,000件以上にのぼるという。最近バングラデシュに到着した人たちは、国連難民機関に登録できず、支援を受けられないため、食糧にも事欠く事態に陥っている。また、国外追放を恐れて外出を控え、医者にかかりたくてもかかれないという。

聞き取りをした人たちによれば、難民キャンプでは、ロヒンギャ武装勢力の存在により治安が悪化しているという。また一部のロヒンギャ武装勢力が軍事政権と手を組むようになったため、バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は、強制的に連れ戻されて戦場に送り込まれるのではないかと恐れていた。

大多数が第三国での定住を希望

ロヒンギャ難民は、身分証明書類を持たないために移動や誘拐の恐怖を感じている。バングラデシュ政府と人道団体は、難民に基本的な生活支援を提供し、強制送還を阻止する必要がある。同時に、国際社会にも難民支援の強化が求められている。

バングラデシュ当局はアムネスティに対して強制送還を否定したが、国境での入国阻止は認め、これ以上の難民受け入れは困難だと話す。

アラカン軍とミャンマー軍による人権侵害

ミャンマー国軍は数十年にわたりロヒンギャを迫害し、2017年には彼らを一斉に追放した。現在は、徴兵法のもとで彼らに国軍への入隊を強要している。また国軍は、数カ月前から勢力を強めるロヒンギャの武装集団と「和平協定」を結んだと伝えられている。こうした複雑な状況の中、ロヒンギャとラカイン族(アラカン軍は自分たちはその代表だと主張)との間の緊張はさらに高まっている。

また、国内の至る所が戦場となり、国軍と戦う武装集団による人権侵害の申し立ても増えている。多くのロヒンギャは、「両者の戦いの狭間で命を落としている」と話す。

マウンドーの商店主(42)の話では、8月1日に爆弾が自宅近くに落ち、4歳の息子が亡くなった。8月6日、国軍が町にやってきて、ヒンズー教徒と仏教徒の家族全員を安全な地域に移動させたが、ロヒンギャだけは放置されたままだった。

その後、マウンドーの市街地に避難した商店主は、アラカン軍がロヒンギャに銃口を向けていたのを目撃したと証言した。この証言に対して、アラカン軍はアムネスティに、「その証言には信憑性がない」と切り捨てた。また、事前に退避を通告し、避難支援もしたこと、兵士には民間人と戦闘員を区別するよう指示していたとも主張している。

昨年末以来アムネスティは、ラカイン州で国軍の空爆で民間人が亡くなり、インフラが破壊されたことを確認してきた。今年、国軍によるロヒンギャ徴兵の影響で、ロヒンギャがこれまでに経験してきた差別とアパルトヘイトが、さらに深刻になっている。

家族を失う

8月5日、国軍とアラカン軍との戦闘が激しくなり、多数のマウンドー住民がバングラデシュとの国境を流れるナフ川近くに避難せざるを得なくなった。

ロヒンギャの牛商人によると、アラカン軍は無人機を飛ばし、爆弾を投下し、多数の村人が犠牲になった。

マウンドー出身の女性(18)は、両親と幼い姉妹2人を失った。女性の家族は、バングラデシュに渡るための船を探してマウンドーの海岸にたどり着いたところで悲劇に見舞われた。この家族を含む多数が犠牲になった。この女性を含め数人が、「海岸で200体ほどの死体を目撃した」と証言した。

アムネスティが聞き取りをした人たちのほぼ全員が、ミャンマーから逃れる際、少なくとも1人の家族を失ったと言う。

アムネスティが入手した医療記録には、バングラデシュに到着後に難民が受けた負傷の治療が記載されている。8月以降、ミャンマーから逃れてきた人たちの対応が劇的に増えていることがわかる。

アムネスティへの回答で、アラカン軍は、「国軍や国軍と連携する武装集団が最も責任を負うべきだろう」とし、また「目撃者や生存者は武装集団と結びついている可能性がある」と述べた。

アラカン軍は、自分たちの作戦中に起こった可能性のある違反行為について、独立した公正な調査を受け入れるべきだ。また、アラカン軍と国軍は、ともに国際人道法を順守しなければならない。アムネスティは国連安全保障理事会に対し、ミャンマーの状況全体を国際刑事裁判所に付託するよう、引き続き呼びかけていく。

アムネスティ国際ニュース
2024年10月24日

英語のニュースを読む

Myanmar/Bangladesh: Rohingya community facing gravest threats since 2017

https://www.amnesty.or.jp/news/2024/1106_10507.html


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『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と『ウォッチメン』が似過ぎていて怖い話

2024-11-07 | 先住民族関連

アスティオン 2024年11月06日(水)11時00分

小森真樹(武蔵大学人文学部准教授)

<ポリティカル・コレクトネスの広がりにより、人種差別の悲劇が大衆文化の題材に。負の歴史を公のものとして語りなおす「パブリック・ヒストリー」の力とは──>

「いい、いい色の肌をしているよ。何色って言うの?」

――2023年公開の映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のなかでのレオナルド・ディカプリオの台詞だ。口説かれた裕福なアメリカ先住民の女性を演じるリリー・グラッドストーンは答える。「私の色よ。」

ロバート・デ・ニーロらが出演しマーティン・スコセッシが監督した本作が描いたのは、百年ほど前のアメリカ合衆国オクラホマで実際に起こった事件である。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン – 公式予告編 | Apple TV+

https://www.youtube.com/watch?v=ij2L9nLhDD4

数十、数百とも目される死者を出した先住民連続不審死事件。石油産出によって超裕福になった先住民オセージ族コミュニティとそれに狡猾に"パラサイト"することで富を奪おうとする白人たち。

先住民社会と白人社会とのあいだの摩擦は、FBIの前身となる機関による捜査により「発見」されることになった。

映画の原作で、忘れ去られていたこの事件を丹念な取材によって掘り起こしたのが、ジャーナリストのデヴィッド・グランが2017年に出版したKillers of the Flower Moon: The Osage Murders and the Birth of the FBI (邦訳『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』 だ。)

オセージはその土地で油田が発見されて石油会社からリースのロイヤルティを得ることができたが、オクラホマ州裁判所は表向き先住民の財産権を認めつつも、同時に彼らを「無能力者」認定をすることで、後見人のみが財産管理をできるという制度を狡猾に仕立てた。

当然のごとく多くの白人男性が先住民女性と結婚し後見人となることが常態化したが、1918~31年頃の同時期に先住民ばかりが原因不明の死を遂げることにもなった。なお、副題にある通り本書は映画以上に、FBIの前進組織がこの広域圏捜査から生まれた過程にも焦点を当てている。

私は映画以前にこの事件のことを知らなかったが、この映画の予告編を観てすぐに本書を読んだ。しかし読み進めながら思い出したのは別の作品、『ウォッチメン』のことだった。あまりにも『キラーズ』と似すぎているのだ。

アラン・ムーアによるスーパーヒーロー・コミックSFのダークな金字塔として知られる本作は2009年にも映画化されたが、ここで想起したのは2019年のドラマ版である。

ヘイト虐殺を暴いたドラマ『ウォッチメン』

ドラマ版『ウォッチメン』のエピソードは空爆の場面から始まる。これは1921年にオクラホマ州タルサで起こった黒人大虐殺事件である。

20世紀になって発見された油田によって「世界の石油首都」と呼ばれ、その結果アメリカ最大の黒人富裕層が住む「黒人のウォール街」と謳われたタルサで悲劇は起こった。

奴隷解放から僅か半世紀余りでの黒人の富裕化は白人との摩擦を生み、冤罪の疑いが強い白人女性への小さなハラスメント事件をきっかけに白人コミュニティから暴動が起こる。翌日には黒人区への放火と略奪、そして空爆までへと至った。

黒人富裕層を根絶やしにするように、一夜にして黒人のウォール街は消え去った。

300名以上の死者を出したとも言われるこの「事件単位ではアメリカ史上最悪の人種暴力事件」は、実は1990年代に至るまで米国内でもほとんど知られていなかった。

地元の移住誘致などに悪印象であることを恐れた行政や地域住民がこの件を積極的に語らず、当初から報道も歪んだ情報を伝えてきた。「暴動」扱いされたため免責された保険も下りず、被害者は補償もされてこなかった。

2001年に市が公式見解で認め謝罪と賠償をして、初めてその歴史が公式なものとなり、教科書でも語られ始めた。『ウォッチメン』はこの悲劇を、人種差別の歴史としてセンセーショナルに描いたのだ。

『ウォッチメン』と『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の共通点

タルサとオセージ、二つの事件は似すぎている。そしてまた、その歴史が開かれるプロセスもよく似ている。

"裕福になるはずでない"タルサの黒人とオセージの先住民。彼らはともに油田によってバブル化して富裕層になった。経済階層において「白人」が下層に位置づけられた。

事件の場所はあまりに近く、タルサはなんとオセージ居留区からわずか50マイルほどに位置している。"宝石"たる油田が富をもたらし、そして人々の欲望が悲劇を生むところまで、極めて合衆国的である。

「富裕になるはずではない」とは、いうまでもなく事件の加害者白人にとっての「はずでない」という意識である。この意識は歴史的につくられたものである。なぜ彼らはそこにいるのか。歴史をひもとくとここにも加害の非対称性があり、必然性がある。

それは、アフリカ系の人々が、奴隷貿易によって所有物として略奪され、国が二分された内戦南北戦争の結果生まれの地を去らざるを得なかったからであり、先住民族が、信教や建国の"正義"を建前に植民されたのちに痩せこけて汚染されたゆかりもない辺境の「先住民居留区(リザベーション)」へ強制移住させられたからである。

両作品は、ともにこうした非対称な歴史の上で起こった悲劇を描いた作品だ。そして大衆文化として隠された歴史が開かれていくプロセスも似ている。ジャーナリズムや政治や教育などが少しずつ動き歴史認識の非対称性の問題が知られるようになるとともに、創作物がそれを世に広めていく。

これを支えているのが、映画やドラマやコマーシャルなど各種の領域において、現代の倫理規範に照らして望ましい描写を模索する「ポリティカル・コレクトネス」の広まりである。

自主的な意識の改善でなく、それは制度として計画されることもある。

例えば米アカデミー賞主催団体では、プロットや登場人物、制作チームにおけるマイノリティ属性の割合を受賞候補作の条件に規定することで、受賞を通して社会に影響力を持つ作品をコントロールする方法をとっている。その結果、世に知られる描写や認知が変わっていくことになる。

人種、国籍、ジェンダー、クイア、心身の条件(障害の有無)、年齢、経済階層など多様性の観点から近年の受賞作――『ノマドランド』『ミナリ』『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』『プロミシング・ヤング・ウーマン』『トイストーリー4』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『コーダ あいのうた』――を振り返れば、思いあたるところがないだろうか。

人々の意識だけでなく社会で制度化されることで、それらは実行力をもつ。歴史の認知はこうして立体的になって徐々に修正されていき、歴史は社会のなかで公的に描かれていくのである。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』はその物語だけでなく、助演のグラッドストーンは先住民のシクシカイシタピとニミプーの血を引いており、音楽を担当した元ザ・バンドのメンバーロビー・ロバートソンはモホークの系統である。本作が近未来のオセージの生活をどのように変えていくか、そのゆくえに注目している。

パブリック・ヒストリーが開いた負の歴史

ポピュラーカルチャーのコンテンツの素材として「発見」された歴史が社会へと開かれていく。

一方のウォッチメンシリーズは、現代アメリカを舞台にした政治的SFで、例えば冷戦体制が終わらずリベラル政権が実質独裁化し、地下組織で極右が台頭している...など社会風刺をふんだんに散りばめている。

こちらもまた、現実社会で明るみに出てきた人種差別の負の歴史を、公のものとして「パブリック」に取り戻し語るものである。歴史学の用語ではこうした見方を「パブリック・ヒストリー」という。

歴史とは、歴史書や教科書に書かれたものばかりではなく、映画やテーマパークなど人々の娯楽の中でも作られるものであり、人々の歴史認識を生み出す効果の点では、それも「公に語られる歴史」なのである。

10月に刊行した拙著『楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る』では、本稿で触れた『ウォッチメン』がもつパブリック・ヒストリーとしての力について、トランプ元大統領など現代アメリカ社会についても触れながらより詳細に解説している(第1章)。

先に挙げた『ノマドランド』『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』『トイストーリー4』のほか、『アメリカン・ユートピア』『コンクリート・カウボーイ』などの作品も各章で取り上げており、現代アメリカ文化から様々な社会問題について論じている。

付録のキーワード事典と併せて、「ポリティカル・コレクトネス」や「多様性」「ブラック・ライブズ・マター」や「陰謀論」「インターネット・ミーム」などといった文化の現在を学ぶ参考書として編んだので、本稿にご関心を持ってくださった方はそちらもご笑覧ください。
[映像作品]
Killers of the Flower Moon Directed by Martin Scorsese, 2023 (Paramount Pictures, Apple Original Films).
Watchmen (TV series), Directed by Damon Lindelof, 2019 (White Rabbit, Paramount Television, DC Entertainment, Warner Bros. Television; HBO)
小森真樹(Masaki Komori)
武蔵大学人文学部准教授、ウェルカムコレクション及びテンプル大学歴史学部客員研究員。専門はアメリカ文化研究、ミュージアム研究。著書に、『楽しい政治』、「美術館の近代を〈遊び〉で逆なでする」「ミュージアムで『キャンセルカルチャー』は起こったのか?」。展示に、「美大じゃない大学で美術展をつくる vol.1|藤井光〈日本の戦争美術 1946〉展を再演する」、編集企画に『-oid』など。「ミュージアムで迷子になる」「包摂するミュージアム」「『暮らし』が語るアメリカ社会」連載中。
現代アメリカ合衆国における科学観の再定義:博物館展覧会の利用実態の分析から」にて、サントリー文化財団2015年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」に採択。

https://www.newsweekjapan.jp/asteion/2024/11/post-198.php


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NZ ワンガヌイ市 留学誘致などで沖縄を訪問

2024-11-07 | 先住民族関連

QAB琉球朝日放送 2024年11月06日 16時40分

留学の誘致や教育交流を目的に2024年11月1日から沖縄を訪れているニュージーランド・ワンガヌイ市の教育担当者らが県や高校でニュージーランドの魅力を紹介しました。

ワンガヌイはニュージーランドの北島にある市で2024年11月1日から11月7日までの日程で国際交流担当者や中学・高校の留学に関する責任者らが沖縄に滞在しています。

県教育委員会の半嶺教育長は、「沖縄とニュージーランドの教育交流が推進されることを期待します」と述べました。

また、那覇国際高校の国際科1年の生徒らとの交流会では、ニュージーランドの先住民マオリ族の歌を全員で合唱したほかニュージーランドの文化や自然などをクイズ形式で紹介し交流を深めました。

「ニュージーランドの主要の島々は何と呼ばれていますか、北島・西島・旧島?または・・・」とクイズを出しました。

ワンガヌイ市の担当者は「沖縄の人たちはフレンドリーで親切だと思う私たちと沢山の共通点がある留学の際には充実したサポートができる」と意気込みをのぞかせていました。ワンガヌイ市広報担当のレベッカ・ブラックさんは「私たちはニュージーランドにいる時は学生の世話をし育てます、もちろん私たちは彼らに英語を学んで欲しいのですが彼らに私たちのコミュニティーの一員であるように感じてもらいたいです」と述べました。

滞在中、関係者らは留学に関するフェアの参加や留学の支援団体などと誘致や受け入れについての意見交換をするということです。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/qab/region/qab-230520


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国家目標プログラム 1719 は、持続可能な開発に向けてゲアンのコミュニティ観光を活性化します

2024-11-07 | 先住民族関連

ベトナム.vn05/11/2024

可能性はまだまだ広がっています

原始的な民族村の基盤、ユニークな伝統的建築、先住民族の自然に近いもの。近年、ゲアン省はコミュニティツーリズムの発展に注目を集めています。したがって、これまで多くの地方がこれを代表的な観光商品として選んできました。

この地域には、コンクオン地区、タンキー地区、アンソン地区、クイチャウ地区など、多くの効果的なコミュニティ観光モデルがあります。これらの地域では、コミュニティ観光は、休職中の労働者の雇用を創出するだけでなく、真の「職業」となっています。 、農産物、林産物、伝統工芸品を大量に消費します…。だけでなく、観光客に体験をもたらし、ここの少数民族コミュニティの伝統的な文化的アイデンティティの促進にも貢献しています。

コンクオン地区のコミュニティ観光モデルを見ると、これがより明確に分かるでしょう。コンクオンの 4 つのコミュニティ観光地のうち、イェンケーコミューンのヌア村とボンケーコミューンのケラン村の 2 つのコミュニティ観光地は、ゲアン省の評議会およびコンサルティンググループによって評価され、商品が分類されています。 OCOP 4 つ星。設立以来、コミュニティツーリズムには 49.178 人の観光客が訪れ、タイのエスニック料理を楽しんできました。この種の観光による総収入は 7 億 VND を超えています。

ホームステイNhuong Thanh(コンクオン地区)のオーナーであるVi Thi Thanh女史は次のように述べています。長年にわたり、私たちは休日やテトなどの繁忙期に重点を置き、何千人もの訪問者を迎えてきました。

ティエンキーコミューン (タンキー地区) にあるファイ - タイミン村も、魅力的で潜在的なコミュニティ観光地です。ここは 100% タイ人が住む村で、多くのユニークな文化的アイデンティティが今でも完全に保存されています。ティエンキーコミューンには、コミュニティ観光宿泊施設としての資格を有する世帯が 4 軒あります。

 3 年以上前、ヴィ ヴァン シャオさんの家族はコミュニティ ツーリズムの先駆者となりました。彼の家族は高床式住宅の修繕とアップグレードに100億ドン以上を投資し、寝具とマットレス10セットに投資し、新しいトイレを建設した。

Vi Van Xao 氏は次のように述べています。コミュニティ観光地として選ばれて以来、私たち家族は非常に興奮しており、このタイプの開発に資金を投資してきました。私たちが望んでいるのは、地方自治体が支援の仕組みや政策を持ち、旅行会社やツアーと連携して、より多くの観光客に体験をしてもらう機会を作ることです。

ゲアン省観光局によると、ゲアン省におけるコミュニティツーリズムの可能性は依然として非常に大きいとのこと。現在、州全体に認知されたコミュニティ観光地が多数あり、多くの観光地が管理組織の設立を指導、支援されています。これらの観光地には、平均して毎年何千人もの観光客が訪れます。

 農村部や村の多くの労働者が地域密着型の観光サービスに参加し、数百人の労働者に安定した雇用を創出し、余暇を観光開発のための他の職業やサービスに移すことに貢献しています。

国家目標プログラム 1719 の重要なリソース

ゲアン省は近年、少数民族や山岳地帯のコミュニティ観光の発展を奨励し、促進するために、この地域の人々が持続可能な生計を築くのを支援するための多くの開発支援政策を発表しました。また、地域が保全活動に投資および支援し、国民の文化的アイデンティティと地域の特性をより促進するための基盤を構築します。 

具体的には、ゲアン省人民評議会は、07年から2020年の期間におけるゲアン省のコミュニティ観光開発を支援するための多くの政策に関する決議番号2021/2025/NQ-HDNDを発行し、総予算は約10,3ドルとなっている。 XNUMX億ドン。支援金は、地方自治体が宣伝、広告、観光促進、専門訓練を実施するのを支援することを目的としています。 

さらに、家族がトイレを建設し、初期機器(毛布、シーツ、枕、マットレス、浄水器など)を購入するための部分的な経済的支援を提供します。村や集落の舞台芸術チームを支援し、観光客にサービスを提供するための楽器や舞台衣装を購入します。

プロジェクト 6 の実施以来、少数民族グループの優れた伝統的文化的価値の保存と促進に関する 2021 年から 2025 年までの少数民族および山岳地帯における社会経済開発のための国家目標計画 (国家目標計画 1719)少数民族は観光開発に関連しており、多くの支援コンテンツが導入されており、これにより人々や地方自治体がコミュニティ観光を強化、促進する動機が高まっています。

バンガオ コミュニティの観光地 (コン クオン地区) は、観光客を魅了する代表的な製品である錦織と関連付けられています。

具体的には、省全体に少数民族の伝統的な文化モデルが建設されており、クイチャウ地区には少数民族博物館が建てられている。少数民族地域の 1 つの典型的な観光地がサポートされています。典型的な伝統文化村/支援された少数民族の村 3 か所。 1 のコミュニティ本棚もサポートされました。少数民族地域の特別かつ典型的な国家遺物であるコンクオン地区にあるヴィ・ヴァン・カン氏の記念館の改修が支援されている。少数民族および山岳少数民族の村における10の文化、スポーツ施設および設備も支援されている。伝統文化活動の伝承・普及と後継者の育成・育成を目的として、少数民族の職人1名も支援した。

しかし、実際の調査とゲアン観光局の見解によれば、コミュニティ観光開発モデル、特にすべてのコミュニティ観光地や村が労働力の発展に成功しているわけではありません。現在、初期段階にあり、開発支援を必要とするコミュニティ観光地が数多くあります。また、国策プロジェクト、さらには外国のプロジェクトを通じて非常によく支援されている集落、村、コミュニティの観光地もたくさんありますが、プロジェクトが終了すると、この種の観光活動のモデルを維持し続けることはできません。その理由は、観光資源の不足、地域のリーダーの不足、観光事業者とのつながりの欠如…。

また、ゲアン観光局によると、国家目標プログラム 1719 の投資は、開発可能な潜在的な観光地を対象としている。したがって、これらの投資と支援は非常に必要であり、ここの人々が地元の観光モデルにもっと自信を持つのに役立つ大きな「刺激」となります。また、伝統的な文化的アイデンティティを促進し、保存するのにも良い条件です。 

「私たちは、これまでと今後数年間にわたる国家目標プログラム 1719 への投資と支援が新たな風をもたらし、ゲアン西部の村々のコミュニティ観光地が持続的に発展することを願っています。 」とゲアン観光局の代表者は語った。

コミュニティツーリズムを完全な主流商品に構築する

出典: https://baodantoc.vn/chuong-trinh-mtqg-1719-tiep-them-sinh-luc-cho-du-lich-cong-dong-o-nghe-an-phat-trien-ben-vung- 1730803300658.htm

https://www.vietnam.vn/ja/nghean/chuong-trinh-mtqg-1719-tiep-them-sinh-luc-cho-du-lich-cong-dong-o-nghe-an-phat-trien-ben-vung/?


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チュクフェス 民族衣装の試着も 外国発祥のスポーツ体験  白老

2024-11-07 | アイヌ民族関連

苫小牧民報2024/11/6配信

 白老町在住の外国人と町民が交流する「チュクフェス」が4日、町中央公民館と町総合体育館で開かれた。241人が参加し、民族衣装の試着やステージ発表、外国発祥のスポーツ体験などを楽しんだ。  「チュク」はアイヌ語で「秋」の意。NPO法人ウ…

この続き:368文字

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https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/154055/


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