今回の旅は、「広島県の棚田巡り」です。
ここは広島県・安芸太田町・穴・千本です。
「千本の棚田」です。
「一粒でも多く」と、ほぼ垂直に積まれた石積は、ねずみ返しと呼ばれる反ったものさえある。
この地の山県(やまがた)郡は広島県でも特に石垣の発達した所として知られています。
石垣は江戸時代末期から営々と積み上げられてきました。
棚田を見回るお百姓さん。
棚田約10ヘクタールが千本の谷を埋めていた半世紀前。
農の中心に役牛(えきぎゅう)がいた。
千本から牛の姿が消えて四十年余り。棚田の多くは山に返った。
今、五世帯が計1.5ヘクタールを耕す。
いつまで農業を続けられるか…。