今回の旅は、「大和路の田園・里山巡り」です。
ここは奈良県・桜井市・吉隠です。
「吉隠(よなばり)棚田」です。
「吉隠」をヨナバリと読める人は少ないだろうが、
山間に隠れる様に在る土地と言う意味であったらしい。
むかしは、その名の通り国道や鉄道の開通する前は山間の隠れ里であっただろう。
半円形の黄金色の棚田が並んでいます。
万葉集には詠まれています。
「降る雪は あはにな降りそ 吉隠(よなばり)の 猪養(ゐかい)の岡の 寒からまくに」
歌意は以下の通りです。
降る雪は そんなにたくさん降らないでおくれ 吉隠の恋しいあの人が眠っている 猪養の丘は寒いだろうから
集落奥から見下ろすと、棚田越しに民家の屋根、
其の屋根の向こうに棚田跡が見えます。(今は耕作していないのでは?)
その前を近鉄の列車が走ります。
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