昨年の秋、東北地方の棚田巡りをした。その報告です。
ここは秋田県・にかほ市・象潟町横岡・砂田です。
「横岡の稲杭」です。稲の天日干しです。
杭掛けをすることは、杭を田んぼに打ち込みます。杭打ちもすべて手で打ちます。それに稲を巻き込まなければなりません。
天日乾燥は大変な労力と乾燥するまで日数(約3週間)がかかるため、現在ではほとんどが機械乾燥に移行しています。最近はほとんどがコンバインと呼ばれる大型機械で稲を刈り取りながら脱穀するため、すでに籾の状態で収穫され、その後乾燥機で短時間に乾燥されます。
「横岡の稲穂」です。
天日干しのお米は一般に機械乾燥のお米よりおいしいと言われています。
昼夜の温度差により日中光合成をした稲が夜間に休息し味が熟成するとか、稲を吊るすと養分がお米の中にゆっくりと下りてきて養分を籾に移動するとか、おいしい訳には諸説あります。
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