恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

顔と名前を一致させる

2005年06月10日 | 恐懼とか
三年生が校内模試のため、授業がございません。
一応私が担当する教科の内容の準備に関しては終わっているので、
これといってすることもなく暇な一日になりました。
生徒とコミュニケーションするにも彼らは当然試験勉強に必死で、
教室に行って邪魔をするわけにも行かず、大人しく控え室に篭りきり。
何もすることがないと時間がたつのが遅くて困ります。
前もこんなこといってた気がしますが、とにかくヒマヒマでした。
さすがにこんな状況はかわいそうだと察したのか、
指導教員の方が「試験監督やってみる?」とのご配慮をいただき、
暇つぶしにもなるしせっかくの機会でもあるので、二つ返事で快諾しました。
試験監督といえば日払いのバイトっていうイメージがありますが、
当然報酬なんか出るはずないので損をした気分でもありますが、
とにかく控え室で悶々としているよりはマシですからね。

しかしまぁ試験監督ってのはご存知の通り何もすることないんです。
もちろん不正行為がないかどうか見張る重要な役割もありますが、
模試という試験の性格上、カンニングなんかしてもしょうがないわけで、
その心配もないってわけです。つまりは私も仕事がない、と。
なんかすることないかなぁと考えてふと思いついたのが、
この際だから生徒の顔と名前と全部覚えてやろうってことでした。
試験監督をしているクラスは私が担当するホームルームクラスなので、
一番親しみのあるクラスですが、やはりクラス40人の顔を全部覚える、
っていうのは二週間ちょっとあってもなかなか至難の業です。
積極的に話し掛けてくる生徒なんかはすぐに名前を覚えられますが、
あまり関わり合いのない生徒の顔はなかなか覚えられないもんで。

そこでこの機会に教壇の上から座席表と席に座る生徒の顔を対照させ、
使っていなかった頭をフル稼働させて名前と顔を一致させます。
結局、試験時間をいっぱいに使っても完全に覚えるとまでは行きませんでしたが、
今日でかなりの生徒の顔と名前は一致させる事ができました。
実習もあと僅かですが、やっぱりこういうことって大事ですよね。
生徒としても名前を覚えてもらったってのはうれしいだろうし。

ちなみに男の名前よりも女の名前のほうが覚え易いのは私だけですかね。
恐懼謹言。
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誤魔化せないんです

2005年06月09日 | 日記とか
今日はようやく二日のブランクを置いての授業です。
今日からの「藩政改革」はどうしても事実の列挙になってしまう感じで、
淡々と授業を進行する内容であるため、やる方としてもなかなか苦心します。
どこで誰がどんなことをやったっていうのを延々続けるので、
生徒としてもたぶん退屈だったろうなぁと思います。
優秀な教師であればなんか工夫して面白いものに仕上げるんだろうけどなぁ。
やはりこの辺の能力も教師にとっては必要なんだろうと思います。
「面白き 事もなき世を 面白く」とは高杉晋作の辞世の句ですが、
ふとそんな一句が頭の中を逡巡してしまうのでありました。
それに一つの例をとって内容をどんどん掘り下げていくと、
キリがなくなってしまうので、どの辺まで教えればいいのかっていうのも課題です。

今日のもう一つの授業ではビデオ教材を用いた授業を行ないました。
担当クラスのうちの一つが授業日数の関係で一つ多くなってしまうので、
その調整として、授業に関係する内容の教材ビデオを見せ、学習させるわけです。
私が現役の頃なんかはこういうビデオ学習っていうのは嬉しいもので、
どちらかといえば「なんとなく」ビデオを見ていればいいという感じだったので、
その教訓からしっかりとビデオの内容を確認するためのプリントを用意し、
ビデオを集中して見ていないと解答できないように画策します。
生徒からしてみればいい迷惑かもしれませんが、一応は授業ですから。

んで、授業の終了後にプリントを回収し、生徒の理解度をチェックします。
中には本当に真面目に見ていて、求めた以上の解答をする生徒もいれば、
逆にほとんど空白で提出する生徒など様々でした。
そして極めつけは席の近くの人同士で解答を見せ合ったりしていたのか、
微妙に解答の仕方は違うものの内容がほとんど一緒、なんてのもありました。
よく先生方が言っていた「他人のを写してもすぐにわかるからね」っていうのは、
本当だったんですね。恐ろしい程よくわかります。
大学のレポートでネットなんかからコピペしていた私もバレてたんだろうなぁ、
なんて思うと、何とも恐懼に堪えざる思いでした。
立場が変わるとよく見えてくるものがここでもはっきりわかりました。
今後は人の写したり、コピペしたレポートを出すのはやめよう、と決心しました。

明日は校内模試のため、またしても授業なし。どうしろってんだ。
恐懼謹言。
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恐懼の懇談会

2005年06月08日 | 日記とか
どういうわけか2日連続で授業がございません。
いい加減2日続けて見学ばっかりだと気が緩んでしまいがちですね。
見学するっていっても生徒と机を並べて教室にお邪魔するのですが、
一緒に授業を受けているとどうしても睡魔に襲われてしまうわけで、
教壇の上では必死で実習生が授業を行なっているのに、
そこで寝てしまうのはなんとも恐懼に堪えないので、
見学は程ほどにして控え室でひたすら次の授業の準備をしているのでありました。
んー、しかし授業がないと時間がたつのが遅くて大変ですわぃ。

放課後は予てより計画されていた実習生による進路説明懇談会。
卒業生である我々が3つのグループに分かれて高校生の進路関係の相談に乗ります。
自分自身の受験体験談を一通り話したあとで、質疑応答に入るのですが、
前にも話したように先輩としてではなく教師として話をしなければいけないので、
実際に自分が体験した話をそのまま述べるのではなく、
どうにかして生徒のモチベーションを上げるための「いい話」をしなきゃいけません。
要するに言論統制ってやつですよ、えぇ。
学校の授業はアテにしないで受験勉強は予備校でやれ、なんて言えないんでね。
まぁそのせいでここでも歯切れの悪い語り口調でございました。
それに今になって思うと大学受験なんて過去の話なもんで、
センター試験対策の勉強方法といわれてもなんかもう適確にアドバイスできないんです。
自分の非力さがなんとも不甲斐なく、ここでも恐懼ニ堪ヘズ。
せっかく時間を割いて参加していただいた生徒の皆さん、申し訳ないです。
まぁ私と同席していた実習生がかなり熱く語ってたんでまぁよかったですが。

さ、明日は久々の授業なんで気合入れていきます。
恐懼謹言。
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一足お先に

2005年06月07日 | 日記とか
火曜日は授業がないので、他の実習者の授業を見学に回ります。
実習期間が二週間の方々は本日が最終日となるので、
各々の大学から教授を招いて研究授業ラッシュの様相を呈しておりました。
大学の教授はもちろん高校の教員も何名か見に来るということもあり、
教室の後方には授業参観日のようにたくさんの大人が来ていました。
私も同様に来週の月曜日に研究授業が控えていますが、
やはりいつもの授業よりも一段と緊張するなぁ、と思いましたよ。
いつもなら指導教員一名だけなのに、それが十数人に増えるわけですから。
まぁそれに向けて今から一つ一つ授業をしっかりこなしていかねば。

勤務時間の終了後は本日をもって実習を終える方々のために慰労会を開催。
さすがに我々は明日もしっかりと授業があるので酒を入れるわけには行かず、
ここは高校時代を彷彿とさせるかのように地元唯一のファミレス・ビルディへ。
慰労会というよりもむしろ会食といった雰囲気の中でしたが、
これまでの実習経験なんかを中心に話に花が咲きました。
二週間という期間の中で教科は違えど、ともに挑戦してきた同志ですから、
各々の経験してきたものを共有する意味では非常に有意義でありました。
実習生の中には実習を終えるに当たって生徒から贈り物を受けていた人も見られ、
わずかな期間なのに、生徒の実習生に対する思いやりってすごいなぁと思いましたよ。
まぁこんなものを見ると私もそんないい思いができるのかなぁなんて期待しますが、
いざこんな風に暖かく見送られたら思わず感涙してしまいそうですね。
ってか早くも私のクラスの生徒達も既に送別会を企画してくれてるみたいだし。
私の力及ばない試みに対してここまでしてもらえるのは本当に恐懼です。
何とか実習を終えるまでにその期待に少しでも応えられるようにしなきゃなぁ。

今日は睡眠たっぷりだったので比較的楽に過ごせました。
なんにしても睡眠時間は大事・大事。
恐懼謹言。
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距離の測り方

2005年06月06日 | 日記とか
さぁ今日から再び実習でございます。
二日間で休養たっぷりのはずだったのですが、
どうもアクティブに動きすぎてしまったせいか疲れが取れず、
六時半過ぎに起きるはずが久々に二度寝にうつつを抜かしてしまい、
気がついたら七時半というなんとも危うい時間で焦りまくりでした。
そんな感じであわただしく家を出たので学校でも眠気が抜けず、
だるだるな勤務態度になってしまい、なんとも恐懼に堪えませんでした。
今日はもう10時ごろに寝てしまって疲れを取ろうかと。

んでもって今日は授業以外にもホームルームを任されることになりました。
今までは進路の指導などもあるのでHRには来なくていいよ、
といわれていたので、他の実習生がHRに行っている間は、
一人で控え室で悶々としているという悲しい状態だったのですが、
ここにきてHRの運営も任されるということで意気揚揚と教室へ。
やっぱり授業と違っていろいろな連絡事項を伝えるのは大変ですが、
それさえ終わってしまえば後は肩の力を抜いて生徒と接することができます。
学校の教員というのは授業さえ教えていればいいというのではなく、
当然、生徒指導や進路指導などのことも含まれてくるので、
こういう経験をさせていただくのも非常にいいものでありました。
なんだかんだ、時間に追われて大変な毎日でも楽しいと思えるわけだし。

そろそろ実習を始めて二週間ぐらいになりますが、
それに伴って生徒との親密度も日々向上していくわけで、
それ自体はとても歓迎すべきことだと思っていますが、
やはり問題にしたいのはその生徒と教師の然るべき距離感を保つということですな。
年齢が近いとはいってもそこは教師と生徒という関係だし、
そこで馴れ合いのような関係に陥るとその後の授業運営にも支障をきたすし、
かといってガッチリと関係を厳然と分けてしまえば生徒との間に壁ができる、と。
このちょうどいい距離感というものが未だになかなか測りきれず、
多少の困惑するところがあるというのが今の課題でございます。
単純に生徒と腹を割って話し合える関係というのはいいことなんですけどね。
やっぱり教育実習生の立場って本当に微妙だなぁ、と思いました。

さ、明日も寝坊しないように頑張っていきましょう。
恐懼謹言。
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球児の眼差し

2005年06月05日 | 恐懼とか
高校の野球部が練習試合をやるというので観戦してきました。
試合会場はうちからさほど離れていない高校のグラウンドで、
久しぶりに我が野球部の勇姿を目の当たりにしてきたわけです。
先日も話したように、かつて私も野球部に在籍したとはいえ、
指導者が変わっていたり野球の基本的な戦略が変わっていたり、
何となく私がいた頃の姿を留めていないことに悲嘆していたわけですが、
やはり試合用のユニフォームを着て獅子奮迅する選手を見ると、
少なからずあの頃の思い出をプレイバックしてしまうわけです。
普段はさほど高校野球に興味がない私ではありますが、
一つの白球を選手全員が追う姿を見ると私も熱い気持ちになります。
いやぁ、高校野球っていいものですねぇ。なんて改めて思ってみたり。

結局試合は接戦ながらも3-2で辛くも勝利したわけですが、
もはや野球に対して見る目がなくなってしまった私にも、
その試合内容が満足の行くものであったかといえば全然そんなことなく、
どちらかといえば突込みどころがいくつもあるような感じでした。
もともと私の高校も弱小校なのでハイレベルなものは求められませんが、
それでも要所要所で出る単純なミスっていうのは最低限やらないでほしい、
というのが一つの願いであったりするんですがね。
得点にしてもその多くが相手のミスによって得られたものだったりするので、
もし相手がもう少しレベルが上の相手だったら勝利はなかったはず。
そうでなくても今日の試合内容もどっちが勝手もおかしくない感じだったので。
まぁなんというか、自分がプレイしてないから偉そうなこといえますが、
自分が当事者でなく第三者的な視線を持っているからわかる、
っていうのはこういうことなんだろうなぁと実感しましたよ。
何かに煮詰まった時は何ごとにも依らず冷静になって視点を変えてみる、
っていうのも一つの手段なんだろうなぁ、と思いました。

試合後のミーティングでは監督、コーチ、顧問の教員がそれぞれ試合について、
良かったこと・悪かったこと・今後の課題なんかを話すわけですが、
それがどういうわけか巡り巡って私にもお願いします、ときたんです。
今日は観客よろしく気軽に観戦していたので、話す内容なんか考えてないのに。
それでも選手一同約30名は私にアドバイスを仰ぐべく熱い視線を送ります。
こんな状況で「あ、僕は別にいいですw」なんて言えないので、
なんだかまとまらない話をグダグダと続けてしまいましたよ。
嗚呼、ここでも歯切れの悪い語り口調が出てしまったなぁ。
それでも必死で私のアドバイスに目と耳を傾ける選手達には恐懼恐懼。
もっとこういう時に咄嗟に対応できる力も身につけなきゃなぁ、と。
なんにせよそういった意味で私も勉強になった一日でした。

試合後は時間も早かったのでバイクで湾岸を走ったりして程よく休日を漫喫。
明日からはまた学校で教鞭を振るう生活。
そろそろ体を壊さないか心配ですが、ま、頑張ろう。

恐懼謹言。
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大雨と脈拍数の関係

2005年06月04日 | 日記とか
まぁ休みの日ってことなので前日は日付が変わる前に就寝、
朝はゆっくりと10時ごろまで寝かせていただきました。
やっぱり疲れを取るためにはしっかりと睡眠をとらないといけませんな。
んでもって今日は近場でどこか出かけようかと思ったのですが、
天気予報に目をやると午後からは大雨&雷の予報が。
こりゃバイクでどこか出かけていって雨に降られるのも鬱だし、
かといって電車代払ってでも行きたいような所もないしってことで、
仕方なく授業で使うためのビデオを探しにバイクで近所の図書館へ。
図書館の後はバイクで近所を流しつつ飯を食ったりして過ごしました。

んで、午後からは大雨と雷になるってことなので、
こういう時は家でそんな大荒れの天気が来るのを心待ちにします。
私はなぜか今日のように激しい大雨になったりすると心が沸き立つんです。
台風のシーズンなんかもそうなんですが、外が大荒れの天気ってワクワクしません?
そりゃ考えてみればその大雨や台風で被害者が出るということもあるので、
不謹慎といえば不謹慎な話ですが、私の場合はそういう被害者を見て楽しむ、
っていうことじゃなくて、ただ単に自然の雄大さに心打たれる、という感じです。
なんかもう人間の力ではどうにもならない天気というものの壮大さに、です。
まぁこれで自分の家に雷が落ちてPCのデータが吹っ飛んでしまう、
なんてことになるとそんな価値観も一転するかもしれませんがね。

ま、そんなわけでインターネット上にある降雨レーダーを10分おきに更新しつつ、
大雨を降らせる強大な雨雲の到来をベランダの外を眺めて待ちます。
午後5時ごろになると東京の西部で大雨になっており、
私の住む江戸川区でも雨こそ降らないものの、空が見る見るうちに闇に飲まれ、
嵐を予感させる風景に様変わりしてきました。ますますワクワク。
そしてさらに待つこと約1時間、にわかに降り始めた雨は強さを増し、
あっという間に豪雨となり、数メートル先も見えない状態となったのでした。
その雨と呼応するかのように低く鳴り響く雷鳴も雰囲気を一層掻き立てます。
そんな外は大荒れの天気になっているのを横目に私は室内でコーヒーブレイク。
もしこれで外にいたらこの大荒れの天気をどれだけ恨めしく思ったことか。
人というのはその立場によって考え方が大きく変わってくるもんだと改めて実感。

結局この季節はずれの台風顔負けの低気圧は1時間ちょいで通り過ぎていきました。
自宅の目の前にあるマンションには干しっぱなしの洗濯物が多くあったのが心配です。
この時期は突然の夕立には注意しなけりゃなりませんが、
それ以上に天気予報はしっかりとチェックしとかなきゃなりませんな。
人の振り見て我が振りなおせっていうのは全くもって正論でございます。

恐懼謹言。
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歯切れの悪い語り口調

2005年06月03日 | 日記とか
今週最後の授業を2時間ほどやってまいりました。
体育祭も終わって授業が本格的に再開されたわけですが、
それに伴って授業の準備というのもなかなか大変なもんです。
歴史の流れを教えるというのは苦手なことでもないのでいいんですが、
その中でも特に経済の話なんかが出てくるとかなりきつくなってきます。
こんな時にやっぱり経済学部いっときゃよかったかなぁ、なんて思うわけで。
貨幣の質を落としてを大量に市場に出回らせると何で物価が高騰するのか、
とかそういう基本的なことがよくわかってない私は、説明に窮してしまいます。
なんかこう回りくどい言い方で曖昧にして終わらせてしまったのが今日の反省点。
つい数分前に知ったことを十年前から知っているように教える、
というのが教師の本当の姿なのかもしれませんが、
生徒もそれを見破れないほどバカじゃないですからね。
その辺のことに関してはしっかりと勉強、理解して真剣勝負で授業に臨まないと。

んで授業後。自分が授業を行うとき以外は基本的に次の授業準備をしていたり、
他の実習生が行なっている授業を見学していたりするのですが、
今日は週末ということで特に焦って準備することもなかったので、
校内をブラブラと歩きつつ、教室に溜まっている生徒とコミュニケーション。
私が担当している生徒達は3年生ということもあり、やはり気になるのは受験。
数年前は私も受験生だったので、その頃の勉強方法とか、しきりに質問されます。
しかし私は実習生という立場である以上、生徒には教師として接するわけで、
そんな人間が「学校の勉強は役に立たないから、予備校でやったほうがいいよ」
なんてことは間違っても言ってはいけないことになっているので、
回答する歯切れも悪くなってしまうわけですよ。嗚呼、言論統制。
実際問題として予備校の授業ってのは完全に受験対策をやってるので、
学校の勉強を土台にするよりも断然有利なんだろうと思いますが。
まぁ自分でも授業やっておいてこんなことを言ってしまうと元も子もないので、
そこら辺はうまい具合に流しておきましたが、なんとも複雑な気分です。

考えてみれば今の私も採用試験を控えた受験生。
恐懼謹言。
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双子がいっぱい

2005年06月02日 | 日記とか
体育祭も終わって今日から気合を入れて再び授業でございます。
高校生ともなれば体育祭後に打ち上げ、なんてこともあるので、
今日の1時間目は遅刻者&居眠り者続出という有様でございました。
こんな時だからこそ先日言っていたように、テンションを上げ、
かつ多少の余談的な内容も織り交ぜて授業を展開していきましたが、
さすがに生徒の疲労には私の力は及びませんでしたが、
実際に自分でやってみてある程度「これでいける」という手応えは感じました。
自己満足じゃないかって話もありますが、まぁとりあえずこの戦法継続、で。
で、閑話休題、昨日の体育祭を通して生徒との面識もけっこう拡がりましたが、
そんな生徒とのコミュニケーションの中に一つの落とし穴が。
それは何かと言いますれば、「双子」の存在なんですよ。
なんか知らないけど今の母校の生徒の中には双子多すぎなんです。
とりあえず今までで交流を持った双子はなんと3組にものぼります。
双子のうちの一人にはある程度の面識をもって、気軽に話ができても、
かたやもう一人の方とは交流がないので、ついつい知ってる方のつもりで話し掛けると、
怪訝な顔をされてしまう、なんてことが起きてしまいましたよ、えぇ。
別に双子っていう存在が珍しいもんでも何でもないと思うのですが、
いざこういうことに出くわすとちょっと戸惑ってしまうのは仕方ないこと。
まぁ、逆に双子っていうことでその生徒の名前は覚えやすいのでいいことですが、
この3組の双子さんはみんなそっくりなので、見分けるのに少々一苦労です。
頑張って顔のホクロの位置なんかから判別するように致します。

明日行けば二日間の連休が待ってるし、あともう一踏ん張りです。
恐懼謹言。
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体育祭から得たもの

2005年06月01日 | 日記とか
夏のような熱い太陽が降り注ぐもと、体育祭が開催されました。
昨日もまぁそうだったんですが、授業を行うよりもこういう行事の方が、
生徒と直に触れ合う機会が多いというのは実習生にとってはありがたい限り。
我々は実際に競技に参加することはありませんが、
応援席に同席して一緒になって応援したり、声援を送ったりと、
久々に高校生と一体となっての体育祭を楽しむことができました。
ここでふと思うのは、高校を卒業して数年経ってしまった私にとって、
何か大事なものを思い出させてくれるようなものがそこにはあったということです。
大声を張り上げて競技をする人間に声援の声を送ったり、
はたまた怪我をしているにもかかわらず自分の責務を全うしようと、
必死になってグラウンドを駆け回る生徒の姿には、熱いものを感じずにはいられません。
大学生になってある意味大人としての達観したものの見方に馴れてしまった私には、
こういう一体感や熱い思いという元気を改めて生徒から気付かされました。
何か忘れてしまった大事なものがそこにはありました。
私が担当するクラスの赤組が最終的には優勝したということもあり、
熱狂と興奮が場を包み込むなか、体育祭は幕を閉じましたが、
今日も授業からだけでは得ることのできない貴重な体験となりました。
そして体育祭という一つの行事を一緒に闘ったということにより、
私と生徒の間にあった見えない壁の一角が崩れてきたかな、と感じました。
つまり生徒たちと私が気軽に話せる環境ができつつある、ということですな。
そのおかげでようやく多くの生徒の顔と名前が一致するようになりました。
こういう良い雰囲気を明日からの授業にも持ち込めていければ、と考えています。

余談ですが、久々に長時間屋外にいたので、日焼けで顔や腕が真っ赤に。
恐懼謹言。
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