Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Leuven(ベルギー)旅行1泊2日

2013-09-21 14:55:56 | 旅行(ベルギー)
金曜日から土曜日にかけて、1泊2日でベルギーのルーヴェン(Leuven)へ行ってきました。車で2時間強くらいなので、比較的近場です。
お昼をルーヴェンで食べようと朝9時過ぎに出発、11時半頃に到着しました。
カフェで、私はワッフル、夫はパニーニをランチにしました。ワッフルは砂糖と生クリームをのせたものにしたのですが、おいしかったです。
ルーヴェンには何度か行ったことのあるおいしいチョコレート屋さんがあり、そこでチョコレートを買うのが目的の一つでした。しかし、行ったら、閉店していました。あとでネットで調べたら、2011年に閉店したとのことでした。残念。行く前に調べておくべきでした。
気を取り直して、町を歩きながら、ぶらぶらとショッピング。ショーウィンドウがきれいに飾られたおしゃれな小さな店が並んでいます。中心の広場には、立派な市庁舎(写真)や教会が建っています。
ルーヴェンは第一次世界大戦中に爆撃にあったそうで、その後に復元された建物が多いです。道は石畳で、中世を感じさせますが、はっきり言って歩きにくいです。歩いていると倍疲れる感じです。
Groot Begijnhof(大ベガインホフ)という13世紀に始まり1970年代まで続いたベギン会修道院があり、その建物群とそれを結ぶ石畳の道を歩いていると、静かな落ち着いた心持ちになります。ユネスコの遺産登録がされているものです。未亡人になったり、一人で生きていくしかなくなった女性がこの修道会に身を寄せ、共同生活をしていました。敷地には井戸がいくつもあり、その頃の生活を思わせます。ベギン会修道院は、このルーヴェンに小さなのがもう一つ、そしてゲント、ブルージュ、アムステルダムなどにもあり、小ぶりなかわいい建物と広い庭と木々が独特な空間を創り出しています。
ルーヴェンでは中心街の広場にあるSint-Pieterkerk(聖ペテロ教会)の中に入ることもおすすめします。ステンドグラスは見るべき豪華さはまったくありませんが、ここで見るべきなのは床にある墓石です。17世紀のものが多く、その墓石にはドクロが刻まれています。ドクロと骨だったりして、かなりおどろおどろしい感じですが、よく見るとドクロがユーモラスな顔をしていたりします。書かれている言語はオランダ語です。RIPとあったりしますが、英語のRest in Peaceの略だと変だなと考えなおすと、ラテン語のRequiescat in paceなんだと思ったり…。壁には、昔の壁画の一部が残っていたり、昔の硬貨が埋まっていたり、静かに見て回れます。
ルーヴェンはあまり華やかな町ではありませんが、町のじわじわっとくる長い歴史の雰囲気を感じながらゆっくりと歩き回わるのに最適です。
JAVAというカフェで休憩。ここは美味しいコーヒーと、レオニダスのチョコレートが楽しめます。
夜はDe Nachtuilというレストランに行きましたが、そのことは改めて書きます。
ホテルに一泊して、土曜の朝、朝市で美味しそうな巨峰を売っていたので、買いました。夕方に用事があったので、昼頃にはルーヴェンの町をあとにしました。
短い旅行でしたが、気分転換になりました。ベルギーの町はやはりオランダとは違っていて、違う国に来たなあという感じがします。
体調は良好です。しかし、歩きなれぬ石畳を歩いたせいか、翌日は筋肉痛になりました。


ブルージュ(ベルギー)1泊2日②

2011-12-19 13:51:13 | 旅行(ベルギー)
夜の間、雨音が聞こえていました。もしかしたら、雪が積もっているかもと思いましたが、そんなことはなく…。
9時すぎに遅い朝食を、ホテルのビストロでいただきました。クロワッサンが焼きたてでとても美味しかったです。やはり、ベルギー。オランダとは違い、一つ一つのクオリティが高いです。ハムも美味しかった…。
すぐ隣りの国なんだけれど、ベルギーは半分がオランダ語圏、半分がフランス語圏。オランダ語圏のほうが経済的には繁栄しているのだけど、ベルギーの独特の味わいはやはりフランス圏の影響があるからだろうなと思います。ショップにしても、ウィンドーの飾りつけなど、なんとなくセンスが細やかな感じです。ベルギーは音楽の分野でも良いアーティストがいるし、文化的に何か特別なものがありますね。テレビの「EEN」や「Canvas」という公共チャンネルで、はっと驚くような番組をやっていたりします。
さて、10時すぎにチェックアウトし、その後、ブルージュの町を散策しました。曇っており、気温は2度くらいでしょうか。かなり寒かったです。静かで凛とした空気が漂うベギン修道院(写真)へ。ここは世界遺産に認定されています。広場に木々が立ち並び、その広場を囲む形で、白い修道院が建っています。その一角にある教会に入ったら、修道女の人が寒い中掃除をしていました。
そして、救世主大聖堂や鐘楼を見学。もっと見て回りたかったのですが、寒くて、脚が凍りそうだった(大げさ…)ので、ショップに入ったりして、暖をとりました。クリスマス前の町の雰囲気というのは独特のものがあって、特別な飾りつけなどもあり、それはそれでよいのですが、寒さに弱い私としては、暖かい時期に来て、ボーッと美しい風景を眺めながら、ベンチに座っていたいなあと思うのです。
ベルギーのフライドポテトを食べて、少しショッピングをして、お昼すぐには早々と帰路に着きました。
郊外に出ると、雪が積もっている場所がかなりあり、白い景色を楽しむことができました。
体調は良好です。

ブルージュ(ベルギー)1泊2日①

2011-12-18 12:17:35 | 旅行(ベルギー)
ベルギーのブルージュに1泊2日で行ってきました。日本語ではブルージュっていうけれど、オランダ語では「ブルッハ」と読みます。現地の言葉もオランダ語だから、ブルッハのほうが正しいと思うのですが、フランス語読みの「ブルージュ」のほうが、響きが美しくて、町の雰囲気には合っています。
実は私にとって、オランダ、ベルギーでいちばん観光に訪れて美しいなと思う町がブルージュです。今回で3回目です。私が住んでいる場所から車で2時間半くらいです。日帰りでちょっと行くには遠いです。今回は、K's Choiceというベルギーのポップグループのコンサートがブルージュであって、ちょうどクリスマス前で町の雰囲気も良いだろうということで、1泊で行くことにしました。
11時半頃の到着を目指して出発し、ブルージュの駅の地下にある巨大な駐車場に車を入れました。
そして、中心街まで歩いて、予約してレストラン「De Stove」でゆっくりとランチをしました。ブルージュはミシュランスター付きのレストランがいくつかあるのですが、残念ながら日曜は休みだったり、場所が遠かったりで、今回は普通の評判の良いレストランにしました。
その後、ブルージュで買いたいと思っていたDUMONのチョコレートを入手し、ホテルにチェックインし、ひと休み。外はみぞれが降り、かなり寒かったですが、風がなかったのが幸いでした。クリスマス前の日曜で、店も空いており、ショッピングの客で町はかなりの賑わい。ホテルから中心の広場までは、通り沿いにショップが並んでおり、いろいろ見てまわるのに楽しい道でした。広場には、スケートリンクが作られ、クリスマスマーケットが並び、電飾が輝いています(写真)。
町は観光地だけに、主要箇所がライトアップされていて、暗くなって町を歩き回ると、とても風情があってよかったです。
ランチが4コースだったので、夜は軽めにワッフルなどを食べて、その後、8時開演のコンサートを見に、町の劇場へ。
そして、コンサートは10時には終わり、ホテルに戻りました。
体調は良好です。

ブリュッセル1泊旅行(後半)

2011-01-17 09:00:33 | 旅行(ベルギー)
ブリュッセル二日目。ホテルでゆっくりと朝食を済ませ、メトロでグランプラス広場へ。広場を囲む建物(写真は市庁舎)は壮麗かつ豪華でした。ブリュッセルには近いうちにまた来るつもりなので、近くにあるインフォメーションでブリュッセルの地図を入手しました。広場から、ガルリ・サンチュベールというヨーロッパ最古のアーケード街をウィンドーショッピングしながら抜け、てくてく歩いて、モネ広場へ。それにしても、ブリュッセルにはチョコレートショップが多いです。どのお店も綺麗にショーウィンドウにチョコレートが飾られていて、ついつい買いたくなりますが、我慢しました。
モネ広場の近くのイタリアンレストランで昼食をとりました。おいしいシーフードスパゲティを食べられて満足しました。量が少し多すぎましたが…。
そして、お目当てのピエール・マルコリーニのチョコレートを求めて、サブロン広場へ。トラムだと思っていたラインがバスで、結局見つけられずに歩いたので、かなりの距離でした。また、若干上り坂だったので、サブロン広場に着く頃は疲れ切ってしまいました。が、なんとマルコリーニのお店は月曜日閉店だということが判明して、がっくり…。ブリュッセルに着た目的の一つがここのチョコレートを買うことだったのに…。
まだ時間があるので、マルコリーニのルイーズにあるもう一つのお店へ行くことにしました。また歩くの???と思っていたら、うまくトラムを見つけることができ、一気に近くまで行けたのでラッキーでした。そして、お店も開いていました。店員さんは一人だけで、オランダ語は片言の様子。ボックスのチョコを2箱買いました。
ブリュッセルやパリなどフランス語圏で展開しているチェーンの美味しいパン屋「Paul」でクロワッサンなどを家で食べるために買って、ホテルへ車を取りに戻り、帰途に着きました。
ブリュッセルではもっと買い物をする予定だったのですが、2日目にはふくらはぎにかなり痛み(筋肉痛)が出ており、目的の用事を果たすだけで精一杯でした。ああ、もっと体力と脚力が欲しいです。
天気は曇りがちでしたが、雨に降られることもなく、暖かい気温で良かったです。
体調は概ね良好。疲れと脚の痛みはしようがないですね。



ブリュッセル1泊旅行(前半)

2011-01-16 10:24:53 | 旅行(ベルギー)
1泊でブリュッセルに行ってきました。ブリュッセルは、オランダ国内のフローニンゲンなどに行くより近いです。ただ、ブリュッセルは大きな町だけあって交通がかなり錯綜していて、車で中心部に入ってしまうと、かなり面倒です。また、雪など降ったら、さらにたいへん…と思っていたのですが、出発した日は最高気温が10度くらいまで上がる暖かい日で、その心配はありませんでした。
まずは、車をホテルの駐車場に入れて、それからメトロで移動です。一日乗車券を買ったので、トラム、メトロと料金を気にせずに乗り放題、とてもラクでした。
お目当てのマグリット美術館は残念ながら閉館期間中で、国立美術館は以前に行ったことがあるので行かず、今回はアールヌーボーの館巡りを主眼に置きました。まずは、アールヌーボーを代表する建築家ヴィクトール・オルタの美術館(写真)へ。ダイニングの装飾がとても美しかったです。木と金属とガラスと石を使って、有機的にデザインされています。また、階段とその吹き抜け天井も素敵でした。内部の写真を撮ることは不可だったのが残念です。
次は、トラムで中心街を横切って反対側にあるオートリック邸へ。この館もヴィクトール・オルタのデザインですが、初期のもので、アールヌーヴォーの出始めを見ることができます。壁紙などに、草木のようなカーブがデザインされています。寝室がとても立派で、天井が高く、ナイスな空間でした。使われている木材はダークな色で、オルタ邸の明るい色とは違った雰囲気でした。床のタイル張りの部分など、デザインにカーブが見られ、暖かい感じが出ています。
ブリュッセルは、オランダ語、フランス語が公用語のはずですが、フランス語のほうが完全に勝っている印象です。耳に入ってくるのはフランス語ばかり。でも、フランス語が聞こえるせいで、何か外国にいる雰囲気がアップして良い感じです。交通網は便利ですが、メトロに乗るまでのエスカレーターが壊れていたりして、階段を昇り降りしなくてはいけないことが多く、脚がすごく疲れました。
この日、お昼にはワッフルを、夜にはレストランで魚料理をいただきました。レストランの記録は後日あらためて。
体調は良好ですが、すごく疲れてしまいました。