Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「Valerian and the City of a Thousand Planets」@Kinepolis(ユトレヒト)

2017-07-30 07:45:56 | Movie
映画「Valerian and the City of a Thousand Planets」(ヴァレリアンと千の惑星の都市)を見てきました。
リュック・ベッソン監督の新作です。日本ではまだ公開がいつかわからないようですね。この作品、フランスの製作ですけど、ヨーロッパで最高額の製作費をかけています。フランスのコミック作品「Valérian et Laureline」(Jean-Claude Mézières画)が原作です。このコミックは、1967年が最初の作品で、ずいぶん長くシリーズ作品がでています。
オランダでも出版されており、一部では人気があります。
映画の観客も往年の読者か、白髪の老人など中年層が多かったです。
しかし、映画の主人公は若い男女のスペースエージェント(宇宙警察の刑事にようなもの)。デイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュが演じていて、二人とも若く見えるので、高校生のように見えます。が、Vakerianは少佐で Laurelineは軍曹なので20代後半くらいの設定なのかも? なにしろ将軍からはかなりの信頼を得ています。
未来の世界を扱った作品で、様々な生命体や世界が描かれ、とても美しかったり、奇妙だったり、2時間15分の映画ですが、単純に楽しめました。まあ、若い人向けかなとは思いましたが、Vakerian役のデイン・デハーンとLaureline役のカーラ・デルヴィーニュがビジュアル的に好きなタイプなので、それがよかったです。
ヒットすれば、第二作も期待できるのですが、アメリカでの興行成績がよくないそうで残念です。
3Dで見ましたが、3Dの効果はさほどでもなかったです。
会話のなんというかちょっと斜に構えたやりとりが、フランス的といえばフランス的で、にやりとした笑いがところどころで溢れる作品です。
ユトレヒトのKinepolisで見ました。ユトレヒト駅から徒歩ですぐのところにあります。あまり知られていないのか、けっこう閑散としていますが、新しいシネコンで設備はよく、良い映画館です。少し料金は高いかもしれませんが、おすすめです。


ランチ:Restaurant Bis@デンハーグ

2017-07-26 08:13:12 | Restaurant/Cafe
デンハーグのGemeentemuseum Den Haag(デンハーグ公立美術館)に行ったとき、美術館内のカフェでランチをとりました。
中庭部分が新しく屋根がついていて、屋内なのに日光がふんだんに注ぐ、オープンな雰囲気のカフェでした。
コーヒーと、チキンのサンドイッチにしました。できているサンドイッチから選ぶので、パンはチョイスできませんでしたが、この黒パン、おいしかったです。
ボリュームも十分でした。
ほかには、ツナ、スモーク鯖、ハム、チーズなどのサンドイッチがありました。
また、アップルタルトなどスイート系もあります。スープもありました。
美術館のカフェとしては充実しているほうかなと思います。
席数もかなり多めなので、リラックスできます。
この美術館の近くにはあまりこれはというカフェが見当たらなかったので、館内のカフェでランチや休憩をすることをおすすめします。

Gemeentemuseum Den Haag@デンハーグ(オランダ)

2017-07-23 20:36:24 | Wblog:お出かけMuseum
デンハーグにあるGemeentemuseum Den Haag(デンハーグ公立美術館)へ、久しぶりに行ってきました。
今は夏のバケーションシーズンなので、人気のある美術館には午前中に行くことをお勧めします。午後になると人が多くて、じっくり見れないことがあるからです。
10時の開館をめざして、家を出ました。
お目当ては、「建築とインテリア The desire for Style」展です。オランダの美術運動Stijlの百周年を記念した一連の展覧会の一つです。かなり充実した展示で、たくさんの建築設計図、デザイン画、模型がありました。色使いに特徴があり、またガラスをたくさん使い、コンクリートを使ったものが多いです。
色使いの特徴は、モンドリアンの有名な絵画と共通点があります。Van Doesburg、Berlage、Huszar、Oud、Van Eersteren、Wils、Rietveldなどなどたくさんの作品がありました。
この展示のほかに、「文字のある陶器」展という中国の陶器と書の展示、「The End of an Age」という1880年から世紀末にかけてのアムステルダムなどの都市に注目した絵画展(イスラエルやブルトナーなど)の展示も面白かったです。
かなり大きな美術館で、他にもいろいろな展示がありましたが、午後から混んできたので、全部は見ずに帰りました。


夕食:Sora(ラーメン)@アムステルダム

2017-07-19 13:32:28 | Restaurant/Cafe
アムステルダムのラーメン店「Sora」へ行ってきました。以前に一度行ったことがあります。
そのときは、極上札幌黒味噌ラーメンを食べて、ちょっと私にはボリュームが多すぎたので、今回は、味玉味噌ラーメン(写真)にしました。
玉子には味がしっかり染み込んでいて、美味しかったです。チャーシューは、口の中でトロリと崩れる柔らかさ。
麺も私の好みのものです。
スープも旨味がよく出ていて良かった。
全体として、美味しかったです。
ギョーザも一皿つけました。これもふつうに美味しかったです。
また、機会があれば行きたいです。
冷やしラーメンもメニューにありました。暑い日にはうれしいですね。

クラシックコンサート:Hannes Minnaar (ピアノ)+Orkest van het Oosten @Concertgebouw(アムステルダム)

2017-07-16 12:33:44 | Concert
日曜日、またアムステルダムのコンセルトヘバウへ。夜8時からのコンサートです。
オランダのピアニストHannes Minnaarがベートーベンの皇帝を弾くのと、好きなベートーベンの第七番が聞けるので、チケットを購入しました。
プログラムは、
Beethoven - Ouverture 'Coriolan' in c, op. 62
Beethoven - Vijfde pianoconcert in Es, op. 73 'Kaiserkonzert'
Beethoven - 交響曲第七番 in A, op. 92
と、ベートーベン一色です。
オーケストラは、Orkest van het Oosten。英語では、Netherlands Symphony Orchestraといいます。オランダ東部のオーケストラです。
指揮は、Jan Willem de Vriend。オランダ人です。背が高くて、指揮棒を使わずに指揮します。ベートーベンに造詣が深い指揮者です。
Hannes Minnaarは若く見えますが、30代前半です。繊細なビブラートを駆使し、素晴らしい「皇帝」でした。
ピアノは、Chris Maene(クリス・メーン)のピアノでした。ベルギーのメーカーです。空間に沁みるような音でした。
交響曲第七番、家で聴いている第七番とは少し印象が違ったけれど、各楽章楽しめました。ピアノを少し近くで見たかったので、前のほうの席でした。やはり交響曲を聴くには、後ろのほうがいいですね。
第二楽章が好きです。最初のどんどん、パートが増えていく(チェロに、ビオラが入り、次にバイオリンが…)ところがやはり好き。
良いコンサートでした。

クラシックコンサート:Quirine Viersen (cello)+Enrico Pace (piano)@Concertgebouw(アムステルダム)

2017-07-10 11:03:20 | Concert
Quirine Viersen (cello)とEnrico Pace (piano)のコンサートに行ってきました。アムステルダムのコンセルトヘバウの小ホールです。
小ホールは久しぶり、小ぶりの良いホールです。今回は、バルコニー席で、舞台がとてもよく見えました。
プログラムは、
R. Schumann - Fünf Stücke im Volkston, op. 102
Beethoven - Sonate in D, op. 102, nr. 2
Rachmaninoff - Sonate in g, op. 19
で、アンコールで
R. Schumann - Zart und mit Ausdruck, nr. 1 (uit 'Fantasiestücke', op. 73)
でした。
二人はとても息があっていて、ベテランだけあって、落ち着いた演奏でした。
ただ、息を吸い込む(鼻をすするようなズーッという音)が定期的にして、それが気になりました。
また、個人的にいろいろ考えることがあって、あまり演奏に集中できず、残念でした。
それでもチェロの音の響きは、美しく、心が動かされます。
このコンサートは、Robecoの夏コンサートシリーズの一環です。このコンサートシリーズ、この夏に、また何回か行く予定です。

本「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」

2017-07-08 14:25:54 | Book
原田マハ著「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」を読了。
「ジヴェルニーの食卓」の中のモネを扱った短編がとても良かったので、続いてこの本を読みました。モネのことについて書いてあります。短編のほうで知った事柄と重複する部分があり、いっそうモネについての知識が深まり良かったです。
モネの作品が日本にもいくつもあり、それがどうしてであるかという話も興味深かったです。
モネが最後に描いた睡蓮をいつかパリへ行ってじっくりと見てみたいです。
新書なので簡単に読めます。講演をまとめた本なので、語っているような文章です。
印象派っていってもいろいろ画家によって違いがあり、それぞれがそれぞれの魅力的な人生を送っています。モネは、父性的愛情に溢れた、自然を愛するアウトドア派の人だったんだろうなと思いました。

ランチ:Takeichi(ラーメン)@アムステルダム

2017-07-02 12:45:47 | Restaurant/Cafe
先日のこと、暑い日に、アムステルダムでラーメンを食べました。最近アムステルダムにはいくつかラーメン店ができています。
このTakeichiは、タイやシンガポールなど海外展開している濃厚鶏白湯ラーメン専門店麺屋武一のアムステルダム店です。
醤油鶏ラーメンを注文。豚チャーシューはなくて、鶏つくねが入っていて、あっさりしていておいしかったです。
暑い日にラーメンって、と少し躊躇したのですが、さっぱりした味で、鶏のスープが胃にやさしい感じで、好きな味のラーメンでした。
濃厚鶏醤油ラーメンを夫が注文していて、スープの味見をしたのですが、味わいに深みがあって、濃厚のほうがおいしいと思いました。卵も中が半熟でよかったです。
こってりラーメンが好きな人にはちょっと向かないかもしれませんが、私は気に入りました。
麺は細めでした。
ここにはラーメン店に定番のギョーザはありません。他に、鶏から揚げなどがあったので、次回は食べてみたいです。