Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Cafe: Mockamore

2011-11-28 09:19:17 | Restaurant/Cafe
オランダにはスターバックスがあることはありますが、大きな駅の構内やアムステルダムの主要箇所くらいにしかありません。最近は少しずつ増えていますが、日本のようにどこにでもあるというわけではありません。
そこで、最近気に入っているのが「Mockmore」というコーヒーチェーンです。バタビアスタッドにあったので、入ってみて気に入りました。ウェブサイトによると、現在オランダに7店舗、ベルギーに3店舗あります。
いつも飲むのは、名前を忘れましたがコーヒーの上にホイップクリームがのったもの(写真)で、猫舌の私としては、クリームで少し温度が下がり、まろやかな味になって、おいしいです。スイート類もバラエティに富み、ドーナツやデーニッシュ、マフィン、ブラウニーなどがあります。
コーヒーの種類には、カプチーノにホワイトチョコレート入り、シナモンとホイップクリーム入り、ミルクと蜂蜜入りなど、面白いコンビネーションのものがあり、楽しめます。
ベーグルもこのお店のおすすめで、色々な種類のサンドがメニューにあり、ランチにはベーグルサンドとコーヒーという組み合わせもよいです。
気軽に入って、ゆっくりコーヒータイムをエンジョイできるお店です。
体調は良好ですが、血圧が例えば130/96という値で、下のほうが高いという指摘を受けました。近いうちに担当医師に相談する予定です。

Restaurant:De Nederlanden(Vreeland@オランダ)

2011-11-23 08:23:36 | Restaurant/Cafe
De Nederlanden」というレストランへ行ってきました。場所はアムステルダムとユトレヒトを結ぶ高速道路A2から少し脇にそれた村(Vreeland aan de Vecht)にあり、車がないと行けませんが、車でさっと行って、レストランの駐車場にとめて、食事をするというにはもってこいです。ホテルも兼ねているので、遠くから来る人には、一泊してディナーをするとよいでしょう。
どうしてこのレストランを選んだかというと、ミシュランスター(一つ星)を持っているからです。オランダは外食がいまいちおいしくない、コストパフォーマンスが悪いと文句をずっと言っていましたが、前回「Tante Koosje」という一つ星レストランへ行って、味の良さと、プレゼンテーションの良さに満足し、このレベルならコスト的にも納得がいくと思いました。そして、調べると、オランダにはそこそこの数のミシュランスター付きレストランがあることを知り、今後、少しずつ行ってみようと思いました。
レストラン内はゆったりとして雰囲気で、窓ぎわの丸テーブルに案内されました。このテーブルでは、夫とは隣同士に座る形で、店内が見渡せました。給仕の人はとても感じがよく、キッチンはオープンで、見通すことができました。
オランダメニューという4コースディナーを注文し、前菜とメインにあったワインをおまかせで注文しました。
パンとバター、オリーブオイル、塩のセットと、お通しのように自家製ポテトチップ、ピクルス、パリパリのスティックがテーブルに設置され、その後、アミューズが2回でました。一つ目は、ブラディマリーと名づけていましたが、トマトジュースの上にセロリのホイップがのったもので、とてもおいしかったです。二つ目は、ブラッドソーセージがはさまれたミニマカロンのようなものでした。
最初の前菜は、すずきの刺身にムール貝、カレーマヨネーズに小さな野菜たちで、見た目にもすごく美しく、味もとてもよかったです。もっちりとした刺身の食感に、ぱりぱりとした野菜の食感が口の中で混ざり、独特の食体験でした。
二つ目の前菜は、違う種類のスズキの切り身のソテーで、濃厚な鰻の燻製ソースがついていました。とてもおいしかったです。
メインは、オランダの沿岸にある島産の鴨とチェリーソース(写真)で、鴨はとても柔らかく、少しレバーの味がして、おいしかったです。
量はそれぞれ少なめですが、ここら辺で、私はもうお腹いっぱいでした。
さて、もうあまり注意を払っていなかったのですが、デザートは、リンゴのムース、何かのアイスクリームなどで、見た目もきれいで、おいしいですが、甘いものはそれほど得意でない私は食べるので精一杯。と思ったら、給仕の人がきて、「スフレです」と、もう一皿。若いコックさんが来て、熱いスフレの中に一さじアイスクリームを入れてくれます。このスフレ、最高のお味でした。口の中でとろける感じが、ほんと何とも言えないおいしさでした。
このあと、夫はエスプレッソ、私は紅茶を注文して、もう少し余韻を楽しみました。この際にも、プチデザートがついてきました。
水曜の夜だったので、ビジネスディーナーのような人たちも多かったです。席は7割くらい埋まっている状態でした。
お腹がとてもすいていたのも手伝っているかもしれませんが、Tante Koosjeよりも、こちらのほうがおいしかったように思います。また、シーズンが変わったら、行ってみたいです。
ちなみに、このオランダメニュー、実は案内が郵便で来ていて、お得プライスで50ユーロ弱でした。日本円で5千円くらい。そう考えると、かなりリーゾナブルです。
体調は良好です。


Night of the Proms@ロッテルダム

2011-11-22 09:15:00 | Concert
先週の金曜日11月18日に「Night of the Proms」というミュージックイベントに行ってきました。このイベントは毎年この時期に行なわれており、ロッテルダムのほかにベルギーでも同様のイベントが開催されます。
昨年、テレビでこのイベントの一部が放映されているのを見たときに、生で見てみたいなと思い、チケットをとりました。開場が「Ahoy」というロッテルダムで有名な場所なのも、私はそこに一度も行ったことがないので、魅力的でした。ステージが広くて、出演者が観客のいるアレーナの中へ進んでいける突き出しの通路があり、有名ミュージシャンのコンサートや、大きなイベントのTV放映などでよく使われます。実際に行ってみると、ステージの設備、音響などとても良いですが、観客席の椅子がスタジアムの椅子のようにプラスチックで、背もたれも低く、あまり座り心地は良くなかったです。
この「Night of the Proms」は、サブタイトルが「クラシックとポップの出会い」とあるように、クラシックからポップミュージックまでの幅広いジャンルの楽曲が、フルオーケストラをバックにスペクタクルに展開されます。
毎年、出演者は異なり、今回は、ジェームス・ブラント、Miss Montreal、アンジー・ストーン、ジョン・マイルズ、ミック・ハックナル(SIMPLY REDのボーカル)、DIV45(ソプラノ歌手4人組)などでした。私のお目当ては、ジェームス・ブラント。ヒット曲の「You're Beautiful」を歌ってくれて、満足でした。「僕のバンドは5人なので、こんなオーケストラをバックに歌えるなんてうれしいです」というようなことをMCで言っていました。とても気さくな感じで良かったです。また、DIV45も素晴らしく、人の声ってやはり素敵だなと思いました。
8時から始まり、2部構成で、間に30分の休憩が入り、終わったのは11時くらいでした。
私は、第一部のほうが知っている曲が多くて楽しめたのですが、第二部では観客の多くが一緒に歌っていたので、オランダ人には馴染みの曲ばっかりやっていたようです。最後は、「Hey Jude」を出演者全員が舞台に上がって歌い、幕となりました。とてもよくできた音楽ショーでした。
開場はほぼ満員で、オランダ各地からツアーバスで来ている観客もかなりの数いるようでした。選曲から見ても、若めの人から年配まで幅広く楽しめるショーです。
私自身とても楽しめたので、早速、来年のショーのチケットを取りました。
オランダは週末から霧が濃く、映像効果のスモークをたいたような状態です。幻想的な感じもするのですが、車は大渋滞、飛行機の運航にも影響が出ました。日本では都市部に住んでいるとほとんど霧なんて経験しなかったのですが、オランダに来てからは、霧や雹などの自然現象が毎年あり、びっくりします。
体調は良好です。

レナリドミド+デキサメタゾン 第22サイクル開始

2011-11-18 09:02:41 | 医療・病気
レナリドミドとデキサメタゾン服用の第22サイクルが開始しました。レナリドミド10mgデキサメタゾン0.5mgを週3回服用を3週間繰り返し、次の1週間はデキサメタゾン0.5mgのみ3回服用というサイクルです。
前回からデキサメタゾンが減量(2mgから0.5mg)となって、体調に変化があるかなと思って気にしていたのですが、直後に風邪をひき、これが2週間くらい長引き、治ったかなと思ったところに、インフルエンザの予防注射を受け、そしてまたノドの痛みと咳が出て、風邪がぶり返したかなと思ったのですが、今日は咳もでず、調子いいです。
風邪をひいてぐずぐずと長くいまいちだったのに、デキサメタゾンの減量が関係あるのかどうかはわかりません。
ただ、以前はデキサメタゾン服用日にはたびたび夜中の2時、3時頃まで寝付けなかったのが、デキサメタゾンを減量してから、ふつうに眠れるようになりました。
身体の元気度が少し落ちた感じがするのは、風邪のせいかなあ。よくわかりません。もう少し様子を見たいと思います。
また週に何回か定期的に血圧を測っているのですが、何週間か前は低血圧気味だったのに、昨日測ったら血圧が高血圧気味になっていました。血圧の薬は現在はまったく飲んでいません。どうしてかなあ。これも様子見ですね。
それから、体重がやっと元の体重に戻ったかと思ったら、その体重を超えてどんどん増えだしたので、現在、少し危機感をもって、ダイエット中です。といっても、チョコレートの量を控えめにしたり、間食の量を減らしたり、食事は食べ過ぎないということを強く肝に銘じたりというくらいで、特別なダイエットはしていません。贅肉がたまっているのが感じられるので、Wiiを使って少し身体も動かさなきゃとも思っています。本当はウォーキングとかがよいのでしょうが、外は寒くて出る気がしません。
体調は良好です。

本「宇宙は何でできているのか」

2011-11-16 10:51:23 | Book
村山斉著「宇宙は何でできているのか」読了。副題に「素粒子物理学で解く宇宙の謎」とある幻冬舎新書です。
宇宙はどうなっているのか、宇宙の未来はどうなのか、この宇宙を構成している成分は何なのかということについて、やさしい語り口で書かれています。
子どもの頃はこういうことに興味があったけれど、学校で習った知識のままで、ここ最近で大きな変化を遂げているこの分野のことをよく知りませんでした。そして、サイモン・シン著の「ビッグバン宇宙論」を何年か前に読んで、たいへん面白く衝撃を受け、ここのところまた興味が沸いてきていました。
「宇宙は何でできているのか」は、南部陽一郎の色荷や自発性対称性の破れ、小林・益川理論などについて言及があり、また日本の学者や研究機関がこの分野でいかに活躍しているかがわかり、わくわくして読み進められました。
ひも理論という言葉も聞いたことはあったけれど実際のところなんのことか知りませんでしたが、この本で意味がわかり、うれしかったです。知らないことを知るってうれしいです。
たくさん新しい用語が出てきて、ちょっと頭が追いつかないところもありましたが、理論物理学、宇宙物理学、素粒子物理学という分野、とても興味があります。といっても、私は文系なので、詳しい計算とかはまったく理解できません。この分野の読みやすく書かれた本があれば、また読みたいと思います。
今になって悔やむのですが、高校の時に数Ⅲというのですか、微分積分の難しいのをやりたくなくて、文系に進んだのですが、せっかく教えてくれるのだから、やっておけば良かったなと思います。
最近、ヨーロッパのCERNの実験で、光速よりも速く粒子が移動したということがニュースになりました。このことはアインシュタインの相対性理論と矛盾します。このことを説明する新しい理論が出てくるのか、とても興味があります。
それにしても、考えれば考えるほど、知れば知るほど、私たち人間がこうやって地球で文明を築いて暮らしていること自体が、ほんとうに奇跡的な、不思議な出来事なんだなと思います。
体調はまた風邪を引いたのか、ぶり返したのか、喉のあたりが気持ち悪く、咳が出ます。ただ熱はないので、寝込むことはなく、スローですが、ふつうの生活をしています。



Restaurant: Hovels Hausbrauerel(ドルトムント@ドイツ)

2011-11-15 10:36:43 | Restaurant/Cafe
ドルトムントに行ったときに食事をした「Hovels Hausbrauerel」(住所:Hohor Wall 5)は、ビアレストランで、気軽な雰囲気です。大きな通りに面しており、店内は広く、ビール「HÖVELS」の醸造所直営のレストランで、醸造に使用する大きな釜をガラス越しに見ることができます。
メニューはドイツ語で、私にはちんぷんかんぷんでした。ウェイターが「英語メニューもありますよ。持ってきましょうか」と言ってくれたのですが、夫が説明してくれるものと思って、「結構です」と断りました。しかし、ドイツの料理名はわからないものが多いらしく、説明を聞いてもいまひとつ、イメージがわかず、結局、ご当地メニューの中から選びました。
写真は、豚肉のグリル、ザワークラフト、クヌーデル(もちもちとした食感のジャガイモが原料のお団子)です。おいしかったけれど、塩味が強かったです。きっとビールをたくさん飲みながら食べると格別なんでしょう。
クヌーデルはドイツではよく見かけますが、オランダでは見たことがありません。少し食べるとお団子のようでおいしいですが、私はあまりたくさんは食べる気がしません。
給仕はてきぱきしていて、英語もよく通じるようでした。テーブルは広く、ゆったりとしていて、くつろぐことができました。ドルトムントに行く際には、おすすめのレストランです。
体調は良好。









インフルエンザ予防接種

2011-11-11 10:26:18 | 医療・病気
インフルエンザ予防接種(Griepprik)を受けてきました。
オランダでは、60歳以上の人と特定の病気の人に予防接種の案内が来ます。予防接種を受けたい人は、その案内状を持って、指定の日に近くのホームドクターの診療所へ出かけ、接種してもらいます。無料です。
私は病気の薬の関係で、接種を受けてもあまり効果はないそうですが、「やらないよりはまし」くらいの効果はあるそうなので、毎年受けることにしています。
診療所の受付に行くと、「予防接種を受ける人は青の矢印を辿ってください」という張り紙があり、その通りに進むと、ある部屋に看護師さんが一人いて、案内状と引き換えに注射をしてくれました。待ち時間なしで、ものの1分で終了です。問診もありませんでした。
写真は全く関係ないですが、11月のある日の朝焼けです。実際にはもっと赤色とピンク色が濃くて、素晴らしい光景でした。
体調は良好。風邪は完治したようです。


Ryuichi Sakamoto Trio Tour 2011@Dortmund

2011-11-07 10:41:38 | Concert
坂本龍一のTrio Tourに行ってきました。ドイツのドルトムントのコンサートホールで11月6日に行なわれたものです。
このツアー、ヨーロッパの各地を回るのですが、残念ながらオランダでの公演はなく、近場だとベルギーのブリュッセルかドイツのドルトムントでした。どうせなら知らない町に行こうということで、ドルトムントのチケットをとりました。席は前から6列目のど真ん中で、舞台全体がよく見えるよい席でした。
舞台向かって左手にピアノの坂本教授、そして中央がチェロのJaques Morelenbaum、右手にはオーディションで選ばれたバイオリンのJudy Kangという配置でした。
18時開場で、19時に前座のOlafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)が登場し、ピアノで曲を演奏しました。彼はアイスランドのミュージシャンで、まだ20代ですが、落ち着いた雰囲気で、英語でジョークを交えたMCをしながら、数曲演奏しました。途中で、友人のバイオリニストが登場し、二人でも演奏しました。エレクトリックな音響が混じった音で、とても美しいメロディと音色で、CDが欲しいなと思いました。とてもよかったです。
その後、休憩があって、20時に坂本龍一が登場し、本番が開始しました。最初は坂本氏だけで、グランドピアノの鍵盤ではなく、弦の部分をはじいて音を出し、またBirdという黄色い鳥のおもちゃのようなものを使って、ギギッという音を出して、とても現代音楽的な曲で始まりました。知らない曲でしたが、この曲で彼の世界にすうーっと引き込まれていきました。私は、戦メリやラストエンペラーなど映画の曲は知っていますが、最近の彼のアルバムの曲や日本でコマーシャルなどに使われた曲は知りません。しかし、全曲、音に耳を集中させているだけで、次の音、次の音へと連なっていくのを快感をもって感じることができ、あっという間に時間が経っていきました。
途中で、チェロとバイオリンが入って、3人の演奏になることもありましたが、坂本教授のピアノソロの曲もかなりありました。バイオリンは高音があまり好きな音ではなかったけれど、それ以外は音が太く、飴のような感じの音でよかったです。チェロは、時々バイオリンに音が消されるような気がしました。
アンコールは4回ありました。アンコール時には、観客は総立ちになりました。観客は日本人もちらほらいましたが、ほとんどはドイツ人。若い人というよりは中年の人が多かったかな。ホールで売っているYMOの本や坂本氏のCDも飛ぶように売れていました。ドルトムントなんていうちょっと中途半端な都市で、大きなホールだったので、観客の入りを心配したのですが、ドイツでの坂本人気、かなりのものですね。
まわりはドイツ人ばかりでドイツ語だったので、どんな感想を話しているのかまったくわからなかったのが残念でした。やはり、少し言葉のわかる観客層のコンサートのほうがいいかなと思いました。
あまりMCはなかったですが、それでも英語で「東日本を襲った地震と津波の被害に関して、皆様から多くの支援をいただきありがとうございました」と感謝の意をはっきりと伝えたことは、日本を代表するアーティストとして当然ながらも、ちゃんとしていて、立派な大人だなあと思いました。観客も拍手で返していました。
今年、二回(もう一回はalva noto + ryuichi sakamoto "s" tour)も坂本龍一のコンサートをこの目で見れるとは、とてもうれしいです。日本でもこんなことはなかったと思います。
元気でいられのもいつまでかわかりませんから、これからもこういう機会は逃さないようにしたいです。
体調は良好。

ドルトムント(ドイツ)一泊二日

2011-11-06 10:08:59 | 旅行(ドイツ)
ドイツのドルトムント(Dortmund)という町に一泊二日で行ってきました。目的は、坂本龍一Trio Tour 2011のドルトムント公演を見るためでした。
ドルトムントという町は、ドイツの北西にあり、車だと約2時間強くらいで行けます。日帰りも可能だけれども、体力的にちょっとたいへんかもと思い、一泊することにしました。
10時頃、自宅を車で出発し、お腹がすいたので、ドイツ国境を越えた後のドライブインで、ドイツソーセージ(大きくて25cmくらいありました)とパンの昼食をとりました。そして、お昼過ぎにホテルにチェックイン。
その後、Museum Ostwall(写真)へ。この美術館は、ビールの醸造場だった「U」のマークのついたビルの中にあります。内部は新しく改装されたようで、ピカピカでした。現代アートの美術館で、ナムジュン・パイクの作品やフルクサスのアーティストの作品がかなりありました。また、床に銀色のフォークやスプーンが敷き詰めてあって、鉄条網が壁のように張られてある場所を、備え付けのトランクを持って歩くという作品がありました。実際にそのトランクを持って、内部を歩いたのですが、踏みしめるとガチャガチャと鳴るフォークやスプーンの音と、トランクと鉄条網が反応して立てる耳障りな電気音で、とても異様な感じがしました。
この美術館、興味深い作品がいろいろあったのですが、説明がすべてドイツ語のみで、私はドイツ語はわからないので理解できず、残念でした。
また、特別に「re-rite」というイベントをやっており、それも見ることができました。これは、101名のオーケストラがストラヴィンスキーの「春の祭典」を演奏するのを映像で取ってあり、それぞれ楽器のパートごとに小さな部屋に分かれており、その部屋ではそのパートをクローズアップした映像と音が流れています。そして、楽譜と椅子が用意されており、そこに座って、楽譜をめくりながら聞くと、自分がその楽器でそのパートを演奏しているような高揚感が得られます。私はバイオリンのところに座って、楽しみましたが、楽器のパートに注目して聞いたことがなかったので、とても新鮮な体験でした。おもしろい試みだと思いました。
ホテルにいったん帰って少し休憩した後、早めの夕食を食べに「Hovels Hausbrauerel」(後述予定)というビアレストランに行き、その足で、コンサートホールへ向かいました。
コンサート終了は11時頃でした。
*****
次の日の朝、ホテルで朝食を済ませた後、ゆっくりとチェックアウトし、ドルトムントの町でショッピング。
大きなショッピングストリートがあり、また屋内のショッピングモールも充実しており、いろいろと見たかったのですが、急に寒くなったこともあってか、体調がいまいち。すごく疲れた感じでした。
それでも少し見て回り、買い物をして、また、スーパーマーケットで、オランダでは見たことのない梨が売っていたので、嬉しくなって買いました。(中国産で、日本の梨のような甘さはなかったけれど、確かに梨の味でした。)
昼食を食べて、その後帰途に着きました。
体調は咳もほとんどおさまり、良好。しかし、とても疲れました。


チョコワイン

2011-11-04 08:38:22 | オランダ:トリビア
先日、夫がどこかからもらってきたのが、チョコワイン(Choco Vine;写真)。
「えー、チョコレートとワインが混ざってるなんで、なんか気持ち悪いよー」と思いましたが、米国で発売されて好評なので、オランダでも発売されたとのこと。ボトルのラベルには、オランダの風車とチューリップの絵が描かれていて、オランダのチョコレートと精選されたワインのコンビネーションという説明がついています。
さて、お味はということで飲んでみました。甘いココアにアルコールが効いているような、口当たりが滑らかで、まずくはなかったです。ちょっとカルーアミルクのような感じです。アルコール分が14%あるので、私はほんの少ししか飲めませんでしたけれど、女性は好きな味かも知れません。味見をした義母は「おいしい。私も買うわ」と言っていました。
これからのクリスマスなど、みなで集まるときに、ちょっと話題作りにも、一本用意して、みんなで少しずつ味見がてた飲むというのもいいかもしれません。
甘みが強いワインということで、クリスマスシーズンによく飲むグルッグワインを思い出しました。これは、赤ワインにシナモン、カルダモンなどのスパイスと砂糖を入れて温めて飲むものです。おいしいです。
チョコワインも温めて飲むと、アルコールがとんで、私にはおいしいかもと思いました。今度、試してみるつもりです。
体調は良好。咳はまだたまにでます。