Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「王妃の館」

2015-05-31 08:10:59 | Book
浅田次郎著「王妃の館」を読了。
「蒼穹の昴」がよかったので浅田次郎の本をまた読みたいと思い購入しました。
が、思ったのとはちがって、どたばたコメディでした。舞台がパリで、パリの観光名所が出てきます。
ルイ14世時代にこの王妃の館には、貴婦人ディアナと男の子が住んでおり、実はディアナは太陽王たるルイ14世の愛した女性で男の子は息子であるという設定です。
この昔の話と、現在のツアーでこのホテルに泊まった客たちの話がうまく相乗効果をあげて、繰り広げられます。
話のうまさは、さすがです。
私の興味は、ルイ14世の人となりや当時の話の部分で、面白いなあと思いました。
史実を踏まえながら、創作部分がからみます。
前後2冊で長く、エンターテイメントとしてはいいんでしょうが、日本人ツアー客たちの話(こっちがメインですが)は私にとってはどうでもいい部分でした。
最近この本が原作の映画も公開されたようです。水谷豊が主演。ルイ14世やディアナなど西洋人であるべきキャストも日本人で、コメディ全開ですね。
体調は良好です。




レナリドミド+デキサメタゾン 第68回サイクル開始

2015-05-29 07:39:58 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの68回目が始まりました。
また先回の終了時にレナリドミドを一回分多く飲んでしまいました。週3回3週間レナリドミドを服用して、4週目はデキサメタゾンだけなんですが、レナリドミドをストップするのを忘れてしまうんですよね。3週間なんてあっという間できちんとチェックしてないと、過ぎてしまうんです。
なので、今回は1回分レナリドミドを減らすつもりです。
昨年の終わりころに唾液腺炎になり、顎の下の首がすごく腫れてびっくりしたのですが、いまその部分を触ってみると左は腺の存在を感じないくらいで、右は2センチ弱くらいの腺があるのがわかります。これが当時は首の形が変わるくらいぽっくりと腫れたのです。
唾液の流れをよくするためにガムを噛むといいと聞いて、その後よくガムを噛んでいました。いまは、ときどきですが、ノドに痰が絡むときなどガムを噛むようにしています。
体調は安定しており、良好です。

DOMUnder@ユトレヒト

2015-05-25 08:12:35 | Wblog:お出かけMuseum
今日は月曜日ですが聖霊降臨祭の休日です。
昨日、今日と珍しく続けてユトレヒトへ。
今日は、昨年オープンしたアトラクション「DOMUnder(ドムアンダー)」のためです。ユトレヒトの観光名所であるドム塔があるドム広場の地下の遺跡を巡るツアーです。予約が必要です。人気があって日曜や祭日は満員になるので、早めの予約が必要です。
集合場所の建物で受付をすますと、地下へ行きます。そこからツアーがスタートです。
ガイドの人が説明をしてくれ、地下から掘り出された物を一人一人選んで、それがどの時代にどの部分に使われていたものであったかを地図などを使って教えてくれます。その後、ビデオを見ます。それで、だいたいのこの広場の2000年前から現在までの大まかな歴史を把握できます。
それから、ここから外へでて、写真の入口から、地下へおります。
そこはかなり広めの遺跡がごろごろしている地下で、それぞれにイヤホンつきの大きな懐中電灯のようなものが配布されます。地下は暗めで、その懐中電灯のボタンを押して自分で光を当ててみます。遺跡のところどころにセンサーが付いていて、うまくそのセンサーに懐中電灯の光をレーザーガンごとくあてると、イヤホンから説明が聞こえてきます。この行為自体が楽しかったです。ただ懐中電灯がちょっと重すぎと思いました。
この地下でもビデオを2回見ます。
全部で1時間強のツアーでした。英語のツアーもあるようです。
いろいろ新しく知ったことはあったのですが、1674年の大嵐でドム教会の半分が崩れ落ち、その部分が今のドム広場(ドム塔と今のドム教会の間)にあたるということです。そして、その廃墟が150年も放置されたままだったそうです。町の真ん中の重要な部分に廃墟がずっとあったということです。
ツアー後、ドム教会周辺を改めてゆっくりと見てまわりました。
ドム広場には最近できた二つの大きなミッフィー像も見ました。
また、ナチス占領下時代についての小さな写真展が屋外ブースで行われたので、それも少し見ました。この場所を、ナチスの制服を着た軍人たちが闊歩していたんだ…。
ユトレヒトは歴史の古い重要な町なので、よく知れば知るほど興味が沸いてきます。
体調は良好です。






K's Choice@Pandora(ユトレヒト)

2015-05-24 09:48:00 | Concert
K's Choiceを見にユトレヒトのPandoraに行ってきました。駅の近くのVredenburgの中にあるホールです。
Vredenburgには何度も行っているのですが、Pandoraは初めてで、建物の最上階にあるのでかなり階段を上らなくてはいけませんでしたが、小ぶりでライブハウス感のあるよいホールでした。座りたかったので、早めに行って、ステージ真正面の2階の最前列に座りました。でも椅子があるわけではなく、階段状になっているコンクリートの床に直接座るので、おしりが痛くなり、背もたれもないので、かなり心地が悪かったです。
でも、視界と音はばっちりで楽しめました。
K's Choiceはベルギー出身のバンドで、ボーカルのサラとギター(たまにボーカル)のヘルトは兄妹です。彼らが中心のバンドで、90年代後半にいくつかのヒットソングがあります。現在はアメリカに住んでいます。
この二人が出演するライブには何度か行っています。2010年のアルバム「Echo mountain」もそこそこヨーロッパでは反響がよく、その時のライブを2回見に行きました。ロックですが、私の耳にちょうど気持ちよい部類のロックで、好きなバンドです。
今回最新アルバム「The Phantom Cowboy」からの曲をいくつも演奏していました。
8時15分開演ですが、まずは前座でベルギーの若手バンドSlow Pilotの演奏。そして9時すぎからK's Choiceでした。終わったのは、10時半過ぎでした。
チケットは売り切れだったので、ホールは満員で、いくつかの曲では観客が合唱し、雰囲気はとても良かったです。
観客は、女性が半分以上でした。
MCで、今度は12月と言っていたので行きたいと思ったのですが、場所はアムステルダムのParadiso。どうしようかなあと考えています。
私としては大きな駅の近くか、大きな駐車場の近くのホールがいいのです。
何はともあれ、次の日が休み(聖霊降臨祭の休日)なので、ゆったりとした気持ちでライブを楽しめました。ホールに入る前には青空だったんですが、ライブが終わって外にでると雨。でも、気持ちは晴れやかでした。
少し疲れたけれど、体調は良好です。

本「昭和16年夏の敗戦」

2015-05-22 07:46:23 | Book
猪瀬直樹著「昭和16年夏の敗戦」を読了。
戦前に作られた総力戦研究所では、各所から召集された若手エリートが、入手できるあらゆるデータを使ってさまざまな演習を行いました。その一つが、模擬内閣で、それぞれのメンバーが総理大臣、内務大臣、外務大臣、大蔵大臣などになり、想定された状況でどういう政策をとっていくかを考え、そうしたときの次の状況ではまたどうなるかということを繰り返し考えていくシミュレーションが行われました。
その結果でた結論が、日本は負けるということでした。
総理官邸の裏にあったこの研究所、この結論は東條総理の前でプレゼンもされたのですが、なしのつぶてで、日本は戦争へと突き進んでいきます。
本では、この総力戦研究所のこと、どのように開戦へと進んでしまったのか、東條総理のこと、研究所第一期メンバーの成り行きについて、書かれています。
ところどころ、難しい文書などがでてきて読みにくいところもありましたが、かなり興味深く読みました。
体調は良好です。


Cafe:'T Klaoske@マーストリヒト(オランダ)

2015-05-20 07:50:13 | Restaurant/Cafe
書くことがないので、マーストリヒト旅行二日目にランチを食べたカフェ「'T Klaoske」についてです。
カフェと書きましたがレストランでもあり、ふつうに食事もできます。
広い広場に面していて、広場全体がテラスとなっていて、広場に面している他の飲食店と区分けで持ち分が決まっています。
3月とはいえ、天気がよかったので、テラスはかなりの人出でした。
ここでも私はホットサンド。オランダでは、トスティといいます。
シンプルなハムとチーズのトスティですが、パンがフランスパンのようなので、3段重ねで、美味しかったです。
ソースもマヨネーズとカレーソースがついていて、カレーソースはをトスティにつけて食べたら、これまた美味しかったです。
私にはちょうどよい量で、ランチにぴったりでした。
マーストリヒトにはほかにもっと良いカフェもあると思います。
歩いていてこの付近で疲れたら、ちょっと休憩にいいカフェかなと思います。
体調は良好です。

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

2015-05-15 08:45:50 | Movie
すごく久しぶりに映画館に映画を見に行ってきました。
その映画は「マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)」です。
絶対に自分からは見に行こうと思わない映画です。夫が見たいというので、じゃあということで行きました。
アクションがいっぱいで、見始めたら最後まで一気に見てしまうタイプの映画なので、気晴らしというかエンターテイメントとしてはいいかなと思いました。
この映画、マッドマックスシリーズの第4作で、27年ぶりの作品です。監督はこのシリーズをずっと撮っているジョージ・ミラー。
初期の作品はオーストラリア映画で低予算で作られたものだったけれど、すごく話題になりましたよね。私もたぶんテレビで見たと思うんですけれど、実際のところよく覚えていません。
まあこれまでの作品を見ていなくても、メインのストーリーは単純なので、問題ないです。
砂漠が広がり、毒素で自然が壊され、植物が生えなくなった地球では、生き残った人々は武力で自分たちを防衛しながら、地域ごとに暮らしています。主人公マックスは流れ者で、一人で彷徨っていましたが、ある日、凶悪な武装集団「ウォーボーイズ」に捕まってしまいます。囚われの日々を過ごしていましたが、大車両を操るフリオサという女性戦士がこの集団を裏切って、組織の司令官であるイモータン・ジョーの愛人たちを伴い、砂漠を疾走し、東にある彼女の出生地へと逃避行を始めます。これを追いかけるイモータン・ジョーとその武装集団、マックスは鮮血の供給者として車に括り付けられて連れ出されます。途中に崖に囲まれて狭い道を通らなければならず、そこには別の武装集団もいて、映画のほとんどは派手な車同士のカーチェイス、銃撃戦、乱闘などが続きます。
風景は人工物の一切ない砂漠や崖などで、その雄大な風景をバックに繰り広げられるアクションはとてもスペクタクルでした。
そうそう、この映画は3Dで私はIMAXで見ました。
音は、ヘビーメタルのような重いギターサウンドが鳴り響き、最新兵器ではなくて、なんとなく素朴なでも目新しい戦闘方法もあり、退屈せずにあっという間に時間が過ぎていきました。たまにはこういう映画もいいものです。私の趣味ではまったくないですけれども。
男同士で見に行く種類の映画ですね。
笑顔がほとんどまったく見られず、真面目な深刻な顔ばかりの映画でした。以前のマッドマックスシリーズはメル・ギブソンが主演でしたが、今回はトム・ハーディというイギリス出身の俳優でした。
体調は良好です。

本「わたしのマトカ」

2015-05-14 09:06:28 | Book
片桐はいり著「わたしのマトカ」を読了。
映画「かもめ食堂」の撮影でフィンランドへ1か月滞在したときのことを書いたエッセイ。旅のことだけでなく、自分のこれまでの人生や現在の思いも織り交ぜながら、ユーモラスに描かれていて、とても面白く、すらっと読めました。
読んでいるとフィンランドへ行きたくなりました。ヘルシンキなら週末旅行で行けそうだけど…。
マトカはフィンランド語です。意味は、本を読んでのお楽しみに。
映画「かもめ食堂」は好きな映画なので、そのシーンを思い出したりして、楽しめました。
この本を読む人は、映画「かもめ食堂」を見たほうが二倍楽しめます。
体調は良好です。


クラシックコンサート:ソコロフ( ピアノ)@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2015-05-10 07:36:29 | Concert
グリゴリー・ソコロフ(Grigory Sokolov)のピアノソロコンサートを聞きに、アムステルダムのコンセルトヘバウへ行ってきました。
2014-15期は、ピアノの名匠たちのシリーズチケットを購入したのですが、そのお目当てのピアニストの一人です。
ロシアのピアニストで、10代の頃からリサイタルをしたり、コンクールで優勝したりと注目されていましたが、冷戦時代はソ連国外での演奏はほとんどなく、1980年後半くらいから海外でのコンサートがよく行われるようになりました。
アムステルダムのコンセルトヘバウには、最近は毎年来ています。
現在65歳。指の動きはとても滑らかで、年齢を感じさせなかったです。集中力もすばらしく、休憩を挟んで2時間の予定プログラムを終えた後、アンコールが続き、私はアンコールを4曲聞いて11時頃になったので会場をあとにしましたが、まだアンコールが続いていました。
曲目は、
J.S. Bach - Eerste partita, BWV 825
Beethoven - Zevende sonate in D, op. 10, nr. 3
Schubert - Sonate in a, D 784
Schubert - Six moments musicaux, D 780
でした。
曲が始まると、美しい音の世界にすっと入っていって、音を楽しんでいるうちに、あっという間に時間が過ぎていくという感じでした。
特に私はシューベルトがよかったです。
体調は良好です。



Cafe:ipanema@マーストリヒト(オランダ)

2015-05-09 07:59:04 | Restaurant/Cafe
かなり前のことですが、マーストリヒトのBonnefanten Museumに行ったとき、ランチを美術館のカフェ「ipanema」で食べました。
スープやサラダ、サンドイッチなどがあるのですが、地元の良質な食品を使っての料理ばかりです。
ソーセージとザワークラウト(オランダではズールコールといいます)とチーズのホットサンドを注文。チーズがよく溶けていて、マスタードが少し効いていて、美味しかったです。
他のメニューも美味しそうでした。
お店の人もとても感じがよくて、良かったです。オランダ語がいつも聞きなれているのとはちょっと違って、方言で訛っていて聞き取りにくかったですが、これもお土地柄、旅の風味でしょう。
美術館に入らなくても外からも入店できますので、マース川沿いを散歩のついでによるのもいいと思います。
体調は良好です。