Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Batavia Stad

2012-09-30 10:32:05 | Wblog:お出かけ
秋晴れの日曜日、Batavia Stad(バタヴィアスタッド)に久しぶりに行ってきました。いわゆるアウトレットモールです。小さな規模のお店がたくさん並んでいて、ショッピングするのが楽しいです。
秋冬物が欲しかったので出かけたのです。冬用のコートやセーターなどいろいろ買えて、よかったです。いつものようにリンツでチョコレートも買いました。
だいたい全部を急ぎ足で回って、お昼をSUBWAYで簡単に済まして、4時間くらいかかりました。
その後、BTW19%OFFの最終日だったので、Mediamarkt(電気量販店)へ行き、ルンバ780を買いました。110ユーロほど通常より安く買えたので、うれしいです。
ちなみに、BTWはオランダの消費税です。ぜいたく品には19%かかっているのですが、10月1日から21%に上がります。食料品など生活必需品は6%据え置きなのでよいのですが、電化製品などは2%増税になるのです。
丸一日ショッピングの日でした。車で移動していたのですが、青空が広がり、白い雲がところどころにゆったりと浮かび、陽光が暖かい良い一日でした。
夜は満月でしたしね。
体調は良好です。


Restaurant: Solo@アムステルダム

2012-09-27 10:40:38 | Restaurant/Cafe
日曜日にクラシックコンサートのためにコンセルトヘバウへ行く前に、近辺で夕食をと思い、「Solo」というレストランへ行きました。このレストラン、2年前にも行ったことがあります。そのときに食べたロブスターのリゾットがとてもおいしかったことが記憶にありました。
今回は、コンサートメニューという、前菜とメインがお任せのものを注文しました。これなら、時間的にコンサートが始まる前に食べ終われるだろうと思ったからです。
前菜は、スモークサーモンとムール貝のフリッターでした。サラダがサーモンの上に載っており、そのドレッシングがとても美味でした。
メインは、仔牛のグリル、トリュフソース(写真)で、グリルなので、油が良い具合に落ちていて、あまりこってりとしていると食欲を無くしがちな私の胃に優しいものでした。トリュフソースとの相性もばっちりで、おいしかったです。ボリュームもあり、私はお腹いっぱいになりすぎてコンサートに集中できないのが嫌なので、少し残しました。
さて、時間が実は余ってしまい、デザートを。しかし、私が食べたかったケーキ類はなく、ムースとかアイスクリームとかばかり。それで、シンプルにボンボンと紅茶を選択。夫はクリームブリュレを選択しました。このクリームブリュレ、私も少し味見しましたが、ちょっと甘すぎに感じました。
全体として美味しかったので、また機会があったら来るつもりです。
次回には是非、メニューにあった、パスタ ボンゴレが食べたいなあ、って思っています。
体調は良好です。2年前の「solo」訪問の自分の記録を読んで、この頃はまだHb6.2で、低かったんだなあと思いました。今は、7.7くらいで正常値です(オランダの単位は日本とは違います)。そして、当時はまだまだ体調が悪くて、身体が思うように動かず、味覚も鈍かったことを思い出しました。


クラシックコンサート:Pieter Wispelwey(チェロ)

2012-09-23 10:47:05 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウ小ホールで、Pieter Wispelwey(ピーター・ウィスペルウェイ)のコンサートがあったので行ってきました。
彼は、有名なオランダ人のチェリストで、50歳を祝うコンサートが土曜、日曜と連続して行われました。
2、3日前には、メジャーなテレビ番組にゲスト出演していました。かなり気さくな人柄で、今回、バッハの新しいCDを発売したのでそのPRをかねての出演でした。過去にバッハのCDは2回発売しており、それぞれ違ったものになっています。私は、2番目のCDを持っており、良かったので、今回コンサートに行くことにしました。
テレビ番組で、またバッハのCDだと聞いて、メイン司会者が、「え、僕は最初のバッハのCDを持ってるんですよ」と言うと、ピーター・ウィスペルウェイは、茶目っ気たっぷりに「zonde(残念だね or もったいないね)」と答えて、笑いを誘っていました。この番組の時点で、2回のコンサートはすでに売り切れでした。
さて、小ホールは名の通り小さいので、どこからもステージが良く見えて、音もばっちり聞こえます。
この日、驚いたのは、写真でもわかるように、ステージの後ろ側に椅子が並べられていて、客席となっていたことです。何度も小ホールに行っていますが、こんなことになっているのは初めてのこと。人気があって、席が足らなくなったのでしょうけれど、ちょっとこれはないんじゃないと思いました。
演目は、この日はすべてベートーベン。
Beethoven - Sonate in F, op. 5 nr. 1
Beethoven - Variaties in F, op. 66 op 'Ein Mädchen oder Weibchen' (uit 'Die Zauberflöte' van Mozart)
Beethoven - Sonate in D, op. 102 nr. 2
Beethoven - Variaties in Es, WoO 46 op 'Bei Männern, welche Liebe fühlen' (uit 'Die Zauberflöte' van Mozart)
Beethoven - Sonate in A, op. 69
フォルテピアノは、Kristian Bezuidenhoutでした。ピアノの音が気持ちよかったです。
チェロも良かったけれど、なんかとてもカジュアルな音のような感じがしました。ベートーベンという選曲が私にはいまひとつだったのかも。
体調は良好です。コートが必要なくらい、寒くなってきました。



レナリドミド+デキサメタゾン 第33サイクル開始

2012-09-21 10:33:05 | 医療・病気
4週間が経つのはほんとうに早いです。子どもの頃は、1時間がとても長かったのに、どうしてなのかな。何も新しいことを吸収していないからでしょうか。
レナリドミド10mgとデキサメタゾン0.5mg週3回服用、最後の1週はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの33回目が始まりました。
もう服用による体調の変化は感じませんが、最近夜、また寝つきが悪くなっています。夜中の3時頃まで眠れません。そのせいか朝は早く起きられません。血圧が低めというのもあると思います。それと、日が短くなっていて、朝が薄暗く、気温も低いということも関係あるかと思います。夜寝れないのは苦痛なので、なんとか朝がんばって早く起きて、強制的に夜早めに眠くなるようにしなきゃなどと考えています。
大病をしたのは4年前。ほとんど家から出ない生活をかなり長くしていたので、筋力が衰えて、今も以前ほどには戻っていません。特に太ももの上からでん部にかけてもっと筋肉がほしいし、腕を支える部分の筋肉もほしい。
病気になってから今まで、買い物に歩いて出かけることはなかったのですが、今月からは週に一度は、歩いて出かけることにしました。片道20分くらいの運動です。おとといも出かけたのですが、あっという間に雲行きが怪しくなり、雨と小さな雹に降られてしまいました。なるべくこの習慣を続けようと思ってはいるのですが、寒くなってくる季節、いつまで続くことやら、自信がありません。
体調は良好です。


本「Nemesis」

2012-09-19 11:29:38 | Book
Jo Nesbø著「Nemesis」読了。
英語なんだけれど、次へ次へと読みたくなって、どんどんページが進んでしまう本です。
今回は銀行強盗から始まります。覆面をかぶった男が銀行に現れ、拳銃を女子行員に突きつけ、数を「1、2、3…」と数えさせ、25秒(うろ覚え)のうちに、上司の男子行員にお金を袋の中に詰めるように指示します。しかし、男子行員は時間内にそれを完了することができず、女子行員は射殺され、お金も取られて、犯人はまんまと逃亡します。ビデオテープの解読などが行われ、女子行員は撃たれる前に「私が悪いのです」と言っていることがわかります。
この事件の捜査にあたるのが、主人公のハリー・ホーレ。そして、新人の女性刑事Beate Lønnが登場。二人の絡みがまたよいです。
ハリー自身も事件に変な形で巻き込まれ、また伝説の銀行強盗で現在囚人となっているジプシーのRaskol、ハリーの元恋人だったAnnaなど、興味深い登場人物もいろいろと出てきます。
この本で悪役のプリンスと名乗る人物が、アメリカのTVシリーズに出てくるような長めの金髪で、笑うと白い歯が輝き、四角張ったしっかりした顎というふうに表現されていることや、この人物が乗っているのが日本製のスポーツカーであることなど、どういうものがネガティブに表現されているのかと考えるとちょっと面白く感じます。
なんか読んでいて、ちょっと荒唐無稽なというか、できすぎた話だなと思うこともあるのですが、この著者の本に漂う、孤独感というか、心の深みというか摩訶不思議さというか、なんか一筋縄ではいかないこの世界に居心地悪く生きている感じがあり、これって北欧的なのかなと思いながら、自分の心境ともところどころ合って、読んでいて感じるところがあるのです。
体調は良好です。涼しくなりました。木の葉も少し黄色くなっているものを見かけます。セントラルヒーティングを入れたという声も聞きますが、私の家はもう少し我慢するつもりです。

本「蒼穹の昴 2、3、4」

2012-09-14 10:37:09 | Book
1巻を読んでからずっと読みたいと思っていた浅田次郎著「蒼穹の昴」2、3、4巻を手に入れ、一気に読了。
中国の清の末期を舞台にした小説ですが、私がこの頃のことについて歴史的知識がないために、本当に次に何がおこるのかわからず、はらはらしながら読みました。
西太后、光緒帝、李鴻章、袁世凱、栄禄などは、歴史の授業ででてきた名前だなと思いながらも、どういう人で何をしたかはまったく記憶にありませんでした。これらの人々が、活き活きと小説内で動き回り、また毛沢東や孫文、伊藤博文まで顔を出し、その時代の繋がりが見えてきて、とても面白いです。
しかし、私は歴史小説をほとんど読んだことがないので、どれほどが事実でどれほどが脚色なのか見当がつかず、ほとんど本当のことのように感じて読みました。読んだ後に、Wikiで事実関係を調べましたが、最後まで実在の人物だと思っていた人が架空の人物だったりしました。また、日本語の「蒼穹の昴」のWikiは、ドラマの方の内容に基づいているようで、本とはちょっと違っていますね。
この作者の筆力には驚くばかりです。事実関係をうまく使っており、中国の制度や拝啓をきちんと説明して内容に盛り込んでいるばかりか、伏線も素晴らしく、またそれぞれの人物の心の中もかなり深く描いています。また、メッセージもとても明確にわかりやすくところどころで表現されています。
李春雲が宦官として昇りつめ、栄光と富を手にしている西太后の深い悲しみを見て、彼はこう言います。「人間の幸福は決して金品では購えない。人を心から愛すること、そして人から真に愛されること、それこそが人間の人間たる幸福なのだ」。
読んでいると時間を忘れてしまうように次々にページを繰ってしまいます。わかりにくい中国の制度や民族のことなどが、この本ではすらすらと頭に入ってくるのが不思議です。
また、講談社文庫なのですが、フォントのせいだと思いますが、字が大きく見え、とても目に負担がなく、読みやすかったです。
続編の「珍妃の井戸」を早速ネットで注文しようと思います。
体調は良好です。



本「The Redbreast」

2012-09-11 09:16:14 | Book
Jo Nesbø著「The Redbreast」読了。
夫が、ノルウェーの作家Jo Nesbø(ジョー・ネスボ)のこの警察ミステリーにはまっていて、英語版のシリーズを次々とKindleで購入して読んでおり、私も昨年読み始めたのですが、途中で挫折していました。
今回オスロへ行ったこともあり、また興味が出てきて、読むのを再開したら、ホルメンコーレンなど旅行で訪れた場所の地名が出てきて親近感が沸き、ストーリーも面白くなって、早々の読了できました。
和訳は、「コマドリの賭け」というタイトルで出版されているようです。
主人公のハリー・ホーレのシニカルな性格と一匹狼的なところがとても魅力的。でも、スーパーヒーロー的ではなくて、ちょっとダメな部分も大いにあり、そこがまた人間的な感じがします。
この作者の素晴らしい点は、物事を描写する比喩表現が独特で、五感に響いてくるところです。また、社会的問題を筋に絡めており、読んでいてためになる部分もあります。
「The Redbreast」を読んで、第二次世界大戦中にノルウェーの共産化を恐れて、愛国心からナチス・ドイツの師団に義勇兵として参加した人々がいたということ、前線でソビエト赤軍と激しい戦いを強いられ、戦後はナチスに強力したということで裁判にかけられたということを知りました。
現在、このシリーズは9作書かれており、徐々に英語版が出版されています。すでに7作分、手持ちのKindleに入っているので、少しずつ読み進めようと思っています。
体調は良好です。 Wiiのテニスを以前熱心にやっていたのですが、風邪をひいて発熱した頃からずっとストップしていました。最近になって、何ヶ月ぶりかにWiiを再開。今回は、フィットネスをやっています。15分とかかなり短い時間なんですが、すでにところごころに痛みが…。とくに右脚に違和感を感じます。なんとか続けて、筋肉量を増やしたいと考えています。


Kasteel Den Ham@Vleuten(ユトレヒト)

2012-09-08 09:52:05 | Wblog:お出かけMuseum
今日は、オープンモニュメントデー(Open Monumentendag)でした。オランダのモニュメント(歴史的意義のある建造物など)が一般に無料公開される日です。
ちょうど近くに行く用事があったこともあり、そのついでにKasteel Den Hamへ行ってきました。
Kasteel Den Hamは、以前はKasteel(城)だったのですが、現在は塔の部分だけが残っており、Hamtoren(ハム塔)などと呼ばれています。ユトレヒトから電車で西へ行く線に乗ると、Vleutenの駅を少し通り過ぎたところで、この塔が聳え立っているのが見えるそうです。
通常は一般公開されていない場所なので、今回オープンモニュメントデーで中が見学できるとあって、かなり人が来ていました。また、天気も良く、サイクリングがてら自転車で来ている人も多かったです。
この塔、8階分あります。塔の壁に痕があるように、昔はこの塔に隣接して建物が建っていました。現在は、ふつうの家族が住んでおり、写真で塔の右手に見える場所を主に生活しています。
塔の上にはこの日、のぼることはできませんでした。5年に一度だけ、のぼる機会があるそうです。
ガイドの人が、このKasteel Den Hamについて説明をしてくれて、一階部分と庭を見ることができました。ほとんどのオランダのKasteelがそうであるように、ここも四方八方が水をたたえた堀で覆われています。
この場所は、近隣に高い建物がないだけに、青空に突き出た塔がとても大きく見えます。
あっという間に見終わりましたが、良い経験でした。
体調は良好です。涼しくなって秋に突入と思っていたら、この週末は25度を超える夏っぽい日々になるようです。


本「東京アウトサイダーズ」

2012-09-07 08:03:36 | Book
ロバート・ホワイティング著「東京アウトサイダーズ」読了。
本の整理をしていたら、この本が出てきました。おそらくかなり前に買ったものです。
内容は、戦後からバブル期あたりまでに活躍した不良外人についてです。闇ドルの売買や米軍基地の物資のヤミ売買などで大もうけをした外人たち、米国の田舎の出身でひどい訛りがあって学歴もないのに大手英会話学校の学長にまんまと居座った詐欺師の男、六本木のイタリアンレストランの草分けでピザを広めたレストランオーナーはかなり裏社会に通じているなどなど、数多くの人物を取り上げ、詳しく語っています。
日本の警察もこれら不良外人と共存していた部分もなくはなく、またもし捕まっても300万払えば裁判でうまく懲役を逃れられるなどの話も出てきます。
でも、実のところ、私にとってはあまり興味があることではなく、最後のほうは飛ばし読みしてしまいました。
体調は良好です。涼しくなりました。風邪を引かないように気をつけなければ…。

ノルウェーのお菓子

2012-09-05 08:36:27 | オランダ:トリビア
オランダではなくって、ノルウェーで買ったお菓子。
Smash!という名前です。とんがりコーンにチョコレートコーティングがしてあります。
サクッとした食感と、スナック部分の塩味とチョコレートの甘みが絡み合って、絶妙の味わい。ついつい食べてしまいますが、オランダではこの種のものが私の知る限り、売っていません。あー、美味しかったです…が、もう食べられません。残念。
オランダはスナック菓子のバラエティがいまひとつ単調な感じがします。
ノルウェーのスナック菓子などのパッケージ表示は英語が主流。裏面の原材料表記は、ノルウェー語、スウェーデン語などなので、多分スカンジナビアで流通している商品だからなのでしょう。
体調は良好です。