Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ランチ:Full Moon@デンハーグ

2017-12-29 12:44:33 | Restaurant/Cafe
デンハーグの中華街でランチに飲茶をしようとレストラン「Full Moon」へ。正確にいうと「Full Moon Dim Sum & Hot Pot」です。同じような名前のお店が二、三あります。
飲茶(Dim Sum)にしたかったので、All You Can Eat(食べ放題)メニューにしました。二時間の時間制限です。
小籠包、チャーシュー腸粉、チキン焼きそば、ワンタンスープ、蜂蜜チキン、豚シュウマイ、リンゴ餃子、中国野菜炒め、牛肉団子、鶏肉腸粉、などなどたくさん注文しました。どれも少量です。
美味しいものもあれば、いまひとつなものもありました。
おいしかったのは、蜂蜜チキンと茸とチキンが入ったちまきです。
写真は、蜂蜜チキンと鶏肉腸粉。
食べ過ぎてしまいました。食欲旺盛な人向けかなと思いました。

エッシャー美術館@デンハーグ

2017-12-27 12:27:27 | Wblog:お出かけMuseum
ずっと一度は行ってみたかったデンハーグにあるエッシャー美術館(Escher in het Paleis)へ。
エッシャーはオランダ人です。誰もが見たことがある不思議な連続したパターンの絵を描いた人です。絵というか、大部分は木版画やリトグラフです。
若いころ、イタリアの風景を描いたものから、晩年のメタモルフォーゼというタイトルの魚が鳥になり、鳥が馬になりとどんどんと移り変わっていくものは圧巻です。
エッシャーは裕福な家庭に生まれましたが、学校の成績は良くありませんでした。特にアーネムで過ごした中高時代は彼にとって最悪の時代で、学校では授業に集中できずいつもぼーっと他のことを考えていたそうです。その学校の校舎の階段の造りがちょっと面白いものだったそうで、それをずっと見たり、考えたりしたことが、のちの階段を使った絵のヒントになったそうです。
美術館の建物自体は以前に女王の母エマが冬に住んでいた場所だそうで、その関連の展示もありました。
建物もシャンデリアなど凝っていて見るに値します。
観光客に人気のようでかなり混んでいました。

映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」@Cinemac(ユトレヒト)

2017-12-24 12:43:53 | Movie
映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を見てきました。
約二時間半の長い映画でしたが、楽しめました。
ストーリーは、メインの作戦が二転三転して、何これ?と少し思いましたが、「失敗からこそ多くを学ぶ」というメッセージの体現なのかなとも思いました。
カイロ・レン役のアダム・ドライバーがとても役に合っていてよかったです。この俳優どこかで以前に見たことがあるとずっと映画みながら思っていたのですが、スコッセシ監督の「沈黙 -サイレンス」で神父の役で出ていました。
またヒロイン役のデイジー・リドリーも好きなタイプの女優さんです。爽やかな感じがします。
いろいろと思ったことはあるのですが、ネタバレになるのでやめておきます。
監督のライアン・ジョンソンは、前作の「LOOPER/ルーパー」を見たことがあり、面白い映画だった印象があります。
今後スターウォーズシリーズは、新しいメンバーたちが中心になって進んでいくのでしょうね。新しい三人、フィン、ポー、ローズにそれほど魅力をわたしは感じないんです。でもまた新作が出れば見に行きそうな気がします。

Live:Soulwax(ソウルワックス)@Ronda(ユトレヒト)

2017-12-20 13:34:41 | Concert
ユトレヒトのTivolivredenburgの中のRondaというホールへ「Soulwax(ソウルワックス)」のライブを見に行ってきました。
Soulwaxはベルギーのゲント出身の兄弟が中心メンバーのエレクトロニカ系のバンドです。
1992年結成で長いキャリアがあるだけに客層も年配の人から若者までさまざまでした。
かなり人気でこの日はソールドアウト、明日も公演があります。
ライブは写真にあるようにドラムが三人いて、すごくビートがパワフルなものでした。
わたしは二階の正面にいましたが、一階は熱狂的に踊る人がたくさんいました。
この日のプログラムは、8時に開演後、前座がかなり長かったです。
20:00 Future Sound Of Antwerp
20:45 Paranoid London
21:45 Phillipi & Rodrigo
22:30 SOULWAX
23:45 Bolis Pupul
というラインナップで9時くらいから10時半のSoulwaxが始まるまではちょっと単調で飽きました。
やはりSoulwaxが出てくるとガツンと場の雰囲気が変わりました。
残念ながら終電などの関係で11時半くらいまでしか会場にいれなくて、全部は見れませんでした。

クラシックコンサート:Arthur & Lucas Jussen(ピアノ)+Philharmonie Zuidnederland@Vredenburg(ユトレヒト)

2017-12-17 11:17:30 | Concert
日曜の午後、ユトレヒトのVredenburgへクラシックコンサートを聞きに行ってきました。
プログラムが、
Reich Music for pieces of Wood
Glass Dubbelconcert voor twee piano's en orkest (Nederlandse première)
Tsjaikovski Symfonie nr 4
でした。
スティーブ・ライヒとフィリップ・グラスが面白そうだなと思ったので、チケットを購入しました。これが当たりでした。
ライヒは、音程が異なる木をコンコンと叩く音だけで成る曲です。まず一人目が舞台に出てきて、コンコンと叩きはじめます。しばらくすると二人目が出てきて、またコンコンと叩きだします。少しテンポが違っていて、でも三人目が出てくると、さきの二人の音はバックグラウンドの伴奏のように聞こえてきます。それが、四人目、五人目と続きます。とても興味深い曲でした。
この曲は家で音だけで聞いているよりも、直に演奏されるのを見るほうが楽しめるものでした。
そして、グラス。
ピアノは、Arthur & Lucas Jussenというオランダで有名な若手の兄弟ピアニスト。以前にArthur Jussenの演奏を聞いたことがあります。今回は曲目もあっているようで、デュオの演奏はとても良かったです。特に第三楽章が変な言い方だけどグルーブがあって良かったです。
オーケストラは、オランダ南部を拠点とするPhilharmonie Zuidnederland。指揮は、Dmitri Liss。常任指揮者だけあって、息が合ってて、まとまりと元気さがある感じがしました。
とても楽しめた良いコンサートでした。良いコンサートのあとはリフレッシュした気分になれます。
このコンサートの前に30分の解説があり、それも聞きました。

クラシックコンサート:Barbara Hannigan & LUDWIG@Concertgebouw(アムステルダム)

2017-12-04 10:25:08 | Concert
冬はあまり夜に外出したくないのですが、チケットをとっていたのでコンセルトヘバウへ。
Barbara Hanniganというソプラノ歌手のコンサート。といっても彼女はオーケストラLudwigの指揮者でもあります。カナダ人ですが、オランダで一年ほど勉強していたことがあり、今は離婚してしまいましたがオランダ人の俳優で舞台監督のGijs de Langeと結婚していました。Barbara Hanniganは舞台作品に多く出ており、印象的な歌のパフォーマンスを行っています。
このコンサートを見に行く前日に、彼女についてのドキュメンタリーを見ていたので、いろいろと周辺知識を得られて、よかったです。
プログラムは、
Debussy - Syrinx, L. 129
Schönberg - Verklärte Nacht, op. 4
Berg - Lulu Suite
Gershwin - Girl Crazy
でした。
最初、ホールが暗くなり、どうして?と思っていたら、わたしが座っていた南バルコニーの後ろからフルートの音が聞こえました。まずはそのフルートのソロから始まったのです。その後、シェーンベルクへとスムーズに展開していきました。
BergとGershwinで、Barbara Hanniganの素晴らしい歌が披露されました。独特のすてきな歌声でした。オーケストラともすごく仲がよさそうでよい雰囲気でした。
最後のGershwinは、元気のよい明るい感じの曲で、締めの一曲として最適でした。
素晴らしいコンサートでした。
観客席には指揮者でピアニストのReinbert de Leeuwも見かけました。