森博嗣著「すべてがFになる」を読了。
二十年以上も前の作品ですが、どうしてもっと早く手に取らなかったのだろうと思うほど、わたし好みのミステリーでした。
理系のミステリーで、新鮮でとてもよかったです。密室もので、主人公は工学博士の犀川、大学生のお嬢様萌絵です。天才の真賀田博士(天才少女として名を馳せ、今は研究所の一室に閉じこもって外部とは生では接触しない生活を15年近く送っている。自分より頭の良い人に会ったことがないとのこと)というキャラが特殊です。
いろいろ、ちょっと立ち止まって考えたくなるフレーズがいくつも出てきます。
例えば、
日本では一緒に遊ぶとき、混ぜてくれって言いますよね」「外国、特に欧米では、人間は仲間にいれてほしいとき、ジョインするんです。混ざるのではなくて、つながるだけ……。つまり、日本は液体の社会で、欧米は固体の社会なんですよ」
このシリーズは10作あるそうなので、おいおい読んでいきたいです。
二十年以上も前の作品ですが、どうしてもっと早く手に取らなかったのだろうと思うほど、わたし好みのミステリーでした。
理系のミステリーで、新鮮でとてもよかったです。密室もので、主人公は工学博士の犀川、大学生のお嬢様萌絵です。天才の真賀田博士(天才少女として名を馳せ、今は研究所の一室に閉じこもって外部とは生では接触しない生活を15年近く送っている。自分より頭の良い人に会ったことがないとのこと)というキャラが特殊です。
いろいろ、ちょっと立ち止まって考えたくなるフレーズがいくつも出てきます。
例えば、
日本では一緒に遊ぶとき、混ぜてくれって言いますよね」「外国、特に欧米では、人間は仲間にいれてほしいとき、ジョインするんです。混ざるのではなくて、つながるだけ……。つまり、日本は液体の社会で、欧米は固体の社会なんですよ」
このシリーズは10作あるそうなので、おいおい読んでいきたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)