宮下奈都著「羊と鋼の森」を読了。
とても良かったです。北海道の人里離れた田舎で育った少年が町の高校に進学し、そこでたまたまピアノの調律師の仕事を目にすることになって、その世界に魅惑され、自分も調律師になろうとする物語。
しっとりとした、大きな自然というか森のようなものに包まれた雰囲気を作品全体が持っています。
ハリーポッターじゃないけれど、特別な才能をもった人が主人公の話が世の中には満ちあふれているけれど、この物語の主人公はただのふつうの若者。特別に何かに秀でた才能があるわけでもなく、子どものころから恵まれた環境にあったりしたわけでもない。
調律というあまり人に知られぬ世界に惹かれ、その魅力と奥深さを感じ、また携わる周りの人々への敬意を忘れずに、自分自身も驕ることなく精進していく姿の素敵さが伝わってきました。
こういう物語は好きです。心にじっくりと染みこんでいくような。
とても良かったです。北海道の人里離れた田舎で育った少年が町の高校に進学し、そこでたまたまピアノの調律師の仕事を目にすることになって、その世界に魅惑され、自分も調律師になろうとする物語。
しっとりとした、大きな自然というか森のようなものに包まれた雰囲気を作品全体が持っています。
ハリーポッターじゃないけれど、特別な才能をもった人が主人公の話が世の中には満ちあふれているけれど、この物語の主人公はただのふつうの若者。特別に何かに秀でた才能があるわけでもなく、子どものころから恵まれた環境にあったりしたわけでもない。
調律というあまり人に知られぬ世界に惹かれ、その魅力と奥深さを感じ、また携わる周りの人々への敬意を忘れずに、自分自身も驕ることなく精進していく姿の素敵さが伝わってきました。
こういう物語は好きです。心にじっくりと染みこんでいくような。