Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「アジアの純真(PURE ASIA)」

2011-01-31 14:21:44 | Movie
ロッテルダム国際映画祭で、片島一貴監督の「アジアの純真(PURE ASIA)」を観ました。
会場には、シナリオライターの井上淳一さんと、主演女優の韓英恵さんがいらしており、上映前に挨拶をされていました。
朝一番の9時半の上映だったので、客の入りは会場の半分くらいでした。白黒映画できれいな構図の絵がたくさんありました。また、自転車で走り回るシーンは、カメラワークのリズムが爽快で、気持ちよかったです。
ストーリーは、高校生の男の子と同年代の女の子が主人公で、理不尽な暴力で双子の姉を殺された女の子が男の子を巻き込んで復讐をするというものです。メッセージ性が強く、それでもどんどん引き込まれて、面白く観ることができました。
しかし、最後の30分はなんか付け足しのようで、ないほうが良かったのではと思いました。また、ボートのシーンで海が農業用の黒いプラスチックシートで作られているようで、どうして本当の海で撮影しなかったのかなと思いました。
なんか、最後のほうで、どんどんチープな感じになっていって、ちょっと残念でした。
韓英恵さんの演技はとても活き活きとしていて、良かったです。
ロッテルダム国際映画祭では、観客が退場時に、映画の評価(1から5)をするのですが、現時点では、3.237ポイントで、91位です。うーん、なかなか厳しいですね。
筋肉痛もなく、体調は良好です。

ロッテルダム国際映画祭へ

2011-01-30 08:55:22 | Wblog:お出かけ
毎年楽しみにしているロッテルダム国際映画祭(IFFR)の時期になりました。開催期間には週末を含むので、いつも日曜日に出かけることにしています。
今回はハードスケジュールで、まず9時半に上映される片島一貴監督の「アジアの純真(PURE ASIA)」を見て、
昼食を中華のTAI WUで食べ、午後はルーマニア映画の「MORGEN」を見て、その後ソフィア・コッポラ監督の「SOMEWHERE」を見て、最後に夜7時からは「AUN」を見ました。
夕食は簡単にPATAT(フライドポテト)で済ませました。
家に辿り着いたのは20時半頃でした。映画館がそれぞればらばらだったので、移動にそこそこ歩かなくてはならなかったのですが、距離はたいしたことはなく、体力的には問題ありませんでした。ただ、とても寒くて、冷えが身体に少しこたえました。
日本映画は、「冷たい熱帯魚」や「アウトレイジ」、「GENPIN」なども上映されていましたが、スケジュールが合わず、見ることができなかったのが残念です。
「アジアの純真(PURE ASIA)」では、シナリオライターの井上淳一さんと、主演女優の韓英恵さんがいらしており、上映前に挨拶をされていました。上映後にはディスカッションもあったようですが、時間がなくて、私はそれには参加できませんでした。
映画の感想や、レストランの記録は、後日改めてしようと思っています。
体調は良好です。

Restaurant: La Belle Maraîchère(ブリュッセル)

2011-01-28 11:10:27 | Restaurant/Cafe
先日のブリュッセル旅行のときに訪れたレストラン「La Belle Maraîchère」の記録です。
日曜日の夜、駅から近いところにある手ごろで美味しいレストランを探しました。セント・カトリーヌ広場の近くにある魚が美味しいレストランということで、7時に予約をして行きました。
7時ジャストに行くと、先客は1組のみ。あれっと思いましたが、その後、続々とお客さんが入ってきて、8時半頃にはほぼ満席になりました。ベルギーはディナーの時間がオランダより遅めなのかもしれません。
Market Menuという3コース料理を選びました。最初に、お店からアミューズとして小さなエビの茹でたものが出されました。自分でからを剥いて食べるのですが、美味しかったです。
そして、前菜は、シーフードスープ、メインは白身魚のソテー(写真)、デザートはクリームブリュレをチョイスしました。
シーフードスープは魚介類のだしが良く出ていて、具のムール貝なども美味しく、ボリュームがあり、満足しました。メインの白身魚は、名前を忘れてしまったのですが、大きな魚の切り身で、身の質感がどっしりとしていて、味わいがありました。添えてあるジャガイモのお味もとてもよかったです。
デザートは、よくあるクリームブリュレの味で、可もなく不可もなくという感じです。
古くからあるお店で、良い素材を使って、しっかり調理してあり、美味しかったですが、盛り付けや食器類などが少しオールドファッションな感じがしました。
お店の人は、主にフランス語とオランダ語で対応していました。食事が終わるころになると、シェフが出てきて、テーブルごとに声をかけてくれていました。全体的に感じのよいお店でした。
レストランのウェブページはこちら--->です。
体調は良好です。

本『サクリファイス』

2011-01-26 09:54:11 | Book
近藤史恵著の『サクリファイス』を読了。2008年本屋大賞第二位の作品で、テーマが自転車のロードレースということで、興味があって、読むことにしました。本屋大賞の作品は当たり外れがあるのでどうかなって思っていましたが、この作品は良かったです。こちらでは自転車のロードレースが盛んで、オランダやベルギーには強いチームがあり、ツールドフランスなどでも活躍しています。フランス以外でも、ジロイタリアなど、面白いコースのレースがあり、TV中継されます。TVのニュースでも勝敗の行方が報道されるくらい関心が高いので、私もヨーロッパの風景を楽しみながらレースを見たりするのですが、いまひとつ仕組みがよくわからないでいました。一番でゴールするのが勝者だから皆一番を目指すはずなのに、一番強い人が集団のなかでそこそこの走りをしているだけだったりします。
この本を読んで、その複雑なロードレースの仕組みがよく理解できました。ロードレースというのはチーム競技だけれども、チームの中のリーダー一人を勝たせることに意味があり、リーダー以外の人はそのアシスタントというポジションなのです。だから、一つのチームに強いリーダー的存在が2人いると面倒なことになったりします。こういうのが、よくチーム内のごたごたになるんだろうなと思いました。
今年のツールドフランスが楽しみです。仕組みがわかったせいで、数倍楽しめそうです。
この本、サスペンスとしても面白く、あっという間に読めました。
続編『エデン』も是非読みたいです。
体調は良好です。HBが8.4。アラネスプが30になりました。

ジグゾーパズル2010-2011

2011-01-25 10:33:34 | Weblog
最近恒例となっている年末年始のジグゾーパズル、今回は「ノイシュヴァンシュタイン城 1000ピース」でした。クリスマスプレゼントの一つとして毎年ジグゾーパズルをもらい、12月25日からリビングルームの大きな机の上で、夫と2人で作り始めます。だいたい年末年始には休みが多いので、暇つぶしがてらにゆっくりとやるのですが、今回は同じ色のところが多く、とても難儀しました。結局完成したのは、年が明けて2週間も経った頃でした。正確には、100%完成ではなく、少し合わないところもぎゅっと押し込んだりしています。
今度はもう少し簡単な図柄を選ばなければと思いました。
完成したら写真を撮って、あとは崩して箱に戻し、終わりです。このジグゾーパズル、実はたったの3ユーロでした。安すぎますよね。何時間費やしたかわかりませんが、かなり楽しめました。
体調良好です。



Het Muiderslot(マウダースロット)

2011-01-23 09:56:43 | Wblog:お出かけMuseum
今日は曇り日で、家でぼーっとしていたい感じのする日でした。しかしそれでは身体のために良くないと思い、出かけることにしました。行き先は、元日に行ったけれど閉館していて入れなかったMuiderslot(写真)です。
このお城と庭を見て回ることができるのですが、庭は寒いのでパスして、お城だけを見学しました。ガイドによる見学ルートと、騎士ルート、塔ルートという3つのルートがあって、ガイドによる見学ルートは入場チケットに付いているバーコードを機械でスキャンすると時間を指定した紙をプリントできます。ガイドはオランダ語でしたが英語も希望すればOKのようでした。内部は窓から四方の風景が眺められ、16世紀の素晴らしい木の家具類がいくつもあり、当時のオランダの裕福さを感じました。また、当時のオランダの子どもの遊びのイラストがブルーで入ったタイルがあり、その解説で、冬にアイスホッケーのように氷の上でボールをステッィクで打つ遊びがあり、それをオランダ語ではkolfenと言ったそうで、これが現在のゴルフ(golf)の語源であるとのことでした。えっ、オランダ語が元なの?って、少しびっくりしました。だって、オランダでゴルフはあまり人気があるスポーツとは言えないですし、世界的プレーヤーなんて皆無ですから。
騎士ルートと塔ルートは、自分で自由に見て回れます。説明には英語もちゃんとついています。ところどころ子どもが遊べるゲームのようなものもあり、子ども連れでも楽しめそうです。
敵が攻めてくるのを想定した城ですので、敵に向かって、石や鉄球を落とす穴などもあり、また地下牢もありました。
P.C.Hooftというオランダ黄金期の歴史家が執務をしたという部屋からは、遠くにPampus(小さな島)が見えました。このPampusは、一度行ってみたいところです。4月以降でないと船が出ないので、またその頃になったら行くつもりです。
お城の中にあるカフェで、カプチーノとカースブローチェ(チーズのデニッシュ)をいただきました。
体調は良好。気温はさほど低くないのですが、外は寒さが身に染みました。

本『アヒルと鴨のコインロッカー』

2011-01-21 15:50:41 | Book
伊坂幸太郎著『アヒルと鴨のコインロッカー』を読了。評判が良かったので、初めてこの著者の本を手にとりました。読みやすいのですが何かもの足りない感じで、読みすすめました。おそらく自分が大学生くらいか、もっと若い世代だと面白く読めたのかもしれませんが、なんか話から学ぶことがなく、つまらなかったです。本のなかで特に深く扱われている世界というものもないですし…。ただ、構成は巧いなあと思いました。私もちゃんとその構成の落とし所にはまりました。
でもそれだけです。その点以外では、ほんといまひとつ。
おそらく、この著者の本はもう買わないと思います。はっきり言って、私には合いませんでした。残念です。
体調良好。ふくらはぎの痛みは解消しました。

腎臓内科の年次診察

2011-01-18 11:53:38 | 医療・病気
一年に一回ある腎臓内科医の診察がありました。私の腎臓内科医の担当はいろいろ替わって、研修医だったりして、いまひとつ不満だったのですが、先月から方針が変わって、固定の医師となりました。その医師は腎臓内科医3名の中でいちばん若手のB医師です。若いといっても40歳くらいかなと思います。
現在透析を受けているのですが、透析結果は良いとのことで、カリウムやリンの値も良いとのことでした。心音も問題なしでした。
気になっていた透析時間のことを相談しました。現在週3回3時間なのですが、だいたい他の人は4時間なので、私も4時間のほうがいいのではないかと思い、尋ねました。私の場合、透析効率の値が4.2くらいあり、これは3.7以上あればいいので、3時間でOKとのことでした。ただ、時間が長いほうが良いという話もあり、医師としては、それはそうだが、心臓への負担や身体の疲れなどの要因も考えれば、私の場合、4時間にしたほうがよいと言える根拠はないとのこと。ただ、試してみたければ、1ヶ月間くらい4時間でやってみますかと言われ、そうすることにしました。
3時間で慣れていたからそのままでも良かったのだけど、日本の透析患者のブログなどを見ていると、皆4時間、あるいはそれは以上なので、ちょっと不安に思っていました。
でも3時間でもいいなら、QOLなど考えて3時間に戻そうかなあ、ちょっと悩みどころです。
透析ですが、実際のところ、病院にタクシーで出かけて看護士さんと少しおしゃべりして、TVを見たり、本を読んだり、そして、カプチーノとクッキー、1時間くらい経ってから、また飲み物とサンドイッチなどをいただいていると、ずっと家にいるよりも良い気分転換になります。また、体調が悪いと即対応してもらえるので、安心です。
今はこの状況を受け入れ、まあさほど悪いものでもないなと思っています。
体調良好。ふくらはぎに筋肉痛は少し軽くなりましたが続行中です。





ブリュッセル1泊旅行(後半)

2011-01-17 09:00:33 | 旅行(ベルギー)
ブリュッセル二日目。ホテルでゆっくりと朝食を済ませ、メトロでグランプラス広場へ。広場を囲む建物(写真は市庁舎)は壮麗かつ豪華でした。ブリュッセルには近いうちにまた来るつもりなので、近くにあるインフォメーションでブリュッセルの地図を入手しました。広場から、ガルリ・サンチュベールというヨーロッパ最古のアーケード街をウィンドーショッピングしながら抜け、てくてく歩いて、モネ広場へ。それにしても、ブリュッセルにはチョコレートショップが多いです。どのお店も綺麗にショーウィンドウにチョコレートが飾られていて、ついつい買いたくなりますが、我慢しました。
モネ広場の近くのイタリアンレストランで昼食をとりました。おいしいシーフードスパゲティを食べられて満足しました。量が少し多すぎましたが…。
そして、お目当てのピエール・マルコリーニのチョコレートを求めて、サブロン広場へ。トラムだと思っていたラインがバスで、結局見つけられずに歩いたので、かなりの距離でした。また、若干上り坂だったので、サブロン広場に着く頃は疲れ切ってしまいました。が、なんとマルコリーニのお店は月曜日閉店だということが判明して、がっくり…。ブリュッセルに着た目的の一つがここのチョコレートを買うことだったのに…。
まだ時間があるので、マルコリーニのルイーズにあるもう一つのお店へ行くことにしました。また歩くの???と思っていたら、うまくトラムを見つけることができ、一気に近くまで行けたのでラッキーでした。そして、お店も開いていました。店員さんは一人だけで、オランダ語は片言の様子。ボックスのチョコを2箱買いました。
ブリュッセルやパリなどフランス語圏で展開しているチェーンの美味しいパン屋「Paul」でクロワッサンなどを家で食べるために買って、ホテルへ車を取りに戻り、帰途に着きました。
ブリュッセルではもっと買い物をする予定だったのですが、2日目にはふくらはぎにかなり痛み(筋肉痛)が出ており、目的の用事を果たすだけで精一杯でした。ああ、もっと体力と脚力が欲しいです。
天気は曇りがちでしたが、雨に降られることもなく、暖かい気温で良かったです。
体調は概ね良好。疲れと脚の痛みはしようがないですね。



ブリュッセル1泊旅行(前半)

2011-01-16 10:24:53 | 旅行(ベルギー)
1泊でブリュッセルに行ってきました。ブリュッセルは、オランダ国内のフローニンゲンなどに行くより近いです。ただ、ブリュッセルは大きな町だけあって交通がかなり錯綜していて、車で中心部に入ってしまうと、かなり面倒です。また、雪など降ったら、さらにたいへん…と思っていたのですが、出発した日は最高気温が10度くらいまで上がる暖かい日で、その心配はありませんでした。
まずは、車をホテルの駐車場に入れて、それからメトロで移動です。一日乗車券を買ったので、トラム、メトロと料金を気にせずに乗り放題、とてもラクでした。
お目当てのマグリット美術館は残念ながら閉館期間中で、国立美術館は以前に行ったことがあるので行かず、今回はアールヌーボーの館巡りを主眼に置きました。まずは、アールヌーボーを代表する建築家ヴィクトール・オルタの美術館(写真)へ。ダイニングの装飾がとても美しかったです。木と金属とガラスと石を使って、有機的にデザインされています。また、階段とその吹き抜け天井も素敵でした。内部の写真を撮ることは不可だったのが残念です。
次は、トラムで中心街を横切って反対側にあるオートリック邸へ。この館もヴィクトール・オルタのデザインですが、初期のもので、アールヌーヴォーの出始めを見ることができます。壁紙などに、草木のようなカーブがデザインされています。寝室がとても立派で、天井が高く、ナイスな空間でした。使われている木材はダークな色で、オルタ邸の明るい色とは違った雰囲気でした。床のタイル張りの部分など、デザインにカーブが見られ、暖かい感じが出ています。
ブリュッセルは、オランダ語、フランス語が公用語のはずですが、フランス語のほうが完全に勝っている印象です。耳に入ってくるのはフランス語ばかり。でも、フランス語が聞こえるせいで、何か外国にいる雰囲気がアップして良い感じです。交通網は便利ですが、メトロに乗るまでのエスカレーターが壊れていたりして、階段を昇り降りしなくてはいけないことが多く、脚がすごく疲れました。
この日、お昼にはワッフルを、夜にはレストランで魚料理をいただきました。レストランの記録は後日あらためて。
体調は良好ですが、すごく疲れてしまいました。