Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「桐島、部活やめるってよ」

2013-09-27 10:23:43 | Movie
ロッテルダムで毎年秋に行われるCamera Japan Festivalで上映された映画「桐島、部活やめるってよ」を見てきました。Camera Japan FestivalはCameraが付いているので写真か何かのイベントかなと思われる人もいるかと思いますが、日本映画が多数上映されるイベントで、生け花やファッションショーなど日本文化と絡む催しものも行われます。日本のミュージシャンも毎年来日し、今回は少年ナイフでした。日にちが合わず私たちは少年ナイフは見れなかったのですが、夫が見たかったと残念がっていました。
さて「桐島、部活やめるってよ」ですが、かなり日本では好評だったようで、その評判が私の耳にも伝わっており、見たいと思いました。
高校を舞台にした、映画部の部長、文化部を代表する吹奏楽部の部長、スポーツ万能でカッコイイ人気者の生徒、バレー部のスター選手桐島などをめぐる物語なんですが、自分の高校時代を思い出して、それぞれに同じような生徒がいたなあと思うことがありました。野球部の練習熱心な部長とかも。また、自分中心的でかわいい身繕いばかりに熱心な女子とか。
ストーリーのあらましをすでに知っていたせいか、鑑賞後の感想は「まあまあ」でした。
それにしても、神木隆之介の演技はとてもよかったです。
体調は良好です。ノドの痛みは消えました。

本「ブレイズメス1990」

2013-09-26 20:19:04 | Book
海堂尊著「ブレイズメス1990」を読了。
この著者の作品はたくさん読んでいます。作品内に主役級で登場した人物が別の作品では脇役で出てきたりして、作品を読むごとに人物の相関図がどんどん広がっていくのが、この著者の作品を読んでいく楽しみにもなっています。
今回は、世界で一人しかできない画期的な心臓手術ができる外科医天城が主人公です。登場時はモナコ公国のハートセンターの医師です。突然国際的な雰囲気から始まります。
なんとなく以前に読んだ同著者の「外科医 須磨久善」を彷彿とさせますが、キャラクター部分など設定はかなり違っています。須磨久善は実在の人物ですからね。
この本の最大の見せ場は、外科医天城が東京の国際フォーラムで公開手術を行う場面です。緊張を伴う場で、さらりとアメリカから来た同業者を口でやりこめ、颯爽と手術に挑みます。話の流れは見え見えですが、医療という私の知らない分野のディティールがあり、興味深く読むことができました。作者独特のユーモアは好き嫌いがあると思いますが、私はOKです。
この著者の本を読んでいると、知らない単語や表現に出くわすことがあるのですが、今回は「白色レグホン」。文中に「白色レグホンのようにきょときょとと佐伯教授を見つめる」とあるのですが、この「白色レグホン」が何のことかしりませんでした。調べると、ニワトリの種類の一つのことなんですね。採卵用の白いニワトリのことだそうです。こういう新しい発見があるのもうれしいです。
まだまだこの著者は活発に書いていて、この桜宮市の物語ワールドがどんどん広がっていくさまを読むのがとっても楽しみになっています。
体調は良好です。でも、少しノドが痛いので、のど飴をなめています。



Restaurant:De Nachtuil@ルーヴェン(ベルギー)

2013-09-25 09:51:15 | Restaurant/Cafe
先日ベルギーのルーヴェン(Leuven)に旅行に行ったときに、De Nachtuilというレストランで夕食をいただきました。このレストラン、実は2回目です。
夜は6時から開店していますが、人が来始めるのは7時半頃からです。私たちは7時半に入店、最初の客でした。数分後に二組ほどお客さんが来て、8時半頃には満席に近くなりました。
前菜には、このお店のおすすめメニュー、エビにしました。エビのガーリックバターソースがとても美味しいです。夫は、チーズと生クリームとハーブのソースにしましたが、こちらも美味しかったです。パンがついてくるので、パンをちぎってソースをつけて食べると、どんどん食が進みます。
メインは、私はチキンのワーテルゾーイにしました。写真のようにホワイトシチューに近い味で、じゃがいもがほくほくで美味しかったです。夫は、トラピストビールとマッシュルームのクリームソースを使った豚肉料理にし、これも美味しかったそうです、このレストランは郷土料理のコーナーがメニューにあり、そこから選ぶといいと思います。
地元の人たちは、牛ステーキを頼んでいることが多く、それも美味しいんだと思います。
パンを食べ過ぎて、お腹がいっぱいでしたが、デザートも注文しました。クリームブリュレです。これはふつうのお味でした。
私はアルコールはダメなので飲みませんでしたが、夫はベルギービールを飲んでいました。ブラウンビアーと呼ばれる濃いビールを一口もらいましたが、濃くがあり、味わいがありました。
体調は良好です。



Leuven(ベルギー)旅行1泊2日

2013-09-21 14:55:56 | 旅行(ベルギー)
金曜日から土曜日にかけて、1泊2日でベルギーのルーヴェン(Leuven)へ行ってきました。車で2時間強くらいなので、比較的近場です。
お昼をルーヴェンで食べようと朝9時過ぎに出発、11時半頃に到着しました。
カフェで、私はワッフル、夫はパニーニをランチにしました。ワッフルは砂糖と生クリームをのせたものにしたのですが、おいしかったです。
ルーヴェンには何度か行ったことのあるおいしいチョコレート屋さんがあり、そこでチョコレートを買うのが目的の一つでした。しかし、行ったら、閉店していました。あとでネットで調べたら、2011年に閉店したとのことでした。残念。行く前に調べておくべきでした。
気を取り直して、町を歩きながら、ぶらぶらとショッピング。ショーウィンドウがきれいに飾られたおしゃれな小さな店が並んでいます。中心の広場には、立派な市庁舎(写真)や教会が建っています。
ルーヴェンは第一次世界大戦中に爆撃にあったそうで、その後に復元された建物が多いです。道は石畳で、中世を感じさせますが、はっきり言って歩きにくいです。歩いていると倍疲れる感じです。
Groot Begijnhof(大ベガインホフ)という13世紀に始まり1970年代まで続いたベギン会修道院があり、その建物群とそれを結ぶ石畳の道を歩いていると、静かな落ち着いた心持ちになります。ユネスコの遺産登録がされているものです。未亡人になったり、一人で生きていくしかなくなった女性がこの修道会に身を寄せ、共同生活をしていました。敷地には井戸がいくつもあり、その頃の生活を思わせます。ベギン会修道院は、このルーヴェンに小さなのがもう一つ、そしてゲント、ブルージュ、アムステルダムなどにもあり、小ぶりなかわいい建物と広い庭と木々が独特な空間を創り出しています。
ルーヴェンでは中心街の広場にあるSint-Pieterkerk(聖ペテロ教会)の中に入ることもおすすめします。ステンドグラスは見るべき豪華さはまったくありませんが、ここで見るべきなのは床にある墓石です。17世紀のものが多く、その墓石にはドクロが刻まれています。ドクロと骨だったりして、かなりおどろおどろしい感じですが、よく見るとドクロがユーモラスな顔をしていたりします。書かれている言語はオランダ語です。RIPとあったりしますが、英語のRest in Peaceの略だと変だなと考えなおすと、ラテン語のRequiescat in paceなんだと思ったり…。壁には、昔の壁画の一部が残っていたり、昔の硬貨が埋まっていたり、静かに見て回れます。
ルーヴェンはあまり華やかな町ではありませんが、町のじわじわっとくる長い歴史の雰囲気を感じながらゆっくりと歩き回わるのに最適です。
JAVAというカフェで休憩。ここは美味しいコーヒーと、レオニダスのチョコレートが楽しめます。
夜はDe Nachtuilというレストランに行きましたが、そのことは改めて書きます。
ホテルに一泊して、土曜の朝、朝市で美味しそうな巨峰を売っていたので、買いました。夕方に用事があったので、昼頃にはルーヴェンの町をあとにしました。
短い旅行でしたが、気分転換になりました。ベルギーの町はやはりオランダとは違っていて、違う国に来たなあという感じがします。
体調は良好です。しかし、歩きなれぬ石畳を歩いたせいか、翌日は筋肉痛になりました。


レナリドミド+デキサメタゾン 第46サイクル開始

2013-09-20 11:08:42 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの46回目が始まりました。
春に体調を崩して以来、安定した元気な日々が続いていてありがたいです。この夏がいつもよりは暑い夏だったのもよかったです。オランダはだんだん寒さが感じられるようになってきたので、風邪をひかないように十分注意しなくてはと思っています。
これから当分、私にしてはかなり忙しいスケジュールが少し続きます。
先日書いた免疫グロブリンですが、たまたまラベルを見たら、343ユーロって書いてありました。高いですね。
いつまで安定した時期が続くかはわからないので、できるだけ楽しめるときは楽しもうと思っています。楽しみはあまり先送りしないようにしています。これは、病気になってから、強く意識するようになりました。
写真は、秋の始まり頃にオランダでよく売られている花(Bolchrysant、菊の一種)です。安売りだと、2鉢で5ユーロくらいで売っています。
秋は淋しい気分になりますが、このしっとりとした感じの季節、嫌いではありません。
体調は良好です。


映画「Elysium(エリジウム)」

2013-09-18 09:01:05 | Movie
半年以上ぶりに映画館へ映画を見に行きました。
その映画は「Elysium(エリジウム)」。夫が見たいと言い、調べてみたら良さそうだったので、この映画にしました。
マット・デイモンが主演の近未来SFアクションです。大気汚染や人口爆発で地球はスラム街化しており、一部のお金持ちエリートは、地球の外に衛星コロニー「エリジウム」を作り、そこに緑豊かなリゾート地のような楽園を作り、住んでいます。そこでは、ロボットたちが家来のように仕事をし、どんな病気でも瞬時に治してしまうカプセル型の治療器が各家庭に一台備えれています。一方地球では、大量の人々がぼろ家に住み、ほとんどの人が仕事がなく、劣悪な環境に住み、十分な医療を受けられません。
この状況、現在の先進国と貧しい国々との格差のアナロジーに読み取れます。
不治の病のかかった人などが闇のルートで大金を払ってなんとか衛星コロニー「エリジウム」に密入国しようとしますが、ほとんどが撃ち落されてしまいます。
ここでも、難民が豊かな国に押し寄せる事実を透かして見ることができます。
主人公も事故で被曝してしまい、「エリジウム」で治療を受けなくては死んでしまう事態に陥り、ここからアクションが連発して、最後にはどうなるかというお話です。
エリジウム側のボスの役で、ジョディ・フォスターが出てきます。かなりはまり役です。
監督は、ニール・ブロムカンプで、映画「第9地区」でブレークした人です。南アフリカ共和国出身で、今回の「エリジウム」でも飛行もできる大きな起動戦車のような乗り物に南アフリカ共和国の国旗に似たものが付いているのを目撃しました。
2時間くらいの長さの映画ですが、アクションが多くてストーリーもわかりやく、楽しめます。
日本では9月20日公開予定のようですね。
体調は良好です。

クラシックコンサート:日曜午前のコンサート@Concertgebouw(アムステルダム)

2013-09-17 11:25:33 | Concert
日曜午前11時から始まる短めのコンサートが、アムステルダムのコンセルトヘバウであります。
このコンサートを聴いた後、どこかでランチをして、午後アムステルダムを散策するのにちょうどよいので、たまに日曜午前のコンサート(Het Zondagochtend Concert)のチケットをとります。
ふつう2曲演奏され、休憩はありません。全体で1時間か1時間半くらいのコンサートです。
今回の曲は、
メンデルスゾーン  バイオリン協奏曲  e, op. 64
シューマン 交響曲第4番(1841年版)  d, op. 120
でした。
ソロバイオリニストは、Eugene Ugorski(ユージン・ウゴルスキー)。ロシア生まれ、アメリカのサンディエゴ育ちの20代前半の若手です。黒髪で小柄でした。
最初のソロの入りのところの音の美しいこと、なめらかで深みがあり、うっとりしました。全曲通して、音がとてもまろやかでした。
オーケストラはNederlands Symfonieorkest で、指揮はJan Willem de Vriend。
シューマンの交響曲第4番の第一楽章演奏中に、舞台のへりに置かれていた板がバイオリン奏者の足先に突かれて、ガタンという大きな音を立てて、観客席側のフロアへ落下するという珍事がありましたが、影響なく演奏は進みました。
Robecoのサマーコンサートの季節が終わり、ぼつぼつ本格的なシーズンの始まりです。観光客が減り、客層が少し変わったように思いました。
また、コンセルトヘバウは今年125周年ですが、内装も実は少しずつ刷新しています。行くたびに、壁の装飾に変化があったり、色が新しく塗られたりしています。どんどん素晴らしくなっていくのを見るのは楽しいです。
体調は良好。



Trippenhuis@アムステルダム(OpenMonumentenDag)

2013-09-15 09:00:01 | Wblog:お出かけMuseum
この週末は、オランダは全国的にOpen Monumentendagで、通常では見られない建物や施設が見学できました。
アムステルダムでは50か所が対象となっていました。日曜日、他にも予定があったので、事前予約できて並ぶ必要がないTrippenhuis(トリッペンハウス)へ行くことにしました。3時に予約を入れました。
この建物は、武器商人の大富豪が17世紀に建てたもので、Nieuwmarktの近くにあります。がっしりとした大きな建物で、武器商人らしく、てっぺんの煙突部分の装飾は大砲の形になっています。
現在は、オランダ王立芸術科学アカデミーがそこにあり、部屋が会議室などとして使用されています。
それぞれの部屋には古い調度品があり、天井には絵が描かれており、壁には絵画が飾られています。
目玉は、レンブラントホールと呼ばれる部屋。実は、オランダ国立美術館(Rijksmuseum)は、現在のミュージアム広場に建設される前には、このTrippenhuisにあったのです。そして、この部屋にレンブラントの名作「夜警」が展示されていました。ちょうど暖炉があるこの壁(写真)にでした。
「夜警」は大きな絵画ですが、もともとはもっと大きく、左右を切って、小さなサイズになったものが現在展示されています。おそらくこの部屋に合わせて、切ったのだろうと思います。大きな部屋ですが、それでも「夜警」には小さすぎる部屋です。当時、この部屋には、オランダを代表する名作がぐるっと壁に展示されていたそうです。今は、暖炉の上にある作品がルーベンスのものだと言われています。
当時、ゴッホがこの部屋にあるレンブラントの「夜警」を見たくて、わざわざフランスから見に来たのですが、ちょうど改装か何かで数日臨時休館しているときで、見ることができなかったそうです。ゴッホって、つくづく不運ですね。
1時間弱の見学ガイドツアーでした。『Een beeld van academie 1808-1998』という非売品の立派な本をお土産にいただきました。
体調は良好です。



Cafe: Hotel Krasnapolsky@アムステルダム

2013-09-13 09:56:53 | Restaurant/Cafe
ずいぶん前の日曜日、ダム広場横のバイエンコルフでショッピングをした後、ゆっくりお茶をしたいと思い、近くのHotel Krasnapolsky(クラスナポルスキー)のカフェへ行きました。Hotel Krasnapolskyは5つ星の老舗ホテルです。
コーヒーとケーキを注文しました。コーヒーには、チョコレートとマカロンとクッキーが付いていました(写真)。ケーキは入口にショーウィンドーがあって、選べます。チョコレート系のケーキを選びました。小ぶりで、中は3層になっていて、とても美味しかったです。
やはり少しお高めですが、コーヒーだけでも十分楽しめるので、ゆっくりするには良いところです。
アフタヌーンティーもやっていて、グループで来て、おしゃべりを楽しんでいる人々が何組かいました。
雰囲気も良かったので、機会があれば、また行くつもりです。
体調は良好。

WASA verzerlijk(クリスプ・ブレッド)

2013-09-11 09:33:23 | お気に入り
オランダのスーパーマーケットでよく見かけるKnäckebröd (クリスプ・ブレッド)。いろいろな種類が並んでいます。
平べったいクラッカー状のパンで、ぱさぱさしており、あまり好きじゃありませんでした。
しかし、小腹がすいたときに食べるのにいいかなと思い直し、おいしそうな食物繊維豊富(vezelrijk)という表示のあるWasa(写真)を買った食べたところ、これが意外においしいのです。
そのままでもよいですが、チーズやハムをのせて食べと、おいしいです。ちょっと香ばしい感じの味がして、噛みごたえもあり、お茶との食べ合わせも悪くありません。
最近はおやつや食後にもう少し何か食べたいと思うときにつまんでいます。
長期間保存でき、おせんべいがわりに食べているような感じです。
他の種類は試してはいませんが、セサミ、ライト、ゴールドブラウン、ミネラルプラスなどいろいろあります。(が、ふつうのKnäckebrödはあまりおいしいとは思わなかった経験があるので、おそらくWASA vezelrijkばかり食べ続けると思います)。
体調は良好です。