Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

マウリッツハウス美術館@デン・ハーグ

2016-04-30 15:20:44 | Wblog:お出かけMuseum
昨日、デン・ハーグにあるマウリッツハウス美術館へ行ってきました。
電車で行きました。デン・ハーグ中央駅から徒歩で10分くらいでした。
10時頃に駅に着き、そのまま美術館へ。すぐ上の階へ行き、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)』(写真)がある部屋へ。一階から見る人が多いためか、部屋の中にはまだ誰もいなくて、この有名な絵を独り占めで鑑賞できました。次の部屋へ行く頃には、だんだんと人が増えてきました。日本人もちらほらといて、ああゴールデンウィークだと思いました。
『真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)』は、少女の表情がいいですよね。あと青いターバンの色の爽やかなモダンな感じがすてきです。
隣りの部屋のカレル・ファブリティウスの『ゴシキヒワ』も今回見たかった作品。レンブラントの才能ある弟子だったファブリティウスだが、デルフトの大爆発で32歳で死去しており、作品の多くも失われ、現存するのは10作品程度という。その中の代表作がこれです。
その他、レンブラントの『テュルプ博士の解剖学講義』(1632年)や自画像、フェルメールの『デルフトの眺望』などをじっくりと鑑賞しました。
実はマウリッツハウス美術館は以前にも来たことがあり、今回はいくつかの重要な作品をもう一度見ることと、エントランスが新しくなり、新館ができたのでそれを見るのが目的でした。
新館は、特別展をやっており、マウリッツハウス美術館は展示スペースが狭いので、所有していても展示できない作品が多々あり、そのことについての展示でした。面白かったけれど、これのためにわざわざ足を運ぶような展示ではありません。
全部で二時間くらい美術館を楽しみました。
体調は良好です。




レナリドミド+デキサメタゾン 第80サイクル開始

2016-04-29 13:24:32 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの80回目が始まりました。
80回ときりが良い回数なので、過去のことについて、少し調べてみました。
私が最初にレナリドミドを使用したのは、2009年の5月20日。約7年前ですね。15㎎の服用でした。すぐに効果を発揮しました。
しかし同年の10月に肺炎などになり、一時服用を停止し、また悪化が見られたので翌年の4月くらいから、現在の分量での服用を始めています。この時点からサイクルを数え始めて、今が80回目です。ですから、今の分量で服用して、丸6年です。
特に気になる副作用はありません。
最初は不眠とか気になりましたが、最近は以前よりよく眠れるようになり、気になりません。
ときどき手の指などが攣りますが、これもやり過ごし方がだいたいわかったので、たいした問題ではないです。
レナリドミドは二次癌とか、副作用とかの恐れもあり、病気が安定したら休薬する選択もあるようですが、私の場合はもう何年も使用しており、休薬したことで身体が悪いほうに反応しないかという心配もあり、医師から特別に指示があるまでは、このままの状態を続けたいと思っています。体調が安定することで、基礎体力も徐々にですが備わってきています。
さて、オランダは最近寒いです。気温も最高が10度前後で、外はとても冷たい風が吹いています。
もうすぐ5月なのでもっと暖かくなってほしいです。

本「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉」

2016-04-27 09:50:14 | Book
リチャード.P.ファインマン著「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉」を読了。
子どもの頃から好奇心旺盛で、何でも疑問に思ったら答えがわかるまでところんやらないと気が済まない性格のファインマン。
子どものときはラジオの修理で才能を発揮し、ハーバードに入学してからは物理学を専攻しながら、数学にも興味をもつ。大学卒業して入った会社では、プラスチックに金属メッキする仕事で化学分野の才能を発揮する。
何にでも興味をもち、行動力もあり、ものおじせずに誰にでも話し、いたずらが好きで、たぶん近くにいたらとても魅力的な人物だろうけれど、実際にいたずらされたら、すごく迷惑な人物だろう。
個性的な考え方で、職場職場で研究にブレークスルーをもたらし、若くして大学の教授になる。
戦争中はロスアラモスで、原爆の開発にも携わっている。
公明正大で、上下関係なんて気にしない人物。彼のエピソードは痛快で、面白いです。
どんどん読めてしまうけれど、わたしが勝手に思っていたタイプの本ではなかったです。
もっと、理系の知識を結構絡めたエッセイなのかと思ったら、もっとユーモラスな感じの自分が過去にやったことの回顧録的なものでした。
下巻を読むかどうかは微妙なところ。
体調は良好です。


Cafe:Het Gegeven Paard@ユトレヒト

2016-04-24 10:47:06 | Restaurant/Cafe
日曜日の午後、「Het Gegeven Paard」でお茶をしました。
TivoliVredenburgというコンサートホールなどがある建物の一角にあります。
このカフェの名前「Het Gegeven Paard」は「与えられた馬」という意味ですが、変な名前ですね。オランダのことわざに「Een gegeven paard niet in de bek kijken(与えられた馬の口の中を見るな)」というのがあり、これにちなんだものだと思います。このことわざはつまり、「もらったもののあらさがしをするな」ということですが、カフェでこの名前だと、出されたものに文句は言わないでねって感じの意味になって、ちょっと傲慢な感じもしますが、芸術的な雰囲気の場所にあるのでエスプリが効いている感じがして悪くないです。
中は広く、本を読んでいる人などもいて、長居できそうな場所です。
さて、紅茶とマフィンを注文。マフィンはチョコレートと少しホワイトチョコレートが混ざったもの。甘さは控えめで、チョコのビターさが強調されたお味でした。
この日は、晴れ間が見えるかと思うと、雪のような小粒の雹が降り、また晴れ間がという繰り返しのおかしな天気でした。
気温も最高が9度くらいで、冬のコートを着てちょうどいいくらいでした。
体調は良好です。

本「The Noise of Time」

2016-04-20 14:59:43 | Book
Julian Barnes著「The Noise of Time」を読了。
ショスタコーヴィチが主人公の小説ということで、興味を持ちました。
スターリン時代を生き抜いたロシアの大作曲家ショスタコーヴィチ。彼の人生がどんなものだったのかがこの本を読むと、なんとなく理解できたような気がします。
彼が若い頃に書いたオペラ「Lady Macbeth of the Mtsensk District(ムツェンスク郡のマクベス夫人)」は国外で高評価を受けましたが、スターリンがボリショイ劇場でこれを観劇した際にうまく行かず、プラウダ紙で酷評され、このオペラは禁止になり、その後スターリンが死ぬまで、彼はオペラを書くことができませんでした。
同業者が殺されたり、強制収容所に送られたりするなか、いつ自分にその手が及ぶのかとどきどきしながら、彼は作曲を続けていきます。
作中には、プロコイエフやラフマニノフ、ナボコフなどについての話も出てきます。
おそらくショスタコーヴィチが最終的に望んだことは、自分の音楽が、ソビエトという国、共産主義などと絡めて語られずに、純粋に音楽として聞かれることではないかと思います。
ソビエトは楽観を強いり、ロシアは悲観を強いる。だから、この二つは相いれない。などなど、魅力的な文がところどころにあり、自分の力を超えたところで翻弄される人生について考えさせられました。
また、プロコイエフとスターリンが同じ日に亡くなったことなど、知らない歴史上の事実も面白かったです。
ショスタコーヴィチに興味がある人にはおすすめの一冊です。
体調は良好です。

Pannenkoekenhuis Bergzicht@Woudenberg

2016-04-17 10:14:46 | Restaurant/Cafe
日曜日、自然の中を歩こうと、車でWoudenbergという場所の森へ。
緑の林の中にいくつもの小道が巡っています。
乗馬する人、マウンテンバイクの人、ジョギングの人、ウォーキングの人と様々ですが、ほどほどの人数なので、あまり気にならず、ゆっくりと自然が楽しめます。
一時間ほど、鳥の声を楽しみながら散策したあと、ちょうどお昼どきなので、すぐ近くにあるパンケーキのレストラン「Pannenkoekenhuis Bergzicht」へ。
大きめのレストランです。メインは、Pannenkoek(オランダ風パンケーキ)です。
たくさん色々な種類がありましたが、私はシンプルにリンゴとベーコンのパンケーキを選択。
甘いシロップをかけて、いただきます。
甘さと塩味が混ざり合って、とても美味しかったです。
大きいので、完食すると、かなりお腹一杯になりました。
家へ戻り、午後はアムステルゴールドレースというマーストリヒト周辺での自転車レースをテレビで見ました。
体調は良好です。

スポンジケーキを焼きました

2016-04-14 14:50:46 | cooking
まだ持続中のオーブン料理熱です。
スポンジケーキを焼きました。少し前に作ったときには小麦粉の分量を間違えて、ぱさっとしたケーキになってしまいました。
今回は、入念に分量をチェックしました。
できたスポンジケーキはしっとりとしていて滑らかな舌触りで合格点でした。
あいだに、ホイップして作った生クリームと、イチゴジャムを挟んで出来上がり。
紅茶やコーヒーによく合い、美味しかったです。
体調は良好です。

ラザニアを作りました

2016-04-10 09:39:07 | cooking
暖かくなってきてオーブン料理の時期ではなくなってきましたが、なぜか最近オーブンを使って料理をしたい気分なのです。
それでラザニアを作ってみました。パースニップが1本残っていたので、それと玉ねぎ、マッシュルーム、合挽ミンチを具にしました。
トマトソースをたっぷり入れて、チーズをいちばん上に振りかけ、オーブンに入れて35分で完成。
パースニップのせいか、甘みが強めのラザニアになりましたが、おいしかったです。
野菜が多めになりました。もっとミンチが多いほうがわたしとしては好みです。
体調は良好です。


パースニップのミートパイを作りました

2016-04-08 09:15:30 | cooking
人参と同じ形だけど色が白いパースニップという根菜をオランダのスーパーでよく見かけます。
このパースニップと牛ミンチを使って、パイを焼きました。
パースニップは香りが高く、少し甘みが出て、とても美味しいパイになりました。
市販の冷凍パイ生地を使えば、簡単にできます。
中味は、
パースニップ
牛ミンチ
玉ねぎ
葉セロリ
パプリカパウダー
ウスターソース
コショウ
です。
体調は良好です。

腎臓内科定期受診2016

2016-04-05 20:15:46 | 医療・病気
年に一度の腎臓内科のMDO(Multidisciplinair overleg)のため病院へ行ってきました。
腎臓内科のB医師と10分くらいの面談です。
慢性疾患なので、現況などを年に一回、担当のB医師がレポートにまとめ、ホームドクターに送るためです。
血液データを確認して、特に以前と変わりがないことを確認し、肺と心臓の音を聴診器で聞いて診察します。
良くはならない病気ですが、特に変化もなく、現在どおり服薬などを続けていくことで合意しました。
免疫グロブリンの投与は、肺炎などにかかりにくくなったということで、効果ありと判断、継続することになりました。
他に問題や質問がないか訊かれて、終わりです。
この形での診察は次はまた一年後です。
体調は良好です。