Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Fay Lovsky@コンセルトヘバウ(アムステルダム)

2013-11-29 09:32:46 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウではクラシックばかりと思いがちですが、ジャズやポップのコンサートもたまに行われています。また大ホールが有名ですが、その脇には小ホールがあり、またもっと小さな、学生ミュージシャンなどが公演につかう大きな部屋もあります。
さて、この金曜日、大ホールでは、Janine JansenがHaitinkの指揮のもとブラームスのバイオリン協奏曲を弾くというプログラムに大きく心魅かれながらも、「テルミン好きだよね」という言葉と共に夫の選択で小ホールにFay Lovsky(フェイ・ロブスキー)を見に行ったのでした。
Fay Lovskyは、オランダ人のミュージシャンで58歳。「Christmas Was A Friend Of Mine」という曲はヒットしたそうです。そういえば少し聞いたことがあるような。
いろんな楽器を使うのが特徴で、今回もテルミンやミュージックソー(のこぎりを弓で弾く感じ)といった珍しい楽器を弾いていました。ミュージックソーはとても面白い音で、気に入りました。
バックには5人のメンバーをそろえ、エレクトリックなバイオリン、ビオラ、チェロ、ダブルベース、ギターの構成で、ギターの人はバンジョーやマンドリンなども弾きました。
曲間の話もユーモラスで、会場には笑いが溢れ、楽しい感じでした。しかし、彼女のしゃべりがソフトな発音で、私には聞き取れないところも多かったです。曲もほんわかとしたユーモラスな暖かい感じでした。
2部構成で、1部はカントリー的な曲も多く、私はカントリーが好きではないので、うーんという感じでしたが、2部ではスペシャルゲストにトランペットのおじさんが登場し、テルミンの音も2部のほうが良くて、気持ち良い時間を過ごしました。
私の大好きな種類の音楽ではなかったですが、まあたまには良いでしょう。
コンセルトヘバウのクラシックコンサートでは、休憩時などのドリンク類は基本無料ですが、このコンサートでは有料でした。そんなことは初めてだったので、少しとまどいました。
体調は良好です。今年の冬はいままでのところ去年ほど寒くなくマイルドです。


血液内科定期受診2013年4回目

2013-11-26 09:17:10 | 医療・病気
血液内科のK医師との面会の日でした。3か月ごとの定期診察です。いつも2週間半くらい前に血液検査のための採血をしてもらっています。その結果をこの面会の日に聞きます。
今日は予約時間より20分近く早く着いてしまったのですが、待合室は閑散としていて、すぐに自分の番になりました。
「どうですか」と聞かれ、「いいです」と答え、K医師が「こっちもいいです」と言い、1分をしないうちに要件は済んだのですが、まあ短すぎなので、その後も少し話をしました。
「風邪でもひいた?」と聞かれたので、「3週間ほど前に風邪をひいていました」と答えると、「やっぱりね」ということで、フリーライトの結果、λの値が上がっていたそうです。ただκの値も上がっていて、比率は正常値になっていて問題はないとのことでした。
安定した期間が長く続いていて、それについてほんと良かったねという話をして、また「最初のときはほんと難しいケースで、ここまで良くなるとは思っていなかったよ」と言われました。
レナリドミドが効かなくなった場合、オランダでは新しい薬がもう使えるようになっているんですかと尋ねると、ポマリドマイドがレナリドミドの後継薬だけれど薬価が高くてちょっと問題になっていて、カーフィルゾミブはベルケイド系の薬でこちらはいま承認が進んでいるとのこと。だから、今だと、「レナリドミド+シクロホスファミド(エンドキサン)+デキサメタゾン」のカクテル療法をまずは試すだろうとのことでした。
私は腎臓も悪いのですが、昨年か同病者に対してドイツで腎臓移植と骨髄移植の同時移植が行われたそうで、そんな選選択肢も先にはあるんじゃない?と冗談半分に言われました。
そんな大それたことはしたくないので、このまま安定した期間ができるだけ長く続くことを願っています。
別の話もしたので、それについてはまたの機会があれば書きます。
次回は約3か月後の来年2月、今年も無事終わりを迎えられそうで、うれしいです。
体調は良好です。

Restaurant: De Bokkedoorns@Overeen(オランダ)

2013-11-24 11:34:08 | Restaurant/Cafe
DiningCityのミシュランのスター付レストランでお値打ち価格で食事ができるキャンペーンがあって、日曜日のランチに二つ星の「De Bokkedoorns」へ行ってきました。
ハーレムから西の海沿いの方角へ少し行った、自然に囲まれた場所にレストランはあります。湖に面しており、リラックスできる立地です。
12時半に予約を入れました。1時には満席になっていました。子ども連れのファミリーも何組かいて、給仕も気持ちよく対応していました。
まずはアミューズ。4品で、カキの味がするボンボン状のもの、イカスミを練りこんだスナックなど、どれもよく考えられていて美味しかったです。
一品目(写真)は、カニのサラダ、ミニベジタブル、ツナキューブのキャビア添えなどで、白いカニの形のものは魚介のソースをヨーグルト風味で固めたもので、酸味が食欲をそそり、良かったです。
二品目は、白身魚で上部がこんがりとクリスピーに焼かれており、アスパラにオランデーズソース、黒トリュフのスライス添えで、見た目にもとてもモダンで、ソースがとても美味しかったです。
三品目は、エクストラで注文したもので、ホタテ貝で、マディラソースがとてもよく合い、付け合わせのサツマイモの自然な甘みがまた美味しかったです。ホタテ貝の焼き具合も完璧で、とてもソフトで、味がしっかりしっとりで、口の中でとろけていく感じと甘みが素晴らしかったです。この品が、私の中ではこの日いちばんでした。
四品目はメインで、七面鳥でした。肉汁から作ったソースがとても美味しかったです。七面鳥なので少しドライなパサパサした食感は否めなかったです。皮が付いていて、パリっとしていて、皮好きな私としてはうれしかったです。ザワークラフト、ブラックプディングなどが付け合わせでした。
五品目はデザート、チョコレートが主で、アイスクリーム、洋ナシコンポートなどで、チョコレートが濃厚で三層くらいになっていて、美味しかったです。
このあと、紅茶をいただきましたが、プチデザートが六種類くらい付いてきました。もうお腹がいっぱいだったので、クッキーだけつまみました。
どの品も素晴らしく、楽しく食事ができました。レストランを出たのは四時すぎ。三時間半楽しんだわけです。
その後、レストランが面している湖を一周する散歩コースを歩きました。ゆっくり歩いて30分くらいで一周できます。自然の中を気持ちよく歩き、リフレッシュした後、帰路に付きました。
やはり良いお値段なので、次回はいつ行く機会ができるかわかりませんが、とても素敵な午後でした。
体調は良好です。


Night of the Proms2013@AHOY(ロッテルダム)

2013-11-22 09:50:23 | Concert
毎年、この時期になるとロッテルダムのAhoyで「Night of the Proms」というコンサートショーが行われます。2年前から行きはじめ、今回は3回目です。去年の様子はブログに書きました。
毎年違ったアーティストが登場します。ベルギー、フランスなどでも行われており、最近はアメリカやポーランドでもあるそうです。
Ahoyでは、一般向けに2回、他会員向けなどで3回ほど公演があります。Ahoyは40周年になる古いホールですが、広くアレーナが立ち席で、普通の席が3階席まであります。椅子はプラスチックの固いもので前回はお尻が痛くなったので今回は簡易クッションを持参しました。
またしても渋滞の巻き込まれ、チケットトラブルなどもありましたが、無事開演に間に合いました。
出演アーティストは、
Gloria Estefan
Amy Macdonald
Hiromi
Wyclef Jean
Waylon
John Miles
Il Novecento
でした。
私にとっても目玉は、もちろんHiromi(上原ひろみ)。話題のジャズピアニストとして聞き及んでいたのですが、生で見るのは初めて。4回ほど登場し、すばらしいピアノを披露してくれました。会場の反応もとても良かったです。ただ彼女は英語ができるのだから、「ハロー ロッテルダム」や「サンキュー」の一言でもいいから言ってくれればいいのにと思いました。他のアーティストは何か挨拶的なことを言っていました。
それから、私はAmy Macdonaldも良かったです。スコットランド訛りのMCも聞け、ヒット曲の「This is the life」をやってくれました。
全体としてのメインはGloria Estefan(グロリア・エステファン)でした。最後に登場し、7曲ほど歌いました。また、Wyclef Jean(ワイクリフ・ジョン)も有名どころ。ハイチの大統領になろうとした人ですよね。会場をテンポの良いビートで包みました。でも2曲だけだったです。
8時に始まり、30分の休憩が間にあって、終わったのは11時頃でした。
若い人の好みのアーティストから、年配層の好みのアーティストまで幅広い選択なので、家族や知人のグループで来ている人がたくさんいました。雰囲気はとても良いです。
チケットは当日でも買えますが、良い席は売り切れています。出演アーティストは、少しずつ小出しにして発表されていきます。私たちは、11月の終わりにはもう来年のPROMのチケットを取ることにしています。誰が出演するかはお楽しみです。
体調は良好です。

歯科医院定期受診

2013-11-20 10:44:39 | 医療・病気
今日は、歯科医院にて歯科衛生士さんによるチェックの日でした。
前回は7月だったので、4か月ぶり。歯石をきれいにとってもらって、すっきりしました。
治療時間は30分弱くらい。最後に旅行用の小さな歯磨きチューブをいつもくれます。
病気が酷かったときは歯茎の状態も悪くてたいへんだったのですが、今はよくなりました。ちゃんと歯科医院に通っていると快復するものですね。身体がつらいと、歯の手入れもままならないことがあります。できるときに、きちんと日々やっておくことが大切だと思います。
歯磨き粉は、Oral-B Pro-Expertを使っていたのですが、最近洗面台の引き出しからParodontaxを発見し、使いはじめました。しかし、Parodontaxは塩味がきつく、味というか風味が強く、いまひとつ。使い切らずにOral-B Pro-Expertに変えようと思っています。夫は、ずっとSensodyneばかり使っています。
どれも効用はたいして変わりないと思うんですけれど、嗜好によって違うんでしょうね。
歯科医院でもらう小型の歯磨きチューブは、Oral-BかSensodyneのことが多いです。今回は、SensodyneのFresh Mintでした。
次回は、歯科医の定期チェックもあるので、1月の予約となりました。もう今年もあと僅かですね。ほんと早いです。
体調は良好です。


Restaurant:Pompa(アムステルダム)

2013-11-19 13:59:49 | Restaurant/Cafe
日曜日のコンセルトヘバウで午前のコンサートを聴いた後にランチを「Pompa」というお店で食べました。
本当はダム広場周辺でランチをしようと思っていたので、突然コンセルトヘバウ周辺で探すことになって、すでに近くの良いレストランは満員で、少し歩いているうちにああそういえばと思い立って入りました。
実は以前に行ったことがあり、その印象は今一つでした。
ここもちょうどお昼時、ほぼ満員の店内でしたが、運よく席がありました。しかし、狭い店内なので、話し声がこだましてうるさくて、ゆっくり話はできない感じでした。
暖かい前菜を頼もうとしたら、すごく時間がかかると言われ、オリーブとチョリソーを注文。そして、パスタを注文しました。
夫は前回のことを忘れていて、同じタリアテッレゴルゴンゾーラ。私は、魚介のトマトソーススパゲッティ。ムール貝がごろごろと入っていて、エビも2つ、トマトソースに味がよくでていて、スパゲッティの湯で加減はアルデンテ、美味しかったです。でも最高とは言い難い…、ムール貝はちょっと火の通しすぎでゴムのようだったし、エビは殻つきなので食べにくい、ルッコラが多すぎ。
夫のタリアテッレゴルゴンゾーラ、今回は美味しかったそうです。まあお腹すいていたしね。
オリーブは、グリーンのと黒いのが混ざっていて、濃厚な味でしたが、塩味が強すぎ。少し食べる分には美味しいです。
そうそう、パスタなどにはパンがついてきますので、余分にパンを注文すると食べきれないくらい来てしまいます。
カジュアルなレストランなので、ぱっと入るにはいいかも。今度来たときは違うパスタを食べてみようと思います。
周りでは、サラダやサンドイッチを食べている人が多かったです。まあお昼だったからかもしれません。
体調は良好です。

クラシックコンサート:Steven Isserlis(チェロ)@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2013-11-17 07:42:13 | Concert
日曜日、久しぶりの日曜午前のコンサートでアムステルダムのコンセルトヘバウへ行きました。11時開演です。
今回は、Amsterdam Sinforniettaという20数名からなる弦楽器ばかりのオーケストラで、私のお目当てはチェリストのSteven Isserlis(スティーヴン・イッサーリス)でした。イッサーリスは以前にコンサートに行ったことがあり、ファンになりました。とてもカリスマ性のある英国の有名チェリストです。シューマンがお得意なのですが、今回はバッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハのチェロ協奏曲でした。オランダでは、この曲の最後の一部が毎年行われる有名なTV番組「Groot Dicttee der Nederlandse Taal(オランダ語書き取り大会?)」のテーマ曲に使われているので馴染みがあります。イッサーリスはあまり弾きなれてないのか、楽譜を少し見ながらの演奏でした。音がちょっと最初は抑え目で、最後のほうは伸びがありましたが、それでもこの大ホールでは後ろのほうはしっかり聞こえないのではと思いました。私たちは前のほうの席だったので大丈夫でしたが。イッサーリスはこの曲のみ。
全体の曲目は、
Mendelssohn - Twaalfde sinfonia in g
C.Ph.E. Bach - Celloconcert in A, Wq. 172
Beethoven - Heiliger Dankgesang eines Genesenen an die Gottheit, in der lydischen Tonart: Molto adagio - Neue Kraft fühlend: Andante (uit 'Strijkkwartet in a', op. 132)
でした。メンデルスゾーンもベートーヴェンもところどころとても美しい部分があり、うっとりしました。
全部で1時間15分ほどで、午前のコンサートでは休憩はありません。
このあと、ダム広場のほうへ行って、ランチをしてショッピングをするつもりだったのですが、あいにくシンタクロースがアムステルダムの来る日で、トラムが止まっていました。ダム広場周辺は混雑するでしょうから、結局コンセルトヘバウ近くでランチをして、家に戻りました。
曇っていたので、かなり外気が寒く感じました。
写真はコンセルトヘバウのコーヒーとクッキー。このクッキーはいつものとは違った種類なんですが、ここのクッキーはいつも美味しいです。
体調は良好。しかし食事をしたりしてノドを刺激すると鼻やノドが不快になります。



レナリドミド+デキサメタゾン 第48サイクル開始

2013-11-15 10:57:43 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの48回目が始まりました。
2週間以上苦しんだノドの痛みもほぼ恢復しました。時間はかかりましたが抗生物質なしで自力で良くなったのは久しぶりのことです。免疫グロブリン投与で免疫力がアップしたのが効いているのでしょうか。それに体力も以前よりは少しついてきているのでしょうし。
最近血圧が高いのが気になっています。普段でも高いと150、160くらいになります。下のほうは100を超えたりします。安静にしていると正常値のときもあります。すぐに疲れるのはこのせいかなとも思います。血圧の薬をずいぶん前にもらっていたのですが、落ち着いた時期があり、その時に薬はなしにしてもらいました。また飲んだほうがよいのかなあと思案中です。
それからいつも秋にはインフルエンザの予防接種の手紙が来るのですが、今年は来ていません。どうしてかなあ。去年、行くつもりだったけれど発熱して接種に行かなかったから、リストから外されたのかなあと…。できれば予防接種したいのですけど。
最近疲れやすかったので、もしかしらHbが低いのかもと思っていたのですが、火曜日に測定したHbは私としては高すぎるくらいでした。だからHbの問題ではないみたい。やはり血圧かな。
体調は今は通常通りでOKです。どんどん寒くなるので風邪をひかないように気をつけなくてはね。

Restaurant:Wagamama@アムステルダム

2013-11-05 11:52:44 | Restaurant/Cafe
秋の初めにアムステルダムのライツェ広場近くにあるWagamamaに行きました。4月に行ったとき食べた照り焼きチキン丼ぶりが美味しかったので、また食べてみようかなと思って。それとハウスメイドのアイスティーも美味しかったのでそれも注文。
照り焼きチキン丼ぶりは前回とはちょっと違っていたように感じました。前回のほうが美味しかった。チェーン店なのでマニュアルに沿って作っているのだろうから、前回と同じはずなんだけど、香料の量が少し違っているような気がしました。
アイスティーは前通り、美味しかったです。
全体として、満足はしました。お値段もお手軽だし、混んでなくてすぐ座れたし、さっと何か食べたいときにはいい場所かな。
次回はほかのメニューを試してみよう。
そうそう餃子も食べたのですが、これは皮が厚すぎて、私は好きではありませんでした。
体調は少しずつ良くなっている感じ。でもまだノドが…。

本「次郎と正子」

2013-11-01 07:29:21 | Book
牧山桂子著「次郎と正子 -娘が語る素顔の白洲家-」を読了。
白洲次郎って名前をここ近年よく聞くようになったのだけどどんな人かまったく知らないなあと思っていたのと、三宅一生が若いころに白洲正子の銀座にあるお店に通っていたという話を聞いた後に、この本が目に留まって購入しました。
母の正子が桂離宮を好んでいたために、娘に桂子という名前をつけたそうです。桂離宮、行ったことがないなあ、行ってみたいなあと思いました。
次郎と正子は大正の時代にアメリカ留学やイギリス留学をしていた上流階級の人達です。娘の目から見て、この二人がふつうの父親母親といかに違っていたかが綴られています。正子は家事がまったくできなかったようです。もちろんお手伝いさんが常にいたから、家事ができなくてもよかったのです。
いろいろなエピソードが書かれていますが、やはり白洲次郎と白洲正子が社会的に見てどんな人なのかということを押さえてから読むべきだったのでしょう。この二人の功績をきちんと知らずに読んだので、なんか上流階級のきままな人達のプライベートな断片集という感じでした。
昔の良い時代の出来事のような書き方もされていますが、どうなんでしょうか。
読みやすく、息抜きに読むにはよかったです。
体調は良好です。まだ疲れやすく、のどに違和感があります。