Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:Nicolas Altstaedt (チェロ)+コンセルトヘボウ室内管弦楽団@Amsterdam

2016-05-29 15:02:54 | Concert
日曜午前のコンサートに行ってきました。場所はアムステルダムのコンセルトヘバウ。
11時から約1時間のコンサートで、休憩はありません。ラジオでもライブ放送されています。このコンサートに行くのは久しぶりです。
今日のプログラムは、
R. Schumann - Celloconcert in a, op. 129
Tsjaikovski - Serenade in C, op. 48
でした。
コンセルトヘボウ室内管弦楽団で、ソリストはNicolas Altstaedt。若めのチェリストで、いくつものコンクールで優勝している経歴をもつとのこと。私は初めて名前を知りました。
感情抑えめのシューマンのコンチェルトで、バランスがいい感じでした。アンコールで、
Sibelius - Water Drops (Vattendroppar), op. 1
という小品を、バイオリンと二人でやってくれました。
そして、チャイコフスキーのセレナーデ。とてもよかったです。ハーモニーがよくて、音が美しかったです。
気持ちよく、日曜の朝を始めることができました。
体調は良好です。

レナリドミド+デキサメタゾン 第81サイクル開始

2016-05-27 14:01:27 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの81回目が始まりました。
次の診察までまだ1カ月弱あるのですが、デキサメタゾンの残りがあと8錠ほどなので、足りなくなるのは確実です。
足りなくなったら、血液内科に電話して、処方箋を新しく書いてもらわなくてはいけません。そして、その処方箋を血液内科の受付に取に行かなくてはいけません。ちょっと面倒だなあ、と思います。
でも他には道はなさそうなので、来週あたりにやってみるつもりです。
以前は、60錠とかの処方箋をもらえたのですが、だんだんと規制が強くなって、一カ月分が最大となったようです。一カ月だと、デキサメタゾンなら、13錠くらいなんですが、そこはおおらかで30錠の処方箋をくれます(30日だから30錠まではOKということなのでしょうか?)。
途中で処方が変わったりして、大量の薬が不使用で手元に残ることがあるのですが、その場合は余った薬を薬局へ持っていくと、薬局で処分してくれます。普通に捨てると、環境汚染になる可能性があるのです。でも、最近、薬局も特別に捨てるのにお金がかかるので、持ってこられた処分しなければならない薬の受け取りを拒否したいという動きもでてきているというニュースも聞きました。
体調は良好です。

Restaurant:Mio Papa@ロッテルダム

2016-05-26 09:16:12 | Restaurant/Cafe
ロッテルダムのMaassiloというイベントホールに行った日、メトロで最寄りの駅Maashavenで降り、簡単に夕食をすませようと入ったレストラン「Mio Papa」。ホテルに併設されているレストランで、中はとても広かったです。ビストロ的な雰囲気で、ピザやスパゲティのメニューが充実しているように思いました。
Pizza Del Fornainoを注文。サラミ、モッツアレラ、バジル、トマトソースなどのピザで、私の好みの生地が薄いタイプで、とても美味しかったです。
ひとり分がかなり大きいピザでした。
このメトロ駅の近くには他にあまり大きなレストランは見当たらなかったので、まあここでいいかとあまり期待せずに入ったのですが、思ったより良かったです。
体調は良好です。

Living in the Amsterdam School展@アムステルダム市立美術館

2016-05-24 10:14:18 | Wblog:お出かけMuseum
先日アムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum)で開催中(2016年8月28日まで)の「Living in the Amsterdam School」(アムステルダム派建築の中に住む)展を見に行ってきました。副題は、1910年から1930年のインテリアデザインです。
アムステルダム派の建築家は内部のインテリアなどもデザインしていました。またアムステルダム派建築に影響を受けたインテリアの他にもグラフィックなども展示されており、かなりボリュームのあるしっかりとした展覧会でした。
写真は、当時の時計を集めたコーナーです。
この時期のオランダの様式はかなりユニークです。まあ一種のアールデコです。Michel de Klerk、Piet Kramer、Hildo Kropなどが主なデザイナーです。
前世代のベルラーヘのような直線的な建物への反動か、アムステルダム派は装飾にこだわり、波型や丸みを多用します。ちょうど経済的にも余裕がある時期で、奇抜な建築物が作られます。そしてその後、またまたその反動か、バウハウスのような機能性を追求した一見シンプルな建築の時代がやってきます。
個人的にはアムステルダム派のインテリアは建築ほど好きではないです。
今回のインテリアなどに目を向けた展示は初めてとのこと、その意味で興味深いものでした。また、植民地だったインドネシアの影響についてのコーナーもあり、多角的でした。
体調は良好です。





ランチ:Daalder@アムステルダム

2016-05-22 15:35:41 | Restaurant/Cafe
日曜日にアムステルダムの「Daalder」というレストラン&カフェでランチをしました。
古くからあるレストランのようで、インテリアなどは年季が入っています。
ここは、コースメニューだけでアラカルトはありません。2コース、3コース、4コースから選べます。
わたしたちは3コースにしました。前菜、メイン、デザートです。
まずアミューズが二品でてきました。軽いスナックのようなものと、トマトとペストのクリームムースで、このクリームムースがとても美味しかったです。
パンが出てきて、少し待つと前菜です。
前菜は、マグロとカツオだしのジュレとコーンチキンのアイスクリーム(写真)で、これがすごくおいしかったです。これまでに食べたことのないコンビネーションでした。
メインは、鴨で、皮がパリパリで美味しかったです。ソースはオレンジが入ってるとのこと。ポテトと赤ビートのクリームサラダがついてきました。
デザートは、フルーツが入ったサバイヨンヨースのデザートで、甘すぎるデザートが嫌いなわたしの口にとてもよく合う味で、久しぶりにデザートを心から楽しめました。
あまり席数は多くなく、お客は旅行者が多いように思いました。
季節ごとにメニューは変わるようなので、また変わったころに行きたいです。
体調は良好です。


本「銃・病原菌・鉄(下)」

2016-05-19 15:55:28 | Book
ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄(下)」を読了。
「銃・病原菌・鉄(上)」を読んだのは、2012年10月のこと(自分のブログを検索するとすぐわかるのでほんと便利。ブログは自分の記憶代わりだと思っています)。面白い部分もあったけれど、データが多くて読みにくい感じもあって、下巻に手が伸びるまでかなり時間がかかりました。
下巻のほうが読みやすいと思いましたが、それでも同じことが繰り返し語られたりして、少し読み飛ばしたところもあります。
ただ、ニューギニアの話や、アフリカの話が面白かったです。ニューギニアってあまり興味がなかったけれど、かなり大きな島で日本の面積の2倍もあるそうです。そして言語数がひじょうに多い。山岳民族が独自の文化を保っている、などなど。
海洋民族のオーストロネシア人の大移動の話もまったく知らなかったので、とても面白かったです。東南アジアから、アフリカ沿岸のマダガスカル島まで行っていたのですね。すごいなあ。
アフリカは、鉄器をもった民族がサハラより南で隆盛を極め、他の民族を圧倒して支配を進めていったが、なぜか現在の南アフリカ共和国の部分には進まなかった。これは何故かということがわかりやすく説明してあってよかったです。鉄器をもたない別の民族だけだったため、オランダが攻め入って植民地化(入植)が簡単に起こったというのです。でも、それより拡大しようとしたとき、かなりの抵抗にあいました。
- 各大陸の広さの違い、東西に長いか南北に長いかの違い
- 栽培化や家畜化可能な野生祖先種の分布状況の違い
が、長い歴史のなかで文明の発達、技術の発達に大きな違いを与えたポイントでした。
確かにためになる本でしたが、こんなに長くずらずらと書かずに要点だけ書いてくれたら、もっと薄くて読みやすくなったのにと思いました。
体調は良好です。




「ブレイトネルの着物姿の少女たち」展@アムステルダム国立美術館

2016-05-15 11:20:06 | Wblog:お出かけMuseum
Breitner(ブレイトネル)の着物姿の少女をテーマにした14作品の展覧会が行なわれているのでアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)へ見に行ってきました。
ブレイトネルはオランダの画家で、1893-96年の間に集中して、着物を着た少女の作品を制作しています。彼は写真家でもあり、関連した写真やデッサンなども展示されていました。
モデルになった少女はGeesje Kwakという名で、16歳から18歳の間にブレイトネルのモデルをしていました。あまり裕福な家庭ではなく、引っ越しを繰り返し、18歳の時に家族と南アフリカに移民します。しかし、その地で結核を患い、22歳で亡くなっています。
同じ着物を着た作品があり、ポーズや絨毯などの表現の違いで、印象が変わります。赤い着物、白い着物、青い着物の作品がそれぞれあり、また帯を見せるために背中を正面にした立ち姿の作品があります。この場合、壁に鏡があって、鏡に映る顔が描かれています。
ブレイトネルのことは知らなかったのですが、ヌードやアムステルダムの風景なども描いています。
着物の絵は、ジャポニズムの影響を受けた作品として有名だそうです。
体調は良好です。


ジャック・ガラットのライブ@Maassilo(ロッテルダム)

2016-05-13 08:20:10 | Concert
Jack Garratt(ジャック・ガラット)のライブを見に、ロッテルダムのMaassiloへ行ってきました。
ジャック・ガラットは昨年ブレイクした英国の新人アーティストです。現在の時点(2016/05/17)では日本語のWikiページがないくらい無名ですが、絶対に人気を博することは確実なアーティストです。
一人で、ドラム、シンセドラム、キーボードを奏で、歌も同時に歌います。時にはギターを弾きます。一人で、完全パッケージなんです。
エネルギッシュで、グルーブがとてもあります。
彼独特の音楽が出来上がっていますが、まだ24歳です。
体形は少しぽっちゃりしていて、顎髭を伸ばしていて、カッコいい感じではありませんが、MCなども気どりがなく自然な感じで人柄の良さを感じさせました。
さて、ライブは20時半開始。まずは前座で、Martin Luke Brown。ギターを弾きながら、ツートーンボイスで歌います。歌は上手でしたが、あっという特徴は感じませんでした。
21時に前座が終わり、30分休憩(これが長くて嫌でした)があって、21時半からジャック・ガラット。とても良かったです。圧倒されました。3か月前にデビューアルバムが出たばかりです。カーバー曲もやっていました。
終了は22時半でした。
会場のMaassiloはダンスイベントがよく行われる場所で、ステージが高めに設定されていて、どこからもよく見えました。チケットは売り切れだっただけあって、人が多く、オールスタンディングなので、最後のほうは疲れましたが、良いライブが見れたことで、うれしかったです。
体調は翌日少し辛かったけれど、まあ良好です。

ランチ:Yoepz@アムステルダム

2016-05-12 12:27:13 | Restaurant/Cafe
先日のこと、アムステルダム派の建築を見たあと、お腹がすいたので近くでランチへ。
といっても住宅街だったので少し歩いて、Ferdinand Bolstraat駅の近くでたまたま見つけた「Yoepz」へ。
チキンとロブスターが得意なレストランのようです。
天気が良い日だったので、テラス席に座りました。「Turks Brood Kip(トルコパン、チキン)」を注文。
チキンの他に、ロブスター(オランダでKreeftと言います)、ベーコン、アボカド、ネギなどが入っていて、盛りだくさん。コンビネーションがよくて、美味しかったです。
ユトレヒトにも姉妹店があるようですね。
体調は良好です。


De Dageraad見学@アムステルダム

2016-05-10 13:21:14 | 建築
1920年頃のオランダの建築に、Amsterdamse School(アムステルダム派)という特徴がある建築が見られます。
この様式は、角が曲線になっていたり、細部の装飾にこだわった、面白い建築様式です。
アムステルダムはもちろんのこと、同時代に立てられたオランダ各地の建物にこの様式が見ることができます。
今回(日曜日)は、アムステルダムの南にあるDe Dageraadという集合住宅を見に行きました。20分ほどのガイドツアーがあり、外部から建物を見ながら、説明してくれます。また、中の部屋を見ることもできました。
De Dageraadは、Michel de KlerkとPiet Kramerの建築で、294の労働者用住居と6つの店舗からなります。オリジナルの設計では窓が現在のものより小さく、居間が暗いなどという問題が出たため、30年後くらいに窓を大きくしたり、改築が行われました。
ところどころに装飾的な丸みがあったりして、興味深い建築です。
体調は良好です。