Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ロッテルダムで休日を楽しむ

2012-12-30 09:02:30 | Wblog:お出かけ
今年最後の日曜日、風は強いけれど、時には晴れ間も見えるまあまあの天候。気温も10度近くになり暖かいということで、外出することにしました。場所はロッテルダム。
まず、夫の希望で、wereldmuseumへ。現在開催中のSAMURAI展が見たいのだそうです。車は、Wilhelminapleinに駐車したので、エラスムス橋を渡って対岸に行かなければなりません。この橋はかなり長くて、風が強かったので、耳が痛くなるほどでした。
さて、SAMURAI展については後日詳しく書きます。
かなり時間をかけて見たので、もう1時半くらいになっており、お腹がすいたので、またエラスムス橋を渡って戻り、Hotel Newyorkのカフェレストランへ。ロッテルダムなのに、どうしてニューヨークと思われるかもしれませんが、このホテルのある場所から、昔オランダ・アメリカ線の蒸気船が出ており、多くのオランダ人が新天地を求めて、片道切符を握り締めて旅立ったのです。歴史のあるホテルで、その近くには公園があります。年末で多くのレストランが休業しているせいか、Hotel Newyorkのカフェレストランはとても混雑していました。でも10分くらいの待ち時間で席へ。窓からは港が見えます。お腹がすいていたので、がっちりと食べたくて、Hotel Newyorkハンバーガー(写真)を注文。フライドポテトがほくほくしていて美味しかったです。ハンバーガーは、どっしりとしたビーフバーガー、目玉焼き、ベーコン、チーズ入りです。満腹になりました。
その後、近くのNederlands Fotomuseum(オランダ写真美術館)へ。特別展示を見て、常設展示はまたの機会にということで、4時頃に美術館をあとにしました。
本当は、その後、近くの映画館で映画「Cloud Atolas」を見たかったのですが、もう疲れていたので、家に帰ることにしました。映画は、11月頃から見たいものがいろいろあり、「アルゴ」や「ルーパー」をぜひ見たかったのですが、見逃しています。私は昼間に映画を見たいのですが、オランダではかなり夜の遅い時間が大人用に映画タイムなんですよね。
11時頃から4時頃まで、じっくりロッテルダム(といってもKop van Zuidというあたり)を楽しみました。
良い一日でした。
体調は良好です。どうぞ良いお年をお迎えください。

本「カラマーゾフの兄弟1」

2012-12-28 15:11:28 | Book
ドストエフスキー著、亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟1」を読了。
ロシア文学をこれまでまったくといっていいほど読んだことがありません。学生時代に文庫本に手をだしたことはあるのですが、難しくて途中で挫折。
今回、新しく読みやすい訳が出たときいて、名作といわれるドストエフスキーを読まずに人生を終えるのも残念かなと思い、「カラマーゾフの兄弟」の第一巻を購入しました。
ずいぶん読みやすく、最後まで読めました。しかし、最近の話の展開の早い本に慣れている私としては、なかなか話しが進まないので、読むのが楽しいという感じではありませんでした。
当時のロシアの抱える問題や、どういう思想をもっている人がさまざま存在したかとか、神の問題とか、いろいろ詰め込まれている話だとは思います。じっくり、いろいろ考えながら読むと面白いのでしょうが、このまま続きを何冊も読むのかと思うと、うーんと思ってしまいます。
Wikiであらすじを読むのを控えていたのですが、結局読んで、続きを実際には読まずじまいに終わりそうです。
体調は良好です。最高気温が10度くらいと暖かいのも私にはうれしいことです。

シャトレーゼ@Tilburg

2012-12-24 10:43:40 | Wblog:お出かけ
オランダのTilburg(ティルブルフ)に日本の洋菓子チェーン「シャトレーゼ(Chateraise)」が店舗を出したというニュースを聞きました。行きたいなと思っていて、やっとクリスマスイブに行くことができました。
Besterdpleinという場所にあるのですが、大きな広場が前面駐車場になっており、そこに車を停めれば徒歩一分もかからずお店に到着します。
クリスマスイブだったからか、店内でケーキを食べると紅茶かコーヒーが無料で飲めました。オランダではふつう売っていないモンブランを店内でいただき、うーんこの味懐かしいなと思いました。モンブランの土台の部分はスポンジケーキのほうが私は好きなのですが、ここのモンブランはタルト地でした。
落ち着いてから、ゆっくりと店内を見て、ショートケーキやミルフィーユ、チーズケーキ、シュークリームなどを買い、また焼き菓子の詰め合わせセット(写真)を贈り物用と自分用に二つ買いました。
店内にはお客さんがひっきりなしに訪れ、日本人もぱらぱら見ましたが、オランダ人のほうがやはり人数的には断然多かったです。
店員さんはみなオランダ人女性で、日本人は見ませんでした。
家で、買ってきたケーキをいただきましたが、どれも懐かしい日本の味でした。こってり好きのオランダ人にはどうかわかりませんが、私はやはりこの味が好き。
このお店の周りには特に他に行きたい場所もなく、このためにティルブルフにまた行く気になるかどうかはまだちょっとわかりません。でも、いざというときに日本のケーキが買えるお店があるということはありがたいです。
体調は良好です。

本「ヴァイオリニストの音楽案内」

2012-12-21 11:07:41 | Book
高嶋ちさ子著「ヴァイオリニストの音楽案内」を読了。
PHP新書です。読みやすくて、あっという間に読めてしまいます。
著者の高嶋ちさ子さんは、TVなどに出ていて顔が知られた存在だそうですが、日本のTVはまったく見れないので、私はどんな人なのかまったく知りませんでした。
クラシックコンサートに行くのが趣味のひとつである私ですが、実際のところ、クラシック音楽の素養はまったくと言っていいほどありません。もう少しクラシック音楽について知識があるとコンサートがもっと楽しめるかなと思い、手に取った一冊です。
クラッシクの代表的な曲50曲を選び、それぞれについて、聞きどころや、作曲者のエピソード、どのCDが良いかなどがコミカルに書かれています。
1曲で、4、5ページなので、気楽に読み進められます。
マーラーの交響曲第一番の項を読んで、ああそう聞けばよいのかと思い、もう一度聴いてみたいなあと思ったり、この本を読んで、またじっくりと聴いてみたいクラッシクの曲が増えました。
クラッシクビギナーの人にはよい本だと思います。
この本の中に、彼女の師匠の徳永二男先生が「日本人で世界に通用する音楽家は東京カルテットと小澤征爾だけ」と言ったという文章がありますが、この東京カルテットを私が知ったのはつい最近で、それもスウェーデンのミステリー本の中に出てきたからです。このミステリー、バイオリン好きにはおすすめです。
この本の続編のような本が同じ新書で出ているようなので、読んでみるつもりです。
それにしても、私はあまり音楽のセンスがないようで、クラシックを聞いてもあまり理解することはできません。コンサートに行っても良し悪しなどほとんどわかってないので、はっきり言って、豚に真珠、猫に小判だなあと思います。どんなコンサートだったかもすぐ忘れてしまうし、なんかもったいないなと思います。でも、気持ちよくなったり、気分転換になるので、まあいいかな…。
体調は良好です。オランダがすぐれない天気ですが、その分気温が高めでうれしいです。今日はかなり霧が出ています。もうすぐクリスマス、明日から大型連休にして冬休みをとる人も多いようです。

本「新編 SF翻訳講座」

2012-12-19 08:44:30 | Book
大森望著「新編 SF翻訳講座」を読了。
この著者は、大竹まことのゴールデンラジオの木曜日に書評を担当しているので、馴染みがあって、この本を手にとりました。
しかし、私はSFが苦手。中学生の頃、星新一を面白く読んだ以外はまったくといっていいほど読んだことがありません。ただ、夫がSF好きなので、映画などではSF系をよく見ています。
内容は、雑誌に連載していた原稿をまとめたものなので、一本一本が短く、読みやすいです。面白おかしく書いているので、SFのことを知らなくても読みすすめられます。この本を読んで、初めて知った翻訳者の名前がたくさんありました。というか、ほとんどが初めてのものばかり。
改めてSFを読んでみようという気には残念ながらなりませんでしたが、翻訳についての悩みどころに関する記述はとてもためになりました。以前に少し翻訳をしていたので、ああそうだなあと思ったり…。
それにしても、ここ十何年かの間のモバイル環境の大きな変化はやはりすごいですね。以前は、手書き、せめてワープロだったのですが、最近はノートブックをもって外でも好きな場所で原稿書いて、ネットでさっと送れるんですから。私の20代にこういう環境だったら、楽しかっただろうなあと思ったりします。
体調は良好です。火曜日に血液検査でCRPを測ったら、2でした。ここまで下がれば安心です。

ラッシクコンサート:Ferschtman, Grosz, Mozart en Martinu

2012-12-17 10:13:56 | Concert
クラッシクコンサートにアムステルダムのコンセルトヘバウの小ホールへ。
オランダ人若手ヴァイオリニストLiza Ferschtmanと、イスラエル出身のヴィオラ奏者Amihai Groszによるコンサートでした。
演目は、
Mozart - Duo in G, KV 423
Bartók - Sonate, Sz. 117
Mozart - Duo, KV 424
Reger - Suite in g, op. 131d, nr. 1
Martinu - Duo nr. 1, H. 313

二人で弾く曲あり、それぞれのソロありと、退屈させない演奏でした。
あまり期待せず出かけたのですが、とてもよかったです。
バルトークのこのソナタ、初めて聴いたのですが、重厚な感じがあって、テクニックが駆使され、とても素晴らしいものでした。
また、マルティヌの曲も初めてでしたが、ヴァイオリンとヴィオラが掛け合いのように音を奏で、ところどころ叙情的で、フレッシュな感じもして、最後を締めるにはよい曲でした。
この日、ホールには空席が少し目立ちました。風邪がはやっているのでしょうか、これない人もいたのかな。
体調は良好です。

ダイアン・アーバス展@アムステルダム写真美術館+Yamazatoランチ

2012-12-16 12:16:49 | Wblog:お出かけMuseum
Foam(アムステルダム写真美術館)でダイアン・アーバス展をやっていたので観に行きました。
ダイアン・アーバスは、1940年代から71年に自殺するまで活躍したアメリカの女性写真家。サーカスの人々や、服装倒錯者、精神を病む人々など、異端の人々を撮った写真が多く、今回オランダでは初の大きな回顧展でした。200ほどの写真と、彼女の人生について年代にそってまとめた展示、使用カメラの展示があり、かなりきちんとした内容豊富な展覧会でした。
最後に使用したペンタックスのカメラを彼女が気に入って、それを手に入れてとても嬉しそうな手紙の文章があり、それは1971年のことなのですが、その少しあとに自殺してしまうなんて、どんな心の動きなのでしょうか。
彼女が丁寧につけていたメモダイアリーの手帳も数点展示があり、自筆の文章を読むことができます。
私がダイアン・アーバスを知ったのは、Patricia Bosworth著の訳書『炎のごとく―写真家ダイアン・アーバス』(文藝春秋、1990年)を買って読んだからです。どうしてこの本を手に取ったかははっきり覚えていませんが、当時おそらく良い書評が載っていたのでしょう。
今回の写真展で、実際の彼女の写真をたくさん見たのですが、どれもこれも悲しそうな人々の写真ばかり。人生の悲しみがあふれでているような、そしてその人生の複雑さがあふれでているような写真ばかりでした。
もっとゆっくりと見ていたかったのだけど、ランチの時間がなくなってしまうということで、後ろ髪をひかれながらFoamを後にして、ホテルオークラへ。
日本食のYamazatoへ駆け込んだのが1時半。いつもは四季の御膳というコースメニューをいただくのですが、早く食べられるだろうと松花堂を注文。これは写真のようにおかずがお弁当のように入っていて、その他、お味噌汁、お漬物、鮭といくらがのったご飯がついてきます。かなりの量で、食べ応えがあります。鮭といくらご飯、焼き魚などがおいしかったです。夫は、照り焼きビーフがおいしかったそうです。デザートも付き、抹茶と小豆のアイスクリームフルーツ添えでした。結局ランチをするのに1時間半くらいかかりました。
その後、マドレーヌ型が欲しくて、ダム広場近くにあるデパートBijenkorfへ。クリスマス前ということで人が多いこと、多きこと。マドレーヌ型は見つからず、そのあと他のお店も見ましたが、見つかりませんでした。残念。
人ごみのもまれ、疲れて、帰って来ました。
最高気温が8度と、暖かめの日だったので、思い切ってアムステルダムへ行ったのですが、楽しかったです。
体調は良好です。夫が少し風邪気味なので、うつらないように気をつけなければ…。

レナリドミド+デキサメタゾン 第36サイクル開始

2012-12-14 10:40:52 | 医療・病気
レナリドミド10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの36回目が始まりました。
ここ2ヶ月の間に、発熱入院や脚の痛みなど不調があり、自信がつきつつあった健康に少し不安がでてきました。やはりあまり無理はできないなと思います。寒い日は外出を控え、できるだけ家にいようと思います。
室内でできる軽い身体運動もずっとさぼったままなので、そろそろ再開しなくてはと思っています。体力はつけなくちゃね。
あと、少し太りたいなあとも思っています。まああと2kgくらいなんですが、筋肉と脂肪を全体的に少しつけると寒さに強くなるかなと…。
しかし、病気が悪かった頃の厳しい食事制限の影響か、いまひとつ食が細めなんです。あとあまり食べ過ぎると気持ち悪くなるという気持ちが強くて、あまりたくさん食べられません。
とはいえ、これからクリスマスシーズン、ご馳走の機会が多くなるので、心配は無用かも。
体調は良好です。



本「天皇の影法師」

2012-12-10 13:54:20 | Book
猪瀬直樹著「天皇の影法師」を読了。
自分の知らないことがいろいろ書かれていて面白かったです。
大正天皇が崩御されたときのことが詳しく書かれていて、次の年号が昭和になったいきさつがミステリーのように解き明かされて書かれています。また、「光文」という年号になるという誤報が新聞に載ったことについても深く調べてあり、どうしてそういう誤報がでてしまったのかが推察されています。
私は大正天皇についてほとんど知識がなかったので、病気がちであったとか、昭和天皇が早い時期に摂政となっていたとか、初めて知りました。
また、葬礼の際に、棺をかつぐ役目を担う人々が京都県の山間の集落の村から選出されていて、その村の人たちを八瀬童子と呼ぶということなどもまったく知りませんでした。
森鴎外についての文章もあり、彼の最晩年の話が調べて書かれています。私は、子供の頃から森鴎外より夏目漱石が好きでした。読みやすいし、子供には話しが面白かったのでしょうね。でも、歴史的な人物として見ていくと、森鴎外はとても重要な役割をしているのだなと思うようになりました。彼の墓石には彼の意思により、「森林太郎の墓」とのみあるそうです。彼にとって明治という国家が与えたいくつもの役職や褒章は意味をもたないものだったようです。それはなぜなのか、また元号について彼がどう考えどうかかわったのかもわかります。
マクルーハンが書いていたかと思いますが、本を読むときに新しい知識が含まれる割合は30%くらいまでがよいそうです。それを超えると、何が書いてあるのか頭脳がスムーズに処理できないとか。猪瀬氏の本は、ちょっと私には新しいことが多すぎて、読むのに頭が疲れます。だからすぐにではないですが、たまに彼の他の本にも手を出していこうと思います。
それにしても、東京都知事になるのかなー。結果が楽しみです。
体調は良好。外はかなり寒いので、家でゆっくりしています。





ブルーベリーマフィンを焼きました2

2012-12-08 11:34:52 | cooking
昨日は雪が降り、そして少し積もって、窓から見ていると冬らしい良い景色でした。
今日は、一日中氷点下だそうですが、晴天です。
こういう日は、オーブンを使ってお菓子を焼きたいです。
あまりレパートリーがないので、以前にも作ったことがあるブルーベリーマフィンにしました。
前回は、焼きがあまかったので、5分弱長くオーブンに入れました。また、型崩れしたので、カップに入れて焼くことにしました。また、アーモンドスライスを上に乗せるのを前回は忘れたので、それを忘れずにやりました。
でき上がりは、前回よりずっとおいしくなりました。
生のブルーベリーを使っているので、フレッシュなおいしさがあります。でも、ちょっとブルーベリーをいれすぎたかなー。中はかなり紫色。
さて、体調は良好です。まだときどき微熱が出ますが、オランダでは微熱は発熱の範疇に入れてもらえないことが多いんですよね…。
あ、そうそう、土曜日のCRPは21でした。133→54→21と確実に減ってきています。正常値まで下がるのはいつのなるのかな。