ユトレヒトでInternationaal Kamermuziek Festival Utrecht(国際室内楽フェスティバル)が6月25日から29日まで開催されていました。
毎年恒例なんですが、以前は12月の寒くて忙しい時期にやっていて、今回から6月になりました。しかし、この時期はワールドカップサッカーと重なり、集客のほうはもしかしたらいまひとつかもしれません。
オランダの期待の星、バイオリニストのJanine Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン、写真)が音楽監督を務めています。
大小、様々なプログラムが組まれており、室内楽が好きな人にはおすすめのフェスティバルです。
私はあまり興味がなかったのですが、Alexander Gavrylyuk(アレクサンダー・ガヴリリュク)とジャニーヌ・ヤンセンが出演するコンサートが金曜夜にあったので、行くことにしました。
このフェステバルの一環で、ちょうど4時半からは、スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)のドキュメンタリー映画の上映もあり、場所も新しくオープンしたTivoliVredenburgだったので、行くことにしました。映画は60分ほどのもので、スティーヴ・ライヒの音楽の変遷がわかりやすくまとめられていました。
さて、20時からのコンサートのプログラムは次の通りでした。
Rachmaninoff - Trio élégiaque in d klein
Tsjaikovski - Souvenir de Florence in D groot, op. 70
ラフマニノフの悲しみの三重奏曲を、ガヴリリュク(ピアノ)、ジュリアン・ラクリン(Julian Rachlin、バイオリン)、 トルレイフ・テデーン(Torleif Thedeen、チェロ)が演奏しました。ピアノの譜面台の楽譜がめくっても風か何かで元に戻っていくという現象が何度も繰り返されて、ちょっと集中力に問題がでるかなと思いましたが、とても緩急のついた面白い構成の曲で、楽しめました。
チャイコフスキーの弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」は、ジャニーヌ・ヤンセン他5名の演奏で、ビオラやチェロのソロパートの音色がいいなあと思いました。
ジャニーヌ・ヤンセンは、美しく、背も高いので、とても舞台映えします。オランダ人は彼女のことをすごく高く評価しています。演奏が終わると、すごい拍手と歓声でした。
私個人としては、ラフマニノフの三重奏のほうが楽しめました。
しかし、ジャニーヌ・ヤンセン、現在36歳で、このようなフェステバルで大役をつとめ、オランダでのクラシック音楽の普及に貢献している姿をいろんなところで見かけ、立派だなあと思います。
ちなみにオランダ語で、Janineはジャニーヌという発音ではなくて、ヤニーネって感じです。
このフェステバルですが、ジャニーヌ・ヤンセンを前に出して宣伝しすぎで、出演者もジャニーヌ・ヤンセン&フレンズなどとして省略して、個々の演奏者の名前がしっかりと書かれてなかったりして、そこがいま一つだなあと思いました。
私のようにガヴリリュクに興味をもつ人や、ジュリアン・ラクリンに興味をもつ人もたくさんいると思います。
それから、今回は新複合ホール「TivoliVredenburg」のお披露目も兼ねていました。私が見たコンサートは「大ホール」で行われ、このホールはユトレヒトのクラシック音楽ホールの代名詞でもある旧Vredenburgをそのまま継承しています。つまり、ホールのデザイン、使われていた舞台やインテリアなどまったくそのままです。この旧Vredenburgを保存して、その上部および周りに巨大な複合ホール施設を拡大建設したのです。
この場所が文化の発信地として、いろいろなコンサートやライブがどんどん行われることでしょう。楽しみです。
体調は良好です。
毎年恒例なんですが、以前は12月の寒くて忙しい時期にやっていて、今回から6月になりました。しかし、この時期はワールドカップサッカーと重なり、集客のほうはもしかしたらいまひとつかもしれません。
オランダの期待の星、バイオリニストのJanine Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン、写真)が音楽監督を務めています。
大小、様々なプログラムが組まれており、室内楽が好きな人にはおすすめのフェスティバルです。
私はあまり興味がなかったのですが、Alexander Gavrylyuk(アレクサンダー・ガヴリリュク)とジャニーヌ・ヤンセンが出演するコンサートが金曜夜にあったので、行くことにしました。
このフェステバルの一環で、ちょうど4時半からは、スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)のドキュメンタリー映画の上映もあり、場所も新しくオープンしたTivoliVredenburgだったので、行くことにしました。映画は60分ほどのもので、スティーヴ・ライヒの音楽の変遷がわかりやすくまとめられていました。
さて、20時からのコンサートのプログラムは次の通りでした。
Rachmaninoff - Trio élégiaque in d klein
Tsjaikovski - Souvenir de Florence in D groot, op. 70
ラフマニノフの悲しみの三重奏曲を、ガヴリリュク(ピアノ)、ジュリアン・ラクリン(Julian Rachlin、バイオリン)、 トルレイフ・テデーン(Torleif Thedeen、チェロ)が演奏しました。ピアノの譜面台の楽譜がめくっても風か何かで元に戻っていくという現象が何度も繰り返されて、ちょっと集中力に問題がでるかなと思いましたが、とても緩急のついた面白い構成の曲で、楽しめました。
チャイコフスキーの弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」は、ジャニーヌ・ヤンセン他5名の演奏で、ビオラやチェロのソロパートの音色がいいなあと思いました。
ジャニーヌ・ヤンセンは、美しく、背も高いので、とても舞台映えします。オランダ人は彼女のことをすごく高く評価しています。演奏が終わると、すごい拍手と歓声でした。
私個人としては、ラフマニノフの三重奏のほうが楽しめました。
しかし、ジャニーヌ・ヤンセン、現在36歳で、このようなフェステバルで大役をつとめ、オランダでのクラシック音楽の普及に貢献している姿をいろんなところで見かけ、立派だなあと思います。
ちなみにオランダ語で、Janineはジャニーヌという発音ではなくて、ヤニーネって感じです。
このフェステバルですが、ジャニーヌ・ヤンセンを前に出して宣伝しすぎで、出演者もジャニーヌ・ヤンセン&フレンズなどとして省略して、個々の演奏者の名前がしっかりと書かれてなかったりして、そこがいま一つだなあと思いました。
私のようにガヴリリュクに興味をもつ人や、ジュリアン・ラクリンに興味をもつ人もたくさんいると思います。
それから、今回は新複合ホール「TivoliVredenburg」のお披露目も兼ねていました。私が見たコンサートは「大ホール」で行われ、このホールはユトレヒトのクラシック音楽ホールの代名詞でもある旧Vredenburgをそのまま継承しています。つまり、ホールのデザイン、使われていた舞台やインテリアなどまったくそのままです。この旧Vredenburgを保存して、その上部および周りに巨大な複合ホール施設を拡大建設したのです。
この場所が文化の発信地として、いろいろなコンサートやライブがどんどん行われることでしょう。楽しみです。
体調は良好です。