Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ロードス島旅行⑧:プールと海

2012-06-03 08:24:00 | 旅行(ギリシャ)
エーゲ海の島々には共通して言えることですが、海がとってもきれいです。透明感のあるブルーで穏やかです。
私の泊まったホテルは、ロードス島の東側にあるFalirakiにあったのですが、このあたりはビーチでも有名なところです。遠浅の海で、かなり遠くまで足をつくことができます。
ロードス島には12日間いましたが、泳いだのはたった一日。私は泳ぎが得意ではなく、また強い日差しが苦手なので、ビーチにずっといるよりもどこかへ出かけるほうが好きなのです。でもせっかく来たので、少しだけホテルのプールと海を楽しみました。プールは下り坂のようになってどんどん深くなっていくもので、深いところだと2m近くあるのではないかと思います。私は、プールの浅いところと、手すり周辺を泳ぐというよりは浸かっているという表現に近い状態で楽しみました。子どもの頃は25mプールを泳いだ記憶があるので、思い切って7mくらい泳ごうとしたのですが、途中で続かずあっぷあっぷになり水を飲んで、なんとか手すりにすがりつく始末。
海は波が押し寄せる感じがとても気持ちよく、ただ海の中に入っているだけで満足感がありました。
まあこんな感じで、プールと海を楽しんだといっても、合計で2時間弱くらいでした。
もちろんプールやビーチを目的に来ている人が多く、いつもプールサイドや海は賑わっていました。パラソルやシートは十分あり、足りないような様子はなく、プールも海もゆったりと利用できます。まあ、6月はシーズンの初めで、シーズン真っ盛りはもう少し混雑するのかもしれません。
海の方では、バナナボートやパラシュートボートのようなマリンスポーツもできます。
この日も体調は良好でした。
写真は東海岸の真ん中あたりにあるリンドスの海です。

ロードス島旅行⑦:ロードスシティ旧市街

2012-06-02 13:03:49 | 旅行(ギリシャ)
ロードス島へ旅行に行くことが決まってから、すぐに塩野七生著「ロードス島攻防記」をネットで注文しました。この本を読んだことで、ロードスシティの旧市街に対する興味がすごく沸きました。
旧市街の城塞は、聖ヨハネ騎士団が作ったものです。とても立派なものですが、1522年のオスマントルコとの戦いの激しさを物語るように、表面には穴がたくさんできています。この時、トルコ軍は10万人もの軍勢であったのに、聖ヨハネ騎士団側は地元民の参加者も含めて数千人足らずだったそうです。5ヶ月に及ぶ攻防の末、騎士団は敗北し、島を去らざるをえなくなります。
騎士団は出身地ごとに、フランス、イタリア、イギリス、スペイン、プロヴァンス、オーヴェルニュに別れて隊を組んでいて、それぞれに騎士館をもっていました。新しくロードス島に来た新参者は、この騎士館に2年間は住むことになっていました。この騎士館が並ぶ通りが、写真の「騎士通り」です。
城塞内には、小さな通りがたくさん迷路のように通っており、道はすべて石畳です。お土産屋さんがたくさんあり、ただ歩き回るだけでも楽しいです。
聖ヨハネ騎士団は、病院をもっており、その活動でも有名でした。当時病院だった立派な建物は、現在考古学博物館になっています。見学するつもりだったのですが、体調を崩してしまい、実現できず、残念です。
この日は、体調は良好でした。

ロードス島旅行⑥:ロードスシティ

2012-06-01 11:38:38 | 旅行(ギリシャ)
ロードスシティは、城塞に囲まれた旧市街と、それ以外の新市街からなります。
私の止まったホテルがあるFalirakiからは観光シーズンには20分ごとにロードスシティ行きのバスが通っていて、とても便利でした。ちょうど旧市街の外側、港の近くにバス停があります。そこからすぐ近くの別のバス停から、Valley of ButterfliesやKamiros、Kalithea、Rodiniなどの観光ポイントへ行くバスが出ています。
また、Falirakiからは船でロードスシティへ行くこともできます。海からロードスシティの港に入っていくのはまた格別の雰囲気があるのでしょうが、残念ながらこれは私は経験する機会がありませんでした。
Valley of Butterfliesに行った日、思ったより早くにロードスシティに戻ってきたので、午後にミニトレイン(といっても自動車で引っ張る形のもの)で市内観光をするツアーに参加しました。このミニトレインはThe Aktaioというホテルの前から出発します。1時間くらいのツアーで、ミニトレインに乗ったまま、旧市街には入りませんが、その城壁のすぐ外を回り、そのあと、アクロポリスの見える丘を回り、海沿いに戻ってくるコースです。運転する人がガイド役もつとめ、いろんな国の言葉で面白おかしく解説してくれて、楽しかったです。
写真は、港の入り口にある城塞です。
ロードス島といえば、世界の七不思議のひとつ「ロードス島の巨像(Colossus of Rhodes)」が有名ですが、実は私は知らなかったです。夫は知っていて、他のオランダ人も知っているようで、子どもの頃に絵本かなんかで仕入れる知識なのかしら。紀元前3世紀頃に建造されたこの巨大な像は、全長34メートルで、台座もあわせると約50メートルの高さがあって、港の入り口のをまたぐ形でそれぞれの足が別の岸に立つ形の立像だったどうです。今は現存しませんが、立っていたであろう場所には、それぞれ、金色のモニュメントがあります。
この日は旧市街にも行きましたが、そのことはまた改めて書きます。
体調は良好でした。

ロードス島旅行⑤:Valley of Butterflies(蝶の谷)

2012-05-31 09:00:05 | 旅行(ギリシャ)
ロードス島の観光ポイント、Valley of Butterflies(蝶の谷)に行くことにしました。
ロードス中心街のバス停から、バスが出ています。午前中に2本のみで、帰りのバスは午後に2本だけです。観光客しか乗らないので料金はちょっと高め。でも6ユーロくらいだったかな。また、Valley of Butterfliesへの入場料に3ユーロかかります。
9時半のバスで行ったので、まだ暑さはさほどではなく爽やかな気候です。緑溢れた木立の中に清流が流れており、小鳥のさえずりが聞こえ、マイナスイオンがいっぱいに感じられます。
遊歩道が整備されており、そこを気持ちよくウォーキング。平坦な道ではなく、清流に沿っているので上り道です。
ここには夏にはたくさん蝶々が集まるそうで、そこからValley of Butterflies(蝶の谷)という名がついたそうです。しかし、蝶といっても、じっさいの分類では蛾なのだそうです。私が行ったときはまだ早すぎて、蝶々はモンシロチョウのようなのを数匹見ただけでした。
さて、遊歩道を登っていくと休憩所もある見晴らしのよい広場に出て、そこからほんの少しまた上ると、大きな車道に出て、そこからすぐ上が頂上で、ここには小さな教会があります。そして、そこに住んでいる人によるカフェがあり、そこで、採れたてのオレンジを使ったジュースとローカルなスイーツ(小さなドーナツのようなもので蜂蜜がかかっている)をいただきました。眺めがとてもよく、一息つくことができました。ジュースは甘みがあって、とてもソフトな飲み心地でおいしかったです。
休憩を十分とってからまた入り口まで降りました。その近くに清流をせき止めて池のようになっているところがあり、そこに大きな亀がプカッと浮いて気持ち良さそうにしているのを見ました。30cmくらいの亀で、あまり自然の中で亀を見たことがないので、熟視してしまいました。
そのあと、実は、まだ入り口地点から下にも同じような遊歩道が清流に沿って続いていることを発見しました。途中まで行ったのですが、すでにかなり歩いたので、ちょうど良い時間のバスがあったので帰ることにしました。12時半のバスに乗って、ロードスシティまで戻りました。
この日も体調は良好です。お昼頃にはかなり暑くなっていました。







ロードス島旅行④:Kalithea(カリテア)

2012-05-30 11:53:19 | 旅行(ギリシャ)
ホテルはFaliraki(ファリラキ)にあったのですが、そこから小さな観光トレイン(自動車)に乗って、30分くらいでこのKalitheas(カリテア)に着きます。
実際にはThermes Kalitheasといって、ミネラルの湧き水が売り物の保養所だった場所で、20世紀初期に造られたモザイクをふんだんに使ったイタリア風のおしゃれな施設でした。しかし、その後忘れ去られていましたが、最近になった改装され、2007年に新しくオープンしました。とてもきれいな建物で、一見の価値があります。屋内では、この施設の歴史を示す写真などが展示されています。
海に面していて、プライベートビーチがあるのでそこで泳ぐこともできます。庭も手入れが行き届いていて、散歩コースがあります。
海のそばのテラスで、コーヒーとチョコレートケーキをいただきましたが、おいしかったです。リゾートの雰囲気が味わえます。
おみやげ物屋が開店していなかったのは残念でした。
水着を持っていったら、一日そこで過ごすこともできそうです。
モダンな感じの施設でした。のんびりリラックスできました。
体調は良好。



ロードス島旅行③:Seven Springs(Epta Piges)

2012-05-29 11:23:01 | 旅行(ギリシャ)
この日は、ハイキングがてらにSeven Springsへ行くことにしました。7つの泉がある場所です。ギリシャ語では、Epta Piges。ガイドブックを片手に、ホテルの最寄のバス停からローカルバスに乗ります。
バスは、運転手さんに行き先を告げると料金を言ってくれます。バスの料金は比較的安めです。Archangelosという町で降り、ガイドブックだけを頼りに歩き始めました。10時半頃から歩き始めたのですが、晴天で日差しが強く、どんどん暑くなってきました。なるべく陰を選んで歩きました。町を通り過ぎて、丘陵のオリーブ畑の中を進みます(写真)。1時間くらい歩いたでしょうか、どうも道を間違えているらしいことに気付きました。それらしい案内表示もなく、すれ違う人もいません。多分こっちだろうと西へ歩いたのですが、これも大間違い。結局12時を回って、元の大きな道に戻ってきました。それからやっと、「7 Piges」という表示と矢印を発見。その後はスムーズにコースを辿ることができました。一ヶ所、どちらへ行くか迷った場所があったのですが、そこでは地元の人が大きく手振りでこっちだよと教えてくれ、その人は畑のオレンジの手入れをしていたようで、とれたてのオレンジをくれました。10個くらいくれようとしたので、2個でいいからと言って、2個もらいました。言葉はほとんど通じず、身振り手振りでしたが、感じのよいおじさんでした。このオレンジ、途中でのどが渇いて食べたのですが、とてもジューシーですごくおしかったです。
やっと1時半頃到着。泉は小さなものが7つところどころにあるだけで、あまり感動するものではありませんでしたが、青々とした木立に囲まれた良い場所で、水辺沿いにレストランがあって、休憩するのにとてもよかったです(このレストランについてはあとで別に書きます)。近くにある湖(貯水池)もエメラルドグリーンの水で、ちょっと神秘的な感じがしました。
私たちは結局迷ったりして20kmも歩いてしまったのですが、実はこの場所は、車で簡単にアクセスできます。
この日、予想外に歩いてへとへとになりましたが、HBが高い時期だったこともあって何とか体調を崩さずにすみました。誰もいないオリーブの木が両脇に並ぶ小道を、空の青さを見ながら歩いたことは、良い思い出になりました。



ロードス島旅行②:カミロス遺跡

2012-05-28 12:22:11 | 旅行(ギリシャ)
気温は30度をきっていましたが、日差しが強く、日なたでは汗が出ます。日焼け防止のクリームやサングラスが必要です。午後には雲が出て、ザーッと雨が降ることもありましたが、すぐに止み、空気が乾いているので、濡れてもそのうちに乾いてしまいます。この時期に雨が降るのは珍しいとのこと、これが最後の雨で夏じゅうは晴天続きだとうと、ガイドさんは言っていました。
さて、ロードス島一日バスツアーというエクスカーションに申し込みました。名前の通り、バスで主要な観光地を回ってくれるツアーです。ガイドは、オランダ語でした。もちろんツアーによって、英語もあります。ツアーの予約はホテルでできます。
カミロス遺跡(Kamiros)は、必見の観光スポット。ロードス島の西海岸沿いの高台にあります。古代遺跡で、アクロポリスやアクアポリスがあります。
ずっと埋もれていた遺跡で19世紀に発掘されました。
遺跡をぐるっと歩いて回ることができ、高い丘からの眺めは遺跡が一望でき、とても素晴らしいです。
ロードス島全体にいえることですが、説明板などがほとんどないので、ガイドさんの説明か、詳しいガイドブックがないと、何を見ているのかよくわからないです。
この時のガイドさんは歴史に詳しく、いろいろ説明してくれました。が、2ヶ月も経った今、もうほとんど忘れてしまいました…。
この日は体調はとても良かったです。





ロードス島旅行①:初日、ホテルへ。

2012-05-27 08:49:34 | 旅行(ギリシャ)
慌しく、この日から、ギリシャのロードス島へ12日間の旅行へ出かけました。
スキポールから飛行機に乗って、塩野七生の『ロードス島攻防記』を読んでいたら、かなりすぐに着きました。窓から見下ろす島々の景色とエーゲ海の碧さが美しいこと。
バスに乗って30分くらいでホテルへ。
ホテルは、Sentido Apollo Blue。ホテルから、プールのある中庭を越えると、ビーチにすぐ出ることができます。
写真はロービーから見下ろしたこの一枚しかなくて残念ですが、開放的で清潔で、プールも大きめで、ビュフェもそこそこ美味しく、良いホテルでした。
この頃はHBも高く元気いっぱいでした。10日目に体調を崩しダウンするとは思っていませんでした。今回は、旅行前も体調が良かったので体温計さえも持ってきていませんでした。
ダウンする前までにいろいろ観光をしたので、そのことについてブログを今後、書いていきます。