Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「The Walking Dead」(1&2)

2013-07-31 10:14:17 | Book
本棚にあったので、読み出したら止まらず、最後まで読んでしまいました。
この本『The Walking Dead』は、元々はアメリカのコミックです。最近流行りのゾンビものです。いわゆるマンガですが、大人も読むタイプのかなりしっかりとした作りの本です。私が読んだのは、オランダ語翻訳版でした。
アメリカの原作の方は2003年から始まっており、TVドラマになって話題をよんだようです。
文と原案をRobert Kirkman、絵をCharlie Adlard、グレイスケールをCliff Rathburnが担当しており、カバーの絵はTony Mooreです。
ストーリーは、田舎の警察官がある日、撃たれてコーマに陥ります。病院でコーマから目覚めてみると、回りには生きている人間は一人も居ず、ゾンビばかり。なんとか、大都市のアトランタへ向かい、そこで生きている人間の仲間や家族と合うことができるのですが、ゾンビばかりの世界で、自分たちの安全を確保し、小さなグループでどうやってうまく生き延びていくか、試行錯誤の日々の姿が描き出されています。
国から助けが来ると信じる者、もう以前のような生活は来ないんだと悲観的になる者、これまでのルールは守っていられないことを悟り、また大きな世界の変化を前にして、人自身も変わらずにはおられない…。
2巻目までしか家になかったのですが、2巻の最終ページが次の展開を読みたくなるようそそる形になっていて、早く3巻を読みたいです。今のところ8巻まで出ているみたいです。
ゾンビものはずっと避けていて、映画も見たことないんですけど、今回初めてゾンビものを読んでみて、ゾンビというものを設定することによっていろいろなことが語られやすくなるのだなあと思いました。
日本のコミック本って、500円か高くても1000円くらいだと思うんですが、この本1冊19.95ユーロ(2000円強)もするんですね。ページナンバーがふってないから、何ページあるのかわかりませんが、厚さは1cm強くらいの本です。じっくり読んでも2、3時間で読めちゃいます。
毎月1冊ずつ買って、楽しみながら読むことにしようかなあ。でも楽しむというよりは、内容はかなりシリアスで、様々なことを考えさせられてしまいます。
体調は良好です。昨日、免疫グロブリンの点滴を受けました。





レナリドミド+デキサメタゾン 第44サイクル開始

2013-07-26 11:39:10 | 医療・病気
レナリドミド10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの44回目が始まりました。
4週間で1サイクルなんですが、ほんとうにあっという間に過ぎてしまいます。
やはりデキサメタゾンを飲んだ日は、夜なかなか眠りに落ちません。もう慣れっこになっていて、眠くなるまでポッドキャストを聞いて過ごします。
最近の心配事は、Hbの値が低めで、改善のために薬を使っていて、わずかな改善は見られるのですが、以前のようにぱっとHbがふつうの値まで戻るわけではないことです。やはり骨髄自体の能力が弱っているのか、薬の効果が薄れているのか、よくは知りませんが、困ったことです。
Hbは低いのですが、もうその状態に身体が慣れているので、めまいがするなどのことはなく、特にどうって意識することはないです。でも、ふつうじゃないので、通常値まで早く回復してほしいです。ちなみに火曜日のHbは6.1、普通は7.0はほしいところです(オランダの単位は日本とは違います)。
鉄分も足りないようなので、来月初めに鉄分補給の薬を注入する予定です。
それ以外の体調は良好です。ただ暑さもあり、貧血がすすむといやなので、活動を少しセーブしています。
写真は、アウステルリッツのピラミッドに行ったときに通ったウォーキングルート途中の風景です。

本「天地明察」

2013-07-25 10:40:08 | Book
冲方丁著「天地明察」を読了。
文庫本の上下巻でしたが、面白く、軽快な調子で話が進み、楽しく読めました。
時代小説、歴史小説は読まなかったのですが、「蒼穹の昴」を読んだことから、歴史に題材をとった小説が面白いことを知り、最近この分野にも手を出しています。
この本は、吉川英治文学新人賞、本屋大賞も受賞しています。映画にもなっているようですね。
内容は、囲碁棋士の家に生まれた渋川春海が、生涯の大半をかけて、改暦に尽力するさまを描いています。日本史に疎い私でも名前を聞いたことがある、水戸光圀、本因坊家、関孝和、保科正之などが登場します。
特に、保科正之が、この本を読んで、どれほど傑出した人物であったかがよく理解できました。会津藩主で、江戸幕府の行った改革の創案者であったのですね。
軽快な筆致は好き嫌いがあるかもしれませんが、私は好きでした。なんか読んでいると、アニメのシーンが浮かぶようでした。
ちゃんと恋愛の伏線もあり、読後感はとても爽やかです。
読んでよかったなと思える一冊でした。
体調は良好です。夜も寝室が29.5度。西日が当たるからでしょうね。ちょっと暑すぎです。

Restaurant: Solo@アムステルダム

2013-07-23 10:53:48 | Restaurant/Cafe
金曜日のコンサート前にコンセルトヘバウ近くのレストラン「Solo」で食事をしました。以前に予約をせずに行ったら満席で入れなかったので、今回は予約しました。
敷居の高いレストランではなく、カジュアルな感じです。
6時頃に入店し、まずは前菜。私は、クラシック・シュリンプ・カクテルを注文しました。オランダでよく見る小さなむきエビがたくさんと、トースト、カクテルソースで、とてもおいしかったです。
そして、メイン。実はこのスパゲッティ・ボンゴレ(写真)が食べたくて、このレストランへ行きたかったのです。オランダではなかなかボンゴレをメニューにしているレストランがなくて、私はオランダでははじめて食べました。人気メニューなのか、見回すと、数人同じものを食べていました。お味はというと、あさりが小さめでやせていて、いまひとつ。あさりの量は十分なので、それなりにダシはでていて、にんにくが効いていて、食がすすむ味ではありました。スパゲティは、卵が入った黄色味のある麺でフレッシュパスタなのか、少し柔らかめ。まあ日本で食べるボンゴレのほうがおいしいですが、オランダではこの程度でも合格点だと思います。あさりの砂抜きは十分ではなく、いくつかちょっと気になる貝がありました。
デザートは、ベリー系のムース。夫がクリームブリュレを注文したせいか、出てくるまでに時間がかかり、8時にコンサートが始まるので、慌てて食べました。なので、味とかあまりゆっくりは味わえなかったけれど、おいしかったと思います。
テーブルがせまいのが少し難点かな。
ボンゴレのためだけにまた来たいとは思わないけれど、コンセルトヘバウに近いので、また機会があれば訪れると思います。
体調は良好です。オランダでも30度超えの暑さ。暑いけれど気持ちいいです。

ジョン・ウィリアムズ映画音楽の世界@コンセルトヘバウ(アムステルダム)

2013-07-19 14:10:48 | Concert
夏らしい金曜日、コンセルトヘバウへ映画音楽を聞きに行ってきました。
ジョン・ウィリアムズ(John Towner Williams)が作曲した映画音楽ばかりをクラシックのオーケストラが演奏するというものです。
今回は、初めて、舞台の後ろ側の席にしました。オーケストラがすぐそばに見えます(写真)。
演奏曲は、
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
Schindler’s List
Hook
E.T. The Extra-Terrestrial
Jurassic Park
Harry Potter and the Sorcerer’s Stone
Hook
Jaws
Star Wars
と、なじみのある曲ばかりでした。
シンドラーのリストの曲には、バイオリンのソリストLorenzo Gatto(ロレンツォ・ガット)が素晴らしい音を聞かせてくれました。彼を2年半くらい前に小ホールで見たことがあるのですが、ずいぶん大人びた雰囲気になっていました。
席からは、打楽器部門がよく見え、6名の打楽器奏者が持ち場を交替しながら、様々な種類の楽器を演奏するさまは見ていて、とても興味深かったです。
また、プレゼンテーターという名目で、Anna Drijverが曲の紹介をしていましたが、なくても良かったかなあと思いました。彼女のことを知っている人には、エクストラな楽しみだったかも知れませんが。
ライトニングも曲に合わせて、青や黄、赤と変わり、いつものコンサートとは違ったショー的な華やかさのあるコンサートでした。
たまにはこんなコンサートもいいなと思いました。
オーケストラはNederlands Symfonieorkest、指揮はErnst van Tielでした。
体調は良好ですが、少し貧血のように感じるときがあります。

歯科医院(虫歯治療)

2013-07-19 10:46:27 | 医療・病気
水曜日に発覚した虫歯を治療しに、歯科医院へ。
今日は、歯科衛生士ではなく、歯科医師による治療です。
時間どおりに治療室へ呼ばれ、まずは挨拶とともに握手。治療台に横たわると、「麻酔はどうします?」と聞かれました。「痛くなりそうですか?」と聞き返すと、「慎重にやりますから、痛かったら左手を挙げてください」と言われ、麻酔なしで治療が開始しました。
手際よく一連の作業が終わり、20分くらいで終了しました。削っている最後のほうで、少し痛みがありましたが、たいしたことはなく、手を上げるほどではありませんでした。
30分間、何もたべないでくださいと言われました。
1回ですべて終了したので、よかったです。
甘いものを気にせずに食べていたので、これからはちょっと気にしようと思いました。虫歯はいやですからね。
今日は日の当たる部屋の気温が28度。暑いです。少し動くと汗がにじみます。
でもオランダは暑い時期がとても短いので、なんかうれしいです。充電しなきゃと思っています。
今週末から来週にかけてもこの暑さが続きそうです。
暑いのがきらいな夫は、うんざり顔です。
体調は良好です。

歯科医院定期受診

2013-07-17 10:35:59 | 医療・病気
今日は歯科医院の定期受診の日でした。
歯科衛生士さんが、虫歯がないかのチェックと歯石の除去をやってくれました。
ぜんぜん予期していなかったのですが、小さな虫歯があることが判明。痛みはまったくないので、まだ小さいんだと思います。早速、今週の金曜日に歯科医による治療の予約をとりました。この歯医者さん、来週から8月いっぱいまで夏季休業なので、なんとか今週中に予約を入れてもらいました。
歯石の除去は、4か月ぶりだったのですが、やはりいつものようにたくさん歯石が付いていて、30分くらいかけて丁寧に除去してもらいました。歯石が付きやすい体質なようです。
歯科衛生士さんとアシスタントで仕事をしているのですが、この二人、ずーっと世間話をしながらでした。まあ、気が紛れるので、いいのですが、ちょっと不謹慎な感じがします。以前の歯科衛生士さんもずっと話していたので、これってたぶんオランダではふつうなのかもと思います。
小さな旅行用に歯磨き粉を3本もらって終了。
金曜日にまた行かなくてはいけないかと思うと、ちょっと憂鬱です。
でも、体調は良好です。

「MANGA」展@Wereld Museum (ロッテルダム)

2013-07-16 11:59:21 | Wblog:お出かけMuseum
日曜日、ロッテルダムのWereld Museumで開催している「MANGA」展へ行ってきました。
この展覧会では、MANGAをテーマに幅広い展示が行われていました。浮世絵や北斎の絵、また仏教や神道に出てくる仁王や閻魔王、天狗、お稲荷さんなどの像が、マンガに大きく影響を与えているということを展示で見せており、またオランダに住んだ日系アメリカ人のシンキチ・タジリの作品がたくさん展示されていました。シンキチ・タジリの作品がマンガ的であるように見ることはできますが、この作品群が日本のマンガに与えた影響についてはどうなのかなあと思います。
日本のマンガ家の作品も多数展示されていましたが、私が名前を知っている人は一人もいませんでした。最近のマンガについては無知なので、そこそこ知られている人なのかもしれません。
展示の最後のコーナーが、細田守のコーナーで、アニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」のイラストや原画が展示(写真)されており、これはとても良かったです。
また、ゲームの「アーマード・コアシリーズ」の展示コーナーもありました。
音声ガイドの料金が入場料に含まれています。私は英語の音声ガイド器を借りました。音声ガイドなしでも十分楽しめる内容だと思います。
常設展示は以前に見た内容だったので、今回は見ずに、「MANGA」展だけを見ました。1時間強くらいかかりました。
体調は良好です。


ロッテルダム港遊覧クルーズ

2013-07-14 11:17:28 | Wblog:お出かけ
日曜日、暑くなるという天気予報。でも午前中は曇っていて、何か羽織ったほうがよい感じでした。ロッテルダムへ行くことに決めていたので、出かけました。
まずは、Wereld Museumで「MANGA」展を見て、午後の1時15分発のSPIDOのロッテルダム港のツアーに参加しました。ボートでロッテルダム港を見て回るツアーです。75分かかります。
まずは、エラスムス橋(写真)を見て、現代建築のビル群、ユーロマストを見て、スキーダムの風車と町並みを見ます。その後は、世界第三番目に大きいロッテルダム港のコンテナ群やドックなどをたくさん、じっくり見ることになります。風光明媚なツアーというより、大きなコンテナ用クレーンや大きな船や作業船がメインです。
風に吹かれて、船のデッキにいるのは、気持ちよいです。
軽食をとれる階もあり、そこでゆっくりアイスティーを飲みました。
ガイドのテープは、英語、オランダ語、ドイツ語、フランス語でした。
体調は良好です。

Restaurant: Yamazato@アムステルダム

2013-07-12 09:44:07 | Restaurant/Cafe
少し前の日曜日、ずっと体調いまひとつで食欲がなかったのですが改善の兆しが見えて、やはり美味しい日本食が食べたいということで、久しぶりにホテルオークラ内にあるYamazato(山里)でランチをしてきました。
季節の昼膳というコースを注文。4種類の前菜、お造り(写真)、牛フィレ照り焼き or 海老天ぷら、にぎり寿司・鮭ハラス薩摩汁、苺淡雪寒・抹茶アイスクリームというメニューでした。お造りのスズキがとても食感があって、美味しかったです。天ぷらは、海老のほかに椎茸、緑のアスパラガス、季節なのでホワイトアスパラガスでした。ホワイトアスパラガスの天ぷらを食べたのは初めてだったのですが、風味がころもの中に包まれていて、美味しかったです。
以前にこの同じコースを食べたときには、満腹になりすぎた記憶があります。でも今回はまだ少し余裕がある感じ。おそらく私の胃袋が大きめになったんだと思います。
いつもは時間がかかるのですが、今回はテンポよく出てきて、1時間強くらいで食べ終わりました。
現在の体調は良好です。室内の温度が25度くらい。このくらいが私には過ごしやすいです。