Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

レナリドミド+デキサメタゾン 第71回サイクル開始

2015-08-21 10:59:15 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの71回目が始まりました。
先日、レナリドミドがなくなってきたので薬局へ行きました。薬局で処方箋を渡すと、薬剤師さんが奥へ薬を取に行って戻ってきて、「今月で期限がきれる5㎎の薬があるので、10㎎のカプセルの替わりに、これを2カプセル、服用してくれますか?」と言われました。「ずっと10㎎のカプセルを服用してきたので、できれば10㎎がいいんですが」と言うと、「5㎎を服用される人がほとんどいなくて、このお薬は高価ですし、効用には問題ありませんから」と言われ、そうだなー高い薬だし、廃棄処分になるともったいないよねーと思いました。今月はあと3週間。薬剤師の人は、きっちり3週間分この5㎎の薬を渡そうとしましたが、考えてみると1週間の休薬期間が入ることに気づき、「じゃあ2週間分この5㎎のをいただきます。あとは10㎎お願いします」と答えました。
大丈夫だとは思いながらも、期限切れの薬は飲みたくありません。
薬局は、箱単位(21カプセル)で購入しているので、使用期限を過ぎて余ってしまうと廃棄になってしまうのでしょう。使用期限ぎりぎりじゃなくて、もっと早めに言ってくれたら、もっと気持ちよく「5㎎でもいいです」と言えたかもと思います。
このサイクルで、長く安定した状態が続いているので、少しでも変えるのが怖いことも事実です。ほんとうは薬をもっと減らしてみるとか、休薬期間を長くするとかしてみてもいいかとは思うのですが、それで抑えている病気が活発化したら、元も子もないし、患者を多く見ている医師から何か言いだしてくれるのを待っています。が、医師も自分から何か言って変更して、それで病気が活発化してもなんだかなーなので、患者の一声を待っているのかもとも思ったりします。
体調に大きく変化がない限り、このままの服用状況が続くのではないかと思います。
体調は夏バテか疲れ気味ですかOKです。




クラシックコンサート:Sarah Changほか@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2015-08-20 11:26:58 | Concert
一度生で聴いてみたいと思っていたサラ・チャン(Sarah Chang)が演奏するプログラムがあったので、アムステルダムのコンセルトヘバウへ行ってきました。
オーケストラはドイツのDuisburger Philharmonikerで、指揮者はイタリア人のGiordano Bellincampiでした。
プログラムは、
Nielsen - Ouverture 'Helios', op. 17
Sibelius - Vioolconcert in d, op. 47
Beethoven - 交響曲第7番 in A, op. 92
でした。
サラ・チャンがよく見える席で、彼女の演奏をじっくりと見て、聞きました。
やはり、ダイナミックで力強いです。身体をよく使って、時にはイナバウワーばりに上体をそらして弾きます。後ろへ前へと歩む動きもあり、足を蹴りだすような仕草や、最後には弓を大きく振り投げるような仕草も。アメリカのソロ演奏者にときどき見ますが、観客向きにアピールするパフォーマンスが自然とできている感じです。
現在30代半ばで、演奏も熟練して、堂々たる雰囲気です。オーケストラへの気配りもちゃんと見せて、どんどん盛り上げていき、最終楽章ではバーンと炸裂させ、とても良い雰囲気でおわりました。とても良かったです。
休憩後のベートーベン第7番は、前のほうの席で、オーケストラも多人数だったので、もう少し後ろのほうの席で聞いた方がよかっただろうと思います。でも、元気のでる明るめの夏らしいといえば夏らしい曲で、良かったです。指揮者は、背の高い人で、指揮棒を使わず、両手を感情豊かに使い、とても明確な指示をしていました。
全部終了したのは10時くらいでした。
コホコホと咳がでるので、ところどころ曲に集中できないところがあって、それが少し残念でした。
でも体調はOKです。

本「マンチュリアン・リポート」

2015-08-18 15:51:18 | Book
浅田次郎著「マンチュリアン・リポート」を読了。
中国が舞台の「蒼穹の昴」「中原の虹」「珍妃の井戸」などに続く作品。このシリーズをずっと読んできたので、登場人物に馴染みがあり、興味深く読めました。
張作霖爆殺事件がテーマなんですが、この昭和の歴史上の大事件、学校ではあまりちゃんと習ってなかったので、どういう経緯でどんな状況下での出来事だったのかまったく知りませんでした。この本では、史実にかなり忠実に、でも脚色もあり、物語として面白く描かれています。
浅田次郎の描く張作霖はとても魅力的な人物です。
このシリーズ、まだまだ続いてほしいです。こういう形で中国史をもっと知りたいなあと思います。
最近ちょっと怠け気味でブログの更新が滞っています。
体調はまあまあ良好です。


クラシックコンサート:セルゲイ・ハチャトゥリアン(Violin)ほか@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2015-08-14 14:54:08 | Concert
プログラムが良かったので、このコンサートに行くことにしました。
Dvořák - Ouverture, op. 92 'Carnaval'
Brahms - Vioolconcert in D, op. 77
Rimski-Korsakov - Sheherazade, op. 35 'Symfonische suite naar Duizend-en-één-nacht'
どれも聞きなれた曲です。
オーケストラはNederlands Philharmonisch Orkest、指揮者はRisto Joost。そして格別良かったのは、バイオリニストのセルゲイ・ハチャトゥリアン。
アルメニア出身で、15歳のときに最年少でシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝したという逸材。今、30歳です。
すごく感情のこもった演奏で、私の隣りの女性は涙していました。
後で、インタビューをネットで見たのですが、精魂こめて弾くのでコンサートのあとは抜け殻のようになってしまう、だから他のソリストよりはかなり少ないコンサート数しかできないと語っていました。。
確かに、魂がこもった演奏でした。
アンコールで、アルメニアの曲をやってくれました。
使用しているバイオリンは、日本音楽財団が貸与している1740年製グァルネリ・デル・ジェス「イザイ」。アイザック・スターンが使用していたものです。
良い音でした。
休憩後のリムスキーコルサコフのシェヘラザードは、コンサートマスターがかなりソロを弾く曲です。美しい曲でした。
体調はまあまあです。


Restaurant:NAGAYA@デュッセルドルフ

2015-08-14 08:29:32 | Restaurant/Cafe
以前に記念日もかねてデュッセルドルフに行ったときのことです。「NAGAYA」でディナーをいただきました。
シェフが日本人で、和食フレンチのミシュランスター付きレストランです。
おまかせの短い方のコースを注文しました。
最初におしぼりが出てきました。アペリティフにはアルコールが飲めないので、煎茶を。
まずは前菜ですが、一口サイズの品々がどんどんと並びます。ソラマメの天ぷらですが、まわりはサクサクで中はクリーム状になっていて口のなかでとろけていきます。左のクレープ状のものにはカニクリーム系のものが入っていました(写真)。
見た目がとても美しく、凝っています。
次の前菜も一口サイズで、4品。フォアグラの赤カブ風味がとても美味しかったです。外観は海苔巻すしのようですが、食べて見ると海苔は甘い砂糖味で驚きがある一品などなど、とても工夫されていました。
コースの3番目も一見、抹茶ケーキのように見えましたが、青豆とクスクスでできたもので、中には手長エビの身が入っていました。
3種アスパラは、ホワイトアスパラガスのスープの味がミルキーで最高によく、天ぷらもおいしかったです。また、黄味噌和えもありました。
お寿司は4品。スコットランド産のサーモンがおいしかったです。シャリ部分が小さく、魚の味を楽しめました。
メインは、ビーフで、和牛を選択。鹿児島和牛で、脂身がうまく赤身に入り込んでいて、食感が格別でした。
もうこの頃にはお腹はいっぱいでした。
デザートは、フランボワーズの一品。夏らしくさっぱりしていて、口に合いました。
さてこれで終わりかなと思っていたら、マカロンなどプチガトーが7品くらい出てきました。満腹だったので残念だけれど、マカロンだけしか食べられませんでした。
7時にスタートして10時半すぎくらいまでかかりました。お客さんは、日本人は私ひとりであとはドイツ人のようでした。ただ、日本人の女性が着物姿で接客してくださり、日本語で話せました。ほぼ満席でしたが、落ち着いたよい雰囲気でした。
レストランは、オランダの一つ星より高級な雰囲気でした。
どれもこれもおいしく、見た目もすばらしく、楽しい夜となりました。
気になった点といえば、同じ食材が何度か出てきたことです。アスパラや黄味噌が複数回出てきました。またソラマメ、えんどう豆など豆系も多かったです。まあ旬の食材なんだと思いますが、それほどアスパラや豆が好きではないので、気になったんだと思います。
体調は良好です。

本「空想ラジオ」

2015-08-07 13:24:48 | Book
いとうせいこう著「空想ラジオ」を読了。
いとうせいこうの本はずいぶん昔に読んでいて、「ノーライフキング」や「解体屋列伝」が記憶に残っています。
その後、長らく彼の本とはご無沙汰でした。
この本は、死んだ人と生きている人の関係性について書かれています。生きている人は、死んだ人と心の中で対話をします。そのときに、死んだ人は生きている人の中で再び行きます。死んだ人を悼むということは、死んだ人と心の中で対話することなんじゃないかと思います。小さな子どもならともかく、ある程度の年齢の人なら、死者のことをあれこれ思い出さない人はいないでしょう。ふと心の中に死んだ誰かを思い出し、あのときはこうだった、こんなことしたら、彼/彼女ならこう言うだろうなとか、いろいろ考えます。そういう意味で、生きている人は死者と共に生きているのです。生きている人のみで生きているわけではないのです。
突然の死、その死をどう受け止めるのか、どう心の中で折り合いをつけるのか、わかりやすい語り言葉でこの小説は描かれています。
東日本大震災もそうですが、広島や長崎という、何万人単位の人々を一瞬のうちに奪われてしまうという体験を、この百年で何回も経験したのは日本ぐらいでしょう。
犠牲者となって亡くなってしまった人々、またその場でその出来事を体験した人々、そしてこれらの当事者が家族にいる人々、それぞれの心の中は本人でしかわかりえないのは当然のこととして、それらの人々の心の中を想像することは、僭越な行為なのか、それともそういう想像力こそが必要なのか。
いろいろと考えさせられる小説でした。
体調はいまひとつ。夏バテか…。でも大丈夫そうです。


Restaurant:L'Entrecote et les Dames@アムステルダム

2015-08-05 08:44:10 | Restaurant/Cafe
先日クラシックコンサートへ行く前に夕食をとるために、コンセルトヘバウの近くでレストランを探しました。
いくつか候補はあったのですが、はじめてのお店「L'Entrecote et les Dames」にしました。
5時半と少し早めに開店するのも、8時からのコンサートのことを考えると、うれしいです。
5時45分頃行くと、すでにお客さんが4組ほどいました。
ここはメニューがほぼ決まっていて、あまり選択肢がありません。
食事は、、
前菜のサラダ+ステーキとフライドポテト
前菜のサラダ+Sliptong(舌平目?)のフライとフライドポテト
の2種類だけです。
私は、魚のほうを選びました。
まずはサラダですが、ウォールナッツ入りでボリュームがあり、美味しかったです。
メインの魚は、魚一匹がまるまる揚げてあって、とても美味しかったです。タルタルソースや、ポテトにつけるマヨネーズもよいお味でした。
食べ終わると、ウェイトレスさんがやってきて、おかわりをすすめてくれます。
私はお断りしましたが、ステーキを選択した夫は、おかわりしていました。おかわり1回分は、料金に含まれています。
追加でデザートが注文でき、8種類くらいありました。
お腹はいっぱいでしたが、時間調整のため、クレープのデザートと紅茶を注文。
人気のお店のようで、6時半頃には1階席は満員、2階席もほぼ埋まっているようでした。
接客は早くかつ気持ちがよく、ドリンク類のお値段もリーズナブルでした。
また行きたいですが、やはりメニューが固定されているのが、難点です。行くとしたら、半年か一年後でしょう。
でも一度いくにはおすすめです。
体調は良好です。

アペルドールン2泊3日(2)

2015-08-03 11:41:21 | 旅行(フランス)
アペルドールン2日目、ゆっくりと起きて、朝食。
その後、ヘット・ローの森の散策コースへ。旧城塞などは月曜なので閉まっており入れませんでしたが、散策コースは問題なく楽しむことができました。
色で分けられたコースが森の中を巡っており、赤、白、黄色、青、黒などがあるんですが、黒のコースを歩きはじめましたが、途中で迷ってしまい、青や黄を自由に選んで、歩きまわりました。
途中は左膝が痛くなり、歩くごとに少し痛かったのですが、だましだまし歩きました。
ランチはやはり近くにカフェなどはなく、宮殿もしまっているのでそこのカフェも行けず、結局ホテルのカフェで昼食にしました。
その後、また散策コースへ戻り、またまた森の雰囲気、小鳥のさえずりなどを堪能しました。
鹿のいる区域があり、そこでは鹿の集団に遭遇。こちらを気にして見つめるさまがかわいいです。
4時頃にはホテルに戻って、休憩。ゆっくりとお風呂に入ってリフレッシュ。
夕食は、またまたホテルで。
夜は夜中に雷雨がありましたが、よく眠れました。
次の日は、雨模様だったので、朝食後、すぐに帰途に着きました。
体調は良好です。

アペルドールン2泊3日(1)

2015-08-02 10:52:14 | 旅行(オランダ国内)
週末を利用して、アペルドールン(Apeldoorn)へ行ってきました。
日曜日の朝出発して、火曜日に帰って来るパターンです。アペルドールンは車で1時間強と近いところにあり、オランダで唯一といってよい深い森のあるVeluweに面しています。
また、オランダ王室ゆかりの「ヘット・ロー宮殿(Paleis Het Loo)」があることでも有名です。雅子妃がオランダ来訪時に滞在されたところです。
今回の旅行の目的は、この宮殿を見ることと、周辺の森を散策することでした。そのためには天候が重要です。天気予報をチェックして、直前の水曜日にホテルの予約を取りました。
ホテルはヘット・ロー宮殿のすぐそばにしました。月曜日はこの宮殿は閉館なので、ホテルの駐車場に車を置いてすぐに、宮殿へ。
宮殿の中はいくつも部屋があり、17世紀頃のもの20世紀のユリアナ女王の部屋など、時代によってすごく嗜好が違うのだなあと思いました。狩猟が好きがったヘンドリック王子の部屋はたくさんの鹿の角が壁一面に飾られており、気持ち悪いくらいでした。
この宮殿よりも、庭が実に素敵でした。ちょうど花がたくさん咲いており、幾何学的模様の庭や、壁にそって造園された果物(リンゴ、西洋なしなど)の木々は見応えがありました。庭には噴水や、水路などがあり、青空の下、とても夏らしく感じました。
お昼は、宮殿の庭に面したカフェで食べました。
広い庭の突き当りに門があり、そこから外へでると大きな森の中の散策路に繋がっています。それをたどると、王室の人々が泳ぎを楽しんだ大きな湖があります。白と水色に塗られた木造のサマーハウスや、ボートハウスなどいくつかの建物もあり、飽きない散策コースです。
ゆっくりとまわったらもう4時近くになっており、ホテルにチェックインして、夕食まで部屋でゆっくりしました。
ホテルのレストランは月曜日に予約を取ったので、この日は近くのレストランに行こうと出かけたのですが、すでに予約満席で諦めざるをえませんでした。
そうなると困ったことにこの近くにレストランが他にありません。
遠くまで行く気はなかったので、しかたなくホテルのレストランで夕食をしました。
夜は疲れたせいかとってもよく眠れました。
体調は良好です。