佐藤秀峰の漫画「ブラックジャックによろしく」1~13巻を読了。
漫画を読むのは好きなんですが、オランダに住んでいるとあまり読む機会がありません。この「ブラックジャックによろしく」1~13巻は無料でipadでダウンロードできました。ちょうど発熱していたときに、ベッドの上で軽く読むのに最適でした。やはり本は小さな字を目で追う作業でなので、漫画を読むよりは疲れます。
でも反対に考えれば、漫画は内容が薄いんですよね。13巻読んで、ちゃんとした本一冊読むのと同じくらいの情報量なんじゃないかなと思います。
まあ、時間的にも13巻読むのと、本一冊読むのと同じくらいですしね。そして、漫画のほうが楽しく読めます(私の場合)。
日本ではドラマにもなったそうで、もうどういう話かというのは知っている人が多いと思います。大学を出たばかりの研修医のフレッシュな目から、日本の医療現場の矛盾や問題点を描いた作品です。
知らなかったこともいろいろあり、例えば、日本の抗がん剤とヨーロッパなどで使われている抗がん剤が違うということ。欧米で認可された薬が日本で認可されるまで長い年月がかかってしまっていて、また日本の製薬会社の製品が優先して使われていてガラパゴス状態のような部分があるということ。
それから、癌告知の問題も扱われていました。あと、病院数が多く、医師の数も多いので、病院あたりの医師の数が少なくなり、夜間病院に行ってもそこにいるのは研修医ばかりで緊急の場合困る。大きな病院に集約し、そこに多数の医師を勤める形だとローテーションも組めてよいはずなのに…、など。
さらに、外科医と手術数の問題。専門的な手術はその数をこなしているほうが熟練してよいわけです。実際にオランダでは、癌の難しい手術などでは、国内のいくつかの病院が指定され、そこで手術を受けるシステムになっています。年間の術数が調べられ、一定数をこなしている病院でしか手術ができないのです(最近、術数とその後の患者の予後のデータが明らかにされ、このシステムになりました)。
日本でも医療の分野はどんどん改良されていく機運があるので、そのなかでこういう漫画が問題点に光をあててくれるのはうれしいことです。
体調は良好です。
漫画を読むのは好きなんですが、オランダに住んでいるとあまり読む機会がありません。この「ブラックジャックによろしく」1~13巻は無料でipadでダウンロードできました。ちょうど発熱していたときに、ベッドの上で軽く読むのに最適でした。やはり本は小さな字を目で追う作業でなので、漫画を読むよりは疲れます。
でも反対に考えれば、漫画は内容が薄いんですよね。13巻読んで、ちゃんとした本一冊読むのと同じくらいの情報量なんじゃないかなと思います。
まあ、時間的にも13巻読むのと、本一冊読むのと同じくらいですしね。そして、漫画のほうが楽しく読めます(私の場合)。
日本ではドラマにもなったそうで、もうどういう話かというのは知っている人が多いと思います。大学を出たばかりの研修医のフレッシュな目から、日本の医療現場の矛盾や問題点を描いた作品です。
知らなかったこともいろいろあり、例えば、日本の抗がん剤とヨーロッパなどで使われている抗がん剤が違うということ。欧米で認可された薬が日本で認可されるまで長い年月がかかってしまっていて、また日本の製薬会社の製品が優先して使われていてガラパゴス状態のような部分があるということ。
それから、癌告知の問題も扱われていました。あと、病院数が多く、医師の数も多いので、病院あたりの医師の数が少なくなり、夜間病院に行ってもそこにいるのは研修医ばかりで緊急の場合困る。大きな病院に集約し、そこに多数の医師を勤める形だとローテーションも組めてよいはずなのに…、など。
さらに、外科医と手術数の問題。専門的な手術はその数をこなしているほうが熟練してよいわけです。実際にオランダでは、癌の難しい手術などでは、国内のいくつかの病院が指定され、そこで手術を受けるシステムになっています。年間の術数が調べられ、一定数をこなしている病院でしか手術ができないのです(最近、術数とその後の患者の予後のデータが明らかにされ、このシステムになりました)。
日本でも医療の分野はどんどん改良されていく機運があるので、そのなかでこういう漫画が問題点に光をあててくれるのはうれしいことです。
体調は良好です。