Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

リートフェルトの宇宙展(ユトレヒト中央美術館)

2010-10-31 09:54:20 | Wblog:お出かけMuseum
Rietvelds Universum展(Centraal Museum Utrecht)に行ってきました。リートフェルトと言えば、赤と青のいすやシュローダー邸で有名なオランダの建築家、デザイナーです。
家具や建築物のデザイン画や模型がたくさん展示されていました。音声ガイドも利用できたのですが、わずらわしく感じて使用しませんでした。ゆっくりと見て回って、小1時間くらいかかりました。展示はオランダ人の身長サイズに合わせてあるのか、いくつかの展示は高い位置にあって、私には見づらいものもありました。
建築物はやはり、模型よりも実物を見たほうがいいですね。シュローダー邸は、以前に訪れたことがあります。
展示を見た後、ワークショップへ移動して、赤と青のいすのミニチュア模型を作りました。20cm四方くらいの大きさのものです。材料と手引きがあって、道具もちゃんとそろっているので、簡単に作れます。できると楽しいです。
ぶらぶらとユトレヒトの駅へと歩いて戻るすがら、cafeで紅茶とケーキをいただきました。cafeのテラス席ではなく、店内の席のほうが混んでいて、ああ冬になったのだなあと思いました。
今日から、夏時間が終わって、時計的にも冬仕様になりました。寒いのはほんと苦手だけれど、家でぬくぬくとしている落ち着いた時間は好きです。
体調は変わらず。レナリドミドとデキサメタゾンをのんだ日の日中は体温が上がる傾向があります。今日は37.8度まで上がりました。ちょっとしんどいなあと感じました。夕方頃にはほぼ平熱になりました。



インフルエンザ予防接種

2010-10-28 10:35:29 | 医療・病気
インフルエンザの予防接種を受けてきました。
オランダでは、高齢者と基礎疾患がある人に通知が来ます。私は腎臓疾患があるので通知が来ました。その通知書を持って、指定された3日間の8時から5時までの間の好きなときに予約なしで、指定された診療所に行けば接種を受けることができます。
徒歩10分程度のところにある診療所に行くと、掲示が出ていて、青い矢印をたどるようにとのことなので、青い矢印通りに進んでいくと、ある部屋に看護師さんがいて、すぐに接種をしてくれました。あっという間でした。
通知書を看護師さんに渡しただけで、何の手続きもなかったです。もちろん無料でした。
インフルエンザの予防接種については、するべき、しなくてもいいなど意見がありますが、去年、血液内科の担当医K医師に「先生だったらどうしますか?」と尋ねたら、「僕だったら受けておくだろうね」という返事だったので、受けて少しでも良い可能性があるのなら受けておこうと思って、受けることにしています。
夫の仕事場では、体調不良で休んでいる人も出てきているようなので、感染には注意したいです。
体調は今日はかなり良いです。しかし、しっかり歩くと胸に少し違和感を感じるのは、圧迫骨折の後遺症なのか何なのか。まあ、最近始まったことではないのですが、やはり元通りの身体とはならないのだなあと実感しています。

本『The Lost Symbol』

2010-10-27 10:30:19 | Book
ダン・ブラウン著『The Lost Symbol』を読了。前2作『Angels and Demons』と『The Da Vinci Code』を面白く呼んだので、この最新作も是非読みたいと思っていました。ハードカバーは重いのでペーパーバックになるのを待っていたのですが、そのうちに忘れてしまって、ちょうど旅行前に思い出し、入手しました。旅行中に少し読んで、帰ってきてから気が向くときに読んでいました。
フリーメイソンには以前から興味があったので面白いことは面白かったのですが、ワシントンという都市自体に不案内で、ほとんど建物や通りのイメージが沸かないので、私にとっていまひとつスケール感に欠ける印象となってしまいました。でも、いろんなことが次々と起こって飽きなく読めるところは、さすがダン・ブラウンでした。
そのうち、この作品も映画になるそうですが、映画のほうがワシントンという町が映像化されるからよく理解できていいかなと思います。
体調変化なし。身体がなんとなくだる痛く、眠れず、パラセタモルを1錠服用。

Huis Doorn(ドイツ最後の皇帝の館)

2010-10-24 10:18:05 | Wblog:お出かけMuseum
F1グランプリKOREAをTVで見て午前中がほとんど過ぎたので、午後から重い腰を上げて、外出しました。行き先は、Huis Doorn。ドイツ最後の皇帝が住んだドールン邸です。ドイツの最後の皇帝であるヴィルヘルム2世は、1918年にオランダに亡命し、1919年にこのドールンにある館を購入し、1941年に亡くなるまで、ここに住みました。遺体はこの敷地内に埋葬されています。ネオロココ調の家具など、あまり私の好みではないですが、当時の流行だった調度品がそのまま展示されています。ヴィルヘルム2世は左手が生まれつき不自由だったそうで、右手だけで食事ができるように一部がナイフのように鋭くなった特別なフォークがありました。館は大きいことは大きいですが、城のように広いわけではなく、地主の館程度です。物がたくさんありすぎて、なんか少し窮屈な感じでした。敷地はかなり広く、周りには広い庭と林が広がっています。
内部はガイドツアーで見て回ることができます。少し交通の便の良くない場所にあるので人は少ないかなと思ったのですが、かなり賑わっていました。
体調は変わりなし。

レナリドミド+デキサメタゾン 第8サイクル開始

2010-10-22 10:09:38 | 医療・病気
時はどんどん経って、今日で、レナリドミド+デキサメタゾンの第8サイクルが始まりました。
レナリドミド10mgを週3回、デキサメタゾン2mgを週3回、これを3週間続けます。そして第4週目は、レナリドミドはお休みで、デキサメタゾン2mgを週3回服用します。これが、1サイクルです。補助的にアスカル100mgを毎日服用しています。これは、血栓を防ぐ効果があるそうで、いわゆる小児バッファリンのようなものだそうです。以前、私の知識のなさから、「血小板値がかなり低いので、アスカルを飲んで、もっと血液がサラサラになって、血が止まりにくくなったら困る」と思って、勝手に飲まずにいたら、医師に叱られました。そんな関係はないそうで、レナリドミド+デキサメタゾン服用で血栓ができる可能性があるので、アスカルを飲むことが必須となっているそうです。
レナリドミドにせよ、デキサメタゾンにせよ、それぞれ1錠の服用で済むので簡単です。日本ではレナリドミドは5mgを基準に、その倍数で何錠飲むという方式のようですが、20mgだと4錠になって、カプセルなので胃に悪いのではないかと思ったりします。でも、5mg基準だと処方に変化が出たとき、例えば20mg服用から10mg服用に変わった時など、無駄なカプセルが出なくていいから効率的だとも思います。私は昨年の一時期20mg服用だった時があり、今年は10mgなので、残っていた20mgのカプセルが無駄になりました。高い薬だけにもったいなく感じました。
さて、体調は良好です。寒くなったので、いまひとつ元気溌剌という感じではなく、くすぶった感じの体調です。

血液内科定期受診

2010-10-19 12:30:02 | 医療・病気
2ヶ月ぶりの血液内科の診察でした。いつも通りK医師が笑顔で迎えてくださり、「どうですか」と聞かれ、「いいです」と答えました。血液検査の結果は、細かい数値はわかりませんでしたが、良いとのこと、このままの治療を続けますということでした。「このままの治療で効果がなくなったら、次はどうするのですか」と一応尋ねてみたら、レレナリドミドと他の薬を併用する療法を試すか、ベルケード系の薬を試すかというところだけれど、今のところその心配はないから、という返事でした。
Aranespを120μg/週投与されていることについても尋ねました。「他の腎臓疾患のある患者さんは30μgぐらいなんですけど、こんなに多くて大丈夫でしょうか」という疑問に対して、「腎臓科医は癌科医が出す薬の量の驚いたりするけど、問題ないです、大丈夫」とのこと。
脚の付け根の痛みについては、「痛みは強くなっていますか」と聞かれ、「ときどき痛くなりますが、パラセタモルを1錠飲むとだいたい落ち着きます」と答えると、「痛みがひどくなっているようではないので、PETは見送ります」とのこと。痛みのパターンも少し長く歩いた時とか、便秘の時とかに出ることが多いので、私自身もおそらく癌性のものではないと思うのですが、痛みがひどくなった場合には即、PET検査をお願いしたいと思います。
そういえば、この間の胃の痛みの話はしませんでした。
次の診察日は2ヵ月後、予約を入れたら、クリスマスイブの日でした。あー、今年もどんどん終わっていくのですね。ほんと、早いです。
体調良好だが、疲れた感じがあります。Hb6.5。カルシウムの値が少し高いということで、ビタミンDの薬Etalphaを服用しなくて良くなりました。

Btaviastad(ショッピングモール)

2010-10-17 07:21:20 | Wblog:お出かけ
旅行から帰ってきた後の初の日曜日、どこに行こうかと考えたのですけど、オランダは寒くなっていて、秋冬物の衣服が欲しいと思い、Btaviastad(ショッピングモール)へ出かけました。
このショッピングモール、ほどほどの大きさでコンパクトにまとまっていて、私にとっては便利なんです。普通に都市の繁華街に出かけていくと、あのビルの店、このビルの店と、かなり動き回らなければならず、そのほうが大変なんですね。
セーターやショール、冬用の靴などが欲しかったのですが、残念ながら、ピンとくるものがなくて、自分のものはほとんど何も買いませんでした。夫には、靴とか、ジーンズとか買えて良かったです。
あまり、これといったものもなく、学校の秋休みが始まっていて人出も多く、2時間くらいの短い滞在でした。
最近は、モールの敷地内にSUBWAYが出来て、簡単にサンドイッチが食べられるようになったので、嬉しいです。以前はマクドナルドはありましたが、またいくつか小さなレストランはありましたが、自分の口にあうものはなく、近くのドライブインまで、車で走って、食事をしていました。敷地内にもっと美味しくて量がほどほどのレストランが出来ればよいのですが…。
体調はこの日は良好ですが、疲れ気味。帰った後、1時間ほど眠りました。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑫:Mirador del Rioほか

2010-10-14 12:45:09 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
ランザローテで、ほかに印象に残った場所に、Mirador del Rioがあります。Miradorというのは眺めが良い場所という意味で、小さな島と行き交う船が見えます(写真)。ただ、この眺めを見るためには、入場料4.5ユーロを支払わなくてはいけません。入り口を入ると、ガラス張りのカフェがあり、そこで素晴らしい景色を見ながら、コーヒー等を飲むことができます。この島ではエスプレッソがそこそこ美味しかったです。ドーナツ類と一緒にいただくと疲れがとれる感じでした。このカフェの空間から、外へ出て、切り立った崖から眺めをみることもできます。また、上のほうへ階段を上っていくと、おみやげ物屋さんがあり、またその上に上がると展望台があります。おみやげ物屋さんは、ここも他と変わらず、あまりたいしたものは売っていません。
また、El Gorfoという場所も必見です。緑の池があり、また巨大な岩が海岸にあり、とても素晴らしい風景です。この海岸で、砂浜(実際には砂利)を根気よく探すと、ちいさな緑色の石砂を見つけることができます。これを見つけて持って帰ると、その一年は幸福に恵まれるとのことです。
Teguiseという町の近くにあるCastillo de Santa Barbaraという小さな城も、レンタカーを借りれるなら、是非行ってみるとよいでしょう。小さな山(丘?)の上にあり、ここに上ると、四方に広がる壮大な風景を見ることができます。この城の建築は16世紀に遡るそうで、外見は小さいですが、中に入るとたくさんの部屋が迷路のように連なっています。中南米への移民の歴史についての展示があるのですが、ゆっくり見るとけっこうもりだくさんです。
食べ物であまり幸福感は味わえませんでしたが、島の雰囲気、眺めなど、とてもリラックスできて、かつ素晴らしいものがあり、オランダや日本とは違う場所に来ているという実感がすごくありました。観光地化されてギラギラしすぎている場所より、もっと控えめな感じで、良かったです。20代の若者にはちょっと退屈な場所かもしれません。
全12日間、無事終了し、ほっとした気持ちが半分、もう少しバカンスを楽しんでいたい気持ちが半分で、帰途につきました。
飛行機はTransaviaで、ランザローテのArrecifeからスキポール空港への直行便があり、便利でした。


ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑪:食べ物とおみやげ

2010-10-13 13:32:28 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
ランザローテは、土壌が溶岩で、風も強く、植物の生育に適していません。よって、あまり美味しい食産物もありません。観光地には、イタリア料理、メキシコ料理、中華料理、スペイン料理など、各国のレストランが立ち並び、その内容もほんと観光地のレストランというレベルで、あまり目を引くものはありません。
食材のほとんど島外からの輸入です。島内でとれるものといえば、直径3センチくらいのジャガイモとサボテンぐらいで、ジャガイモは茹でて、ガーリックのきいた緑色のソースか、スパイシーなオレンジ色のソースかどちらかをつけて食べます。サボテンは、普通に皮を剥いて、果物として食べます。
飲み物では、La Geriaという地区のワインが有名です。ぶどうの木を溶岩の岩を積んで作った防風塀で囲み、手をかけて作られたワインです。Seco(白)が軽い口あたりで美味しいです。また、デザートワインもあります。
ビールは、銘柄を指定しないと、カナリア諸島のグランカナリア島で製造されているTropicalが出てきます。このTropicalはふつうのラガービールです。
スペイン領ということで、サングリアも美味しかったです。
食べ物では、海でとれた新鮮な魚のグリルは美味しかったです。素朴に素材の味が楽しめます。あと、スイカやメロンなど果物もジューシーでよかったです。あと、パエリアも美味しかったです。
土地の産物があまりないせいか、おみやげに困りました。特にこれは、というものがなく、みやげ物のバリエーションも乏しかったです。セサ・マンリケがデザインした悪魔のモチーフがあって、それがキーホルダーやTシャツなどいろいろグッズになっているのですが、そのモチーフ自体はとても良いデザインなのですが、やはり「悪魔」ということで、縁起が悪いような気がして、買うのがためらわれました。結局、ワイン、Lava(溶岩)チョコ、キャンドル立て、カレンダーなどを少し買っただけとなりました。
写真は、ミニクルーズでの昼食の様子です。手前にパエリア、その奥にランザローテ名物の小さなジャガイモが写っています。この旅行中、写真を取りたいなと思うような食事にはほとんど出くわしませんでした。残念です。



ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑩:Jameros del Agua

2010-10-12 10:59:32 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
Jameros del Agua(ハメロス・デル・アグア)は、ランザローテで必見の観光スポットの一つです。溶岩が作った洞窟で、深く碧い、また緑ぽい色をした水が溜まっており、そこには白い修道士と呼ばれる小さな白い甲殻類の生き物が生息しています。とても珍しい品種だそうです。光がほどよく入ってきて、すごく神秘的な雰囲気です。自然な洞窟の地形を活かして、レストランや展示室が作られています。ここも、内部インテリア等がCésar Manrique(セサ・マンリケ)のデザインで、特徴的です。上部にはオアシス(写真)もあります。このオアシスの水の色、素敵なブルーです。これは、何の加工もしていません。そのままの水の色が、このランザローテでは、光の反射のせいかプールなどではこの色なのです。
全体をゆっくり見て回ると小一時間くらいかかりました。結構、階段の昇り降りがたくさんあって、しんどかったです。