Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:フランク・ペーター・ツィンマーマン(Violin)ほか@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2015-11-29 13:57:44 | Concert
フランク・ペーター・ツィンマーマンとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の共演とのことで、楽しみにしていました。
生憎の天気でしたので、アムステルダムを散策することはやめにして、開演に合わせて行きました。
今日のプログラムは、
Smetana - De Moldau, nr. 2 (uit 'Má vlast')
Smetana - Sárka, nr. 3 (uit 'Má vlast')
Sjostakovitsj - バイオリン協奏曲第二番, op. 129
Janáček - Taras Bulba, JW 6/15
でした。
実はちょっと面倒なことが起こって、欝々としていたのですが、スメタナの曲がはじまり、有名なフレーズがコンセルトヘバウの空間をワーッと満たしてくる、その音に身を委ねたとたん、頬がゆるみ、幸せな気持ちになれました。やっぱり音楽はいいなー。
お目当ての、ツィンマーマンのショスタコーヴィチ、良かったです。また、アンコールもやってくれました。美しい音でした。
そして、休憩後のヤナーチェック。初めて聞く曲でしたが、打楽器の音が印象的に響いて、とても良かったです。
指揮は、若手のヤクブ・フルシャでした。
席は、後方のバルコニーで、音の広がりを感じられました。
体調は良好です。

Night of the Proms2015@AHOY(ロッテルダム)

2015-11-27 10:01:11 | Concert
毎年この「Night of the Proms」に行くと、ああもう今年も終わりが近づいているなあと思います。
もう何十年も続いているミュージックショーですが、わたしは行きだしてから、今回が5回目になります。
主催者のジョン・マイルズ(John Miles)とIl Novecentoというオーケストラは毎年常連ですが、他は毎年ちがったアーティストが登場します。
世界的に有名な人が、イギリスやアメリカ、南米などから参加します。
今年は、
ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)
ナタリー・インブルーリア(Natalie Imbruglia)
ベースメント・ジャックス(Basement Jaxx)
ギャヴィン・デグロウ(Gavin DeGraw)
フェルナンド・ヴァレラ(Fernando Varela)
Alexandra Arrieche
Scala
The Pretty Vanillas
Electric Band
でした。
わたしは音楽ファンというわけではなくて、ほとんど聞かないのですが、それでもヒット曲をやってくれるので、ナタリー・インブルーリアやギャヴィン・デグロウの曲で、あーこれ知っていると思うものがあって、楽しめました。
司会者もいて、客を盛り上げてくれます。休憩を入れて3時間のイベントで、いつも楽しかったなあと思います。
ちょっと注目したのは、フェルナンド・ヴァレラ。プエルトリコ出身の歌手ですが、一曲目で登場。普通のバラード的な歌を歌っていて、特に何とも思わなかったのですが、次に登場したときは、オペラの曲をろうろうと歌い、声量に圧倒されました。その後、女性とのデュエット曲も良かったし、その後、レゲエ調の歌もこなし、多才さを発揮していました。
ジョー・ジャクソンのピアノと歌も独特でよかったです。
来年も行くつもりですが、以前はオランダで3日間やっていたのですが、今回は2日間と規模が小さくなっているのが少し心配です。今回はお客は結構入っていたと思うんですが……。
ドイツやポーランドなど各地でもやっているので、なくならないとは思うのですが、是非続けてほしいものです。
体調は良好です。


発熱、ダウン。

2015-11-24 09:21:04 | 医療・病気
ここ数日、たまに腹痛がありました。
急に気温が下がり、その寒さの影響か、この日とても寒く感じていました。
夜になり寒気がしていたので、ベッドの中に入ってテレビを見ていたのですが、気持ちが悪くなってきて熱を計ったら、39度。その後、嘔吐しました。
少ししたら、気分が良くなってきて、1時間後くらいに体温を計ったら、37.9度。
パラセタモールを2錠飲みました。その後も38.5度とかでしたが、一夜明けると、37.3度くらいに下がりました。
一日、ベッドでゆっくりして、熱も37度前半でした。
気分も良く、このまま何とか収まりそうです。
やはり、39度になると、もうヨロヨロな気分です。
いくつか予定をキャンセルして、あまり負担にならない生活を数日、続けるつもりです。
ほんと寒くなってきたので、体調管理に気を付けなきゃと思っています。

ヤン・スホーンホーヴェン展@プリンセンホフ博物館(デルフト)

2015-11-22 08:48:44 | Wblog:お出かけMuseum
「ヤン・スホーンホーヴェン展(Kijk, Jan Schoonhoven)」を見に、デルフトのプリンセンホフ博物館に行ってきました。
先日、スキーダム市立美術館でヤン・スホーンホーヴェン展を見たばかりですが、デルフトのほうも是非行きたいと思っていました。
この日はとても寒く、4度くらい。雨が降ったと思えば、晴れ間も出て、また雹なども降る荒れた天候でした。
デルフトは古い町で、ゆっくり見てまわっても楽しいのですが、こんな天候だと展覧会を見るだけでいいやって思ってしまいます。
さて、この展覧会、とても良かったです。デルフトは、ヤン・スホーンホーヴェンが生涯住んだ町で、デルフトの中の風景からヒントを得て創作をしたことがよくわかる展示になっていました。小さなパンフレットがもらえ、それを読みながら展示を見ると、どういう変遷で彼が創作を行なっていったのかがわかります。
彼の代表作であるぺーパーマルシェで作った、幾何学的な模様の作品のほかいろいろな展示がありました。彼が教会建築に影響を受けていたこと、神を信じるとかいうことではなく、ただ中世のあのあるドグマを信じ、そのシステムの中で、敬虔に知識と芸術性を追求した精神性に対する憧憬のようなものを彼が感じていたことがよくわかりました。
彼は、芸術学校のデッサンのコースで学びましたが、修了証を得ることはできずに退学しており、その後働きながら、芸術活動をし続けました。当時、芸術運動のグループに参加し、仲間がいたことが彼にとってどんなに大きな力だったのだろうかと思います。
ブラム・ボーガート(Bram Bogart)と出会いが、スホーンホーヴェンが平坦な平面の作品ではなく、厚みがある作品を作ろうと思い立った岐点となったということも初めて知りました。
体調は良好です。

Restaurant:Brasserie Stadhuis@Schiedam(オランダ)

2015-11-18 15:04:28 | Restaurant/Cafe
スキーダム(Schiedam)へ行った日、「Brasserie Stadhuis」でランチをしました。
大きな広場に面したレストランで、昔のStadhuis(市庁舎)の建物の一部がレストランになっています。
カフェレストランという感じで、カジュアルな雰囲気です。
大きなガラスケースの中には、大きな肉の塊が入っており、ワインもたくさん壁などに並んでいます。
ランチなので、メニューはサンドイッチ系のものがほとんどでしたが、パスタが一つあったので、それを注文しました。
パンチェッタとパプリカのレッドソースのリングイーネ(写真)で、期待していた以上に美味しかったです。
とっても満足しました。
場所がいいのか、人気なのか、よく知りませんが、どんどんとお客さんが入ってきて、ほぼ満員でした。
体調は良好です。


映画「007 スペクター(Spectre)」

2015-11-15 19:16:30 | Movie
日曜日、強い風が吹き荒れて、あまり外出したくない天気。
いろいろ迷った末、映画「007 スペクター(Spectre)」を観に行くことにしました。
前作の「007 スカイフォール」が良かったので、見てみようかと思いました。
「スカイフォール」ほどではないけど、楽しめました。「1分」と言っているのに1分もかからないうちに爆発したり、大爆発なのに生きのびていたりと、ところどころ突っ込みどころはありましたが、最初のメキシコシティでの大アクションはすごくて、それで一気にストーリーに飲みこまれました。
音楽は何となく今一つ。でも、このちょっとノスタルジックな音楽も含め、きっと007シリーズを良く見ている人にとっては心揺さぶられるような、小物やエピソードが入っているのでしょう。
ボンドの過去にも絡む話で、ダニエル・クレイグがボンドを演じたこの4作は、一つの括りとして観るといいのだと思います。007の終末期的色合いもあるし。
今回の舞台は、メキシコシティ、ロンドン、タンジェ(モロッコ)でした。
映画館はほぼ満員、日曜日の良い時間帯だったこともあると思います。年齢層は、子どもから老人まで、かなり幅広かったです。
体調は良好です。






レナリドミド+デキサメタゾン 第74回サイクル開始

2015-11-13 13:27:44 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの74回目が始まりました。
前回(つまり4週間前)に寒くなってきて暖房をつけましたと書きましたが、ここ数日はあまり冷え込みを感じず、暖房もつけていません。
11月の初めに雪が降った年もあったのに、今年はまだ零下まで気温が下がった日がありません。
まあ暖かいのはわたしの体調には良いことです。
最近、この前の芥川賞受賞作の羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」を読みました。もう死にたいと愚痴ばかり言う祖父と失業中の28歳の孫の話ですが、老人介護の問題が描かれています。
老人の世話を積極的にして、老人が頭や体を動かさないようにすることが、老人の死を早めるということが書いてあって、使わない筋肉を動かすと痛いのは当然であって、それをせずにいればどんどん衰えていくだけというのは、わかっていても、やはりいったん病気をすると、痛いと心配になって動かすのを躊躇してしまいますよね。
はっきり言って、わたしもどれでけ運動していいかわからなくって、あまり無理しても免疫が落ちてもダメだし……、と思ってしまいます。
脚の筋肉は第二の心臓というそうで、やはり歩いたり、走ったりして、十分な筋肉を保っておいたほうが良いそうな。
家にいるとほとんど歩かないし、冬になるとその傾向は強まるので、意識的にこの冬はもっと運動するようにしたいと思いました。
明日からは、木枯らしのような風が吹いて寒くなってくるそうです。
体調は良好です。


スキーダム市立美術館@オランダ

2015-11-08 19:11:01 | Wblog:お出かけMuseum
ロッテルダムの近くにある、スキーダム市立美術館(Stedelijk Museum Schiedam)に行ってきました。
スキーダムは小さな町ですが、雰囲気のある良い町で、運河があり古くからの街並みが残っています。
この美術館には一度行ったことがあり、今回は、「De werkelijkheid van Jan Schoonhoven(ヤン・スホーンホーヴェンの現実)」展を見たくて訪れました。
Jan Schoonhovenは、19世紀後半に活躍したオランダの美術家で、草間彌生も参加した1960年代頃のアバンギャルドな芸術運動Zeroのメンバーでもありました。
特筆すべきことは、彼は定年まできちんとPTT(オランダの旧郵便局)に勤めながら、夜と休日を使って、多くの作品を作ったことです。
1967年に出品した作品がブラジルで大きな賞をとったことから、有名になりましたが、そのときすでに53歳でした。
オランダの主な美術館には彼の作品がありますが、展示されているのはせいぜい一つか二つ。
今回は初めての大きな展覧会で、Jan Schoonhovenといえばこれと言っていいほど有名な紙の張り子で作られた幾何学的なパターンのレリーフ群(写真のポスター参照)にはもちろんのこと、それ以前の絵画や、1978年に妻を亡くしてから多く描かれたデッサン作品など、3階に渡っって、ほんとうにたくさん展示があり、ゆっくりと見て楽しむことができました。
お昼前に行ったので、すいていて良かったです。かなり人気があるようで、私が帰る頃にはどんどん人が来ていました。
最近彼の作品はサザビーなどで高値で買われているので、今後、もっと認知が広まることと思います。
他に、デルフトでもJan Schoonhoven関連の展覧会をやっているので、行ってみたいと思っています。
体調は良好です。



インフルエンザ予防接種

2015-11-04 10:31:15 | 医療・病気
インフルエンザ予防接種を受けてきました。
高齢者と、私のような慢性疾患のある人に、郵便で通知が来ます。その通知にある日(3日のうち好きな日)に、その通知の手紙をもって、最寄りの診療所に行けば、接種を受けられます。
私は初日に行ってきました。歩いて行ける場所に診療所はあります。診療所に入ると、「予防接種の人は矢印に沿って進んでください」という貼り紙があり、その通りに進んで行くと、予防接種をしている看護師さんの部屋がありました。
手紙を渡して、注射をしてもらい終了。
手紙だけで身分証などでの本人確認はありませんでした。
この予防接種、自己負担はなしです。
この冬も酷い風邪やインフルエンザにかかったりしないように願っています。
体調は良好です。