Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

耳鼻咽喉科再受診(唾液腺炎)

2014-12-29 08:29:53 | 医療・病気
月曜日、耳鼻咽喉科を再受診しました。
このまえとは別の医師で、また口の中からの触診などをしてもらいました。今回も唾石は見つかりませんでした。
唾液腺の腫れが発症する前に長く風邪で鼻水と咳に悩まされていて、右耳が聞こえにくくなるなどの症状(唾液腺の腫れと同時に耳は治りました)もあったので、ウイルス性か細菌性の急性炎症だったのだろうと思います。
抗生物質を1週間服用して、今も触ると少し腫れを感じ、痰も少しありますが、日常生活には問題ない程度です。
このまま終息するだろうということで、耳鼻咽喉科の次の予約は必要ないということでした。
救急で受診したときのCRPも11(10以下が正常値)だったので、重篤度は低いのでしょう。
いつの間にか今年ももう終わりで、これが今年最後の投稿になります。
今年は前半は冬が暖かかったこともあって好調でした。しかし、夏に発熱で入院。抗生物質を点滴投与しました。1週間に満たない短い入院で、回復も早かったです。そして、12月は初めから風邪で、錠剤の抗生物質をもらい、家で療養しました。熱はすぐに下がったのですが、咳などは残り、そして12月21日に首の腫れと発熱で救急受診し、抗生物質をもらい、家で療養となりました。
クリスマスは唾液腺炎で体調がよくなかったので、予定をキャンセルして、家でオーブン料理などをささやかに食べて、ゆっくりと過ごしました。
今年は3回、抗生物質のお世話になりました。つくづくと自分の身体は抗生物質の助けなしには自己免疫力で細菌をやっつけることができないのだなと実感しました。それだけに予防には気をつけなくてはと思います。
抗生物質の効きはいいので一安心ですが、アレルギーでペニシリン系が使えず、内臓も悪いところがあるので使える薬が限られてきます。
まあいろいろありましたが、大事には至らず、軽い感染症ですべて乗り切れたのがありがたいです。
写真はオーブンチーズパスタ。
今年ももうわずかです。どうぞよいお年を。




耳鼻咽喉科受診

2014-12-22 09:18:08 | 医療・病気
月曜日の朝いちばんに病院に電話をして、同日の3時半に予約がとれました。総合病院の予約はオランダではなかなかとれず1-3週間待たされるのはふつうなのですが、救急からの紹介というのが影響したのか思いのほか早くとれてよかったです。
この日は食事はなるべくしましたが、やはり朝食などは舌の付け根のあたりが痛く、あまり食べれませんでした。熱もパラセタモールの効きがなくなるとすぐに38.5度をこえる熱がでました。首の腫れはほとんど変わりのなり状態でした。
医師はまずは電子カルテを読んで、それから触診をしました。外からと、口の中からとでした。唾液腺が腫れるのは、唾石という石が詰まることでおこることが多いそうです。しかし、エコーでも石は発見できず、触診でも発見できませんでした。なので、おそらく石はもう出てしまったのだろうということでした。ウイルスやバクテリアの感染が同時に起こっているのだろうから、抗生物質の効きを待ちましょうということで、1週間後にもう一度受診することになりました。
担当してくれた医師は来週は冬休みなので、違う医師の予約を取りました。
早く抗生物質が効いてくれるといいなあと思いました。
この日曜から夫が2週間冬休みだったのはラッキーでした。病院へ連れて行ってもらったり、家事をしてもらったりして、ゆっくりと療養できます。
パラセタモールが効いて熱が少し下がったときには久しぶりにマンガなどを読んで過ごしました。


救急外来へ(発熱、腫れ)

2014-12-21 14:44:13 | 医療・病気
月曜日か右首のリンパ腺が腫れているなあと気になっていました。火曜日にCRPを測ってもらったのですが、これは5で正常値だったので大丈夫だと思っていたのですが、木曜日に右は少し腫れが小さくなって、左が腫れてきました。
手で触ると腫れているのが感じられるくらいで、見た目はちょっと浮腫んでいる感じで、たまにこんなことはあるなあという程度でした。熱も37度から37.5度くらいでした。
土曜の夜、とても寝苦しく、朝方になって、左首を触ってみるとすごく晴れています。
左耳の下あたりから顎の先の部分まで、顎の骨の下の部分がぷくーっと晴れていて、触ると腺(ボール)が感じられます。強く触ると痛みがあります。舌を大きく動かすと付け根のあたりが痛みます。
熱も出てきて、38.7度。
見た目も左首上部の腫れが尋常でありません。
それで、医師の診察を受けようとおもったのですが、日曜日だったので、まずは地域の日曜やっているハウスアーツ(家庭医)へ連絡しました。そこからすぐに総合病院の救急へ行きたかったのですが、まずはハウスアーツの診察を受けなくてはいけないことになり、ハウスアーツのところへ。
そこでは、見た目から腫れが巨大だし、他の病気もあるので、やはり総合病院の救急へ行ったほうがよいということになりました。家庭医が総合病院の救急へ連絡をとってくれ、いつもの病院の救急へ急ぎました。(オランダではまずはハウスアーツ(家庭医)へ行くという規則があってなかなか面倒です)
救急の処置室で一通り説明し、まずは熱が高いので熱を下げるためにパラセタモールの点滴を受けました。血液検査のサンプルをいくつかとり、その結果が出るまで1時間くらい待ちます。
日曜日でしたがたまたま血液内科のK医師が病院内におり、来てくれました。触診をして、唾液腺が詰まって腫れているとのこと。エコーをして、抗生物質を点滴で入れて、元気そうだから、その後はカプセルの抗生物質を出すので、それを服用してくださいとのことでした。
元気そうって、ちょうどその頃には最初のパラセタモールの点滴が効いて熱が下がってきていたので、気分もよくなっていましたが、それ以前はかなりグロッキー状態だったんですけれど…。でも、この時期に入院はいやだったので、家へ帰れるのはうれしいことでした。
エコーをして、胸部レントゲンも取りました。点滴で抗生物質を1瓶入れて、処方箋をもらって帰途に着きました。
家に着いたのは、午後の2時頃。熱もまた出てきて、疲れ果てて、早速寝ましたが、よくは眠れません。朝も昼も何も食べておらず、でもお腹はあまりすきませんでした。飲み物だけとって、パラセタモールを飲んで、ベッドで横になっていました。夕食は少し食べられました。
薬はクリンダマイシン300mgで青のカプセル錠です。6時間ごとに、日に4回服用とのこと。しかし、時間は厳密でなく、朝、昼、夕の食事時と、寝る前の服用でOKとのこと。
この夜はまだパラセタモールの効用が弱ると、すぐに熱が38.5度をこえて、かなり疲労感の強い、気持ちの悪い、寝苦しい夜となりました。
救急では、救急の当番医(若いアシスタント医師?)が2人交替でやってきていろいろ説明や質問をしました。その一人が今後のことについて説明してくれ、月曜日に病院に電話して、耳鼻咽喉科で一週間以内の予約をとって診察を受けるようにと言われました。
私は首のボールのようなコリコリした腺はリンパ腺だと思っていたのですが、実は唾液腺でした。そういえば、もう何か月もですが、食事をするとそのたびに痰と咳が少し出るのが気になっていました。唾液腺は食事で刺激されるので、そうだったのかなと思いました。
そういうことで体調はです。



クラシックコンサート:Jannie Jansen&RPO@TivoliVredenburg(ユトレヒト)

2014-12-17 09:13:38 | Concert
ユトレヒトのTivoliVredenburgにクラシックコンサートを聴きに行きました。
Jannie Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン)がブラームスの協奏曲を弾くので、聞いてみたいと思ったのです。
会場のホールにはクリスマスツリーが飾られ、ところどころにクリスマスのデコレーションがありました。オランダ人に人気のオランダの実力派女性バイオリニストとあって、チケットは完売でした。
オーケストラはRotterdams Philharmonisch Orkest(ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団)で、指揮はValery Gergiev(ヴァレリー・ゲルギエフ)でした。
プログラムは、
Brahms Violin Concerto
Rimsky-Korsakov Christmas Eve Suite
Tchaikovsky The Nutcracker Suite
でした。
ジャニーヌ・ヤンセンは、セルリアンブルーの肩が見えるすらっとしたドレスで登場。とても華があるバイオリニストです。顔が小さく、腕が長く、細くて、お人形のようです。しかし、バイオリンを弾きだすと、身体がバイオリンの音とともにダイナミックに動きます。使用楽器はストラディバリウスのBarrere(バレール)だそうですが、私が気になるストラディバリウスの高音もとても綺麗な音でした。
とても素晴らしかったです。でもやはりブラームスの協奏曲といえば、この夏にアムステルダムのコンセルトヘバウで聞いたレオニダス・カヴァコス(バイオリン)とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と比較してしまいます。私はカヴァコスのほうが感動しました。オーケストラとのコンビネーションもよかったと思います。
夫に聞くとたぶん違う感想かもしれません。アマチュアレベルだとやはり思い入れが感想を左右するのだと思います。
このあと休憩があって、そしてクリスマスの雰囲気の強い曲が2曲演奏されました。
クリスマスのデコレーションがきらきらと光っているようなすてきな演奏で、華やかな祝祭的な雰囲気が会場を包みました。
季節を感じさせるとってもよいプログラムだったと思います。
今回もコンサートの前に解説レクチャーがありましたが、これには参加しませんでした。
体調はまだ咳が少しと、右首リンパの腫れが気になります。熱はないので大丈夫でしょう。

レナリドミド+デキサメタゾン 第62サイクル開始

2014-12-12 09:39:52 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回3週間服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの62回目が始まりました。
12月の初めに風邪をひきました。ノドが少し痛くなって、鼻水と咳がでました。完全に風邪の症状で、熱は38度前後とそれほど高くなく、最高で38.5度くらいでした。医師の診察を受け、抗生物質のドキシサイクリンをもらいました。錠剤で水に溶かしてから飲むもので、1日1錠で7日分でした。この薬を飲みだしてから、日に日に症状が改善していきました。しかし、薬が終わった時点でも痰と咳は残っており、まだ全快には至っていません。
CRPは診察を受けた日が82で、その後、54、12、10以下(正常値)と下がりました。
なんとかこのまま自らの力で治癒にもっていきたいところです。
やはり寒さが体力を奪うので、なるべく外出しないようにして、暖かくいたいと思います。また風邪の最初の1週間で体重も落ちたので、滋養のあるものを食べて体力を維持したいです。
今の体調は咳はありますがOKです。



Restaurant:Ron Gastrobar@アムステルダム

2014-12-10 13:27:10 | Restaurant/Cafe
以前の日曜日にコンセルトヘバウのコンサートへ行く前、久しぶりにRon Gastrobarへ行きました。
以前にも書きましたが、ここは、オランダで有名なシェフRon Blaauwがやっているレストランです。何年か前はミシュランスター二つ星のレストランでしたが、ミシュランスターを獲得する条件を満たすために高価なコースメニューを毎シーズン考え提供することに、レストラン側と客側のメリットは何なのかなど疑問を呈し、気軽に美味しいものを好きなだけ食べられるレストランにコンセプトを変え、「Ron Gastrobar」として再スタートしました。
ミシュランスターのことは考えていなかったのに、初年度から一つ星を獲得し、現在もそのままです。
メニューは1品15ユーロ(例外的に20ユーロ)で、好きな品数を注文できます。
今回は1時間半しか時間がなかったので夫と二人で、サボイキャベツBBQ風、北海カニとポテトピューレ、ウサギとラビオリ、ソフトシェルクラブを注文。最初のおつまみに、小エビとネギの甘辛揚げも注文。こちらは7ユーロくらいでした。この小エビとネギの甘辛揚げは、小さなエビが殻ごと揚げてあった醤油味のたれがまぶされているのですが、美味しかったです。飲み物がすすみました。
他の料理もそれなりに美味しかったです。特に私は、サボイキャベツBBQ風がキャベツの味が染み出ていてとてもおいしく感じました。
それから、付け合わせにフライドポテトも注文しました。ポテトのサイズ的にはマクドナルドのポテトのような細いもので、夫は太いほうが好きなのでいまひとつだったようですが、私はジャガイモの味がよくしておいしかったです。
パンは紙袋に入ってでてくるし、テーブルにはクロスがかかっていないし、カジュアルな感じなので、気軽に来れる場所だと思います。子ども連れも何組もいました。
ゆっくりコース料理を食べて楽しみたい人向けというよりは、好きな時間に自由に好きなだけ食べたい人向けでしょう。
メニューは少しずつ変わっていきます。定番で長くメニューに載っているものもあります。
私は気持ちよく食事ができたし、美味しかったので、また行くと思います。
体調は風邪気味ですがまずまずです。

本「空白の五マイル」

2014-12-06 10:35:12 | Book
角幡唯介著「空白の五マイル」を読了。
どこかで書評を見て、興味をもちました。それまでは、この著者のことも、この本の舞台となっているツアンポー峡谷のこともまったく知りませんでした。
ツアンポー峡谷とは、チベットの奥地にある世界最大の峡谷です。19世紀後半から探検家が何度かその全貌解明に挑みますが、途中で挫折し、最後の5マイルほどが未踏破になっていました。
ツアンポー峡谷へ挑戦した過去の探険家についての話も入っており、それを読んでいくと、次第に自分もツアンポー峡谷に対する興味が大きくなっていきました。
構成も単調でなく、とても緊張感をもって、最後まで読めました。
地図がついており、それを何度も参照しながら、読みました。
途中でNHKのドキュメンタリーのことを思い出しました。ヒマラヤ近くの村の女の子がお父さんと一緒に離れた町にある学校へ行くために、岩場をよじ登ったりしながら、氷が解けだした危ない急流の川沿いを歩いていくドキュメンタリーです。
著者は2002年と2009年にツアンポー峡谷に行っているのですが、この何年かの間に携帯電話が普及し、それにともなう社会の変化などについての記述も興味深いものでした。
それにしても冒険家はすごいなあと思いました。私にはとてもじゃないけどできないです。
体調は、風邪をひいています。12月の第1週はオランダはとても寒かったので、風邪をひいている人が多いようです。長引いていますが、大事には至っていません。気長に治るのを待っています。

本「夢の守り人」

2014-12-03 12:46:30 | Book
上橋菜穂子著「夢の守り人」を読了。
短槍の達人バルサが活躍するファンタジー小説の第三弾。
今回はバルサの幼馴染の呪術師タンダがたいへんなことになってしまいます。そして、タンダの師匠トロガイの若き頃の話がキーとなり、物語が展開します。
夢の世界に囚われた人々を救うというおおまかなコンセプトで、読み方によってはいろいろアナロジーとして読めると思うのですが、なんかまどろっこしくて、私としてはあまり物語の世界にずっぷりと入り込めなくて、いまひとつ感動が薄かったです。
登場人物は第一弾の「精霊の守り人」に登場したチャグムやシュガ、ジン、ゼン、ユンなどが再登場し、懐かしく感じました。こういう大きな物語は、順番に読んでいくと、楽しさも広がります。
今回はいまひとつだったけれど、このシリーズ続けて読んでいきます。
体調のほうも風邪でいまひとつ。