Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Oude Kerk(旧教会)@アムステルダム

2015-07-31 12:55:00 | Wblog:お出かけMuseum
Taturo AtzuのモニュメントをアムステルダムのOude Kerk(旧教会)に見に行ったのですが、チケットにこの教会の内部の見学も含まれていたので、見てきました。
13世紀からの歴史を持つ教会で、内部にはふんだんに木が使われており、天井が木でできています。その木にもうっすらと絵が描かれているのが見えます。
この木はすべて樫の木で、ドイツからのものです。片面にとても大きなパイプオルガンがあり、16世紀から17世紀にかけてこのオルガンでコンサートなどをしていたのがバッハにも影響を与えたといわれるSweelinck(スウェーリンク)です。
美しいステンドグラスがありますが、それ以外はかなり素朴な印象の教会ですが、中はとても広いスペースで、厳粛な印象があります。
当時は、それなりにいろいろと装飾がされていたのだそうですが、1566年の偶像破壊、1578年のプロテスタントへの改変などで、彫像などが取り去られたそうです。
見学、生のパイプオルガンの演奏が流れており、雰囲気がよかったです。
大きなパイプオルガンの真下に正面玄関があるのですが、今は改装中で閉鎖されていました。
体調は良好です。


Restaurant:Yamazato@アムステルダム

2015-07-30 12:42:34 | Restaurant/Cafe
アムステルダムのホテルオークラの中にある「Yamazato」に久しぶりに行ってきました。
ここの四季の昼膳というランチコースが好きで、たまに食べたくなります。予約はせずに行きましたが、庭に面した席で、ゆっくりとお昼をいただけてよかったです。
メニューは、前菜(写真)が、
生鰊蕪砧巻き、夏鴨塩焼、冷やし茄子揚げ煮、法蓮草浸し、鮪串揚げ
で、どれも一口サイズでしたが、おいしかったです。鴨の中にはしし唐が、法蓮草にはカニがトッピングされていました。
次は造りで、夏らしい器に氷が入っており、その上に、マグロ、スズキ、炙りホタテのお刺身でした。スズキが身がコリコリしていて美味でした。
メインは、牛フィレの照り焼きか、エビ天ぷらかを選べるのですが、私は天ぷらにしました。
エビ、レンコン、アスパラ、紫いも、シイタケ、シソの天ぷらで、満足しました。
そして、お寿司と赤だし。お寿司は、マグロ、ハマチ、サーモン、しめさばでした。赤だしの中にはごぼうが入っており、とてもお味の良い赤だしでした。
デザートは、苺淡雪羹、抹茶アイスクリーム、フルーツで、私はこのようなシンプルなデザートが好きです。
全部で1時間半強くらい。
好きなものばかりで、楽しい時間を過ごしました。
体調は良好です。



Taturo Atzuモニュメント@Oude Kerk(アムステルダム)

2015-07-26 07:37:04 | Wblog:お出かけMuseum
アムステルダムのOude Kerk(旧教会)で、Taturo Atzu(西野達)氏の野外モニュメント企画が開催されていると知り、行ってきました。
旧教会は、アムステルダムに現存する建物の中でもっとも古いもののひとつです。その教会の屋根の上に、展望台のような300平方メートルのスペースを作り、その一部には小さな小屋が建てられ、中は普通の家の居間のような感じになっています。その居間のテーブルの上には大きな金色のラッパを吹く天使のようなオブジェがあります。実はこれは、教会の屋根の上についている風見鶏を利用しています。
写真にあるように鐘楼の部分が、その居間から見ると白い庭の噴水のオブジェのように見えます。
このアーティストのコンセプトは、既存の建物などの一部を使って、その周りを別のもので囲むことで、新たな機能をもたせるというもので、とても面白いと思いました。すでにドイツやイタリアなど各地でこの種のモニュメントを成功させており、オランダでは初でした。
日曜日だったからか、列に並んで20分くらい待ちました。仮設の階段なので少し怖いですが、ゆっくりと上って行けば、大丈夫でした。時間は30分で、入れ替え制です。
展望スペースからは、アムステルダムの景色がとてもよく見え、教会の屋根の様子など、普段見えないものが見れてとても良かったです。
あいにく、小雨が降り始めたので、15分くらいで降りてきました。天候に左右されるイベントではありますね。
開催期間は2015年9月6日までです。
体調は良好です。

レナリドミド+デキサメタゾン 第70回サイクル開始

2015-07-24 14:06:49 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの70回目が始まりました。
先日、この前に問題があった免疫グロビリンの投与を受けましたが、今回は問題なく終了しました。確かに投与中に身体が冷えた感じはしましたが、前回のように悪寒と発熱は怒りませんでした。なので、今後もこの形で4週間おきに投与を受ける予定です。
今年のオランダの夏はときどき30度近くになり暑いですが、病院の中は冷房が効いています。ふつうの家にはエアコンはないので、とても暑い日の午後、免疫グロビリンの投与で病院に行き、ゆっくり投与するので4時間くらいかかるのですが、ツールドフランスを見ながらでしたので、家にいるより快適だなあと思いました。
病院の医師や看護師さんたちもバカンスを取るシーズンです。この免疫グロブリンの投与も、医師が休みだとかで、予定日より1週間先送りになりました。
ここでは、「患者のほうが大事」という論理はあまり通じず、「医師だってバカンスが必要」という論理のほうをよく聞きます。
休みをとるのは当然の権利なので、「休んでごめんね」という感じの気持ちは、こちらではないかも。
でもそれでいいんじゃないかと私は思います。一応、他の医師や看護師がフォローし、緊急な場合は、緊急医療のほうへ行くというシステムなんでしょう。
ただ、同じ科の医師同士の意思疎通がうまく行かない場合とか、患者に不利な状況も生まれそう。でもこれは、オランダだけでなく、どこでもそうでしょうね。
まとまりなく書いてしまいましたが、体調は良好です。

Zero: Let Us Explore the Stars展@アムステルダム市立美術館

2015-07-22 11:51:11 | Wblog:お出かけMuseum
コンサートへ行ったのと同じ日曜日、アムステルダム市立美術館に「Zero: Let Us Explore the Stars」展を見に行ってきました。
Zeroというのは1950、60年代にアバンギャルドな創作をする若い芸術家たちが行った芸術運動および雑誌の名前です。火、光、運動、空間、デモンストレーション、パフォーマンスなどを柱としており、新しい素材やメディアを使った創作活動でした。
メンバーは、Herman de vries, Armando, Henk Peeters, Jan Schoonhoven, Jan Henderikse, Piero Manzoni, Lucio Fontana, Yves Klein, Jean Tinguely, Yayoi Kusama, Otto Piene, Heinz Mack, Günther Ueckerなどです。
かなり大きな展覧会で、当時のいろいろな作品が展示されており、とても興味深かったです。
1962年にこのグループの大きな展覧会がアムステルダム市立美術館で行われています。そのときにデモンストレーションとして草間彌生が作った作品が写真のボートです。この作品は展覧会後にアムステルダム市立美術館に寄贈されましたので、いつでもこの作品はこの美術館で見ることができます。当時の若い頃の草間彌生が移っている写真なども展示されていました。
この展示会は、2015年11月8日までです。
アムステルダム市立美術館では、「The Oasis of Matisse」展も行われており、時間があったので、こちらも見てきました。こちらの方が一般的でかなり賑わっていました。マチスの代表的なJAZZやその他の切り絵のような巨大な作品などのほか、初期の頃からの作品も含めて、大規模な展覧会でした。若い頃に書いた普通の風景画や、ピカソに影響を受けた感じの絵や、キュービズムに影響を受けた絵など、時代時代のマチスの絵が展示されており、マチスの絵の変遷がよくわかるようになっていました。
マチスが好きな人にはおすすめです。
アムステルダム市立美術館はとても広く、全展示を見るとなると半日から一日は必要です。
私は以前に常設展は見たので、今回は特別展のみにしました。
体調は良好です。



クラシックコンサート:JoshuaBellほか@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2015-07-19 11:01:43 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウの夏シーズン「Robeco Summer Nights」が始まっています。
この時期は、開始時間が8時と少し早くなり、プログラムも一般受けするポピュラーなものが多くなります。
いままで一度もJoshua Bellを生で聞いたことがなく、Joshua Bellと彼が率いるアカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields)のプログラムがあったので、聞いてみたいと思いました。
演奏曲は、
J.S. Bach - Vioolconcert in E, BWV 1042
Tsjaikovski - Serenade in C, op. 48
Barber - Adagio for Strings, op. 11
Piazzolla - Las cuatro estaciones Porteñas
でした。
どれもどこかで絶対耳にしたことのあるポピュラーな曲です。
バッハとピアゾラで、Joshua Bellはソロを担当し、他では指揮と演奏をしていました。
特に、Barberの弦の音の揃い方が美しく、とても良かったです。
セレナーデも良かったです。
ピアゾラは、クラシックの王道からはちょっと違った雰囲気の曲で、でも楽し気な南米の雰囲気があって、面白かったです。
アンコールはありませんでした。
Joshua Bellは好青年がそのまま中年になった感じでした。
体調は良好です。

リール美術館@フランス

2015-07-17 09:01:05 | Wblog:お出かけMuseum
またまたリール旅行へ行ったときの話ですが、リール美術館(Palais Beaux-Arts Lille)へ行きました。
大きな美術館で、ギリシャの古代美術から現代まで幅広いコレクションでした。
ちょうど行ったときに「l’OPEN MUSEUM est…Donald ! Ou plutôt」というオープンミュージアムのイベントが開催されていました。
これが、とてもおもしろかったです。
ロナルドダックが、美術館のいたる所にいるのです。最初のホールでは、ロナルドダックのアニメが上映されており、ロナルドダック世界の美術品が展示されていました。ドナルドダックの形を模した土器や装飾品などです。もちろんフェイクですが、面白いです。課外授業か、小さな子どもたちのグループがいくつか来ていて、ドナルドダックだけに興味深そうに見学していました。
そして、通常の展示エリアでも、ところどころにドナルドダックの作品が出現します。例えば、ギリシア彫刻のコーナーでは、有名な作品と同じポーズをとってドナルドダックがありました。絵画の人物画でも、有名な絵と同じ形ですが、顔がドナルドダックだったりします。モネの風景画でも、小さな船に乗っているのがドナルドダックでした。
写真は、モンドリアン調ですが、ドナルドダックの顔が見てとれます。
膨大なコレクションなので見学が単調になりがちですが、これがあることで、リフレッシュができ、また驚きもあり、楽しかったです。
美術愛好家の人には「何だこれ?」という感じかも知れませんが、初心者には楽しめると思いました。
よい経験でした。
体調は良好です。

モーゼの橋@オランダ

2015-07-12 13:25:49 | Weblog:散策
水面より下に歩く部分がある橋がオランダにあります。橋の内側は木でできていて、歩くと不思議な感じです。
この橋は、モーゼの橋(Mozesbrug)といいます。
どこかでこの橋のことを知って、一度見たいと思っていました。それで、日曜日に行ってきました。
ロッテルダムとブラバント州の境目あたりにあり、Fort De Roovereという要塞の中にあります。
駐車した後、5分も歩かないうちにすぎこのモーゼの橋が見えました。曇り日だったので、景色がいまひとつでしたが、橋の真ん中に立つと目の前に水面があり、奇妙な感覚でした。
この橋は、ウォーキングコースの一部で、要塞を回るコースが続くのですが、雨に降られるのが嫌だったので、少し歩くだけにしました。
確かに変な橋ですが、これのためにわざわざ行く価値があったかどうかは少し疑問です。
天気が良ければ、ゆっくりウォーキングして楽しめるかもしれません。
体調は良好です。

Restaurant:Lille Opéra@Lille (フランス)

2015-07-11 08:38:28 | Restaurant/Cafe
6月のことですが、リール旅行の二日目のランチをブラッスリー「Lille Opéra」でとりました。
中心街の細めのショッピングストリートに面しています。
ガイドブックにここのランチセットメニューがおすすめになっていたので、それを注文。日替わりか週替わりか知りませんが、小さな黒板にメニューの詳細が書かれていました。
カフェのような感じの内装で、中庭部分にテラス席がありました。
ちょうどお昼にランチを食べに来たビジネスマンやOLのようなお客が多く、賑わっていました。
セットランチは2コースで、
メインは、チキンのオーブン焼きとラタトゥイユ(写真)、おいしいパンがついてきます。チキンの皮がうまく焼けていて、最初は大きすぎで食べきれないと思ったのですが、大部分を完食。ラタトゥイユもいいお味でした。
そしてデザートは、チョコレートクリームのミルフィーユ。私は何層ものパイ生地を期待していたのですが、パイ生地部分は3層だけでクリームがいっぱい。クリームは少しならおいしく食べられるのですが、たくさんは好きではないので、3分の1くらいでお腹一杯になりました。
デザートが来る前に、「コーヒーは今おもちしますか、それとも後がいいですか?」と尋ねられ、私は今をチョイスしました。
コーヒーはエスプレッソのカップサイズで、小さ目です。
接客も気持ちよく、満腹になりました。このランチセット、メイン、デザート、コーヒーで19ユーロです。
夫はワインを飲んだのですが、オリーブが付いてきていました。
リール旅行中にしっかりとしたランチをしたいときにおすすめです。
体調は良好です。



Restaurant:Au Vieux De La Vielle@Lille (フランス)

2015-07-10 15:17:48 | Restaurant/Cafe
リールに旅行へ行ったときに、夕食を「Au Vieux De La Vielle」でとりました。
学生がよく行きそうな、入るとすぐにビアサーバーなどがあるバーがあるカジュアルなレストランです。
ノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂の近くにあります。
テーブルにはキャンドルが火を灯していて、なんか古い感じの内装です。
メニューはフランス語でよくわかりませんでしたが、あまり品数は多くなく、若い店員さんが英語で少し説明してくれました。
Croquettes aux Crevettes(エビのコロッケ)を前菜として注文し、シェアしました。コロッケはエビクリームコロッケで美味しかったです。
メインは、Poulet au Maroilles(マロワールチーズのチキン)で、たっぷりのマロワールチーズの中にチキンがぼこっと入っていて、オーブンで焼いたものでした(写真)。チーズはとても濃厚な味で、チキンも美味しかったのですが、チーズが多すぎて、さすがにすべては食べきれませんでした。
夫は、Carbonnades Flamandes(フラマンシチュー)で、これはビーフをビールなどで煮たもので、濃い茶色の色をしていました。味はかなり甘めでした。ボリュームはたっぷり。でもちょっと単調な味。
付け合わせはフライドポテトでした。
お腹がいっぱいになり、デザートはパスしました。
夫はビールを飲んでいたのですが、地元のビールらしく、美味しかったそうです。
会計は、バーのレジのところでします。チップを瓶に入れると、リンリンリンとベルを鳴らしてくれます。
とてもカジュアルな感じで、簡単においしく食べてお腹一杯になりたいときにはいいお店だなあと思いました。
料理は、フランドルの郷土料理的なものが多いようでした。
体調は良好です。