Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

De Stijl 100年展@Stedelijk Museum(アムステルダム)

2017-02-26 20:05:19 | Wblog:お出かけMuseum
De Stijlというのはオランダで1917年に始まった美術運動です。今年は百周年なので、オランダ各地の美術館で関連の展覧会が開催されます。
アムステルダムのStedelijk Museumは、6つの展覧室での展示で、あまり大規模ではありませんでしたが、見に行ってきました。
モンドリアンのCompositionNo. IVやテオ・ファン・ドゥースブルフのCounter-Composition Vなど初期の作品のほか、De Stijlの影響を受けた最近のアーティストの作品の展示もありました。
午後に行ったのですが、建物内に入るまでに列に並ばなくてはいけませんでした。20分くらいは待ったと思います。中も人は多いですが、広いので、混みこみというわけではなく、ちゃんと展示を見ることができました。

Cafe:Capri@Kijkduin(デンハーグ)

2017-02-20 14:09:54 | Restaurant/Cafe
先日デンハーグの海岸側にあるKijkduinを少し散歩したあと、コーヒーでもと思い海岸脇に並ぶ飲食店の中から雰囲気の良さそうな「Capri」というお店へ。コーヒーとワッフルをいただきました。
ワッフル(写真)は暖かくて、上に生クリームが載っていました。おいしかったです。
このカフェ、実はアイスサロンで、自家製アイスクリームが目玉のお店です。
夏場にはアイスクリーム目当てのお客がたくさん来そうです。冬場の今でも、店内は暖かいのでパフェなどを食べている人もいました。
他にサンドイッチなどいろいろあります。
明るい雰囲気のお店でした。

映画「Silence」@Filmtheater(Hilversum)

2017-02-19 14:00:19 | Movie
映画「Silence(沈黙)」を見てきました。オランダでは公開2週目ですが、小さい映画館での上映が多いようです。
わたしは午後に見たかったので、少し離れた町の映画館で見ました。箱は小さ目でしたが、ほぼ満員でした。
原作が遠藤周作で、監督がスコセッシ。イッセー尾形、浅野忠信、窪塚洋介、PANTAなど、日本人がたくさん出演しています。それで、興味をもち、見たいなあと思ったのです。残念ながら、PANTAはどこに出ていたのかわかりませんでした。
舞台はキリシタン迫害が行なわれている五島列島など九州北西部。雨が降っていて、緑が深くて、湿度が高い雰囲気が映像から伝わってきます。
ところどころ、海岸沿いの風景など、とても美しかったです。
160分という長い映画で、暗い話だということだったので、もしかしたら退屈するかもと思っていたのですが、まったくそういう心配はいらなかったです。話に引き込まれ、映画が終わったときは、ああもう2時間40分も経ったのかという感じでした。
キリシタンの拷問のシーンは強烈で、観客の中には自身がキリスト教徒で身がつまされる思いがするのか、二人ほど途中で退席していく人がいました。
主人公のロドリゲス役のアンドリュー・ガーフィールドが、役によくはまっていて、よかったです。
音楽はあまり使われておらず、自然の音が聞こえ、タイトル通り、静な映画でした。ノドを潤すためにキャンディーを食べようと、包み紙をそろそろと開けたのですが、そのカサカサという音が気になるほどでした。
信仰という心の中の問題と、踏み絵をするという行為が表す裏切りという問題、信仰のためにたくさんの犠牲者が出るという現実。今でも、続いている問題ではないかと思います。
いろいろと考えさえられる良い映画でした。


本「コブのない駱駝」

2017-02-18 13:56:50 | Book
きたやまおさむ著「コブのない駱駝」を読了。
著者は学生時代に加藤和彦、はしだのりひこと共にザ・フォーク・クルセーダーズというバンドでヒット曲をとばし、脚光をあびました。その後、医学の道に戻り、精神分析医となります。ときどき、作詞をしたり、DJをしたり、舞台に立ったり、コラムを書いたりと小さな活動はずっと続けてきました。
この本では、精神分析医の視線から、自らの人生を振り返り書いた自伝的要素の強いものでした。
私は著者のことはよく知らないのですが、加藤和彦のことはなんとなく知っており、自殺したときはショックでした。加藤和彦と親友だった著者が語る彼についての話は興味深い部分がありました。
また「空しさ」についての考察もかなり丹念にされていました。
「あれか、これか」の二者択一的に人は物を考えることが多いけれど、「あれと、これと」といった曖昧な感じのほうが自然ではないかという指摘も、そうだなあと思いました。
本の題名の「コブのない駱駝」は最後のほうで、わかります。

ランチ:SeleraKu(インドネシア料理)@デンハーグ

2017-02-16 09:08:21 | Restaurant/Cafe
先日、デンハーグのインドネシア料理店「SeleraKu」でランチを食べました。パノラマ・メスダグの近所にあります。
小さなお店で、どちらかというと定食屋の雰囲気です。12時過ぎに入店したときにはお客さんは誰もいなかったのですが、その後どんどんと入ってきました。インドネシア人のグループもいました。
自家製ヌードルが有名なようなので、Hok Mien Plusという鶏肉の入ったヌードルにしました。ヌードルがもっちりとしていておいしかったです。
またPangsit gorengという揚げ物も注文しました。これはエビ団子に衣をつけて揚げたものでした。衣の部分が多くて、ちょっと油濃かったです。
ランチとして良い量で、ヌードルはまた食べたい味でした。
他にもいろいろな料理があったので、今度は別の物を試してみたいです。が、デンハーグにはあまり行く機会がないので残念です。



Dinner:Piatto@ユトレヒト

2017-02-13 19:59:41 | Restaurant/Cafe
Vredenburgでクラシックコンサートを聞いた後、「Piatto」で夕食。
最近できたお店で、Vredenburgから道をはさんだ向かいにあります。入口は狭いですが、中が細長く、広くなっています。
イタリアンレストランです。
Antipastiから、まずはFoccacio con tomateを注文。トマトペースト付きのフォルカッチャです。
メインのメニューは、15種類あり、すべて9.50ユーロです。この中から、二品選びました。すべて少し小ぶりの量です。
前菜としてホタテ貝とポークベリー、メインとしてリゾット(写真)にしました。
このリゾットがとても美味しかったです。キノコがたくさん入っており、チーズがとろけていて、好みの味でした。
このお店、毎日12:00 - 22:00 のオープンなので、使い勝手が良さそうです。

クラシックコンサート:ハーグ・レジデンティ管弦楽団@Vredenburg(ユトレヒト)

2017-02-12 11:48:02 | Concert
日曜日の午後、クラシックコンサートへ。
今回は、ハーグ・レジデンティ管弦楽団(Het Residentie Orkest)がLaurens Collegium Rotterdamのコーラス隊と共にモーツアルトのレクイエムを演奏しました。
プログラムはまず、シューベルトの交響曲第4番。
コンサートの前に30分ほど解説があります。演奏される曲についての前知識を簡単に紹介してくれます。これには参加自由です。私はだいたいいつも参加しますが、オランダ語なので解説者によって聞き取りにくいこともあります。
この交響曲第四番は、シューベルトが19歳のときの作品だそうです。
休憩をはさんで、モーツアルトのレクイエム。
ソプラノ、アルト、テノール、バスのソロがあり、テノールのMarcel Reijansの声がすてきでした。
指揮は、Jan Willem de Vriendと、みんなオランダ人と、オランダ色の強いコンサートでした。Jan Willem de Vriendは背が高く、指揮者が立つ台が必要ないようで、ふつうにオーケストラ団員と同じ床にただ立って、指揮をしていました。
舞台から離れたほうの席だったからか、ソロの歌声のボリュームがいまひとつでした。


Gispen Specials展@ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(Rotterdam)

2017-02-10 11:21:10 | Wblog:お出かけMuseum
少し前ですが、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen)でやっているGispen Specials展に行ってきました。
Gispenというのはオランダのデザイン家具の会社で、W.H.Gispenが1916年に設立しました。
最初はランプなどを製作して注目され、その後ステンレスパイプを使用した椅子を製作し、Gispen Chairとして有名です。最近は事務机など、オフィス家具で名を覇しています。
歴史にそって代表的な展示がありました。初期のランプ(照明器具)は素敵なものがありました。最近のものは特に印象的ではなかったです。この展覧会は2017年2月26日までです。
この展示を見たあと、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館内の主要作品を見てまわりました。

Lunch:WereldMuseum Restaurant@ロッテルダム

2017-02-09 17:06:46 | Restaurant/Cafe
ロッテルダム国際映画祭のためにロッテルダムへ行ったとき、見るつもりだった映画が売切れで見れず、どこか良いレストランでゆっくりとランチをしたいと思い、かねてから行きたかった「WereldMuseum Restaurant」へ。Wereld Museumというミュージアムに併設されているレストランで、ミシュラン一つ星です。
テーブルは広く、空間がぜいたくに使われていて、とても落ち着く雰囲気でした。
ランチの3コースにしました。
パンとアミューズが4品ほど。どれも工夫に富んでいておいしかったです。
1コース目は、タラとチコリ、赤カブなどの爽やかな一品、タラがとても柔らかくて、お刺身ではないけれど、生に近い食感でとてもおいしかったです。赤かぶも独特の栗のような風味があって、発見でした。
2コース目はメインですが、白身魚のグリルと野菜ですが、コンビネーションがよく、魚の皮がパリパリに焼けていて、よかったです。
3コース目はデザート(写真)。チョコレートガナッシュとアイスクリームその他ですが、甘すぎず、いろんな味が楽しめました。
このあと、紅茶を頼んだら、またいろいろなプチガトーが出てきて、お腹いっぱいで全部は食べられなかったけれど、それぞれがおいしかったです。
このレストラン、気に入りました。また来たいです。
サーヴィングも気持ちが良い応対でした。

Kijkduin@デンハーグ

2017-02-03 23:17:51 | Wblog:お出かけ
新年を迎えると水辺へ行きたくなります。
しかし今年はまごまごとしていて、2月に入ってから行っていました。デンハーグの北にあるKijkduinです。Duinは砂丘という意味ですが、海岸沿いに砂浜がひろがっています。もう少し東のほうへ行くと、有名なスケベニンゲン海岸があります。そちらには立派な桟橋があって素敵な建物もあるのですが、Kijkduinのほうはもっとローカルな感じです。
少し海岸沿いを歩きました。冬にしては暖かい日でしたが、やはり風が強く寒かったです。
穏やかな海と砂浜が続き、よい景色でした。