恩田陸著「蜜蜂と遠雷」を読了。
今年の直木賞作品です。著者は受賞前からもう十分有名だったので、今頃直木賞という印象でした。
以前に「夜のピクニック」を読んだことがあり、青少年向けの作品だなあと思いました。それであまり他の作品には手をだしていなかったのですが、今回の作品は国際ピアノコンクールがテーマということで、クラシック音楽に興味があるので、面白いかなあと思い、読むことにしました。
ピアノの曲が、文章でこれほどまでに情感豊かに表現できるのかと、やはり著者の筆力に驚嘆しました。
たくさんピアノ曲が文中に出てくるのですが、どれも実際に聞いてみたくなります。
最後まで読んで、バルトークのピアノ協奏曲第三番を、早速聴いてみたりしました。
このコンクール、浜松国際ピアノコンクールをモデルにしているそうです。そう知って読むと会場のある町の様子が浜松らしく感じます。浜松浜松国際ピアノコンクールの第四回優勝者はアレクサンダー・ガヴリリュク、私が気に入っているピアニストです。
題名の蜜蜂は、コンクール参加者の「蜜蜂王子」とあだ名が付けられる風間塵という少年から来ています。彼の父親は養蜂家で、ピアノを持たない生活をしているにかかわらず、ピアノの腕前がすごい、天才少年です。この少年の年齢設定は16歳くらいだと思うんですが、なんか本の4分の3くらいまで会話の様子などから10歳位の印象でした。そこがちょっと、気になりました。
つい最近まで、実は題名を「蜂蜜(はちみつ)と遠雷」だと思っていて、題名の意味がいまいちストンとこないなあと思っていたのですが、「蜜蜂(みつばち)と遠雷」だとわかり、シックリきました。ミツバチの羽音も遠雷も自然の音です。
すごく楽しく読めました。次へ次へと、コンクールの結果はどうなるのかと、スリルもありました。
クラシック音楽が好きでない人にはちょっと退屈かもしれないけれど、クラシック音楽、ピアノが好きな人にはおすすめです。
今年の直木賞作品です。著者は受賞前からもう十分有名だったので、今頃直木賞という印象でした。
以前に「夜のピクニック」を読んだことがあり、青少年向けの作品だなあと思いました。それであまり他の作品には手をだしていなかったのですが、今回の作品は国際ピアノコンクールがテーマということで、クラシック音楽に興味があるので、面白いかなあと思い、読むことにしました。
ピアノの曲が、文章でこれほどまでに情感豊かに表現できるのかと、やはり著者の筆力に驚嘆しました。
たくさんピアノ曲が文中に出てくるのですが、どれも実際に聞いてみたくなります。
最後まで読んで、バルトークのピアノ協奏曲第三番を、早速聴いてみたりしました。
このコンクール、浜松国際ピアノコンクールをモデルにしているそうです。そう知って読むと会場のある町の様子が浜松らしく感じます。浜松浜松国際ピアノコンクールの第四回優勝者はアレクサンダー・ガヴリリュク、私が気に入っているピアニストです。
題名の蜜蜂は、コンクール参加者の「蜜蜂王子」とあだ名が付けられる風間塵という少年から来ています。彼の父親は養蜂家で、ピアノを持たない生活をしているにかかわらず、ピアノの腕前がすごい、天才少年です。この少年の年齢設定は16歳くらいだと思うんですが、なんか本の4分の3くらいまで会話の様子などから10歳位の印象でした。そこがちょっと、気になりました。
つい最近まで、実は題名を「蜂蜜(はちみつ)と遠雷」だと思っていて、題名の意味がいまいちストンとこないなあと思っていたのですが、「蜜蜂(みつばち)と遠雷」だとわかり、シックリきました。ミツバチの羽音も遠雷も自然の音です。
すごく楽しく読めました。次へ次へと、コンクールの結果はどうなるのかと、スリルもありました。
クラシック音楽が好きでない人にはちょっと退屈かもしれないけれど、クラシック音楽、ピアノが好きな人にはおすすめです。