Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「僕はいかにして指揮者になったのか」

2013-10-25 08:44:42 | Book
佐渡裕著「僕はいかにして指揮者になったのか」を読了。
クラシックコンサートに行くようになって、クラシックの世界をもう少しよく知りたいと思い、最近クラシック関係の本に手をだしています。
佐渡裕といえば、小澤征爾に次ぐ、有名な日本人指揮者。噂は聞いていましたが、私は実際には一度も彼のコンサートに行ったことがありません。
この本では、彼の子供時代の話から、バーンスタインとの出会い、ブザンソンコンクールなどについて書かれています。ブザンソンのコンクールの話は、最近読んだ小澤征爾の「ボクの音楽武者修行」の中にも出てきて、比較して読むと面白かったです。
面白いと言えば、バーンスタインのことを書いている部分で、バーンスタインの言葉がすべて関西弁になっているのがユニークです。大御所バーンスタインのエピソードも多く、関西弁でしゃべる設定なので、なんか親しみがわきます。
また、100回コンサートに行って、心底感動できるコンサートは10回あるかないかだとあり、そういう感動は録音されたものではなく会場で生で聞くことでのみ得られるというようなことが書いてありました。私はまだ心が揺さぶられるような感動を得たことはないので、いつかそういう体験をしたいなあと思いました。
それにしても佐渡裕氏に音楽に対する愛情がストレートに書かれている本でした。
体調はいまひとつ。でもノドの痛みがやわらいでいるように思うので、よい方向だと思います。

レナリドミド+デキサメタゾン 第47サイクル開始

2013-10-18 10:09:31 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの47回目が始まりました。
ブログを書くのをさぼってしまって、体調は良好でしたが、その後風邪をひきました。
ノドが痛くなって、鼻水になって、またノドにという感じ。熱は上がらないので、ただの風邪だと思います。ふつうならここから肺炎へと発展するのですが、最近免疫グロブリンの投与を受けていたので免疫力が少しは上がっているのか、まだ肺炎にはなっていない様子。このまま治ってくれることを願っています。
だんだん寒さが身にしみるようになってきました。冬ですね。あと半年くらい寒さとの戦いかと思うと、ため息がでます。
なるべく部屋で暖かくしていようと思いますが、お腹まわりの脂肪も気になってきて、なんとか運動をしなくてはとも考えています。
でもまずは風邪を治すことですね。
無理をせずに一つずつ、やるべきことをこなしていくつもりです。
体調はいまひとつ。

Restaurant:Golden Chopsticks@アムステルダム

2013-10-15 08:39:29 | Restaurant/Cafe
これもずいぶん前の日曜日、ダム広場から歩いて5分くらいのところにある中華料理店「Golden Chopsticks」でランチを食べました。
飲茶で混雑している「Oriental City」の下にあります。
12時半くらいでしたが、店内はすいていて、こぎれいな感じでした。
中華ではいつも注文しすぎるので、今回はチャーシューご飯、酢豚、中国青菜(写真)の3品にしました。
チャーシューご飯はシンプルでおいしかったです。酢豚は、日本の酢豚と同じような味でまあまあでしたが、肉が少な目でこぶりな感じでした。中国青菜は、おいしくなかったです。なんか変な味がして、ほとんど残しました。
ご飯はタイ米のような味のものでしたが、口にあったので、ご飯とおかずというコンビネーションで、食がすすみました。お腹はいっぱいになったので、よかったです。
麺類を食べている人が多かったので、麺をチョイスしたほうがよかったのかなあ。お客は中国の人が多かったです。
この近辺は中華料理店が多いので、また行くかどうかはちょっと疑問です。
体調は良好です。


本「壬生義士伝」

2013-10-09 08:00:18 | Book
浅田次郎著「壬生義士伝」を読了。上下間で計900ページくらいある長編です。時代物は読まなかったのですが、同著者の「蒼穹の昴」シリーズを読んでたいへん面白かったので、書評などでおすすめのこの本に手を出しました。
読んだ感想は、読んでよかった、感動しました。
岩手の盛岡藩の足軽武士吉村寛一郎が脱藩して新撰組に加わった半生を描いたものです。
何度も書いていますが、私は日本史に疎いのですが、この本を読んで、新撰組のこと、幕末のこと、当時の東北のことがより理解できました。新しい知識と理解が得られることはいくつになっても楽しいことです。
家族愛、友情、武士とは何か、義とは何かを考えさせられました。義に生きる武士、しかし何に義を感じるかが問題なのです。
幕末から150年弱ですが、現在のなんと恵まれて自由なことかと思います。
主人公の語りの部分など東北弁で書かれている部分が多く、とても味のある訛りです。「あまちゃん」で「じぇじぇじぇ」が有名になりましたが、この本では「じゃじゃ」が出てきます。少し似てますね。
待合室など外で読んでいたので涙はなるべく出さないようにしていたのですが、次郎右衛門が最期に実の母に会う場面で唯一涙がこぼれてしまいました。
このような優れた長編を読むのは最上の楽しみの一つです。良い本の巡り合えるとほんとうれしくなります。
体調は良好です。



映画「天地明察」

2013-10-05 13:55:42 | Movie
日曜日に最後に見た映画は「天地明察」。冲方丁著の原作を読んでいて、それがとても面白かったので映画を見てみたいと思いました。
本では安井算哲の半生を描く上下巻の長い物語。映画になったらどうなるのかなあと興味津々でした。
監督は、「おくりびと」の滝田洋二郎監督です。
やはり映画では原作と違う部分かいくつかありました。例えば原作では安井算哲は最初の妻が病弱で死に別れますが、映画ではその部分はまったくありません。また、山崎闇斎の死に方も違っていました。
本のほうが当然ながら背景の説明などもうまく織り込まれており、その時代の歴史的事実も理解することができ、よかったです。
また好き好きでしょうが、岡田准一もちょっと私の主人公イメージとは違っていました。やんちゃな侍のイメージが強く、なんか数学や天文学に没頭してしまう学者肌の人物とは重ならない感じがしました。
ところどころコミカルな部分もあり、141分の長い映画ですが、飽きなく見ることができました。
登場人物が多いので、外国の観客には少し難しいのではないかなと思いましたが、夫はそれなりに楽しんだようです。
今回、Camera Japan Festivalでは4本映画を見ましたが、いちばんよかったのは「東京家族」でした。
体調は良好です。

Restaurant: Tokyo Cafe@アムステルダム

2013-10-04 14:20:24 | Restaurant/Cafe
映画の感想が続いているので、ちょっと息抜きにずいぶん前の日曜日にランチを食べたTokyo Cafeについて書きます。
Spuiの近くにあります。近くまではよく行っていたのにこんなところにあるとは知りませんでした。12時開店でそれまで時間が少しあったので、新しいアメリカンブックセンターを覗いたりして時間を潰しました。
このTokyo Cafeは、All you can eat(食べ放題)方式のお店で、近年このような日本食レストランがオランダには多数出現しています。しかし、オーナーは中国人が多く、和食の味にはちょっと劣る場合が多いですが、中にはレベルの高いお店もあり、和食に飢えているオランダ在住者としてはたまに行くには楽しいものです。
ランチだとスペリアーメニュのみの場合一人17.80ユーロ(ドリンクは別)です。私たちはこれにしました。
お寿司のメニューと、キッチンメニューというから揚げやサラダや揚げ出し豆腐などおかず系のメニューがあり、そこから好きなものの番号を自分で書き、ウェイターに渡すというシステムです。
春巻きはおいしくなかったですが、それ以外はおいしかったです。お寿司はご飯部分が小さ目なので、たくさん食べられます。鶏のから揚げが日本風のものでおいしかったです。お寿司では、タコ、ホタテタルタル、鯖などが美味しかったです。種類も多くて満足でした。
1時間半くらいかけてゆっくりランチを楽しみました。
かなりお客さんも入っていましたが、日本人は他にはいませんでした。観光客風の外国人も多そうでした。
雰囲気も良く、また機会があれば行きたいです。
それにしても少し食べ過ぎました。でもたまにはいいですよね。
体調は良好です。書き忘れていましたが、火曜日に免疫グロブリンの投与を受けました。月初めに1回の頻度で3回目です。

映画「綱引いちゃった!」

2013-10-02 11:38:04 | Movie
日曜日に見た2本目の映画は「綱引いちゃった!」でした。英語の題は「Tug of War!」。時間合わせに選んだ映画でした。観客は8割方が日本人じゃない人々。でも、かなり笑いをとっていました。
大分市の地域興しを目的に女子の綱引きチームが結成され、そのメンバーは中年女性が大半。彼女たちが持つそれぞれの悩みなども描きながら、スポーツコメディタッチで面白く話が展開します。
綱引きってとてもマイナーなスポーツでなんかかっこ悪いイメージもありますが、競技の内容を見ていると、面白そうだと思いました。最後の試合の様子など、見ていて力が入ってしまいました。
スポーツはできないけれど、元気だったらやりたいなあと思いました。
私は楽しみましたけれど、夫はいまひとつだったそうです。なんかがやがやと騒がしいばかりに感じたそうで、ユーモアもいまひとつだったそう。
井上真央さんがとてもかわいくて、よかったです。
体調は良好です。


映画「東京家族」

2013-10-01 15:46:30 | Movie
金曜日と同じく日曜日もCamera Japan Festivalの日本映画を見にロッテルダムに出かけました。今日は、3本見ました。まず最初に見たのが「東京家族」でした。
1953年作の小津安二郎監督の「東京物語」のリメイクですが、私は「東京物語」は見たことがありません。
ストーリーは、東京に住んでいる3人の子供に会うために、老夫婦が東京を訪れます。しかし、東京の子供たちはそれぞれ忙しく、ゆっくりと老夫婦を東京見物に連れて行ってあげる時間がありません。でもきちんと生活している子供たちを見て老夫婦は安心します。
都会の景色と、田舎の景色の比較がとても素晴らしく、またこういう家族が日本にはたくさんいるだろうなと共感する部分が多く、良い映画でした。
でも田舎で連れ合いに先立たれた場合、老人独りで生活するのはたいへんだろうなとも思いました。かといって、都会へ連れてきて暮らさせるのも無理が大きいと思います。田舎で周りの手助けが得られる場合はよいでしょうが、そうでない場合もままあるでしょう。
長男が医者になっているこの老人に向かって、彼の友人が「お前は幸せ者じゃの。長男は立派になって」と言い、「幸せじゃない。できれば、田舎に戻って開業してほしかった。残りの二人の子もみな東京へ出てきてしもうた」と答えるシーンがありますが、これって田舎に残された親の本音なんだろうなと思いました。
体調は良好です。しかし最近、たくさん食べたときなどに胃痛に悩まされることがあります。医師に相談して胃薬を処方してもらおうかなと考えています。