Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Restaurant: Yamazato@アムステルダム

2011-12-30 10:13:34 | Restaurant/Cafe
2011年も終わり2日となった30日、1年が無事に過ごせたことのお祝いも兼ねて、アムステルダムのホテルオークラ内にあるYamazatoというレストランでランチをいただきました。
四季の昼膳という5コースのメニューで、見た目も美しく、とても美味しかったです。
写真は、前菜で、鮭照焼、牡蠣カダイフ揚げ、鮟鱇煮凍りです。牡蠣カダイフ揚げが特に口に合いました。夫が注文したシャルドネにもよくあって、ついつい私も同じものを注文して、少しずつ飲みながらゆっくりと味わいました。
窓越しには日本庭園が見え、雰囲気もよいです。サービスも日本と同じように、おしぼりから始まり、暖かいお茶がサービスでいただけます。
次に造りという、お刺身が出てきました。3種類のお刺身が、器にきれいに盛り付けられていました。おいしく、話も進んでいたのですが、この頃から、ちょっと寄ってきたかなと感じていました。お酒に弱いので、すぐ顔が赤くなってしまいます。
そして、次は、夫は牛フィレ生姜焼を、私は魚介蕪煮卸しをいただきました。牛フィレはとても美味しかったそうです。魚介蕪煮卸しは、魚介類と野菜の天ぷらを煮びたしのようにしたものですが、揚げ物だったせいもあって、胃に重かったのか、気持ちが悪いなーと思い出しました。お味はとても良かったのですけど…。
次に、にぎり寿司と温素麺が出てきたのですが、美味しそうだなーとは思ったのですが、汗が出てきて、なんか気分が悪い状態で、これはいけないと思い、手をつけずに、断ってお手洗いに立ちました。ロビーにトイレがあるのは知っていたので、レストランからラウンジを経て、ロビーへ向かったのですが、頭から血の気が引いていく感じで、その後風景が揺れる感じになって、ロビーに出たところで、耐えられなくなって、うずくまってしまいました。
すぐにホテルの人が近寄ってきてくれて、椅子をもって来てくださり、座って頭を下げるようにと言われました。そして、日本人のホテルの人も来てくれて、「どうしたのですか」と訊かれて、「食事をしていたら気分が悪くなり、お手洗いに行く途中で、めまいがしました」と答えました。すると、「二階のお手洗いのほうがゆっくりできますので、車椅子を用意しますので、お連れします」と言われ、二階の豪華なお手洗いへ。そこにはソファもあり、少し休んで、お水をいただいて、ゆっくりしていると気分がだんだんと良くなってきました。おそらく貧血のような症状だったのだと思います。
ワインはグラス半分くらいしか飲んでいなかったのですが、朝、デキサメタゾンを飲んで、すぐ昼にアルコールというのが良くなかったのでしょうか。夜に少しワインを飲むことはあるのですけど。
ホテルの人に「途中でポシェットを落とされませんでしたか」と訊かれ、そういえばレストランの席を立つときに、手にしたポシェットを持っていませんでした。レストランのラウンジで落としたそうで、保管してくれているとのこと。
席を立ってからかなり時間が経っており、ホテルの人が連絡をとってくれて、夫が近くまで来ていました。気分も良くなったのでお礼を言って、レストランに戻りました。
食欲はあったのですが、醜態をさらしたのに、もりもり食べるのも変かなーと思い、その後は自分はほとんど食べませんでした。もったいないです。
デザートのスフレは食べました。香りと食感が良く、美味しかったです。
というわけで、ちょっと悲しいレストラン体験になってしまいました。Yamazatoは今回で3度目ですが、また行きたいです。
今思うと、気分が悪くなったのがここだったのは、不幸中の幸いだったと思います。ホテルの人にすごく親切にしていただき、うずくまった時には「あーどうしよう…」と少しパニックだったのですが、結果的にそれ以上の大事にはならずうまく快復できてよかったです。
このあと、予約していたので、アムステルダムの運河クルーズにも行きました。1時間ボートに座っているだけなので問題はなかったですけど、やはり体調はいまいちだなと思ったので、その後はまっすぐ家に帰りました。
運河クルーズは、運河からアムステルダムを眺めるという楽しさがありました。でも、世界各地からの観光客向けでという要素が強く、一回経験すれば十分かなと思いました。

アフタヌーンティー&室内音楽@ユトレヒト

2011-12-28 08:39:42 | Concert
ユトレヒトで国際室内楽フェスティバルが今週行なわれています。その一環で、グランドホテルKAREL Vでアフタヌーンティーと室内楽の組み合わさったプログラムがあったので、興味をそそられてチケットを入手しました。
あとで、アフタヌーンティーってもしや…と思ったのですが、KAREL Vはユトレヒトでかなり有名なホテルで一度行ってみたかったのもあって、まあいいかと思っていました。ユトレヒトの駅から徒歩距離にあるのですが、敷地が広く、由緒のある建物で、またこのホテルのレストランはミシュランスター付きです。
4時に始まり、まずはアフタヌンティー。小ぎれいな服装の人々が100人ほど。まずはプロセコ(シャンパンゴールド が手渡され、その後席へ付きます。丸いテーブルに8つの椅子。つまり、オランダ人たちに囲まれて、歓談しながらのアフタヌーンティー。夫と二人ならリラックスできるんですが、知らないオランダ人(それも60以上の人ばかり)だと、やはり緊張してしまいます。とはいえ、感じのよい人ばかりだったので、そこそこ楽しめました。各種サンドイッチ、クロケット(オランダ風コロッケ)、ラグーのほか、マカロン、シナモンスティックパイ、スコーン、チョコレート、ミニタルトなど甘いもの系も充実しており、お腹がいっぱいになりました。マカロンが焼きたてなのか、とても美味しかったです。
約1時間くらいのアフタヌンティーのあと、下の会場に移って、コンサートです。チケットは売り切れだったので、会場は満席でした。アフタヌーンティーの会場もそうでしたが、板張りのアンティークな天井で、タペストリーが壁にはかかっており、シャンデリアが輝き、すてきな雰囲気でした。
コンサートは、Allegra Trioというjバイオリン、ビオラ、チェロの女性3人の演奏で、曲目は、シューベルトとベートーベン、フォン・ドホナーニのセレナーデでした。フォン・ドホナーニの曲は初めて聞いたのですが、ところどころとてもダイナミックで、いちばん良かったです。フォン・ドホナーニもそうですが、最近は、ショスタコービッチなど20世紀の作曲家の曲がいいなあと思うようになりました。
コンサートは1時間半くらいでした。
夜のイルミネーションが美しいユトレヒトの繁華街を歩いて駅まで戻り、家に帰りました。
体調は良好です。



Restaurant:De Stove(ブルージュ@ベルギー)

2011-12-27 07:55:55 | Restaurant/Cafe
一泊旅行で行ったブルージュ(Brugge)ですが、夜はコンサートだったので、昼にきちんとしたものを食べることにし、レストランを探しました。ブルージュの中心街で良さそうなところという条件で見つけたのが、このDe Stoveというレストラン。マルクト広場の近くにあります。
店内はあまり広くないですが、クリスマスツリーが飾ってあって、アットホームな居心地の良い雰囲気でした。12時半に予約を入れ、時間通りに行ったら、すでに2組くらいお客がいて、その後もお客が入ってきて、ほぼ満席になりました。ランチだけど、みんなコースを頼んでいたようで、かなり長い時間食事を楽しんでいました。
私たちも、おすすめの4コースメニューを注文しました。夫は、ワインアレンジメント付きにしていました。
内容は、
Clear game soup with pheasant and chanterelles
Fillet of codfish and oyster mushrooms on a sorrel sauce
Medallions of venison with green cabbage, celeriac puree and game sauce(写真)
Passionfruit cream with almond cake
Coffee or tea
どれも美味しかったですが、メインの鹿肉は焼き加減がよく、ソースもおいしく、あまりたくさん肉を食べるのが好きではない私ですが、問題なく全部食べることができました。また、日本では見かけませんがセロリアックというセロリの根の部分がカブのようになったもので作ったピューレがとても風味があって美味しかったです。
ふつうオランダのレストランのメニューでは最後のコーヒー紅茶は別料金のところが多いのですが、ここは含まれていたので、お手ごろでした。
ミシュランスター付きレストランのようなクリエイティビティはないですが、伝統的な実直な料理の美味しさを味わうことができます。
バックグラウンドには小さな音量でクラシックが流れており、2時間くらい、ゆっくりと食事と会話を楽しむことができました。
ブログの更新が遅れ気味になっています。なんとか、今年のものは今年じゅうにしたいです。
そうそう、オランダのクリスマスは暖かく、なんか拍子抜けした感じでした。去年は12月初めには雪が降って、雰囲気が抜群に良かったので、そのギャップかな。オランダでサンタクロースはケルストマン(Kerstman)と言いますが、子どもたちには、12月5日に訪れるシンタクラース(Sinterklaas)のほうが絶対的に人気で、この時にプレゼントをもらうので、12月24日の夜中にプレゼントを運んできてくれるサンタクロースのことを信じている子どもは少数派だと思います。
体調は良好です。

ブルージュ(ベルギー)1泊2日②

2011-12-19 13:51:13 | 旅行(ベルギー)
夜の間、雨音が聞こえていました。もしかしたら、雪が積もっているかもと思いましたが、そんなことはなく…。
9時すぎに遅い朝食を、ホテルのビストロでいただきました。クロワッサンが焼きたてでとても美味しかったです。やはり、ベルギー。オランダとは違い、一つ一つのクオリティが高いです。ハムも美味しかった…。
すぐ隣りの国なんだけれど、ベルギーは半分がオランダ語圏、半分がフランス語圏。オランダ語圏のほうが経済的には繁栄しているのだけど、ベルギーの独特の味わいはやはりフランス圏の影響があるからだろうなと思います。ショップにしても、ウィンドーの飾りつけなど、なんとなくセンスが細やかな感じです。ベルギーは音楽の分野でも良いアーティストがいるし、文化的に何か特別なものがありますね。テレビの「EEN」や「Canvas」という公共チャンネルで、はっと驚くような番組をやっていたりします。
さて、10時すぎにチェックアウトし、その後、ブルージュの町を散策しました。曇っており、気温は2度くらいでしょうか。かなり寒かったです。静かで凛とした空気が漂うベギン修道院(写真)へ。ここは世界遺産に認定されています。広場に木々が立ち並び、その広場を囲む形で、白い修道院が建っています。その一角にある教会に入ったら、修道女の人が寒い中掃除をしていました。
そして、救世主大聖堂や鐘楼を見学。もっと見て回りたかったのですが、寒くて、脚が凍りそうだった(大げさ…)ので、ショップに入ったりして、暖をとりました。クリスマス前の町の雰囲気というのは独特のものがあって、特別な飾りつけなどもあり、それはそれでよいのですが、寒さに弱い私としては、暖かい時期に来て、ボーッと美しい風景を眺めながら、ベンチに座っていたいなあと思うのです。
ベルギーのフライドポテトを食べて、少しショッピングをして、お昼すぐには早々と帰路に着きました。
郊外に出ると、雪が積もっている場所がかなりあり、白い景色を楽しむことができました。
体調は良好です。

ブルージュ(ベルギー)1泊2日①

2011-12-18 12:17:35 | 旅行(ベルギー)
ベルギーのブルージュに1泊2日で行ってきました。日本語ではブルージュっていうけれど、オランダ語では「ブルッハ」と読みます。現地の言葉もオランダ語だから、ブルッハのほうが正しいと思うのですが、フランス語読みの「ブルージュ」のほうが、響きが美しくて、町の雰囲気には合っています。
実は私にとって、オランダ、ベルギーでいちばん観光に訪れて美しいなと思う町がブルージュです。今回で3回目です。私が住んでいる場所から車で2時間半くらいです。日帰りでちょっと行くには遠いです。今回は、K's Choiceというベルギーのポップグループのコンサートがブルージュであって、ちょうどクリスマス前で町の雰囲気も良いだろうということで、1泊で行くことにしました。
11時半頃の到着を目指して出発し、ブルージュの駅の地下にある巨大な駐車場に車を入れました。
そして、中心街まで歩いて、予約してレストラン「De Stove」でゆっくりとランチをしました。ブルージュはミシュランスター付きのレストランがいくつかあるのですが、残念ながら日曜は休みだったり、場所が遠かったりで、今回は普通の評判の良いレストランにしました。
その後、ブルージュで買いたいと思っていたDUMONのチョコレートを入手し、ホテルにチェックインし、ひと休み。外はみぞれが降り、かなり寒かったですが、風がなかったのが幸いでした。クリスマス前の日曜で、店も空いており、ショッピングの客で町はかなりの賑わい。ホテルから中心の広場までは、通り沿いにショップが並んでおり、いろいろ見てまわるのに楽しい道でした。広場には、スケートリンクが作られ、クリスマスマーケットが並び、電飾が輝いています(写真)。
町は観光地だけに、主要箇所がライトアップされていて、暗くなって町を歩き回ると、とても風情があってよかったです。
ランチが4コースだったので、夜は軽めにワッフルなどを食べて、その後、8時開演のコンサートを見に、町の劇場へ。
そして、コンサートは10時には終わり、ホテルに戻りました。
体調は良好です。

クラシックコンサート:Radio Filharmonisch Orkest、Nikolaj Znaider(バイオリン)

2011-12-16 20:31:36 | Concert
2ヶ月ぶりにクラシックコンサートに行ってきました。ユトレヒトのVredenburgという会場です。
直前に、7時から若い音楽家による無料コンサートがあるという案内が来たので、7時前に会場へ。2階のホワイエで、平均年齢15歳のTamino弦楽四重奏団によるショスタコービッチの弦楽四重奏曲第8番を聞きました。とても良い響きで、ビオラの音が良かったです。生の音ってほんとうに心地良いです。
7時半からは、ホールの座席について、今回の本プログラムの解説を聞きました。音楽の専門家が30分くらいかけて、プログラムの見どころを解説してくれます。この解説が8時に終わり、コンサートの開始は8時15分です。
演目は、
Alphons Diepenbrock:De Vogels 1917
Béla Bartók:ヴァイオリン協奏曲第2番 1937-1938
(休憩)
Sergei Rachmaninoff:交響的舞曲作品45 1940
でした。
Diepenbrockはオランダの作曲家です。
目玉は、Nikolaj Znaider(ニコライ・ズナイダー)によるバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番。30半ばのデンマーク出身のバイオリニストで、自信たっぷりに楽々とこの曲を弾きこなしました。CDを売っていて、サインをしてくれるということだったので、ミーハーな私としては一応購入してちゃっかりサインをしてもらいました(写真)。
休憩後は、ラフマイノフの交響曲です。1940年の曲で、ラフマニノフの最後の作品です。オーケストラは大人数で、後方のシンバルなどの打楽器だけで6人、それにグランドピアノが一台など、豪華です。Vredenburgは大きなホールなのでこれほど大きなオーケストラでも大丈夫ですが、アムステルダムのコンセルトヘバウのステージだったら収まりきれないのではと思います。この曲とてもよかったです。色々な音がきらびやかで、華やかで、迫力がありました。指揮はEdward Gardnar(エドワード・ガードナー)という30台後半のイギリス人で、活気のあるさばきかたで、よい感じでした。
7時から、10時半まで、どっぷりとクラシックを楽しんだ夜でした。
体調は良好です。




レナリドミド+デキサメタゾン 第23サイクル開始

2011-12-16 08:40:33 | 医療・病気
今日から、レナリドミド10mg+デキサメタゾン0.5mgの第23サイクルが始まるのですが、実は前回レナリドミドを1日多く飲んでしまいました。日々が過ぎるのが早いので、チェックせずに飲んでいて、うっかりしていました。
それで、今日はサイクルからいけば開始日ですが、デキサメタゾンだけ飲んで、レナリドミドは1日お休みすることにしました。だから、今サイクルは、一回分レナリドミドが少ないことになります。まあ前回、一回分多く飲んだので、帳尻が合うのではと思います。このことは、医師には報告せず、自分内での処理です。問題ないと思います。
デキサメタゾンの量を2mgから0.5mgに減らしてから、2ヶ月半くらい経ちますが、夜よく眠れるようになりました。夜中の2時、3時まで目がさめて眠れないということがなくなり、うれしいです。
オランダは今日はしとしと雨です。雪になりそうですが、気温は零度より少し上なので、みぞれぐらいでしょう。
オランダに来て、車生活だからか、ほんとうに傘を使わなくなりました。空気が乾燥しているのもあるのでしょうが、少しの雨なら傘をさしません。もう何年も、傘をちゃんと使っていないような気がします。
体調は良好です。


歯科定期受診

2011-12-07 10:29:00 | 医療・病気
今日は3ヶ月ぶりの歯科医院訪問です。といっても、歯科衛生士による歯のクリーニングのほうで、歯科医師によるチェックはありません。
前回書いたと思いますが、この歯科医院、居ぬきで別の歯科医に替わったので、歯科衛生士も新しい人になりました。あまり、担当の人がかわるのは好きではないのですがしかたがありません。
歯並びがよくないので、歯石がたまりやすく、今回もクリーニングに時間がかかりました。ところどころ痛かったけれど、まあ我慢できる範囲だったのでOKでした。ただ、頭を下にして横たわった状態だったので、血が下がり、かなり出血しました。血の味でちょっと気持ち悪く感じました。
仕上がりはかなりきれいになって、満足です。
フッ素のトリートメントも追加でやってもらいました。この処理が保険に含まれているかどうかは、私の保険の契約次第で調べなくてはわかりませんが、もし含まれてなかったら、余分に20ユーロかかるとのことでした。
このクリーニング、だいたい3ヶ月おきなんですが、この歯科衛生士さんが産休に入るとのことで、次回は5月の末の予約となってしまいました。あまり長く間があくのはうれしくないんですが、しかたありませんね。なるべく歯石がつかないように頑張って磨くようにしようと思います。
そうそう、先日書き忘れたのですが、血圧が135/95のように下のほうが高く、気になっていました。このことを血液内科受診の際にK医師に尋ねたら、「僕は個人的には低すぎるよりも少し高めのほうが、あなたの状態にはよいと思う」とのこと。これ以上高いとまた問題ですが、まあ、当分は何もしないで様子を見ることにしました。
体調は良好です。

血液内科定期受診

2011-12-06 10:12:30 | 医療・病気
今日は2ヶ月ぶりの血液内科受診の日でした。
予約時間ぴったりにK医師から名前を呼ばれ、診察室へ。「どうですか?」と聞かれ、「いいです」と答えました。
こちらから「血液検査の結果はどうでしたか?」と尋ねると、「安定しています。というか、そこそこ安定している…、うーん、正直に話さなきゃね」と言って、PCのスクリーンを私のほうに向けて説明してくれました。
今回の血液検査のフリーライトのλの値は、59。前回は41なので、増えています。しかし、同種移植後に再発した2009年の4月には、この値は、1000を超えていました。この後、レナリドミド服用で値が低下しました。今回は前回より増えてはいるが、激増しているわけではありません。また、フリーライトのκの値も前回より増えており、病気の悪化によりλが増える場合にはκは抑えられて低くなるので、λもκも増えているのは全体的に数値が上がっているだけで病気の悪化ではないのではないかとのことでした。
デキサメタゾンを前回より減らしており、その効果でよく眠れるようになったと報告しました。
今回は、特に薬の量の変更などもなく、次回の予約を2ヶ月後にとって、病院をあとにしました。
フリーライトのλの上昇は、K医師の説明もあり、心配していません。もし何かあれば、次回にわかるだろうし、それでOKだと思っています。
とりあえず今年最後の血液内科受診を終え、今年も問題なく過ごせたことをありがたく感じています。
体調は良好です。

ミュージカル:Miss Saigon

2011-12-02 10:57:18 | 演劇/ミュージカル
ミュージカル「Miss Saigon」をユトレヒトのベアトリクス劇場で見てきました。
「ミス・サイゴン」は東京で見たことがあり、ストーリーをだいたいわかっているので、オランダ語のミュージカルだけれど楽しめるだろうと思って選択しました。
会場は満員。ちょっと舞台からは距離のある席でしたが、通路の横だったので、視界が前の客にさえぎられることなく舞台全体を見ることができ、よかったです。
主人公のキム役は、Na-Young Jeanという東洋系の面立ちの女性で、声量があり、役柄にぴったりでした。でも声質がちょっとシャープすぎて、エレン役のBrigitte Heitzerの歌声のほうが好きでした。
東京で見た時には、舞台にヘリコプターが設置されて、その大掛かりな舞台装置が当時話題でしたが、今回は、ヘリコプターのシーンは映像でした。
ナイトクラブのシーンなどあまり好きではなくて、いくつかよい歌があるのですが、やはり日本語の歌のようには感情にびんびんと伝わってこず、まあ楽しめましたけれど、いまひとつといえばいまひとつのような。
劇場に行くのは好きなのですが、何しろオランダ語なので、ちゃんと理解できないともったいないなあと思って、つい二の足を踏んでしまいます。ミュージカルは音楽の要素が強いから楽しめるかなと思っていたのですが、詞が聞き取りにくいなあと今回思いました。ふつうの演劇のほうが、もしかしたら理解しやすいかもと思ったので、今度は機会があったら演劇に行ってみようと思います。
体調は良好です。