Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Groninger Museum@フローニンゲン(オランダ)

2018-11-25 09:17:53 | Wblog:お出かけMuseum
フローニンゲン美術館(Groninger Museum)へ行ってきました。
フローニンゲンはオランダ北東部にある大学都市です。写真のような変わった建物が美術館。
特に何か見たいものがあったわけではなく、フローニンゲンに行く用事があったので、ついでに立ち寄りました。
特別展は「Movements - De Ploeg after 1928」と動物をテーマにしたものの二つで、さーっとひととおり見ましたが、とりわけ良かった印象はありませんでした。
午前中に行ったので、人は少なく、見てまわりやすかったです。
2階には陶器のコレクションがありますが、これは常設で、以前に見たものでした。
12月8日からの「CHIHULY」の展覧会はとても面白そうなので、機会があれば見に行きたいです。

Hella Jongerius展@Museum Boijmans Van Beuningen(ロッテルダム)

2018-07-29 11:01:42 | Wblog:お出かけMuseum
ロッテルダムのMuseum Boijmans Van Beuningenへ「Hella Jongerius - Breathing Colour」展を見に行ってきました。
Hella Jongerius(ヘラ・ヨンヘリウス)はオランダのインテリアデザイナーです。色の変化に注目した展覧会で、一枚の色のついた紙でも折り曲げることで、光の当たり具合が変化し、色が変化します。多面体的なオブジェを見ると、いったいどの面の色が本当の色なのかわからなくなります。また、朝、昼、夕での光のちがいにも敏感で、それをテーマにした作品などもありました。
テキスタイルにも面白いものがありました。
あまり大きくない展覧会で一時間もかからずに見れます。
1963年生まれなので、まだまだこれからもいろいろ興味深い作品を作ってくれそうです。
この展覧会は2018年8月12日までです。
この展覧会の他にも、少しMuseum Boijmans Van Beuningen内を見てまわりました。

Eise Eisinga Planetarium(アイシンガのプラネタリウム)@Franeker(オランダ)

2018-07-13 14:53:07 | Wblog:お出かけMuseum
先日のことですが、Eise Eisinga Planetarium(アイセ・アイシンガのプラネタリウム)を見にFraneker(フラネケル)へ。
Franekerはオランダ北部フリースラント地方の小さな町ですが、古くからの歴史がある良い町です。
そこに世界で稼働している最古のプラネタリウムがあります。1774年に作られたものです。アイシンガは高校にもいかず15歳くらいから羊毛業者で働き始め、余暇に数学や天文学を学び、7年かけて自分でプラネタリウムをこつこつと作りました。
でもその出来栄えたるやすばらしいものです。青く塗られた部屋で、月や太陽の出る時刻沈む時刻がわかる時計などもあります。
また、自分の家の家族の居間に作ったので、この部屋には煮炊きができる暖炉のようなものと、反対の壁沿いには押しいれみたいなところにベッドがあります。
このプラネタリウムの屋根裏を見ることができ、いくつもの歯車が動いている様子がわかります。
それ以外に、アイセ・アイシンガの人生がわかるフィルムや、望遠鏡など天文学で使われた古い器具、天文学についての教育的展示などもあり、ゆっくり見れば2時間弱くらかかるかもしれません。
次の予定があったので、わたしは速足で見ました。
Franekerの町は古いけれど雰囲気のよい町で、町を散策したりしてもっとゆっくり見てまわりたいなあと思いました。
少ししかいれず残念でした。


Museum Drachten@Drachten(オランダ)

2018-06-22 15:38:44 | Wblog:お出かけMuseum
オランダのフリースラント地方にあるMuseum Drachten(Museum Dr8888)へ。
Theo van DoesburgがフランスのStraatsburgの建物のためにデザインしたデザイン画が展示されていて、それを見るのが目的でした。
展示はあまり大きくなく、説明もいまひとつで、少し残念でした。
その他、Siep van den Bergなど地元の芸術家の作品展などもありました。
Jan Reinder Ademaのダンボールを使った作品展はおもしろかったです。
どれもDe Stijl的なところがありました。
Drachtenの町は戦後の新しい建物が多く、あまり散策したい気にはなりませんでした。よく知らないだけかもしれませんが…。
Theo van Doesburgがこの町で生まれ、ゆかりが深く、この地方のいろいろな芸術家に影響を与えたそうです。

Van Gogh & Japan展@ヴァンゴッホ美術館(アムステルダム)

2018-06-10 12:24:48 | Wblog:お出かけMuseum
特別展の「Van Gogh & Japan」展を見たくて、アムステルダムのヴァンゴッホ美術館(Van Gogh Museum)に行ってきました。
オンラインでチケットをとらなくてはいけなくて、朝のオープン直後の9時15分入場のチケットを購入しました。
9時前には入口に長い列ができていました。
美術館へ入るとすぐに特別展のほうへ行ったので、あまり混んでいなくてゆっくりと鑑賞できて良かったです。イヤホンガイドを利用しました。
きちんとしたガイドで、展示をしっかりと楽しめる工夫がしてあって良かったです。これほどまでに、日本の絵(浮世絵)の影響をゴッホが受けていたのかと感心しました。ゴッホの絵と、その絵が影響を受けている日本の絵とがすぐそばに展示されていて、すごくわかりやすい展示になっていました。
構図、色づかい、テーマ、自然を細部まで見る力などなど、日本の絵から受けた影響はほんとうに大きかったようです。
この特別展だけでも見ごたえたっぷりですが、そのあと常設展も需要な作品のみイヤホンガイドに沿って見てまわりました。
こちらのほうへ行く頃には、観客も増え、かなり混みこみでした。
全部で3時間くらい美術館にいました。
ほんとうに常設展も細部まで見るなら、あと2時間くらいかかりそうでした。
ヴァンゴッホ美術館はときどき良い特別展があるので、きちんとチェックしてこれからも見に行きたいです。

バベル 日本から帰ってきた名作たち@ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(Rotterdam)

2018-05-13 08:10:00 | Wblog:お出かけMuseum
ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen) に行ってきました。
昨年日本で話題になったブリューゲルの絵「バベルの塔」が、所蔵元のボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に戻ってきたので、それに関連した展覧会「バベル 日本から帰ってきた名作たち(BABEL – Oude meesters terug uit Japan)」をやっています(2018年5月21日まで)。
日本で作られた大友克洋が描いたバベルの塔(の内部)の絵も展示されており、とても細部まで描かれていて、とても興味深かったです。この大友版バベルの塔を見たあと、ブリューゲルの「バベルの塔」を見ると、またいろいろと細かな点に注意がいってよかったです。残念だったのは3Dで作られたバベルの塔のフィルムが、2Dでしか上映されていなかったことです。
本物の「バベルの塔」は、以前にこの美術館へ行ったときに何度か見ているのですが、小さな部屋に他の作品に混じって普通に展示されていて、特別扱いはされていない作品でした。でも有名な作品だということは知っていたので、あまりの扱いの小ささに「これって本物?」って感じでした。
日本で作られたマスコットの「タラ夫」も、ロビーのところに飾ってありました。
この展覧会以外にも、Geert Lapの陶器の展覧会(パステルカラーがきれいでした)や大規模な常設展もざっと見てまわりました。
以前に行ったときとはところどころに変化があり、新しい作品も展示してあるので、よかったです。
中でもクリストの20代の作品があって、トルソーにシャツが着せられていて、それが紐で結わえられているもので、当時からクリストはパッキングに執着があったのだなあと面白く見ました。
また、ここには常設で草間彌生の作品があります。わかりにくい場所にあるので見落としがちですが、行ったときは是非見てください。鏡をたくさん使ったとても印象的な作品です。


Cafe:Café Thús@レーワルデン(オランダ)

2018-05-05 16:10:14 | Wblog:お出かけMuseum
先月のことですがFriesland museumに併設されているカフェ「Café Thús」でお茶をしました。
紅茶と、特別展の「マタハリ」にちなんだケーキ(写真)を注文。
ケーキはふわっとした食感でレモンがきいたお味でした。私好みでおいしかったです。
大きなカフェで席数がかなりあり、大きなガラスの壁から広場を見通せます。
ゆっくりできるカフェでした。

レーワルデン一泊旅行(1)フリースラント美術館@オランダ

2018-04-15 15:31:42 | Wblog:お出かけMuseum
息抜きに週末旅行へ。
オランダのフリースラント地方にあるレーワルデン(Leeuwarden)へ。レーワルデンは今年はEUの文化都市に選定されています。
まずは、レーワルデンにあるフリースラント美術館(Fries Museum)へ。最近新築されたとてもきれいな新しい美術館です。
中は、フリースラント地方のものを展示するスペースのほか、フリースラント地方での戦争の記憶を展示した美術館も同じ建物内に併設されています。
もうすぐ、エッシャーの特別展が始まるのですが、残念ながたわたしたちは早すぎました。(エッシャーはレーワルデン生まれです)。
美術館の前には大きな広場があります。
ちょうど解放記念日が近いのか、解放軍のジープや水陸両用車が何台が広場に来て、イベントをやっていました。
美術館を見たあとは、町を散策し、途中でカフェでお茶をし、ランチをしました。


「De Stijl のあとで、Gerrit Rietveldと50年代」展@FASadE(Amersfoort@オランダ)

2018-04-08 14:45:41 | Wblog:お出かけMuseum
Gerrit Rietveld(ヘリット・リートフェルト)関係の展覧会を見に、Amersfoortという町にあるFASadEという展示スペースへ。
このFASadEという建物自体が、リートフェルトが50年代に設計したものです。
この展覧会では、50年代に手掛けた3つのパビリオン的建物が模型とともに紹介されていました。
それ以外には、50年代に製作した椅子の展示、ユネスコのプレスルームのインテリアの展示、オランダの航空会社のためにデザインした飛行機の椅子の展示などがありました。
コンパクトな展示で、一時間弱で全部見れます。(2018年4月22日まで)
朝いちばんで行ったので、お客はわたしたちだけでゆっくりじっくり見れて良かったです。
天気が良かったので、このあと、Amersfoortという町のショッピングストリートのほうの散策を楽しみました。

Museum Willet-Holthuysen@アムステルダム

2018-03-15 09:37:57 | Wblog:お出かけMuseum
ヴィレット・ホルトハウゼン博物館(Museum Willet-Holthuysen)へ行ってきました。
Abraham Willet (1825-1888)とLouisa Holthuysen (1824-1895)は夫婦で、絵画や陶器などをコレクションするのが趣味でした。子どもがいなかったので、亡くなるときに、ミュージアムとして公開することを約束に市に建物ごと寄贈したそうです。
この建物があるのは、Herengracht(ヘーレン運河)というアムステルダムでも特に裕福な人たちが住んだ場所にあります。当時の家の中の様子がよくわかるミュージアムです。
写真は、「青の間」と言われる部屋です。男性たちが絵画などを鑑賞しながら集う部屋で、真ん中に大きなテーブルがあります。
庭も18世紀初期のフランス風にシンメトリーの形に作られています。
あまり知られていない博物館なので、アムステルダム散策の息抜きによいところかなと思います。
わたしが行ったときはほとんど混んでいませんでした。