Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

アンダルシア旅行(7)セグウェイツアー@ベナルマデナ

2014-09-26 13:35:19 | 旅行(スペイン)
セグウェイに一度乗ってみたいなーと思っていました。
ビーチ沿いの遊歩道を警官がセグウェイに乗ってヒューと通り過ぎていくのを何度か目にしました。
そして、ホテル近くのベナルマデナのヨットハーバーにセグウェイツアーの案内を見つけました。90分で35ユーロとのこと。
オランダの観光地でもセグウェイのツアーをやっているとことがあります。でもかなり値段が高く、この90分で35ユーロというのはお買い得のように思いました。それで早速予約しました。
朝の10時に港近くの広場に行くと、セグウェイが並んでいて、インストラクターのおじさんがいました。わかりやすい簡単な英語で乗り方を教えてくれ、すごく簡単に乗れるようになりました。スピードを出して、蛇行したり、港の広いスペースでまずは練習しました。
今回の参加者は4名。いちばん前にインストラクターのおじさん、次が私、他3名、最後が別のインストラクターという順番で列になり、広場を出発しました。
ベナルマデナのヨットハーバー沿いに土産物店やレストランが立ち並ぶ通りを抜け、ビーチの砂浜の上の板の通路を通り、坂を駆け上がって、大きな公園へ。
この公園に着くまでに30分強かかりました。公園は、馬や小鳥など小動物いて、緑も豊かでした。そこをスイスイとセグウェイで回って、ベンチで小休憩。このとき、冷えたミネラルウォーターをもらいました。休憩後は同じコースを出発点まで戻りました。
すごく快適で、気持ちよかったです。セグウェイは自転車のように簡単に乗りこなせ、動力は電力なので、自分の力はいりません。体の重心を左右前後に動かすことで、方向が決まります。とても楽しかったです。
出発点に戻った後、もう少し港の広いスペースをスピードを出して快走。
全部で2時間弱くらいセグウェイに乗りました。
とても良い体験でした。
体調は良好でした。

アンダルシア旅行(6)ミハス

2014-09-25 13:02:28 | 旅行(スペイン)
この地方には山合いに白い村がところどころに点在します。
そのうち最も有名な白い村「ミハス(Mijas)」に行ってきました。
ホテルの近くのバス停からローカルバスに乗り、最終駅がミハスでした。ローカルバスなので、いろいろなところに止まり、だいたい1時間弱くらいかかりました。バスはカーブのきつい山道を上っていき、眺めがどんどん変わるので、道すがら飽きなかったです。
ミハスかなりの高台にあり、展望台からの眺めは海が見え、海岸線が見え、よかったです。
すごく観光地化されていて、観光客ばかりでした。ロバの馬車(?)がたくさんいて、観光客を乗せてまわります。ロバがこの村のキャラクターのようで、あちらこちらでロバグッズを売っていました。
白い村というのは家々が白く、道も白いので、全体として白く見えるのです。
アジア人もたくさん観光に来ていました。日本人も多いのか、日本語の地図や店の表示が目立ちました。しかし、私が行ったときは日本人らしき観光客には出会わず、中国や韓国からの団体さんが多かったです。
ロバに乗らなくても、簡単に徒歩で一回りできる大きさの美しい村です。お昼を食べて半日ゆっくりと観光するのに最適です。
体調は良好でした。

アンダルシア旅行(5)ケーブルカーで海と町を一望@ベナルマデナ

2014-09-24 15:49:47 | 旅行(スペイン)
バスで移動中に、山の頂上へケーブルカーが通っているのに気付きました。
ネットで調べてみると、ベナルマデナの北側にあるエル・カラマロ山の頂上へ通っているケーブルカーで、チボリワールドのそばに乗り場があることがわかりました。
ホテル近くのバス停からチボリワールドまでは簡単にバスで行けます。20分くらいローカルバスに乗りました。
バス停を降りるとすぐ近くに乗り場がありました。
早速チケットを買って、乗りました。二人で一つのゴンドラなので快適でした。かなり長い距離をゆっくりと上っていきます。まずはチボリワールドの中を上から見ることができます。遊園地のようで、大きな遊具や観覧車、ステージなどが見えました。子どもたちの休みのシーズンは過ぎていたので、閉園しており、閑散としていました。それからベナルマデナの街並みが見えます。大きなプール付きの家がいくつもあり、またリゾート開発中の大きな敷地も見えます。
高くなると山肌が見え、とても乾燥していて、岩肌で、植物はほとんどありません。
そして終着駅に到着しました。
駅の近くに展望台があり、そこから町と海がのぞめます。快晴のとてもよい天気でした。
南展望台と北展望台に行くウォーキングルートがあり、ゆっくりと歩いてそこまで行くことにしました。
陽ざしが容赦なく降りそそぎ、暑かったです。ゴツゴツした岩と石で囲まれた道を慎重に歩いていきます。
展望台からは、トレモリーノスの町、マラガの町、フエンヒローナの町、また美しい海が見え、すてきでした。
ケーブルカーの開始が11時からだったので、その時間に合わせて行き、1時前頃には下に降りてきていました。
頂上付近には鷹など鳥の公園があり、午後には鷹庄のパフォーマンスなどもあったのですが、それは見ませんでした。
体調は良好でした。


アンダルシア旅行(4)メスキータ@コルドバ

2014-09-23 16:02:13 | 旅行(スペイン)
アンダルシアに行くと言ったら、K医師が「是非メスキータを見てくるといいですよ。すごく印象的な建造物です」と言われました。
だからというわけではないですが、コルドバへ行くことにしました。
コルドバへは、マラガからスペインの新幹線といわれるAVEに乗りました。1時間もかからず到着。
駅からは少し歩いて、旧市街のとても入り組んだ石畳の小道を歩き、ぱっと視界が開けたところグアダルキビル川が流れており、ローマ橋がかかっています。
メスキータはローマ橋の手前にあります。長方形の形の広い敷地で、3分の1を占める中庭はきれいに手入れされており、ついつい写真をとりたくなってしまいます。
メスキータはイスラム教のモスクを指しますが、レコンキスタでキリスト教の支配下に置かれた後、改装され教会として使用されており、現在の正式名称は教会なんだと思うんですが、メスキータのほうが通りがよいです。
中は赤褐色と白のアーチの数のすごいこと、圧倒されます。中の一部が教会となっており、かなりごてごてした教会装飾がなされています。かなり異質感があって、それがまた歴史を感じさせます。
イスラム教のモスクとして使われていたときの、ミフラーブ(メッカの方角を表す)の装飾は素晴らしかったです。
コルドバに行ったら、必ず足を運ぶべきところです。
ユダヤ人街の迷路のような細い小道を歩いていると古い歴史のある町であることを実感します。石畳は擦れて、丸まって、つるつるです。
観光客はとても多かったです。
町を歩くのを楽しみながら、ちょっと離れたポトロ広場まで行きましたが、この広場はあまり大したことがなかったです。
タパスのランチも含めた半日観光で急ぎ足でした。夕方の電車で帰ってきました。
体調は良好でした。

アンダルシア旅行(3)ピカソ美術館@マラガ

2014-09-22 15:42:12 | 旅行(スペイン)
マラガへはバスで30分くらいでした。ローカルバスへ乗り、行先を言ってお金を払います。
運転手さんは観光客に慣れているようでした。
マラガ行のローカルバスは、港のそばの停留所につき、大通りを渡ると広場があり、そこに観光案内所があります。案内所で地図をもらい、街並みを見ながら、ピカソ美術館へ。
マラガはピカソの生誕の地で、ピカソの生家も博物館になっていますが、そちらには行きませんでした。
さて、ピカソ美術館ですが、修道院のように中庭を囲んで四方に建物があります。音声ガイドをかりて、番号順に進んで見ていきます。
ピカソというと抽象画だ有名ですが、それ以外のふつうの絵もたくさんあり、妻を描いた絵は愛情に溢れていてとても素敵でした。絵以外にも、彫刻作品などもありました。すごく多彩で、造形に興味が尽きない人だったのだなあと思います。
また、同じところにとどまらず、晩年になっても芸術に対する精力がつきず、どんどん描きつづけた彼の人生がよくわかるように、音声ガイドでは彼の言葉がところどころ引用されており、うまく作られているなあと思いました。
ピカソに興味のある人なら絶対楽しめる美術館です。
手頃な広さで1時間半弱くらいで見てまわりました。
地下には、ローマ時代やそれ以前の遺跡が発掘された状態で展示されており、こちらもピカソとは関係ないですが、興味深かったです。
ピカソ美術館は内部の写真撮影は禁止でした。
写真はマラガの大聖堂です。
体調は良かったです。

アンダルシア旅行(2)コスタ・デル・ソル

2014-09-21 10:25:49 | 旅行(スペイン)
さて二日目。昨日を夜中で暗くてまったくわからなかったのですが、やはりコスタ・デル・ソル(太陽海岸)と言われるだけあって、陽光が降りそそぎ、長いビーチに青い海が映え、永遠と続くようなプロムナードを歩いていると、バカンス気分が否応なしに高まってきます。
ホテルはベナルマデナというマリーナがあるところの近くにありました。きれいなプールがあり、朝夕のビュフェが付いていました。隣の町がトレモリーノスで、トレモリーノスの隣がマラガです。
ベナルマデナからは写真のような景色を眺められるビーチ沿いの遊歩道がトレモリーノスまでつながっており、トレモリーノスはたくさんの観光客や狭い路地の両脇にいっぱいのお土産物屋などで賑わっています。
ビーチには、大きなワニや城などのサンドアートがあちらこちらにあって、目を楽しませてくれました。
私は海水浴にはまったく興味がないので、海に入ったり、ビーチに寝そべったりはしなかったのですが、多くの人はそれを楽しみにここに来ています。
ゆっくりとお店などを見ながら、途中でアイスを食べたりして、トレモリーノスまで往復すると1時間半ほどかかりました。気持ちの良い散歩です。
海沿いのこの地域は観光客のためだけにあり、ふつうのスペイン人は住んでいないように思いました。
英語、フランス語、オランダ語、ドイツ語などを話す、ヨーロッパ各地からの観光客がほとんどです。
気温は27度くらい。30度以上の暑さを予想していたのですが、思ったより過ごしやすい暑さです。陽ざしは強いので日焼け止めは必須でした。
体調は良好でした。




アンダルシア旅行(1)出発

2014-09-20 09:46:23 | 旅行(スペイン)
今年はスペインのアンダルシアへ行くことにしました。グラナダはずいぶん昔に一度行ったことがあるのですが、駆け足ツアーだったので、よく覚えていません。
今回はマラガ近くのホテルに滞在してそこを起点にアンダルシア地方のいろんな町に行こうと計画しました。
土曜日の夕方6時頃の飛行機でスキポール空港を経つ予定でした。
スキポールまでは電車で行くことにし、順調に到着しました。
航空会社はトランサビア航空でした。出発予定時刻になっても飛行機の姿が見えません。アナウンスが入り、機材の交換で1時間ほど遅れるとのこと。
待ったのちに、飛行機に乗り込み、さあ離陸といったところで、機長のアナウンスが入り、エンジンの一つの出力が弱いので機体交換しますとのこと。
飛行機を降りで、またロビーで待機です。1人5ユーロくらいのクーポンをくれたので、サンドイッチと飲み物でひと休みしながら待ちました。
別の飛行機が来て、搭乗し、出発したのは、11時頃。トランサビア航空は、飛行機内での飲食物は購入しなくてはいけないのですが、今回は迷惑をかけたということで無料でした。おなかがすいていたので、カップラーメンを食べました。マラガ空港に着いたのは、夜中の2時半頃。疲れ果てていました。迎えのバスでホテルへ。
4時前頃に眠りに着きました。
後日、トランサビア航空のサイトからクレーム請求ができると聞いたので、やってみました。なんと、1人あたり150ユーロもらえることになりました。ホテルと飛行機のパッケージ旅行なので、飛行機代がいくらなのか知らないんですが、片道の飛行機代全額返金くらいの金額だと思います。
写真は、最終的に登場した飛行機です。マラガに着いてから気づいたのですが、イラスト付きのかわいい飛行機でした。
疲れましたけど、体調はOKでした。


Bilbao(ビルバオ)@スペイン3泊4日<4日目>

2011-10-18 11:49:26 | 旅行(スペイン)
さて、最終日。オランダへ帰るだけです。
8時過ぎにチェックアウトし、タクシーで空港へ。高台を通るので、朝のビルバオの風景が楽しめます(写真は昨日高台から撮ったもの)。また、ビルバオに着いた時は夜だったので見えなかった、ビルバオ空港のモダンな外観も今回は見ることができました。
この空港を見ると、スキポール空港が味気なく感じられます。
航空会社のカウンターで搭乗手続きをして、荷物をチェックインするときに、スーツケースがソフトケースで、ワインが3本入っていたので、割れ物注意のステッカーを貼ってほしいとお願いしたら、何が入っているのかと訊かれ、ワインだと答えたら、ワインは持って帰ることはできない、ほんとは0本だけど、1本ならまあいいけど、3本はぜったいダメとのこと。一人1本と考えて、二人だから2本じゃダメかとお願いして、うーん2本ならまあいいけど、いずれにしろ、割れると困るから、シーリングをしてもらってきてくださいとのこと。
がっくりしたけれど、シーリングサービスのコーナーへ行って、サランラップの巨大版のようなものでスーツケースをぐるぐる巻きにしてもらいました(料金約6ユーロ)。
そしてカウンターに戻ったら、別の人になっていて、何も言われず、すんなりとチェックイン完了。わざわざ割れ物注意のステッカーのことを言ったのが、やぶ蛇になってしまったようです。
空港で、遅い朝食を食べました。
この空港、内部も宇宙ステーションのような平べったいスペースで、面白いデザインです。
ビルバオは、空港、ミュージアム、橋、地下鉄、トラムなど、観光とアートに立脚する町を目指して出来たものは、すべて新しくモダンで、清潔感があって、気持ちがよいです。観光客も多いですが、海のリゾート地のような騒がしい若者たちもいなくて、文化的な雰囲気があり、週末旅行には最適な場所ではないかと思いました。また、丸2日間の観光というのもちょうど良かったです。ビルバオのハイライトはだいたいすべて見れたと思います。
帰りは、アムステルダム直行便だったので、12時半くらいにはスキポールに着きました。海岸線やオランダの町並みがとてもきれいに上空から見えました。
とてもよい小旅行でした。
体調は良好。かなり疲れました。


Bilbao(ビルバオ)@スペイン3泊4日<3日目>

2011-10-17 10:10:23 | 旅行(スペイン)
ビルバオ3泊4日と言っても、実質観光できるのは2日間しかありません。その観光の2日目です。
天候は、青空の広がる良い天気で、気温は29度まで上がるとのこと。日が昇った9時頃にホテルを出て、川沿いをまたグッゲンハイム美術館まで歩き、写真などを撮り、道すがらのカフェで朝食をとりました。
月曜日の今日はグッゲンハイム美術館は休館日です。
高台からビルバオの町を見晴らすことができるケーブルカーがあるとのことで、その乗り場へ。観光用なのか、地域の住民用なのか、料金は0.90ユーロ。上りきると公園があり、ベンチなどがあって、ゆっくりと眺めを楽しむことができます。午前中だったから、遠くの山々の方角いは靄が立ちこめ、幻想的な光景でした(明日写真をUPします)。
次は、トラムに乗り、それから地下鉄に乗り換えて、郊外にあるPortugalete駅まで行きました。世界遺産のビスカヤ橋(Bizkaia zubia:写真)を見るためです。Portugalete駅は高台にあり、表示に従って、かなり急な両脇にお店がならぶ石畳の道を下っていくとビスカヤ橋が見え、川沿いの遊歩道に出ます。雲ひとつない素晴らしい青空に映える赤い鉄製の橋でした。橋に吊り下げられたゴンドラに人や車を載せて、川を渡るシステムです。暑かったのでベンチでジュースを飲んで休憩した後、このゴンドラで対岸に渡りました(料金0.20ユーロ)。
そして、対岸側にある地下鉄の駅Areetaを見ざしました。まっすぐ歩いていくと簡単に駅は見つかりました。
地下鉄に乗って、またトラムに乗り換えて、P.Barojaという駅で下車。ガイドブックに載っていたIrunaというバルを目指します。ここからは丘に上るような地形になっていて、少し息が切れましたが、上って見ると大きな教会や立派な建物がある地区でした。Irunaは角にあり、着いたのは2時前でしたが、人がかなりいました。カウンターに席を取って、私はLimaという地元の会社のレモネードとピンチョス(セラノハムなど)、夫は赤ワインとピンチョス(サーモン、オリーブ、トマト、アンチョビなど)をいただきました。とても美味しかったです。店内は壁がタイル張りで、そのタイルが絵になっており、伝統を感じさせる美しいスタイルの店でした。
その後、歩いて、旧市街へ。ガイドブックには高台に上れるエレベータがあるとのことだったので、それを探して歩いたのですが、なかなか見つからず、でも最終的には、地元の人が声をかけてくれて教えてくれ、たどり着くことができました。地元の人は親切です。ビスカヤ橋へ行く途中でもガイドブックを見て悩んでいたら、地元の人が声をかけてくれ、教えてくれました。でも、どちらもスペイン語で話されて、結局身振り手振りで教えてくれたって感じでしたが、うれしかったです。
このエレベータ、Casco viejo駅のある通りを北の方へ少し歩いたところにあります。グレーのコンクリートの風景にそぐわない塔のようなのが、実はエレベータです。地元の人が使っているようで、料金は0.40ユーロくらいで上に上れました。そこからは、旧市街の赤橙色の屋根の町並みが見下ろせます。ベンチで休憩したあと、右手のほうに歩いていくと、旧市街のPlaza Miguel de Unamunoに下りられる階段状の坂道が見えてきます。エレベータもありますが、私たちはゆっくりとその階段の坂道を下りて、旧市街に戻りました。広場で、アイスクリームを食べてまた休憩。暑い日だったのでかなり疲れてきました。
そこから、少し歩いてトラムの駅へ行き、トラムに乗って、Abandoの駅で下車。近くにあるデパートへ。そこの食料品売り場で、ワインやオリーブなど、スペインならではの食料品を買いました。そして、徒歩で、ホテルへ。
ホテルに着いたのは6時ごろ。ほんとうは夕食にまた外出しようと思っていたのですが、疲れてしまって、遠くまで行く気持ちにはなれず、ホテルのディナービュフェでいいやということになりました。7時頃、レストランに下りていくと明かりがついていません。フロントで尋ねると、8時半からとのこと。あ、スペインの本当のディナータイムは遅かったんだと気づきました。外は少し暮れかけてくる時間帯でとても気持ちのよい気温だったので、川沿いを散歩し、ベンチに座って、行きかう人と、白いZubiZuri橋、その向こうの磯崎新がデザインしたツインの高層ビルを眺めながら、最後のビルバオの風景を楽しみました。そこで、アイスクリームも食べました。川沿いには遊歩道が幅広く整備されていて、ランニングしている人もかなり多く見かけました。日がかなり暮れていき、肌寒くなってきたのでホテルに戻り、さらに少ししてから、時間になったので、ホテルのレストランへ。
夫はリオハの赤ワイン、私はビールで乾杯し、ビュフェを楽しみました。乾杯のビールがおいしかったこと、喉に染みわたる感じでした。ビュフェも思ったよりよく、茹でエビ、オリーブ、各種チーズ、チョリソー、ソーセージ類、ラザニア、子牛の煮込み、イカのグリル、ラザニア、カルボナーラソース、パスタ、サーモン、ラムなどなど。またデザートには、各種ケーキ、ヨーグルトアイス、スイカやメロンなどフルーツ、フルーツカクテル、クリームブリュレなど、いろいろ楽しむことができ、よかったです。このビュッフェ、ミネラルウォーター一本付きで、一人15ユーロです(ワインなど他の飲み物は別)。なんか、ビルバオを旅行して、どこでも食事がとても安く済むので、びっくりしました。
夜は、明日のために簡単荷造りを済ませ、眠りにつきました。
体調は良好ですが、かなり歩いたので、足の指や膝が痛いです。疲れもあります。


Bilbao(ビルバオ)@スペイン3泊4日<2日目>

2011-10-16 11:02:02 | 旅行(スペイン)
ホテルのベッドは硬く、いまひとつ眠りにくかったけれど、疲れていたので浅い眠りには落ち、朝を迎えました。
といっても、なかなか明るくなりません。日が昇って、明るくなってきたのは8時半頃でした。
朝食は、ホテルのカフェで、チョコデーニッシュ、オレンジジュース、紅茶で、軽く済ませました。
9時半頃、ホテルを出て、今日のお目当てのグッゲンハイム美術館に向かいます。ホテルからは川沿いに歩いて行けます。上着なしでは肌寒い気温でしたが、日中には27度くらいまで上がるとのこと。
川沿いには遊歩道があって、町並みを見ながらゆっくりと歩くと気持ちいいです。船の帆のようなうねったモダンなデザインの白い歩行者専用の橋(Zubizuri)を渡り、対岸へ。ここら辺からは、この橋やグッゲンハイム美術館の奇抜な建物、その近くの大きな橋、橋の赤いM字のモニュメント、広場にある男の銅像とその門、有名な蜘蛛の巨大なオブジェ(Maman)などなど、写真にとりたいところばかりです。
グッゲンハイム美術館を川沿いに回りこむように歩いていきました。美術館の前の池のようになっているところでは、有名な大きなカラフルな金属製のチューリップのオブジェ、銀色の球がぶどうのように連なったオブジェが見ることができ、時折、スモークのような霧が人工的に発生して、とても幻想的な雰囲気になります。
かなり長い大理石のような階段を上って、正面玄関へ。すると、昨日のブログで登場した犬のオブジェの後ろ姿が見えます。そして、階段を少し下りて、正面入り口へ。
10時を少し過ぎたところでしたが、列もなく、すぐ入場券カウンターに行き、入場券を買おうと思ったら、「今日は美術館の開館記念日なので、入場無料です」とのこと。まったく知りませんでした。ラッキーです。通常は、大人の入場料は11ユーロします。
音声ガイド(英語:2ユーロ)を借りました。これは、とてもよいガイドでした。まずは、メインホールへ。吹き抜けのあるホールですが、曲線、直線など、いろいろな形が混ざっていて、マテリアルもチタン、ガラス、大理石などで、どの方向を見ても、同じ形、同じ風景になる場所がありません。それでいて、とても優雅で、すてきなハーモニーの形のバランスです。これにはほんとうに目を奪われました。
グッゲンハイム美術館ですが、中に展示されているものではなく、この美術館の建物自体がフランク・ゲーリーという有名な現代建築家の作品で素晴らしいものなので、見てみたかったのです。期待にたがわず、感動する建築物です。
ビルバオは鉄と船舶で栄えた町なので、この美術館のモチーフには船、魚、そして素材には金属のチタンパネルが大量に使われており、外観は太陽の光が反射して、微妙な色の変化があり、朝、昼、晩と異なる印象を与えます。
話が少しそれましたが、館内へ戻って、音声ガイドを聞きながら、巨大なスペースを使った現代アートの展示を見ていきました。船舶に使うような巨大な鉄の板を使ったリチャード・セラの作品(「The matter of time」)は、鉄板で作られた迷路のようで、中を歩くことができます。ちょうど、このリチャード・セラと彫刻家のコンスタンティン・ブランクーシの交流に注目した特別展示が行なわれていて、ブランクーシの有名な眠れるミューズなどの作品を見ることができました。
アートに目を奪われているうちにあっという間に時間が経ち、美術館のビストロの予約したランチの時間1時半になりました。ビストロは美術館の建物内ではあるのですが、いったん展示スペースへの入場入り口を出て、音声ガイドはいったん返却して、向かわなくてはけません。
このビストロランチについては、項を改めて書く予定です。
ゆっくりとランチをして、近くのミュージアムショップを見て回って、展示スペースの戻ってきたら、4時前でした。3階はもう見ていたので、2階を見て、それから1階の見逃したスペースを見て回りました。いくつかの展示室では、入場制限があって、20人しか中に入れないようになっており、待つ人が列を作っていました。私も何回か列に並びましたが、5から10分くらいの待ち時間で中に入れました。こういう制限があるせいか、日曜日でかなり人手は多かったと思いますが、じっくりと作品を見ることができ、人が多すぎてリラックスできないということはありませんでした。
館内は写真厳禁です。2箇所ほどテラスに出ることができる場所では写真をとることができます。
中の展示物も予想以上に良く、ああビルバオまで着てよかったと心底思いました。中でも、10本くらい幅15cmほどの柱が立っており、その柱内を片側は青、反対側は赤のLEDランプで、いろんな言語の言葉が電光掲示板のように下から上へと流れていく作品には見とれてしまいました(ジェニー・ホルツァーの「Installation for Bilbao」という作品)。
それから、ジャクソン・ポロックの絵、カレル・アペルの絵なども印象に残りました。
だいたいすべて見終わって、美術館を出たのが6時過ぎでした。とても素晴らしい美術館体験でした。
美術館の入り口には20mくらい入場を待つ人の列が出来ていました。(開館は8時までです)
この美術館、朝(10時開館)から行って、ランチは館内のレストランでとって、ゆっくり見て回ることをおすすめします。
ホテルへ歩いて帰って、少し休憩しました。夜7時ころから、また歩いて旧市街のほうへ。そこにあるバルで夕食をとりました。
体調は良好。疲れましたが、ランチでゆっくりと座って休憩できたのがよかったです。