Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

夕食:Bistro Utrecht Centraal@ユトレヒト

2017-04-26 20:04:59 | Restaurant/Cafe
日曜日の夕方5時過ぎ、家へ帰る前にサクッと食事をしたかったので、ユトレヒト中央駅の中二階にあるBistroへ。
いわゆるフードコートのようなものです。
パスタがあったので、それにしました。ドリンクはペットボトルや瓶のドリンクがあり、自分で選んでレジの持っていきます。
パスタはフレッシュパスタで、ペンネかスパゲッティ、ソースはトマトかトリュフクリームでした。
ペンネのトマトソースにしました(写真)。味はまあまあ。ペンネの湯で加減はよかったです。
よく空港の飲食店であるように、料理ができると鳴るブザーを渡されて、テーブルで待ちます。ブザーが鳴ると、カウンターへ行って受け取る方式です。
特におすすめはしませんが、ユトレヒト駅で何か食べたいときには、使えるお店です。
店内には音楽は流れておらず、人の声やキッチンの音が響き、騒がしい雰囲気でした。

本「ゲンロン0 観光客の哲学」

2017-04-25 13:27:51 | Book
東浩紀著「ゲンロン0 観光客の哲学」を読了。
批評家が書いた哲学書という位置づけの本。難しいかと思ったけれど、わかりやすく書かれていたので、最後までちゃんと読めました。
第一部観光客の哲学は、いろいろ哲学者の名前が出てきて、タームも難しく、じっくりゆっくりとしか読めなかったけれど、第二部家族の哲学に入ってからはかなりスピードアップして読めました。
今の状況が、コミュニタリアニズム(ナショナリズム)とリバタリアニズム(グローバリズム)の二層構造であるという説明は確かにそうだなと思いました。
いろいろと面白いと思ったところはあるのですが、いちばん最後の章のドストエフスキーの小説のところはよかったです。私はドストエフスキーの本をしっかり読んだことはないのですが、ドストエフスキーが生涯かけて小説を書いていき、その小説それぞれに意味があり、最後の『カラマーゾフの兄弟』は実は第一部で、第二部は書かれないまま彼は亡くなってしまった。第二部の展開が予想され、これによって彼の哲学が完成するという具合。
それから、ネットワーク理論の話も、知らなかったので新鮮でした。
最後の結論を含め、もっと私の頭の中で考えなければいけないことがたくさんあるのですが、日常に流されて忘れてしまいそうです。
この本を読んで、派生的に読みたいなあと思った本は、『「複雑ネットワーク」とは何か』と『郵便的不安たちβ』。
他に、本の作りがとてもいいです。下に注があるのはうれしいです。章末や巻末に注があると、参照しにくくて読まないことを多いのですが、下にあると必ず読みます。ところどころ、図や絵が入っているのも好きです。
中味が濃くて、とても良い本でした。

クラシックコンサート:イザベル・ファン・クーレン(Violin)+Orkest van het Oosten@Vredenburg(ユトレヒト)

2017-04-23 13:36:47 | Concert
久しぶりのクラシックコンサート。ユトレヒトのVredenburgへ。
まずは14:15からの解説を聞きます。が、隣に座った年配のご婦人の香水がきつくて、途中気持ちが悪くなってきました。ほとんど話に集中できず、解説が終わるとすぐにホワイエへ。コーヒーを飲んで少し落ち着きました。
15時からコンサート本番です。夫と席を交替し、ご婦人からは少し離れましたが、やはり少し気持ち悪くなってきました。
今日のプログラムは、
Ludwig van Beethoven - Vioolconcert
Antonin Dvorak - Symfonie nr. 8
でした。
ソリストは、イザベル・ファン・クーレン(Isabelle van Keulen)、オランダのバイオリニストです。以前に聞いたときはそれほどではなかったのですが、今回のベートーベンバイオリン協奏曲、とても良かったです。カデンツァのところで、ドラムと共演したりして、余裕のあるオリジナリティがありました。
この曲の第一楽章を聞いている途中ですーっと気持ち悪さがなくなってきました。鼻が慣れたのか、空調が効いてきたのか、理由はわかりません。
その後、曲に集中できて、とても楽しめました。
オーケストラは、Orkest van het Oosten。オランダの東にあるOverijsselという地方のオーケストラです。海外では、Netherlands Symphony Orchestraという名で知られているそうです。
指揮はAntony Hermus。この指揮者とオーケストラの相性がとてもよいのか、オーケストラの音がとても良かったです。ヴィヴィッドでまとまりがあって、バイオリン協奏曲はもちろんドボルザークもとても楽しめました。
かなり満足のいくコンサートでした。そういうときは、終わったあと良い気持ちになります。そして夜はもちろん、次の日の朝も聞いた音楽の耳に残ったフレーズが頭の中で鳴っています。

本「楽園のカンヴァス」

2017-04-19 10:22:14 | Book
原田マハ著「楽園のカンヴァス」を読了。
久しぶりに好きな作家を発見しました。この本とても私の好みでした。
アンリ・ルソーの絵画を題材にした小説で、現代と過去がうまく組み合わさせています。ベルエポックの頃の雰囲気がよくわかり、ピカソとルソーの関係など知らなかったことが書かれていて、とても興味深かったです。
アンリ・ルソーの絵は知ってはいますが、今まであまり関心はありませんでした。今度美術館に行ったら、じっくりと見てみたいなあと思いました。
またこの小説のメインの舞台になっている、スイスのバーゼルという町にも是非行ってみたいと思いました。すばらしい美術館があるようです。
それに大原美術館にも行きたいです。
美術館のキュレーターの仕事の話、日本の美術館と世界の美術館との力関係の問題など、ああそうなんだと思うことがいくつもありました。
今まで知らなかったの作家なので若い人なのかと思ったら、50歳半ばの人なんですね。そしてお兄さんが原田宗典。
この著者の他の作品を読んでみるつもりです。


ランチ:Restaurant Bis@ユトレヒト

2017-04-15 20:08:04 | Restaurant/Cafe
最近、買い物にユトレヒトによく行くようになりました。アムステルダムの中心街は観光客が多すぎて、買い物にはせわしない感じがするのです。
ユトレヒトもなんかどこで何を買えばいいのかよくわからなかったのですが、だんだんと勝手がわかるようになってきました。
レストランもたくさんあるのですが、どこがよいのかよくわかりません。でも少しずつ新しいところを開拓していきたいと思っています。
今回は、ランチで「Restaurant Bis」を訪れました。間口は狭いですが、中はなかなかの広さです。カジュアルなかカフェ+レストランという感じです。
ランチはサンドイッチ中心です。ハイティーをやっていて、その予約客が何テーブルかいました。
私は、Cannellnni Bean Soup(白いんげん豆のスープ)を注文。パンがついてきます。チーズ、ナッツ、レモンが入っていて、おいしかったです。
なかなかウエイターが来ず、かなり待ちましたが、感じは悪くなかったです。
メニューにエビのリゾットがあったので、もし次に来ることがあれば食べてみたいです。

春いちばんのホワイトアスパラガス

2017-04-12 10:50:37 | cooking
オランダの春を告げる料理といえば、ホワイトアスパラガスです。
今年は例年より早く収穫され、お値段もお手頃になっているそうです。
早速スーパーで購入して、夜の食卓に。500gで3.99ユーロでした。
ジャガイモ、ゆで卵、ハム(Yorkham)、アスパラガスソースで食するのが定番です。
ホワイトアスパラガスは、剥いた皮や切り落とした元の部分と一緒に5分くらい茹でて、そのあと火をとめて15分くらい置くと出来上がりです。
柔らかくとてもジューシーなアスパラガスの濃厚なお味を楽しめます。
このゆで汁を使って、バターソースを作って、つけて食べることもできます。
私は手間を省いて、市販のアスパラガスソースを使いました。
ホワイトアスパラガスは栽培している農家から直売で買うこともできます。
この時期、グリーンアスパラガスも美味しいです。
旬は1か月くらいなので、またそのうちにホワイトアスパラガスを買おうと思っています。

「Rietvelds Meesterwerk: Leve De Stijl!」展@Centraal Museum(ユトレヒト)

2017-04-09 19:52:40 | Wblog:お出かけMuseum
ユトレヒトのCentraal Museum(セントラールミュージアム)に行ってきました。お目当ては「Rietvelds Meesterwerk: Leve De Stijl!」展です。今年はDe Stijlが誕生してから100年。オランダ各地の美術館などで展覧会が催されています。ユトレヒトは、Rietveld(リートフェルト)のお膝元なので、Rietveldを中心とした展覧会になっています。
Rietveldは家具職人の父の元に生まれ、12歳ころから家業を手伝っていました。若くから、家具のデザインを始め、その後建築デザインへと進みます。有名な建築物はRietveld Schröder Houseで、ユトレヒトにあります。このMuseumでチケットを買って、このRietveld Schröder Houseの見学もできます。今回の展覧会では、有名な椅子類の展示のほか、その他De Stijlのアーティストの作品、建築模型などがありました。またモンドリアンとの関係や、ロシアの芸術家との関係などにもスポットが当てられていました。
この展示を見たあと、他の常設展示なども見てまわりました。約二時間ほどかかりました。
この美術館の目玉の一つはディック・ブルーナですが、今回はブルーナ館やブルーナのアトリエなどの展示は以前に見たので一切見ませんでした。
開館後早めに行ったので、じっくりと見れてよかったです。

ランチ:La Place@Bataviastad(オランダ)

2017-04-07 16:48:51 | Restaurant/Cafe
Bataviastadへ行った日、La Placeで昼食をとりました。
Beenhamのサンドイッチとアイスカプチーノ。お肉っぽい食感のハムで、とてもおいしかったです。
ボリュームもあり、満足しました。
アイスカプチーノはわたしには甘すぎでした。
窓からは水辺が見え、天気がよかったので、気持ちよくランチができました。
La Placeは、オランダ各地に多くのお店があるチェーン店です。サンドイッチの他に、ステーキとポテトとか、サラダとかいろいろメニューがあります。
社員食堂のようにトレイをもって自分で好きなものを選び、レジに持っていくスタイルです。




本「ゲンロン4」

2017-04-05 20:03:51 | Book
雑誌「ゲンロン4」を読了。といっても2か月前のことです。ブログをアップするのを忘れていました。
東浩紀が編集長の批評誌です。「ゲンロン1」からずっと読んでいます。
今回の特集は「現代日本の批評III」。共同討議(市川真人、大澤聡、佐々木敦、さわやか、東浩紀)は2001年から2016年を扱っており、わたしが日本を離れてからのことなので、わからない部分も多かったですが、面白かったです。とても長い討議でした。
浅田彰への東浩紀のインタビューも、初めて知る話が結構あり、良かったです。
わかりにくい論考もありましたが、連載の「ダークツーリズム入門」や「他の平面論」などは簡単に読め、興味深い内容でした。
また新連載で、タイの文学が紹介されています。韓国やタイなど、知りづらい文学状況について情報が得られる貴重な雑誌です。
「ゲンロン0」が発行され、手元にもうあるので時間ができたら読むつもりです。

ショッピングアウトレットBataviastad@オランダ

2017-04-02 20:27:40 | Wblog:お出かけ
ショッピングアウトレットのBataviastadへ行ってきました。アムステルダムの東の方にあります。車で一時間くらいかかります。
モールではなくて、屋外型なので雨天だとたいへんですが、今日はとても良いお天気で、コートは車に置いて手軽にお店を見てまわれてよかったです。
写真の壁の内側がBataviastadです。
小さなお店がたくさんあります。10時半過ぎからランチを挟んで2時半頃まで楽しくショッピングしました。といっても、自分のものはあまり買わず、夫のスポーツ用品が多かったです。
人出は多かったですが、敷地が広くお店が多いので、店の中はそれほど混んではいません。お店の入れ替わりは少しずつあるので、この前行ったときはあったけれど、今回はなくなっているお店もありました。もちろん、新しくできたお店もあります。
暖かい日で、車で帰る途中でドライブインによって、アイスクリームを食べました。