スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’14 夏 カナリア諸島 36

2014年10月20日 | ’14 テネリフェ・バルセロナ

 

 

 

色々な実験をもとに、形状が決められているようです。

 

吊るしたものを、下から鏡に映し、形状、確認している様です。

天井部分の飾りは、こうした実験により模られたようです。

 

 

 

 

 

 

完成図  がありました。

 

最初に作り始められた、  生誕のファザード  側です。

この立面図から色々な造形を検討するのは、かなり難しそうな気がします。

 

ましてや、内部の形状など、想像もつかない気がします。

 

 

 

 

 

 

カラーの図面  もありました。

 

反対側の、  受難のファザード  側の立面図です。

この形が完成したら、かなりの建物になるのでしょう。

現在ある鐘楼の高さの、2倍ぐらいの大きさになりそうです。

 

今から12年後、とても楽しみな気がします。

 

 

 

 

 

 

2010年11月7日の写真  も飾られていました。

 

ローマ法王 ベネディクト16世  が訪れたこの日、正式なバシリカとして認定されました。

6,500人の司教を含む参列者と、800人の聖歌隊が参列したようです。

 

たくさんの人が入場したほうが、より美しい空間に見えます。

 

 

 

 

 

 

サン ・ ホセ 教会によって、最初に起工したのは1882年。

 

すでに、130年余り経過しています。

新たに建設が進む部分もありますが、年月の経過によって傷んでいる部分もあります。

 

 

 

 

 

 

起工当時の部分は、修復する必要があります。

 

当時の材料と現在のものには、違いがあると思います。

コンクリートなどの材質も強度も、かなりの進化が見られます。

 

そのあたりの調整をしながら、進めていかないといけません。

 

 

 

 

 

 

晩年のライフワークとして、この教会を手掛けました。

 

130年余りのちに、まだ工事が続いていることを、予測していたのでしょうか。

12年後に完成すると言われている教会は、彼が思い描いたものになっているのかは、

"  アントニ ・ ガウディ  "  彼のみぞ知るのでしょう。



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