スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’14 夏 カナリア諸島 46

2014年11月13日 | ’14 テネリフェ・バルセロナ

 

 

 

グエル邸は、 バルセロナのメインストリート、ランブラス通り から少し入った場所にあります。

 

建物は、1階のエントランスまで馬車で入る事ができ、馬車はそのまま地下へ降りて行きます。

降りた地下部分が、厩舎になっています。

 

これは食品庫の天井部分、虫が付きにくいように天井には陶器が貼られています。

 

 

 

 

 

 

石畳のスロープ を、下りてきました。

 

馬が行き交いますので、当然階段というわけにはいきません。

厩舎ですので、自然光が壁際から取り入れられるようになっています。

 

床にあるアッパーライトは、修復時に入れられたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

部分的には、中庭部分から日が落ちるようになっています。

 

広さ的にはかなりの数の、馬が飼えるようになっています。

当時は、どのくらいの馬がいたのでしょう?

 

 

 

 

 

 

柱の部分には、 馬をつなぐ金物 がつけられています。

 

修復されたせいか、かなりきれいに仕上がっています。

床の石の仕上がり感も、いい感じに修復されてあります。

 

 25年かかって修復作業が、行われました。

 

 

 

 

 

 

ユニコーン になってる金具もあります。

 

この部分のレンガは、時代を感じさせます。

建設用いられている石材は、グエルの所有地から切り出されて、持ち込まれたそうです。

 

 

 

 

 

 

アイアンで作られた、 水飲み場 です。

地下部分は、マキ等の燃料用の保存庫としても、利用されていたようです。

不規則に並んだ感じと、時代による雰囲気が、修復部分よりはきれいに見えます。

 

 

 

 

 

 

地下の柱の形状は、 コロニアル ・ グエル教会 のエントランスの様に見えます。

 

グエル公園の通路部分 にも、こういった形状が見られます。

木々の様にも見える柱を並べることによって、柱の多い空間を和らげているようです。

 

 

 

 

 

 

スロープ を、上がってきました。

 

音声ガイドを聞きながら、ゆっくりと見学していると、廻りには誰もいなくなっていました。

地下ではありますが、私的にはじっくりと見てみたくなる空間です。



post a comment