スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’14 夏 カナリア諸島 43

2014年11月07日 | ’14 テネリフェ・バルセロナ

 

 

 

ムデハル様式 の影響を受けたと言われる、外観です。

 

アルハンブラ 等からも、影響を受けたとされる、ガウディ。

初期の作品には、後世のものとは違った印象を受けます。

 

 

 

 

 

 

廻りの建物を意識して、植物をモチーフとしたそうです。

 

全体に グリーンのタイル を使い、 黄色い花 がその中に散りばめられています。

足元のアイアンは、 シュロの葉 をモチーフにしています。

 

 

 

 

 

 

父親が、鍛冶職人であった影響で、アイアンをふんだんに用いた外観です。

 

生物的なアイアンが、並んでいます。

こんな美しい面格子は、なかなかお目にかかれません。

 

 

 

 

 

 

門扉 の部分にも、アイアンが用いられています。

 

グエル公園や、グエルの別邸 でもこういったアイアンの門扉が用いられています。

グエルの別邸のドラゴンは、意見の価値がある作品です。

 

http://blog.goo.ne.jp/joearchi/e/2c4c36ebdb6495ff00f61c4c27229997

 

そのドラゴンは、こちらから。

 

 

 

 

 

 

ひとつひとつが、細かく作り込まれています。

 

幼い頃にバルセロナ郊外で、自然中で育った感化が作品に生かされていると言われています。

生前は、かなり評価が分かれた ガウディ。

 

彼の師をして、

 ” 彼が狂人なのか天才なのかはわからない、時が明らかにするだろう。 ”

と言われています。

 

しかし、作品群が世界遺産に登録されたのですから、天才であることは間違いなかったようです。

 

 

 

 

 

 

当時のオーナーから、持ち主が変わっています。

 

2007年に売り出されて、まだ買い手がついていないそうです。

買ってみたい気はしますが、2,700万ユーロでは、手が出せそうにありません。

 

そもそも、世界文化遺産って買えるのでしょうか?



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