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生誕のファザード側の塔に、登ってきました。
受難のファザード側へは、時間の関係で登って行くことができません。
といいますか、再度並ぶのが面倒だったのもあります。
下に降りてくると、ここの博物館のような展示施設がありました。
こんな 石膏の模型 がありました。
元々の図面とは、かなり違う気がします。
内戦などにより、資料がほとんど残されていないと言われています。
現在ここの工事と修復工事の主任彫刻師は、日本の 外尾悦郎氏 によって手掛けられています。
最近では、NTTのCMに出られていました。
あと14年、完成した姿を見ることができるのでしょうか?
3年に一度ぐらいの割合で、ウォッチしてみたい気がします。
条件付きですが、元々この街に住んでみたいと思っていました。
その条件とは、 1ユーロ ≒ 100円 ぐらいなら。
ずっと色々な人に、話していました。
http://blog.goo.ne.jp/joearchi/e/9d8cb654afedb1a8926f689e6ba6f1bf
貿易などは別にして、欧州を旅するとそのぐらいの感覚で皆さん暮らしている気がします。
1ユーロが160円なんて、考えられない気がします。
今まさしく、その時が訪れたようです。
住んでみたい気にかられてしまいます....
日も傾き始めましたので、あわてて移動することにしました。
時間がないので、タクシーを利用しました。
行き先は、 ” Parc Guell ”
エウゼビ ・ グエル と ガウディ の夢の結晶。
工業化の進むバルセロナに、自然と調和した街を造ろうと計画されました。
町としてのインフラの整備を施し、 60戸が分譲される予定 でした。
この回廊部分は、自然の石を利用して造られています。
通路に並ぶモニュメントも、生き物のような造形で仕上がっています。
実際に売れた住戸は、2戸のみ。
グエルとガウディが購入したのみだったそうです。
ガウディが、一時住んだ家は現存して公開されています。
彼ら2人が、考えた理想郷。
他人には全く理解されなかったようです。
現在ならこんな街に住んでみたいと感じる人も、たくさんいるはずです。
ここの計画は、グエルの死後中断してしまいます。
そのごこの分譲地は、市の方に公園として寄付され現在に至っています。
ステージ状になった広場が見えます。
広場に降った雨水は、柱内部の樋を通って地下に集められています。
そこが貯水池となるように、計画されています。
当時から、そういった都市計画を考えていたガウディ。
やはり、生まれた時代が早すぎたのでしょうか....
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