スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’19 初夏 ソウル 24

2019年08月19日 | ’19 ソウル

 

 

東大門デザインセンター、この建物を見たくてソウルまでやってきました。

 

故ザハ・ハディド氏の設計です。

なかなか設計したものが、実現しないと言われていた建築家です。

私的には、新国立競技場はぜひ実現して欲しかった作品です。

但し、実施設計が完了した時の絵を見て、元の作品と違うんじゃないの、

ってすごく感じていました。

それほど彼女の作品は、実現が難しいようです。

 

 

 

 

広場から、スロープを上がっていきます。

 

RCのブリッジと曲線の壁はこうしてみるだけでも、施工の難易度が高そうです。

基本設計から実施設計へ移る際に、構造的にどこで妥協点を見つけるかが、

難しいのではないでしょうか。

 

やはり、コスト抜きには建築は実現しませんから。

意匠設計をする私からすると、構造屋さんもう少し頑張ってよ、

って勝手なこと言ってますが....

 

 

 

 

上がってきた場所も、巨大なR形状の空間です。

 

この通路では、フリーマーケットが行われているようです。

なんか不釣り合いな感じです。

ですがこれだけの建築物を維持するのには、仕方ないのかもしれません。

有効に利用できる部分が、かなり狭いのですから。

 

 

 

 

 通路には、屋台も並んでいました。

ここで休憩もできますが、出てきたばかりですのでここはスルーです。

思っていた以上に、人が少なく静かな感じを受けました。

夜にはライトアップされ、週末には屋台も増えるそうです。

 

 

 

 

こんなオブジェがありました。

これも、ザハ作品でしょうか。

 

巨大な梅干しといった感じに見えます。

 

 

 

 

地下へと続くスロープが見えます。

 

ここには元々、野球場と競技場があった東大門運動場だったそうです。

オリンピック後に解体され、6年かかってこの建物ができました。

この廻りは、東大門歴史文化公園として再整備されています。

 

 

 

 

こんな建築物がありました。

 

ナンバーリングされていますので、おそらく地下からの出入り口でしょうか。

建物だけではなく、廻りにもいろいろと点在しているようです。

 

正面まで廻ってきました。

複雑な形状の建築物、反対側へ廻って行ってみることにします。



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