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東大門デザインセンター、この建物を見たくてソウルまでやってきました。
故ザハ・ハディド氏の設計です。
なかなか設計したものが、実現しないと言われていた建築家です。
私的には、新国立競技場はぜひ実現して欲しかった作品です。
但し、実施設計が完了した時の絵を見て、元の作品と違うんじゃないの、
ってすごく感じていました。
それほど彼女の作品は、実現が難しいようです。
広場から、スロープを上がっていきます。
RCのブリッジと曲線の壁はこうしてみるだけでも、施工の難易度が高そうです。
基本設計から実施設計へ移る際に、構造的にどこで妥協点を見つけるかが、
難しいのではないでしょうか。
やはり、コスト抜きには建築は実現しませんから。
意匠設計をする私からすると、構造屋さんもう少し頑張ってよ、
って勝手なこと言ってますが....
上がってきた場所も、巨大なR形状の空間です。
この通路では、フリーマーケットが行われているようです。
なんか不釣り合いな感じです。
ですがこれだけの建築物を維持するのには、仕方ないのかもしれません。
有効に利用できる部分が、かなり狭いのですから。
通路には、屋台も並んでいました。
ここで休憩もできますが、出てきたばかりですのでここはスルーです。
思っていた以上に、人が少なく静かな感じを受けました。
夜にはライトアップされ、週末には屋台も増えるそうです。
こんなオブジェがありました。
これも、ザハ作品でしょうか。
巨大な梅干しといった感じに見えます。
地下へと続くスロープが見えます。
ここには元々、野球場と競技場があった東大門運動場だったそうです。
オリンピック後に解体され、6年かかってこの建物ができました。
この廻りは、東大門歴史文化公園として再整備されています。
こんな建築物がありました。
ナンバーリングされていますので、おそらく地下からの出入り口でしょうか。
建物だけではなく、廻りにもいろいろと点在しているようです。
正面まで廻ってきました。
複雑な形状の建築物、反対側へ廻って行ってみることにします。
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