スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’12 夏 プロヴァンス 23

2012年10月01日 | ’12 プロヴァンス

 

 

 

回廊のある最上層から、下へと降りてきました。

3階に食堂と中庭を囲む回廊、2階には貴賓室と騎士の部屋、1階に貯蔵室と施物分配室があります。

 

” 神に祈りをささげる者は最上層に集い、戦う騎士は中層に、農民は最下層で施しを受ける。 ”

 

という中世の聖職者の理想を形にしたもののようです。

 

 

踊場にあるレリーフです。

 

大天使ミカエルとオベール司教だそうです。 

顔の部分が、つぶされています。

この建物が歴史の中で、こうならざるをえなかった時代があったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

石段が、続いています。

 

1層の天井が高い分、階段も長いような感じです。

この部分は、まさしく岩山の側面にへばりついている場所に当たります。

 

 

 

 

 

 

貴賓室です。

 

ゴシック様式独特の、大きな開口が見られます。

細い柱が、綺麗に並んでいます。

 

 

 

 

 

 

高さを感じさせるカットです。

 

ヴォールト天井 が続いています。

一番奥の大きな開口が、明るさを感じさせてくれます。

 

 

 

 

 

 

 ステンドグラス が、はめ込まれています。

 

厚みのあるガラス独特の、グリーンが綺麗な感じを受けます。

上部には、十字架の模様もつけられています。

 

 

 

 

 

 

床には、こんな装飾がみられました。

 

時代のせいか、一部が剥がれてしまっているようです。

床の石にクロスするように、貼りこまれています。

 

 

 

 

 

 

祭壇らしきものの跡が、ありました。

 

ここの床もよく見ると四角く囲った中に、クロスして石が貼られていました。

まだもう1層、下があります。

 

さらに下へと降りて進んでいきます。



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