スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’12 夏 プロヴァンス 24

2012年10月03日 | ’12 プロヴァンス

 

 

 

一部、外が見える場所があります。

 

ゴシック様式独特の高い天井を支える、フライング ・ バットレスが見えています。

特徴的な、大きな開口も見えています。

 

 

 

 

 

 

最下層 へと降りていきます。

 

時代が古いのか、壁の石積みが粗い気がします。

3層重なる上層部の方が、細工が細かく造り込まれています。

 

 

 

 

 

 

途中にある 祭壇部分 です。

 

後ろには、小さなステンドグラスが嵌めこまれています。

この階層は農民の層、つまり一般人の層ということになります。

 

 

 

 

 

 

崖に寄りかかるように建てられている、この ラ ・ メルヴェイユ 。

 

3層を支える最下層の壁の厚さは、かなり分厚い。

開口部は、かなり少なめに造られています。

 

 

 

 

 

 

さらに進むと、こんなものがありました。

 

” 大車輪 ” と言われるものです。

木製のかなり大きなものです。

 

車軸部分には、ロープが巻きつけられています。

 

 

 

 

 

 

こんな部分に、設置されています。

 

この車輪は、荷揚げ用の施設のようです。

内部に人間が入り、人力で回転させリフトとして使用していたそうです。

 

昔うちで飼っていたハムスターを思い出しました....

 

 

 

 

 

 

電力など無い頃に、考え出された知恵なのでしょう。

確かにこの場所まで、物を運ぶにはかなり苦労をしたと思います。

 

修道院の裏側を、垣間見た気がします。 



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