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ガウディによって増築された屋上部分。
元々の建物を、約3年かけて改修されました。
少し暗い中廊下の空間を超えた先に、光が落ちてくる螺旋階段があります。
そこを登ってくると、屋上部分に出てきます。
道路側から見える部分です。
竜の背中のようなイメージ とも言われているデザインです。
グラディエーションをかけたように、モザイクタイルで演出されています。
玉ねぎのような塔が、建てられています。
先端は、クロスをイメージするような装飾です。
ここがこの建物の一番高い部分になります。
少し引いた屋上部分の全景です。
左手に見えるのは、先ほどの吹き抜け上部のトップライト部分です。
ガウディ自身が何を本当にモチーフにしたのか?
生前は評価をされていませんでしたので、彼の本意は未だに不明のままです。
こういった塔が、何ヶ所か見えます。
内部は、海底をイメージしていたと言われています。
この屋上は何を表現したかったのでしょうか?
いきなりこの建物を引き渡された、
ジュゼップ ・ バッリョ ・ イ ・ カザノバス は何を感じたのでしょう。
カッパドキアの奇岩のような塔が並びます。
8本のもの、6本のもの、4本のもの、1本のものさまざまな形態を見せています。
増築してまで作りたかった屋上部分。
ここに彼の作りたかったものの、原点があるような気がします。
竜の背の部分と言われている部分です。
ここは先ほどの玉ねぎ型の塔と並んで、ファサード部分を飾っています。
本人の口から、何をモチーフとしたか確認できないまま現在に至っています。
バルセロナの建築学校校長で建築家の アリアス ・ ルジェン は、ガウディについて
「 彼が狂人なのか天才なのかはわからない、時が明らかにするだろう。 」
と語ったと言われています。
150年たった今、彼が天才であったことは証明された言えるでしょう。
評価は分かれますが、私の大好きな建築家であることは間違いありません。
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