スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 バルセロナ10

2012年05月07日 | OLD DAYS

 

 

 

ガウディによって増築された屋上部分。

 

元々の建物を、約3年かけて改修されました。

少し暗い中廊下の空間を超えた先に、光が落ちてくる螺旋階段があります。

 

そこを登ってくると、屋上部分に出てきます。

 

 

 

 

 

 

道路側から見える部分です。

 

竜の背中のようなイメージ とも言われているデザインです。

グラディエーションをかけたように、モザイクタイルで演出されています。

 

 

 

 

 

 

玉ねぎのような塔が、建てられています。

 

先端は、クロスをイメージするような装飾です。

ここがこの建物の一番高い部分になります。

 

 

 

 

 

 

少し引いた屋上部分の全景です。

 

左手に見えるのは、先ほどの吹き抜け上部のトップライト部分です。

ガウディ自身が何を本当にモチーフにしたのか?

 

生前は評価をされていませんでしたので、彼の本意は未だに不明のままです。

 

 

 

 

 

 

こういった塔が、何ヶ所か見えます。

 

内部は、海底をイメージしていたと言われています。

この屋上は何を表現したかったのでしょうか?

 

いきなりこの建物を引き渡された、 

ジュゼップ ・ バッリョ ・ イ ・ カザノバス は何を感じたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

カッパドキアの奇岩のような塔が並びます。

 

8本のもの、6本のもの、4本のもの、1本のものさまざまな形態を見せています。

増築してまで作りたかった屋上部分。

 

ここに彼の作りたかったものの、原点があるような気がします。

 

 

 

 

 

 

竜の背の部分と言われている部分です。

 

ここは先ほどの玉ねぎ型の塔と並んで、ファサード部分を飾っています。

本人の口から、何をモチーフとしたか確認できないまま現在に至っています。

 

バルセロナの建築学校校長で建築家の アリアス ・ ルジェン は、ガウディについて

 

「 彼が狂人なのか天才なのかはわからない、時が明らかにするだろう。 」

 

と語ったと言われています。

 

150年たった今、彼が天才であったことは証明された言えるでしょう。 

評価は分かれますが、私の大好きな建築家であることは間違いありません。

 



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