スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’10 春 台北18

2010年05月03日 | ’10 台北
新芽が、奇麗に伸びてきています。
風薫る5月、いい季節になりました。



中正紀念堂








中正紀念堂は中華民国の初代総統・蔣介石を顕彰し1980年に竣工しました。
中正紀念堂の「中正」は蔣介石の本名だそうです。

初代から第5代にわたって総統職を務めていた蔣介石が1975年に死去した際、行政院が全国民の哀悼の意を表すことを目的として、同年6月に紀念堂建設が決定されました。
中正紀念堂籌備小組籌備委員(後に中正紀念堂籌建指導委員会と改称)が建設準備を推進、蔣介石生誕90年に当たる1976年10月31日に起工され、1980年3月31日に完成しました。

中正紀念堂の敷地面積は25万平方メートルにのぼり、日本統治時代の山砲隊、歩兵第一連隊の軍用地跡地だそうです。

敷地の東側に位置する紀念本堂の面積は約1万5千㎡で、西にある中国大陸を臨むように設計されています。
建物の高さが70mにも及ぶ本堂には高さ30mの正門と他2つの門があり、その内部はメインフロアと地階に分けられています。
メインフロアの奥には巨大な蔣介石の銅像が設置されており、銅像の上部には総統蔣介石の基本政治理念であった「倫理、民主、科学」という三民主義の本質が、像の土台には総統蔣介石の遺言がそれぞれ記されています。
像の両脇で儀仗隊が警護しており、1時間ごとに交代の儀式が行われるそうです。







正面の大きな門をくぐってすすんで行きます。
左右に台湾らしい二つの建物が正対しています。

学生さんが、ブラスバンドの練習をしています。







かなり広い広場です。
ここまで歩いて約10分ぐらいかかりました。







振り返るとこんな感じです。
左右に建つ建物は屋根の形状が違います。
入母屋と寄席棟の2種類の葺き方です。







国旗の左上に描かれている青天白日の紋章のプレートが刻まれています。
現在のこの国旗と国章は、1928年に蔣介石が中華民国・南京国民政府(今日の中華民国政府の前身)を成立させた際に初めて正式に採用されたものです。
青天白日の紋章は、制定当初から中国国民党の党章も兼ねているそうです。







この巨大な紀念堂に、入ってみようと思います。


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