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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’21 冬 西国 12

2021年01月29日 | ’21 西国

 

 

霧に霞む、松江の街並み。

 

かなり幻想的に見えています。

頬に感じ入る霞の水分。

これがこの街独特の気候なのでしょうか。

明日からはかなり寒さが厳しく、大雪になるようですが、

昨日今日は、かなり暖かく感じられています。

 

 

 

 

松江神社の横に、洋風の建築物が建てらています。

 

薄いペパーミントグリーンの外壁です。

神社の建築物とは、大きく違って見えています。

洋風のたたずまいですが、瓦が葺かれ入母屋になっています。

 

 

 

 

興雲閣

 

1903年に松江市によって、松江工芸陳列所として建設されています。

本来の目的は、明治天皇行幸の際の御宿所だそうです。

日露戦争の勃発により、明治天皇の行幸は無くなっています。

1907年にのちの大正天皇が、皇太子時代にここへ泊っています。

 

 

 

 

正面です。

 

開口部の上部には、アールのついた窓がはめ込まれています。

バルコニーが廻りにつけられています。

建造後100年以上経っていますが、きれいに保存されているようです。

 

 

 

 

2年の補修工事を経て、2015年から一般公開されています。

当然ながら時間外の為に、見ることはできません。

島根県の指定文化財に指定されています。

残念ながら、設計者は不明のようです。

 

 

 

 

この時間帯は、天守もそうでしたが掃除の時間帯のようでした。

ここにもしめ縄が飾られています。

扉には、松江市の市章が彫り込まれています。

松をモチーフとしたデザインです。

 

 

 

 

二の丸上段に建てられた、新旧2つの建築物。

城内では、少しずつ建築物が再建築されてきているようです。

天守が当時のままですので、

やはりきれいに整備されるのを願っています。

同じ国宝である姫路城や彦根城は、当時の雰囲気が残されています。

 

 

 

 

帰りは違うルートで戻ります。

 

南門側から降りていきます。

この先には、堀の向こうに県庁舎があります。

石段・石垣とも時代を感じるいい雰囲気です。



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