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ナスル朝時代に作られた宮殿。
「 王は魔法を使って宮殿を完成させた。 」
と言われています。
そんな細かな細工がいたるところに見受けられます。
まず ” メスアールの間 ” から見学します。
メスアールとは ” 裁き ” という意味だそうです。
イスラムでは高貴な色とされる ブルー を使った壁面の細工です。
この面の細工だけでも、どれだけの時間をかけて造られたのか?
考えさせられるような細かさです。
天井面 です。
木製の浮かし彫りになっています。
シンメトリーに彫り込まれています。
壁のタイル張りです。
タイルだけではなく上下には、細かな細工が添えられています。
セビーリャのアルカサルも素晴らしかったですが、ここのは1ランク違います。
先にセビーリャを見といて、良かった気がします。
こんな 丸窓 が、高い位置に設けられています。
太陽を象徴するような窓です。
天井面の浮かし彫りに奇麗に映り込んでいます。
床のタイル はこんな感じです。
長方形のタイルと正方形の小さなタイルの組み合わせです。
こんな貼り方は始めて見ました。
参考にさせていただきます。
少し解りにくいですが、壁一面に彫られています。
開口部の細工といい、窓廻りの細工といいため息が出ます。
この状態で保存されていることもさることながら、
13世紀にこれほどのものが作られていたことも驚きです。
外部に面した窓です。
切り取られた空間には、アルバイシンの街が見えます。
ピクチャー ・ ウインド として機能しています。
似たようなデザインを二つ重ねて、違うデザインを作り出しています。
こういったデザインがいたるところに見られます。
中庭の方へと進んでいきたいと思います。
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