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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 エジプト 25

2017年07月25日 | OLD DAYS

 

まず最初に訪れたのが、ギザから約10km程離れた場所にあるピラミッドです。

 

サッカーラ

 

ここに、この国で最初に造られたピラミッドがあります。

ピラミッドだけではなく、その他の建物などとの複合的な遺跡です。

 

 

 

 

葬祭殿等が、廻りに建てられています。

元々は、高さ10.4m、東西277m、南北545mの、

巨大な外壁が、敷地を取り囲んでいたそうです。

 

今まで見てきた神殿とは、全く違った建造物に見えます。

 

 

 

 

その中心にあるのが、階段ピラミッドです。

 

ジェゼル王のピラミッド

 

高さ62m、東西125m、南北109mの大きさです。

廻りに写る人々から、その大きさが分かります。

 

 

 

 

廻りではまだまだ発掘が、続いているようです。

 

このピラミッドの下には、深さ28mの地下室が設けられています。

ここには、王の遺体を納める玄室や、玄室を取り巻く多数の部屋、

回廊が造られています。

現代でも、地下工事はかなりの技術を要します。

この時代に、深さ28mもの地下構造物を、建設した技術に驚きます。

 

 

 

 

 廻りには、広大な大地が広がっています。

 

ラクダも見えます。

砂漠では貴重な、乗り物のようです。

 

 

 

 

遠くには、屈折ピラミッドが見えています。

高さは、105mあります。

 

これはクフ王の父、 スネフェル王のピラミッド です。

下部の角度は54度、ほぼ中央で角度が変わっていて、

そこからは上部は43度で造られています。

 

 

 

 

近くで見ると、あまり角度の違いは、分からない気がします。

 

この角度の違いには、諸説あるそうです。

王の死期が迫った為に、途中から工事を急いだ為とか、

元々の角度で建設するのに、無理があり、途中で角度を変更した等と言われています。

 

おそらく1年や2年でできるものではありませんから、ある程度の年齢になった時点で、

工事を開始しているはずです。

よほど計画に無理があったのか、思ったよりも工期がかかってしまったのでしょう。

 

以前に大手ゼネコンのホームページに、書いてあったのですが、

現代の技術で、工期5年、1,250億円かかるそうです。



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